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ランボルギーニ・ミウラ|その性能と魅力とは

ランボルギーニ・ミウラ|その性能と魅力とは

スーパーカーの起源には色々ありますがその一説となるのが「ランボルギーニ ミウラ」となります。どんな車なのか紹介していきたいと思います。

⏳この記事は約3~4分で読めます。


ミウラの名前の意味

ランボルギーニ ミウラ

ランボルギーニ ミウラ

ミウラはランボルギーニが1966年に発売した2シーターミッドシップスポーツカー(市販車)で、最高速度が時速300kmに達するスーパーカーの草分け的な存在です。

ミウラという名称は、スペインの闘牛の飼育家であるドン・アントニオ・ミウラの闘牛牧場に由来します。

軽量な車体に大出力エンジンを搭載したスーパーカーは、荒れ狂う闘牛をイメージして付けられました。

この車は高出力のV型12気筒3.9lエンジンがミッドシップに配置されており、荒れ狂う牛を闘牛士が自由自在に操るかのようにドライバーが車をコントロールする様子を彷彿させます。

ミウラが製造されていたのは今から半世紀も前ですが、今でも伝説的なスポーツカーとして世界中で知られています。

ランボルギーニ・ミウラ

ランボルギーニ・ミウラ

ランボルギーニ・ミウラ

ランボルギーニ・ミウラの大きな特徴は、大出力のエンジンを車体の中央部分に横向きに搭載していたことです。

1960年代でもミッドシップエンジンを横置きに搭載するスポーツカーは存在しましたが、この当時はミウラのような大出力のエンジンを運転席の後方に設置した車は存在しませんでした。

後に、他の自動車メーカーもミウラに倣って大出力のエンジンをミッドシップに横置きしたスーパーカーを開発されました。1973年に製造が終了しましたが、ミウラで培われた多くの技術やノウハウはスーパーカーを代表する車であるカウンタックに引き継がれています。

ランボルギーニ・ミウラのエンジン

ミウラの運転席後方にはV型12気筒DOHCエンジン(3929cc)が横置きに配置されており、この車が開発された1960年代としては革新的な存在です。

ミウラは1966年から1973年にかけて生産されてきましたが、1970年と1072年の2回にわたりモデルチェンジが行われてエンジン出力がアップしています。1966年に登場した初代モデルはP400で、1970年にモデルチェンジされて最高出力が370馬力に向上しました。

1972年に発売された最終モデル(P400SV)の最高出力は385馬力でした。いずれのモデルもエンジン排気量は3929ccですが、圧縮比を高める方法で出力が向上されています。

初期型の圧縮比は9.5ですが、最終型は10.7です。ミウラのトランスミッションは全モデルとも5速MTですが、P400SVの登場まではミッションオイルとエンジン内の潤滑オイルが共用されていました。

これは2サイクルエンジンを搭載する二輪車に用いられる構造で、エンジンとミッションを一体構造にすることで小型化・軽量化が可能です。

ランボルギーニ・ミウラの走行性能

ミウラは走行性能を追求して開発されたスーパーカーで、公称最高速度は時速300kmに達します。ミウラは車体重量の軽量化が図られており、初期型の車両重量は約1,100kgで350馬力の高出力エンジンを搭載していました。

ミウラが開発された1960年代でも既に内燃機関を搭載した自動車でも時速300kmを超える速度記録が存在しますが、これらはいずれもレース用に特別に設計された車両の記録です。

1966年当時に市販の乗用車で最高速度が時速300km近くに達することができたのは、ランボルギーニ・ミウラだけでした。ミウラはアウトバーンで250kmもの高速巡航が可能で、当時としては異次元の走行性能を誇るモンスターカーといえるでしょう。

特徴的なヘッドライト

ランボルギーニ・ミウラは非常に優れた走行性能を誇るスーパーカーですが、走行メカニズム以外にも当時としては画期的なデザインが採用されています。

ミウラのボディは空力学を考慮して優雅な曲線を基調とするデザインで、ヘッドライトはフィアット・850スパイダーと同じものが流用されました。850スパイダーと異なる点は、点灯時にランプが立ち上がって正面を向くポップアップ式ヘッドランプであることです。

