タクシーアプリ事情を徹底解説!
2020年の最新版、各タクシー配車アプリの内容を徹底解説していきます。
では、さっそく見ていきましょう!
1. JapanTaxi(ジャパンタクシー)
日本全国47都道府県で利用可能なタクシーアプリのJapanTaxi。手配から決済までスムーズに行うことの出来るアプリになっています。
運営会社はJapanTaxi株式会社で、2019年末に900万ダウンロードを超えた人気アプリです。
■Japan Taxi利用時の支払い方法
■Japan Taxi利用時の支払い方法
現金支払い | 可能 |
ネット決済支払い方法 | クレジットカード、d払い、Apple Pay、Google Pay |
対応ブランド | Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club デビットカード不可 |
決済方式 | ネット決済、または降車時に決済 |
■Japan taxiの対応エリア
Japan Taxiの対応エリアは日本全国47都道府県にわたります。
これまで提携しているタクシー事業者数は、865社で、66,246台のタクシーが稼働しています。(2020年7月現在)
■Japan taxiのメリットとデメリット
メリット
メリットとしては、あらかじめネット決済の事前登録で降車時の支払いは不要なため急な利用でも慌てることなく使えます。
また、日本国内を全て網羅した47都道府県で使えるので旅行や出張先でも手配から決済までズムーズに行うことが出来ます。
タクシーに乗る場所と行先をマップ上に設定すれば、利用料金の目安と配車までの待ち時間を表示できるので土地勘がない場所でも費用感や所要時間が分かるので安心できるのも嬉しいポイントです。
デメリット
デメリットとしましては配車前にはドライバー情報が分からないので、乗車前に若干不安が残ることがあるということです。
ドライバーの指名や事前情報などがわかれば解決するかもしれません。
2. Uber(ウーバー)
Uber(ウーバー)
Uber(ウーバー)は、アメリカのUberが手掛けている全世界900以上の主要都市で利用されているタクシー配車アプリです。
海外であれば一般人がタクシーを運転するという形で運営されていましたが、日本では「白タク行為」になる為、国内基準に沿った形で運営されています。
国内対応エリアではUber Taxiというタクシー配車サービスが提供されていますが、東京や京都などではハイヤー配車サービスを利用することもできます。
■Uber利用時の支払い方法
■Uber利用時の支払い方法
現金支払い | 可能(対応エリアのみ) |
ネット決済支払い方法 | クレジットカード・デビットカード、Apple Pay、Google Pay |
対応ブランド | Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club |
決済方式 | ネット決済、または降車時に決済 |
■Uberの対応エリア
Uberの利用対応エリアは各都心部に順次展開して行っています。
具体的には、北海道、宮城県、福島県、東京都、神奈川県、石川県、富山県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、福岡県のそれぞれ一部エリアで展開されています。
■Uberのメリットとデメリット
メリット
Uberの一番大きなメリットはドライバー評価制度で事前にドライバーの詳細が分かるので安心感が得ることが出来ます。
また、他のアプリ同様にネット決済可能なので支払いの手間が不要なところと、都内ではハイヤーでのワンランク上の移動体験が可能であるところも使い勝手が良く、嬉しいポイントです。
デメリット
使うことが出来るエリアがまだ都心部に集中しているのがデメリットでしょう。これから広がっていけば使い勝手がさらに良くなるかもしれません。
またUber Blackはハイヤーでの配車となる為、利用料金が通常のタクシーより高いのが難点となっています。
Uber(ウーバー)についてもっと詳しく知りたい方はこちら
3. S.RIDE(エスライド)
タクシー配車アプリ S.RIDE
S.RIDEは、ソニー子会社のソニーペイメントサービスと都内タクシー会社による合弁会社「みんなのタクシー株式会社」が運営しているタクシーアプリです。
シンプルな操作感でスライドするだけでタクシー配車が可能となっています。
ネット決済で到着後そのまま降車することもできるほか、後部座席モニターに表示されるQRコードを読み取ればアプリ内の『S.RIDE Wallet』で支払いができるので、乗車から支払いまでがストレスなくスムーズに行えます。
2019年にはグッドデザイン賞も受賞した人気アプリです。
■S.RIDE利用時の支払い方法
■S.RIDE利用時の支払い方法
現金支払い | 可能 |
ネット決済支払い方法 | クレジットカード、Apple Pay(JCB、American Expressのみ) |
対応ブランド | Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club デビットカード不可 |
決済方式 | ネット決済、または降車時に決済 |
■S.RIDEの対応エリア
S.RIDEの対応エリアは2020年7月現在で、東京23区、武蔵野市、三鷹市、西東京市、立川市、横浜市(西区、中区、南区)、名古屋市となっています。
