トップへ戻る

軽自動車とは一味違う?「フィアット500(チンクエチェント)」

軽自動車とは一味違う?「フィアット500(チンクエチェント)」

ボディが小さく見た目がカワイイ「フィアット500」は女性にも人気があります。可愛いだけじゃなく性能も気になりますよね。今回はフィアット500の性能と外装・内装を見ていきたいと思います。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

フィアットとは?

「トリノのイタリア自動車製造所」を意味する「Fabbrica Italiana Automobili Torino」の頭文字を取って社名とするフィアット社。

そんなイタリアの自動車メーカーが生み出した、世界中で愛されるコンパクトカーが「フィアット500」です。

この車を語る上でまず外せない点は、そのレトロ感満載の愛嬌のあるデザインと言って良いでしょう。

フィアット500(チンクエチェント)の歩み

フィアット・ヌオーヴァ500(1957年~)

フィアット・ヌオーヴァ500(1957年~)

そんなフィアット500ですが、現在に至るまでどのような歴史を辿ってきたのでしょうか?

ルパン三世でお馴染みのチンクエチェントは、初代500と区別するために NUOVA 500という名前で1957年に発表されました。NUOVAとはイタリア語で「新しい」を意味します。

初初代500をより安価かつコンパクトにするというコンセプトのもと、エンジンは空冷2気筒479cc、駆動方式は後輪駆動のRRとし、コンパクトかつ4人乗りというスタイルを確立しました。

エンジン出力としては決して高いとは言えないものの、ボディの軽量効果も相まって最高速度は当時の自動車として遜色のない90km/hのモデルもあります。

丸みを帯びた愛らしいボディや独特の走行感等の面からも人気を集め、1975年までの総生産台数は400万台に到達しそうな勢いでした。

フィアット・パンダ(1980年~)

フィアット・パンダ(1980年~)

1977年以降、フィアット社は一旦チンクエチェントの生産から離れ、その後継車に当たり1972年に発表されていたフィアット126や、1980年発表の小型ハッチバック車であるフィアットパンダ等、コンパクトカーの分野に関しては他車種の生産及び開発を進めていました。

しかし2007年、根強い人気が残るチンクエチェント誕生50周年を記念して、新生フィアット500が発表されます。

現代的コンパクトカーの性能に加え、2代目フィアット時代の特徴を随所に取り入れた新生フィアット500は、2009年ワールド・デザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞。生産台数200万台以上の世界的ヒット作となりました。

フィアット500(2016年~)

フィアット500(2016年~)

そして2016年には新生フィアット500にマイナーチェンジが実施されます。

それによって「フィアット500・1.2ポップ」、「フィアット500・ツインエアポップ」、「フィアット500・ツインエアラウンジ」の3タイプがリリースされ、これらが現在2020年2月時点の現行モデルに位置付けられています。

フィアット500(チンクエチェント)は軽自動車なの?

世界的コンパクトカーの代表格とも言えるフィアット500。


では、これを日本の軽自動車の基準と照らし合わせてみるとどうでしょう。果たしてフィアット500は日本において軽自動車登録が可能な車種なのでしょうか?


率直に言えば、答えはノーです。


日本における軽自動車の規格は、全長3,400mm以下、全幅1,480mm以下、全高2,000mm以下、排気量660cc以下、定員4名以下、貨物積載量350kg以下と定められています。


対してフィアット500の現行モデル3タイプは、共通して全長3,570mm×全幅1,625mm×全高1,515mmのサイズであり、排気量はタイプ別に異なるもののいずれも660ccを上回るため、軽自動車の基準をオーバーしていることとなるわけです。


規格としては、軽自動車を一つ上回る小型自動車(全長4,700mm以下、全幅1,700mm以下、全高2,000mm以下、排気量2,000cc以下)に該当することとなります。

