SUVとは?
三菱 RVR 改良新型
まずはSUVとは何かを説明しておきます。SUVはSport Utility Vehicle(スポーツユーティリティビークル)の頭文字をとってSUVと呼ばれています。日本語に訳せば、多目的スポーツ車です。
多くの場合SUVは4輪駆動で、車体も比較的大型な車種が多い様です。そのためシティユースから悪路・雪道などにも強いということも言える部類の車です。
【現行車種一覧】三菱のSUV(2020年2月現在)
三菱 eXコンセプト
パジェロが2019年以降、日本から撤退となったことにより、三菱の現行のSUVのラインナップは、アウトランダー、エクリプス クロス、RVRの3車種になりました。各モデルの特徴について少々触れておきましょう。
■三菱・アウトランダー
三菱 アウトランダー 2019年
アウトランダーは、元々エアトレックの後継車種として登場しましたが、そのサイズはエアトレックよりも一回りほど大きくなっています。
アウトランダーという名前は本来エアトレックの輸出名であり、国内での初代の登場にあわせてその名前を全てアウトランダーに統一したものです。
アウトランダーには、アウトランダーPHEVとガソリンエンジン専用のアウトランダー(2WDと4WD)があります。
2012年登場の、アウトランダーPHEVは、世界初の4WDプラグインハイブリッドSUVとして発売されました。
なおアウトランダーの一部のグレードには、三菱の安全運転支援システムのイーアシスト(e-Assist)が搭載されているほか、衝突被害軽減ブレーキシステム、オートマチックハイビーム、車線逸脱警報システムが標準装備されています。
アウトランダーには3グレード+特別なBLACK Editionがあります。
(アウトランダーPHEVにはMモデルがなくそれに代わりSモデルが存在します。)
PHEVモデルを除くガソリンエンジンのアウトランダーには以下のグレードが存在します。
Mクラス
Gクラス
G Plus Package
BLACK Edition
価格の最も安いMクラスから、上位モデルのG Plus Packageまでの違いは装備の違いが一番顕著に違いが現れているものです。
またエンジンも、20Gと24Gが存在しこれは排気量の違いです、したがって、20GのMクラスと24GのMクラスなどが存在します。
それと、G Plus PackageとBLACK Editionモデルは、基本的にGクラスの発展形と考えて頂いて間違いないと思います、これも違いは装備やカラーの違いです。
ということからクラスは4クラスありますが、モデルはMとGと考えておけばよいと思います。
Mクラスの装備は
e-Assist
電動格納式ウインカー付リモコンドアミラー
ハイコントラストメーターマルチインフォメーションディスプレイ
ECOスコア
ECOドライブアシスト
ECOモードスイッチ
トリップメーター
オドメーター
外気温計
航続可能距離
平均燃費
ドライブモードインジケーター(4WD車専用)
メンテナンス表示
革巻きステアリングホイール
パドルシフト
左右独立温度コントロール式オートエアコン
シフトパネル
ASC アクティブスタビリティコントロール
SRS式エアバッグ(サイド&カーテンエアバッグ・運転席ニーエアバッグ含む)
ヒルスタートアシスト
電動パーキングブレーキ
キーレスオペレーションシステム&エンジンスイッチ
自動防眩ルームミラー
ステアリング式オーディオリモコン
LEDヘッドライト
以上のようにスタンダードモデルにも必要最低限以上の装備が施されており、このクラスのモデルとしては必要十分なものといえます。
Gクラスの追加装備は
ウインカー付電動格納式リモコンドアミラー
マルチアラウンドモニター(バードアイビュー機能付ルームミラー)
自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付)
エレクトリックテールゲート(セーフティ機構付)
18インチラウンドリムタイプアルミホイール
225/55R18タイヤ(マッド&スノー)
以上が追加装備なります。
さらにこのGクラスを発展させたモデルがBLACK EditionとG Plus Packageの二つのモデルです。
BLACK Editionは名前の通り、ブラック塗装の18インチアルミホイールから始まり、フロントグリル・ルーフ・リモコン付き電動格納ミラー・サイドウインカーモールドまでありとあらゆるパーツを黒基調で飾り、内装にも黒をモチーフにデザインされたGモデルの特別使用車です。
BLACK Editionは20G-BLACK Editionと24G-BLACK Editionの2種類が用意されています。
Plus Packageも同じように20G-Plus Packageと24G-Plus Packageの2種類がございます。
いずれの特別仕様車は共に、ベースモデルにGモデルを使用しているモデルです。
以上がガソリンエンジンのアウトランダーの性能でした。
アウトランダーは更に、PHEVモデルが存在します。
違いは文字通り最新のPHEVを搭載した駆動システムです。
また、2019年に改良を加えたアウトランダーPHEVを発表していますので、PHEVモデルでお探しの方にはおすすめしたい一台です。
アウトランダー スペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4695㎜×1810㎜×1710㎜(ホイールベース:2670㎜) | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 7名 | |
車両重量 | 1500kg~1590kg | |
燃費 | JC08モード:14.6km/L~16.0km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒 | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 110kW(150PS)/6000 rpm | |
最大トルク(N・m/rpm) | 190N・m(19.4kgf・m)/4200 rpm | |
駆動方式 | 2WD・4WD | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
アウトランダー 価格
アウトランダー グレード別価格
