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【豆知識】自動ブレーキとは?義務化になるって本当?

【豆知識】自動ブレーキとは?義務化になるって本当?

今後義務化になることが決定した「自動ブレーキ」は、交通事故を回避するのにとても役立つシステムです。今回は、そんな自動ブレーキの必要性やシステムの種類など自動ブレーキに関する情報をまとめました。

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自動ブレーキとは?

自動ブレーキ(イメージ)

自動ブレーキについて知ろう

自動ブレーキは正式には「衝突被害軽減ブレーキ」と言い、各自動車メーカーによって名称の違いや仕組み、性能にも違いがあります。

自動ブレーキはミリ波レーダーやカメラで車の前方の状態を確認し、危険だと判断した時に自動でブレーキングが行われます。

日本では、国内で新車として販売される乗用車について、自動ブレーキの搭載が世界に先駆けて義務化されます。

2020年1月31日に施行が始まった改正保安基準により、国産新型車の2021年11月からを筆頭に、段階的に義務付けが始まります。

自動ブレーキの種類

自動ブレーキは大きく4つの種類に分けられます。

赤外線照射により前方を確認することができる「赤外線レーザー方式」、次に前方の障害物との距離を電波により感知する「ミリ波レーダー方式」、カメラの映像で危険を感知する「カメラ方式」、最後に上記3タイプの良い点のみ利用し前方の障害物の有無を感知する「複合方式」です。

どの方式も自動ブレーキとしては十分な働きをするので、自分の運転に合ったものを検討して選ぶのが良いと思います。

自動ブレーキは何のために必要?

運転中はドライバー自身の観察力が最も重要です。ですが自動ブレーキが搭載されていると、一瞬の見落としを感知してくれます。

ドライバーにブレーキングを促した後、最終的にはブレーキがかかるので、前方不注意で障害物を見落とした時などに有効です。

また、早期に速度が落ちるので衝突時の衝撃が少なくなるといったことも期待できるでしょう。

【必要な理由1】ドライバーが気づかない危険な状態を察知する

プリクラッシュセーフティシステムのデモ

歩行者にも注意!

運転中にわき見をしてしまうことは誰にでもあります。でもその一瞬のわき見で前方確認が疎かになってしまうこともあります。

そんな時に自動ブレーキが搭載されていれば、事故に繋がる可能性はグンと少なくなります。

また、警告音などでも知らせてくれるので、自動ブレーキが作動したあとは気を引き締めて安全運転を意識するようになるでしょう。

【必要な理由2】ブレーキングが素早く行われる

ドライバーが気づいていない危険な時に自動ブレーキが活躍するので、当然ブレーキングのタイミングが早くなります。

そのため、自動ブレーキが作動するとドライバーも状況がわかり、本格的に車を停止させることができます。

結果、事故が起こる確率は減りますし、今まで以上に安全な社会がつくられていくことになります。

【必要な理由3】衝突した場合の衝撃が小さくなる可能性がある

衝突を回避できない場合がある事例をビデオで啓発(任意の車を使用)

衝突時にも違いがある?

危険な状態の時に自動ブレーキが作動すれば、万が一衝突してしまった時の衝撃は、ドライバーの目視だけの場合より軽くなる可能性は大きいです。

少しでも早く減速できるということに繋がります。

また、衝撃を小さくさせることができるということは、ケガのリスクも低くなるでしょう。

自動ブレーキ義務化によって変わること

市街地走行中自動ブレーキをかける乗用車のコンセプトイメージ

自動ブレーキで今後どうなっていくのか・・・

2021年中に国産新型乗用車に義務化になることが決められつつある「自動ブレーキ」(衝突被害軽減ブレーキ)は義務化になることで生活の中で様々な変化が起こります。

まず、自動ブレーキ義務化の時点で既に販売されているクルマは、2025年12月以降、そして同じタイミングの軽トラックはさらに後倒しされ、2027年9月以降に義務化を始めなければいけません。

これは乗員・車両・積荷の重量合算値に応じて、トラックやバスなどの商用車は、2014年から段階的に義務化が施行されているためです。

正規販売される輸入車の新型車は2024年7月以降、輸入車の生産車は2026年7月以降に適応していくとされています。

ですが、現在「自動ブレーキ」の装着率はかなり高くなっていて、価格は多少高くはなりますが、何よりも安全を優先するといった考え方が主流になりつつあります。

「自動ブレーキ」を装着することで実際に交通事故が減少していますし、痛ましい事故による被害者も当然少なくなっています。そして、ドライバーの意識にも変化が起きることと思います。

「自動ブレーキ」があるから大丈夫という考えは間違っていますが、咄嗟の時に助けられることは期待できるので、安心感はかなりあると思います。

自動ブレーキを搭載している車種と価格

トヨタのヴェルファイア

トヨタのヴェルファイア

自動ブレーキを搭載している車種は、各社共に増加しています。

中でもトヨタの「ヴェルファイア」などは、高級感もあり実用的な車で、安心が備わっているのですから高い人気を誇っています。しかしその分価格は当然高くなり、中古車でも状態が良いものは800万円程度のものもあります。

ですが、それに見あった性能になっていますから、義務化になっても人気は変わらないと思います。

もしも「ヴェルファイア」を検討したいという方は以下から探してみてはいかがしましょうか。

自動ブレーキが故障したら?

自動ブレーキが故障してなくても、障害物があるときにブレーキが働かない、または安全な場面で自動ブレーキが作動するなどの現象が起こることがあります。

そういった場合は、早いうちにディーラーなどに相談し、点検をしてもらうことをおすすめします。

まとめ

衝突被害軽減ブレーキの動作例(国民生活センター実験)

自動ブレーキについて知っておこう

自動ブレーキの義務化により車両価格は多少価格は高くなるかも知れませんが、安全運転が一番大切なので、今後事故が減っていくのでは無いかと思われます。

また、中古車でも市場に自動ブレーキ搭載の車がたくさんあるので、ブレーキングに不安がある方は早めに購入して安心して運転できるようにすると良いでしょう。

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