フィアット500(チンクエチェント)の性能

次に、フィアット500現行タイプの性能面について着目してみましょう。

サイズによる性能

まずはそのボディサイズについてです。

具体的な数値は既に前項にて挙げましたが、軽自動車の範囲を超えるとはいえ、その差は僅かなものであり極端に異なるわけではありません。

そのため、狭い道における走行のしやすさや、車体の全長及び全幅が影響する取り回し性即ち小回りのききやすさは、軽自動車に引けを取らないと見ていいでしょう。

燃費性能

次に、燃費についてはどうでしょうか。

現行モデルのフィアット500はタイプ別によりエンジンが異なるため、諸々のエンジン性能に差異があります。これは燃費についても同様です。

フィアット500・1.2ポップに搭載されているエンジンは直列4気筒SOHCで燃費は19.4km/L、他2種にあたるツインエアポップとツインエアラウンジには、双方ともインタークーラー付きターボの直列2気筒マルチエアのエンジンが用いられその燃費は24.0km/Lとなります。

ちなみに、上記の燃費は走行パターンの違いを照合しつつ測定されるJC08モードという方式に基づく数値です。

ともあれ燃費数値の意味合いとしては、1.2ポップは燃料1Lにつき19.4km走行可能であり、ツインエアポップとツインエアラウンジは共に燃料1Lにつき24.0km走行可能であると考ええてまず差し支えないでしょう。

フィアット500現行3タイプと同年代に当たる国産の人気軽自動車各車種の燃費はおおよそ燃料1Lにつき21.0~26.0kmの範囲内にあり、フィアット500の燃費はこれらと比べて見劣りのないものと判断できるでしょう。

3タイプに共通して、信号待ちで余計な燃料消費を抑えるstart&stopシステムを完備。それに加え、ツインエアポップ並びにツインエアラウンジに搭載されるエンジンにはエコ走行を促すECOスイッチが備えられています。

エンジンの特徴

フィアット 500 ハイブリッド

フィアット 500 ハイブリッド

1.2ポップに搭載されている直列4気筒SOHCは排気量1240cc、最高出力69ps/5500rpm、最大トルクは10.4kgm/3000rpmとなり、これは同年代の国産コンパクトカーとほぼ同程度のエンジン性能と見て差し支えありません。

ツインエアポップとツインエアラウンジに搭載の直列2気筒マルチエアインタークーラー付きターボは、排気量875cc。

排気量としては1.2ポップより少なく一見すると馬力が劣るのかと思われるかも知れません。しかしこれには、エンジンシリンダーに強制的に空気を送り込み排気量以上のパワーを出すターボエンジン機構が用いられています。

さらに、その送り込まれる空気を冷却することでターボの効果を向上させるインタークーラーも兼ね備えられています。

そのため最高出力85ps/5500rpm、最大トルクは14.8kgm/1900rpmとなり、コンパクトカーとしてのエンジン性能に不満が生ずることはないかと思われます。

また、直列2気筒という珍しい構造のエンジンが用いられているため、一般的なコンパクトカーと比べると音や振動が大きくなる独特な仕様となっています。

これは、往年のフィアットNUOVA500の再現であり、乗り心地までもかつてのチンクエチェントに近づけようという設計思想によるものと言えるでしょう。

つまり現行タイプでは、エンジンの違いにより、現代のコンパクトカーに併せたエンジン駆動が静かな様式と50~70年代当時のフィーリングが楽しめる様式とに選択の幅が設けられているわけです。

フィアット500(チンクエチェント)のスペック

【フィアット 500 1.2】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)3,570mm×1,625mm×1,515mm
ホイールベース2,300mm
最大乗車定員4名
車両重量990kg
燃費JC08モード:19.4km/L
エンジン種類直列4気筒SOHC8バルブ
最高出力51kW(69PS)/5,500rpm
最大トルク102N・m(10.4kg・m)/3,000rpm
駆動方式FF
トランスミッションATモード付5速シーケンシャル