普段は滑らかなフロントローズの表面に沿って格納されていて、空気抵抗が低減されています。

ミウラの初期型(P400とP400S)ヘッドライトの上下には、黒いパーツが取り付けられているという特徴があります。「まつ毛」のように見える黒いパーツは最後期型のP400SVで取り外されているので、モデルの違いを見分ける際の目印になります。

インテリア

ミウラは半世紀前に生産された“クラシックカー”で、当時はエアコンやカーナビなどは存在しませんでした。そのため、現代の車と比べると内装が非常にシンプルに感じられるかもしれません。

それでも当時としては画期的な技術が盛り込まれており、シンプルでも機能的に作られています。

運転席のメーター類ですが、アナログ式の速度計と回転計の2つだけです。ミウラは販売中に合計2回にわたりモデルチェンジが行われていますが、インテリアも変更が加えられています。

初期型(P400)は天井のヘッドコンソールが小さくてシンプルですが、P400S以降は大型のコンソールに変更されました。

シートのヘッドレストについても、P400S以降のモデルは小型化されています。ただしいずれのモデルもヘッドレストはパネルに固定されているので、現代の自動車のようにシートを前後・上下に自由に動かして調整をすることができませんでした。

ランボルギーニ・ミウラの中古車価格

ミウラは1973年に最終モデルの販売が終了しているので、この車を入手する場合は中古車を購入することになります。

ミウラの生産台数は約750台と少ない上に発売されてから半世紀以上が経過しているので、中古市場でもほとんど出回ることがありません。それでも現存する数少ないミウラがオークションで出品されることがあり、数年前は50万ドル(5,000万円弱)前後で取引されていました。

最近は価格が高騰し、100万ドル(1億1千万円)以上の値が付くこともあるほどです。新車販売されていた時の価格は1,200万円とされており、1970年頃の物価を考慮してもかなり高騰していることがわかります。

ランボルギーニ・ミウラP400S

ランボルギーニ ミウラP400S

ランボルギーニ ミウラP400S

1970年にモデルチェンジされたP400Sが発売されましたが、エンジン出力の向上のほかにいくつかの点で変更が加えられています。P400Sでは、等速ジョイントとベンチレーテッド・ディスク・ブレーキが装備されるようになりました。

等速ジョイントは、タイヤの角度が変化してもエンジンの回転を車輪に伝えるための機構です。P400S以降に、オプションでエアコンを装備することができるようになりました。

ランボルギーニ・ミウラP400SV

ランボルギーニ ミウラP400SV

ランボルギーニ ミウラP400SV

1971年にミウラの最終型(完成型)であるP400SVが発表され、初期型モデルが抱えていた問題点が改良されています。P400SVの最高出力は285馬力にアップされたほか、リアサスペンションの強化やリアタイヤのサイズが変更(9インチホイール化)されました。

初期型はエンジンとトランスミッションが一体構造でミッションオイルとエンジンオイルが共用されていましたが、P400SVはエンジンとミッションが完全に分離されました。これにより、高速走行中にギヤが入りにくくなるという不具合が改善しています。

初期型から多くの変更が加えられた結果、最終モデルのP400SVの車両重量は1,305kgに増加しました。P400SVは車体重量が1,000kgを越えていますが、エンジン出力が向上して最高出力が385馬力の大型トラック並みの大出力エンジンを搭載しています。

これにより、0-100km/h加速6.7秒という性能を持っていました。

まとめ

ランボルギーニ ミウラ

ランボルギーニ ミウラ

1966年に発売されたランボルギーニ・ミウラは市販車されているスーパーカーの草分け的な存在で、多くの新技術が盛り込まれていました。

以後に開発・生産された多くのスーパーカーがミウラで培われた技術をベースにしているという点で、自動車の歴史で特に注目すべき車といえるでしょう。

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