都内タクシー5社で1万台、さらに、東京都個人タクシー協同組合とも提携しており、徐々に対応エリアと利用可能なタクシー台数は増えてきています。
■S.RIDEのメリットとデメリット
メリット
メリットとしましては起動してスライドするだけのワンアクションでタクシーを呼べるので呼ぶ作業が非常に楽で誰でもできるという点です。
それですとどんなドライバーが来るかわからないと不安になる方もいると思いますが、もう一つの特徴として、ドライバーと事前にメッセージやり取りが可能で、急な連絡にも柔軟に対応できます。
また、他アプリ同様に事前にカード情報を登録すれば、車内決済の手間が不要です。
デメリット
デメリットとしましては、クーポンの設定が現状ではないという部分と迎車料金が会社によって異なり、タクシーに乗るまでわからないという点でしょう。
料金が安くなりにくい、ばらつきがあるという点で使いにくかもしれません。
また、JapanTaxiと異なり、対応エリアが東京都内の一部エリアと横浜・名古屋のみとかなり限定された使い方しかできないのもデメリットでしょう。
4. MOV(モブ)
大都市圏を中心に展開しているMOVは、JapanTaxiが運営するタクシー配車アプリです。
MOVはDeNAによって運営されていましたが、2020年4月にJapanTaxiと事業統合しました。現時点では、MOVとJapanTaxiはそれぞれの強みを活かして別々に運営されているようです。
このアプリを利用すれば、乗車前にはドライバーと事前に連絡が取れるので、安心して配車までの時間を過ごせます。高頻度でタクシーに乗る方にとっておすすめのアプリとなっています。
■MOV利用時の支払い方法
■MOV利用時の支払い方法
現金支払い | 可能 |
ネット決済支払い方法 | クレジットカード・デビットカード |
対応ブランド | Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover |
決済方式 | ネット決済、または降車時に決済 |
■MOVの対応エリア
MOVは、現在首都圏を中心に展開しており、2020年7月現在では、東京都、埼玉県、神奈川県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県のそれぞれ一部エリアで展開されています。
全国でおよそ3万台のタクシーが利用でき、JapanTaxiとの統合によるエリア・台数の拡大も今後期待されます。
■MOVのメリットとデメリット
メリット
メリットとしましては、地図情報を大きく拡大できるので、利用時に乗車位置を詳細に指定しやすいです。
高齢者や細かい画面が見ずらい人なども安心して利用できます。
他にも、乗車前に運転手とのチャットが可能となっており、詳細連絡が取りやすく、AI機能で最適な配車を実現しているので待ち時間が短く効率的と安心面に特化していると考えられます。
デメリット
対応エリアが現状限定的になってしまっているところでしょう。
また、迎車料金が地域で異なるので、場合によっては想定よりも高い金額となってしまう可能性もあります。
5. DiDi(ディディ)
DiDiは中国の滴滴出行が展開しているタクシー配車アプリです。国内ではソフトバンクが50%出資した「DiDiモビリティジャパン」という会社が運営母体となっています。
このアプリの特徴は、ドライバーとの事前のやり取りはもちろん、到着予想などの時間が正確な点、配車サービス対応エリアの拡大スピードがとても早いので今後も拡大が予想される人気アプリとなっています。
Didi Chuxingの配車プラットフォームと、ソフトバンクの通信事業者としての事業基盤とマーケティング力を駆使した利便性の高さが売りとなっています。
■DiDi利用時の支払い方法
■DiDi利用時の支払い方法
現金支払い | 可能 |
ネット決済支払い方法 | クレジットカード・デビットカード |
対応ブランド | Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club |
決済方式 | ネット決済、または降車時に決済 |
■DiDiの対応エリア
2020年7月現在のDiDiの対応エリアは、北海道、宮城県、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県、広島県、福岡県、沖縄県のそれぞれ一部エリアとなっています。
■DiDiのメリットとデメリット
メリット
ドライバー評価の仕組みを導入しており、ドライバーの信頼度が目で分かるので自分が安心できるドライバーを呼べます。
アプリ上で目的地を入力すれば、最適な車とすぐにAI上でマッチングができるので、待ち時間を短縮でき忙しいビジネスマンの強い味方となってくれるでしょう。
デメリット
デメリットとしては、各タクシー会社の定める迎車料金がそれぞれ徴収されるので、金額にばらつきが出てしまうといったことが挙げられます。
クレジットカード登録を事前にしていると、あとで料金を見たら毎回かなり違うなんてこともあったりします。
DiDi(ディディ)についてもっと詳しく知りたい方はこちら
まとめ
2020年現在はタクシー配車アプリは多岐に渡っています。東京オリンピックや2025年の大阪万博とタクシーの利用するシーンはきっと増えていくはずです。
また、今までは分からなかったタクシー運転手も自分が気に入る人を見つけることもできるので移動がより快適になること間違いなしです。
お住まいのエリアや使用用途に合わせて最もマッチするアプリをダウンロードして快適に過ごしてはいかがでしょうか。