情報は2020年4月現在の公式サイトより

フィアット500(チンクエチェント)の外装・内装

フィアット500の最大の魅力とも言えるデザイン性。続いては、外装、内装双方の観点から見てみましょう。

フィアット500(チンクエチェント)の外装

フィアット 500 ハイブリッド

フィアット 500 ハイブリッド

フィアット500は何と言ってもその丸みを帯びた可愛らしい外装デザインが最大の特徴です。

現行3タイプはいずれも外装的に大きな違いはありません。往年のNUOVA500の特徴から大きくはみ出ることなくそのコンセプトを大切にしているものと言えるでしょう。

フィアット500(チンクエチェント)の内装

フィアット 500 ハイブリッド

フィアット 500 ハイブリッド

内装からも、往年のNUOVA500らしさを踏襲しようというコンセプトが伺えます。

レトロな雰囲気を醸し出す丸みを基調としたデザインを主とし、液晶パネルやオーディオ系装置等と言った現代的装備を不可分なく兼ね備えつつ、NUOVA500のイメージを損なわないものと言えるでしょう。

フィアット500(チンクエチェント)の新車・中古車価格

フィアット500(チンクエチェント)の新車価格

全国メーカー希望小売価格(消費税込)

500 TwinAir Lounge
2,760,000円
500 TwinAir Pop
2,410,000円
500 1.2 Pop
2,000,000円

情報は2020年4月現在の公式サイトより

フィアット500(チンクエチェント)の中古車価格

フィアット500(チンクエチェント)の中古車価格は、47.2万円〜309万円となっています。

グレードや状態、物によりますが、新車で購入するよりも比較的お安く購入できます。

※情報は車情報サイトresponse中古車価格より(2020年4月現在)

【無料】ガリバーにフィアット500(チンクエチェント)の中古車探しを依頼する

まとめ

フィアット 500 ハイブリッド

フィアット 500 ハイブリッド

丸みのある可愛らしいデザイン性により広く愛されているフィアット500について、その特徴を見てきました。

コンパクトカーゆえの操作のしやすさは勿論のこと、軽自動車を超えるパワーと加速性を有し、独特のデザインセンス含め往年のNUOVA500のコンセプトを忠実に再現した車であると言えるでしょう。

車をローンで購入するなら?カーローン申込ランキング

こちらの記事もおすすめ!

  • カービュー査定

関連する投稿


【軽自動車販売台数ランキング】ホンダ「N-BOX」王座奪還!?三菱「新型デリカミニ」も大躍進!11月に売れた軽自動車とは?

【軽自動車販売台数ランキング】ホンダ「N-BOX」王座奪還!?三菱「新型デリカミニ」も大躍進!11月に売れた軽自動車とは?

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した2025年11月新車販売台数ランキングによると、10月に不動の人気を誇っていたホンダ「N-BOX」が突然4位まで陥落していましたが、再び1位に返り咲きました。N-BOXの代わりに1位となっていたダイハツ「ムーヴ」は3位に沈みました。また、日産のスライドドアを備える軽スーパーハイトワゴン「ルークス」が8位から5位に上昇しました。このほかいくつかの順位変動がありました。


【2026~2027年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

【2026~2027年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

2026年から2027年以降に登場予定の新型車とフルモデルチェンジ・マイナーチェンジの発表があった新車情報をまとめて紹介。新情報は追加・更新していきます。(2025年12月22日更新)


【軽自動車販売台数ランキング】ついに「N-BOX」が王座陥落!?大人気国民車を抑えて1位になった「ダイハツ車」とは?

【軽自動車販売台数ランキング】ついに「N-BOX」が王座陥落!?大人気国民車を抑えて1位になった「ダイハツ車」とは?

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した2025年10月新車販売台数ランキングによると、不動の人気を誇っていたホンダ「N-BOX」が突然4位まで陥落したほか、3位でくすぶっていた6月にも新型となったダイハツ「ムーヴ」が1位に躍り出ました。また、同じくダイハツのスライドドアを備える軽スーパーハイトワゴン「タント」も上昇し3位になりました。このほか13位だったダイハツ「ミラ」が7位になるなどダイハツの攻勢が目立ちました。


【軽自動車販売台数ランキング】一番売れてる"軽"はどれ!?人気の軽スーパーハイトワゴン戦を制するのは?