G プラスパッケージ | 3,143,800円~ |
G | 2,909,500円~ |
M | 2,725,800円~ |
※価格はすべて税込み
※情報は2020年3月現在のもの
アウトランダーについてもっと詳しく知りたい方はこちら
■三菱・エクリプス クロス
三菱 エクリプス クロス 2019年
三菱エクリプス クロスは、三菱の販売するSUVモデル内のクーペモデルと呼ばれています。三菱SUVラインアップの中で一番新しいSUVです。
エクリプスクロスの「エクリプス」の名前の由来でもある、過去に発売されていた3ドアクーペ・エクリプス(コンバーチブルもある)になぞらえて名づけられていることからもわかる通り、エクリプスクロスはクーペSUVとなっています。
三菱のラインアップの中では、アウトランダーよりもコンパクトであり、RVRよりも余裕があるサイズ感になっています。
エクステリアはクーペの名前を十分意識し、クーペ的なシルエットとSUVに求められる居住性を両立した三菱さがあふれたものに仕上がっています。
エクリプス クロスには二つのモデルが存在します、MとGモデルです。その上にG Plus Packageが存在しますが、その違いは装備の違いとなっています。
またエクリプス クロスの性能は、モデルの違いを問わず統一されています。
1.5LのDOHC16バルブ・4気筒エンジンで最高出力110kW/5,500rpm、最大トルク240Nm/2,000~3,500rpmという性能で同じです。
そこに、8速スポーツモードCVTの組み合わせというところも同じです。
つまり、エクリプス クロスの価格差は、装備の違いからくるものということです。
エクリプス クロス スペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4405㎜×1805㎜×1685㎜(ホイールベース:2670㎜) | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1460kg~1680kg | |
燃費 | JC08モード:14.0km/L~15.2km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒 | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 110kW(150PS)/5500rpm | |
最大トルク(N・m/rpm) | 240N・m(24.5kgf・m)/2000~3000rpm | |
駆動方式 | 2WD・4WD | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
エクリプスクロス 価格
エクリプスクロス グレード別価格
G プラスパッケージ | 2,953,500円~ |
G | 2,777,500円~ |
M | 2,586,100円~ |
※価格はすべて税込み
※情報は2020年3月現在のもの
エクリプスクロスについてもっと詳しく知りたい方はこちら
■三菱・RVR
三菱 RVR
コンパクトSUVとして売り出された 三菱のRVRですが三菱の作るSUVらしく、小さくてもその力強さはSUVとして十分すぎるほどです。
この車の特徴としては、本格的な悪路走行というよりも、メインとしては市街地走行でたまの休日には、郊外へのドライブといった用途が相性にあっている車です。
住居環境が都市部の方で、使用目的が普段の使用を想定なさっている方にはサイズ的には、三菱のSUVの中では最も使いやすいサイズの車だと言えます。
コンパクトと言うように、パワートレインも1.8リッターガソリン+CVTという設定になっています。
RVRにもモデルがMとGという設定が行われていますが、その違いはトランスミッションの違いといえます。
Mモデルには、INVECS-Ⅲ CVTと呼ばれる通常のCVTに対してGモデルには、6速スポーツモードCVTが搭載されています。
滑らかな走りと低燃費を両立するINVECS-Ⅲ 6速スポーツモードCVT。6速スポーツモードではパドルシフトによりマニュアル感覚のシフトワークが楽しめ、新たに設定されたMポジションでは停車時でも6速スポーツモードが解除されることがないので、6速を駆使したスポーティな走りがより満喫できます。
INVECS = Intelligent & Innovative Vehicle Electronic Control System
RVR スペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4365㎜×1770㎜×1630㎜(ホイールベース:2670㎜) | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1350kg~1440kg | |
燃費 | JC08モード:14.4km/L~15.0km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒 | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 102kW(139PS)/6000rpm | |
最大トルク(N・m/rpm) | 172N・m(17.5kgf・m)/4200rpm | |
駆動方式 | 2WD・E-Four 4WD | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
RVR 価格
RVR グレード別価格
G | 2,314,400円~ |
M | 2,143,900円~ |
※価格はすべて税込み
※情報は2020年3月現在のもの
RVRについてもっと詳しく知りたい方はこちら
まとめ
三菱 RVR 特別仕様車
三菱のSUVは、長年培ってきたレースからのフィードバックと、その販売台数の実績から得た経験で、パジェロを先頭に日本のSUVを代表するモデルを発表してきた会社です。
惜しまれつつ販売を終了したパジェロですが、その後継モデルとして海外ではパジェロスポーツが好調な販売を記録して、その販路も随時広がっているようですが、残念なことに日本国内での販売は今のところまだ発表されておりません。
しかしながら、現行車種であるアウトランダー・エクリプス クロス・RVRなど選択肢の豊富な三菱のSUVはまだまだ進化を続けている魅力的な車と言えます。