【軽自動車販売台数ランキング】一番売れてる"軽"はどれ!?人気の軽スーパーハイトワゴン戦を制するのは?

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した2025年9月新車販売台数ランキングによると、不動の人気を誇るホンダ「N-BOX」が1位なのはこれまでと変わらなかったほか、以下5位まで順位の変動はなく、順位が固定かされている様子が確認できました。6月にも新型となったダイハツ「ムーヴ」が3位で安定しており、同じくスライドドアを備えるダイハツの「タント」より人気があるようです。このほか12位だった日産「デイズ」が8位になるなど一部の車種が躍進を見せています。


【軽自動車販売台数ランキング】一番売れてる"軽"はどれ!? 人気の軽スーパーハイトワゴン戦を制するのは?

【軽自動車販売台数ランキング】一番売れてる"軽"はどれ!? 人気の軽スーパーハイトワゴン戦を制するのは?

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した2025年8月新車販売台数ランキングによると、これまでと変わらずホンダ「N-BOX」が1位で、以下5位まで順位の変動はなし。6月に新型となったダイハツ「ムーブ」が3位で固定化されたようです。このほか9位だったスズキ「アルト」が6位になるなど、一部の車種が躍進を見せています。


最新の投稿


トヨタ新型「カムリ」登場へ!11代目モデルを2026年販売

トヨタ新型「カムリ」登場へ!11代目モデルを2026年販売

トヨタは、2025年12月19日、米国で生産する新型セダン「カムリ」の日本導入を目指すと発表。実際の展開は、2026年から行われる予定です。


レクサス新型「RZ」発表!最強の「426馬力モデル」も登場

レクサス新型「RZ」発表!最強の「426馬力モデル」も登場

レクサスは、2025年12月24日、バッテリーEV専用モデル「RZ」の新型モデルおよび、特別仕様車「RZ600e“F SPORT Performance”」を発表。新型RZは発表同日より発売、RZ600e“F SPORT Performance”は、2026年3月2日に発売される予定です。


トヨタ新型「ミライ」発表!一部グレードやカラーが廃止に!

トヨタ新型「ミライ」発表!一部グレードやカラーが廃止に!

トヨタは2025年12月22日、燃料電池自動車(FCEV)セダン「MIRAI」の一部改良モデルを発表。同日より発売しました。どのような点が変更となったのでしょうか。


【2026年】新車で買える!おすすめMT車(マニュアル車)国産メーカー別まとめ

【2026年】新車で買える!おすすめMT車(マニュアル車)国産メーカー別まとめ

自動運転や電動化技術が急速に進化する近年。利便性が追求される一方で、「自らの手足でクルマを操る楽しさ」を求める声は決して消えることがありません。エンジンの鼓動を感じ、ギアを自ら選び、車と対話する――そんな「人馬一体」の歓びは、MT車(マニュアル車)だからこそ味わえる特権。「もう新車では買えないのでは?」と諦めるのはまだ早い!各メーカーにはこだわりのMT車がしっかりとラインアップされています。本記事では、王道のスポーツカーはもちろん、実用的なSUVや維持費の安い軽自動車まで、現在新車で購入できる国産MT車をメーカー別に紹介します。


日産 新型「アリア」正式発表!高性能モデル「アリアNISMO」とともに大幅刷新実施

日産 新型「アリア」正式発表!高性能モデル「アリアNISMO」とともに大幅刷新実施

日産は2025年12月22日、フラッグシップEV「アリア」とそのハイパフォーマンスモデル「アリアNISMO」の新たなマイナーチェンジモデルを正式発表しました。アリアは2026年2月20日、アリアNISMOは2026年3月19日の発売を予定しています。