車用バッテリー充電器、どんな場合に必要?
バッテリー充電器とは何か
バッテリーは車の電気系統には必要不可欠のもので、エンジンをかける時やエアコン・ライトなどを使う際に使用されています。
車に乗ってエンジンをかけようとしてもかからない、「ウィンウィン」と音がするだけで何度試しても同じということはありませんか?こんな状態がバッテリー上がりで、エンジンをかけるためにはバッテリーを充電しなければなりません。
そのためには車用バッテリー充電器が必要になります。足りなくなった電力を補ってくれる役割を果たしてくれるからです。
車用バッテリー充電器が活躍するのは、「バッテリーが上がって、エンジンの始動が困難」なタイミングとなるのです。
ですが、ドライバー全員がバッテリー充電器を持っているとは限らず、最悪ディーラーや「JAF」のお世話になることも。そうするとどうしても割高になってしまうので、あらかじめ購入しておくことをおすすめします。
車用バッテリー充電器の使い方
バッテリー充電器の使い方を知っておこう
まず車用バッテリー充電器を使うために、車をコンセントの近くに移動させなければなりません。場合によってはそのために車を押したりけん引してもらう必要もあります。
そして車用バッテリー充電器を用意します。 車用バッテリー充電器は車の電圧に合っているか確認が必要です。ちなみに普通車の場合は12Vです。
次にボンネットを開け、バッテリーの赤の「+極」に赤いケーブルを、黒の「-極」に黒いケーブルをつなげ、充電器をコンセントに挿して電源を入れます。 車用バッテリー充電器の充電のアンペア数を設定し、現在のバッテリー電圧と充電量を確認します。
充電量が90%を超えたら充電は完了です。
あなたにのクルマにピッタリの車用バッテリー充電器の選び方
用途に合ったものを選ぼう
車用バッテリー充電器はどれでも同じというわけではなく、車種によって使えるものが違うので、どの製品が自分の車に合うのかを知った上で選ぶ必要があります。
ここからは車用バッテリー充電器の種類についてまとめていきます。
■クルマのバッテリーの電圧に合ったものを選ぶ
基本的なことになりますが、自分の車のバッテリーに対応したものでないといけません。通常、軽自動車や普通車のバッテリーは12Vですが、念のため必ず確認しておきましょう。
電圧が合っていないと充電時間が長時間になったり、バッテリーに異常をきたす可能性があるので注意が必要です。
■開放型・密閉型の両方にバッテリーに対応していることが望ましい
車用のバッテリーは鉛製のものがほとんどです。そして開放型・密閉型に分かれているので、必ず両方に対応しているものを選ぶようにしましょう。
ただ、ドライセルバッテリーを利用している場合や、最近増えているハイブリッド車・アイドリングストップ車などに乗っている場合は、対応していることが記載されている車用バッテリー充電器を選ぶようにしましょう。
■安全機能を備えているものを選ぶ
そもそも車のバッテリーは、走行中のオルタネーターによる発電で充電されるようになっています。ですから、車用バッテリー充電器で充電するということは、イレギュラーな操作を加えることになります。
もし間違った方法で充電すると、車そのものが故障してしまったり、電装系に障害を与える恐れがあります。それを予防するためには安全機能が付いている車用バッテリー充電器を選ぶことが重要なポイントになります。
例えば、過充電を防ぐ「自動停止機能」や誤った繋ぎ方をしていると警告のランプがつくタイプのものだと、初心者の方でも安心して充電ができます。
■なるべく小型のものを選ぶ
もしもの時に活躍する車用バッテリー充電器ですが、あまりにも大きいものだとかさばってしまい保管場所に困ります。
小さいものであれば常備しておくことができますし、性能の差はありますが比較的コスパが良いものが多いのでお得感もあります。そのため、小型の車用バッテリー充電器は安心とお得感の両方をゲットできオススメです。
車用バッテリー充電器のおすすめ人気商品5選!
それでは今人気の車用バッテリー充電器をご紹介します。どの商品も性能がよくおすすめです。
購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
■1. ACDelco(ACデルコ)AD-2002
この商品は12V専用で、車やバイク・船舶などにも対応しています。大きな特徴としては、パルス充電方式が採用されていて、充電中に電極板のサルフェーション(硫酸鉛)を分解し、バッテリー蓄電量を回復させて寿命を延ばすように工夫されていることです。
急速充電も可能ですし、安全面でも優れていて過充電やショートなどから守ってくれます。
充電する時はエンジンを必ず停止し、キーを抜き取ってから行ってください。
■2. OMEGA PRO(オメガプロ)OP-BC02
この商品はこれまでの車用バッテリー充電器より進化した第二世代パルスで、充電を効率化し、高性能マイクロプロッセッサーによって制御を最適化してくれます。
また、アイドリングストップ車、ハイブリッド車(補機)用バッテリーにも対応していて、より幅広い車種に使用できるようになっています。
さらに特徴として挙げられるのは、充電クリップが正しくバッテリー端子に接続されていないと保護回路が働き、充電が始まらないところです。
■3. セルスター DRC-1500
この車用バッテリー充電器は12V・24Vに対応しています。8段階自動充電制御でバッテリーの状態を診断しながら充電が行われるのが特徴です。
電流選択機能があり、4A、7A、10A、15Aと4つから選択できるのはバッテリーの容量に応じた充電が可能となっています。車を買い替えたりしてもそのまま使うことが出来るのでコストパフォーマンスに優れている点となります。
また、過充電を防ぐために満充電を知らせるアラーム機能があるのも便利なポイントと言えるでしょう。
■4. BAL(バル) ACE CHARGER No1738
この商品の最大のポイントは軽さです。重量は1.23kgと軽く、小型の車用バッテリー充電器なので収納が楽なのが嬉しいところです。
12V専用ですが普通車・軽自動車・船舶などに使えます。そして電流選択ボタンで自動・2A・6A・10Aに充電電流の設定が選択でき、電流や電圧・容量がデジタルで表示されます。
充電クリップの逆接時の表示ができたりと保護回路となっています。この安全設計のおかげで、弱ったバッテリーを確実に充電できるのが特徴です。
これだけの機能があってコスパが良い点はとても魅力的です。
■5. MELTEC(メルテック)PCX-3000 [12V/24V対応]
この商品は12V・24Vに対応しているので、軽自動車から大型トラックまで幅広く使用することが可能です。
また、自然放電やエアコンの使用などで弱ってしまったバッテリー、そして各セル間のばらつきによる充電不足などのバッテリーを定期的に充電することで最良の状態を維持し、バッテリーの寿命を伸ばしてくれる「リフレッシュ充電機能」もついています。
まとめ
バッテリーについても知っておこう
いざという時に無いと車用困るバッテリー充電器。いろんな特徴のものがありますが、車の使い方によって適したものが変わってくるので、自分のライフスタイルを考えて購入すると良いでしょう。
また使い方もメーカーによって多少違いもあるので、十分理解した上で使うことをおすすめします。価格も様々なので、必要な機能が備わっているか確認しておきましょう。
車用バッテリー充電器に関するFAQ
■車用バッテリー充電器って、どんな時に使うの?
「バッテリー上がり」の時に使います。バッテリー上がりとは、バッテリーの電力が無くなってしまって、エンジンをスタートさせるセルモーターが動かなくなってしまう事を言います。バッテリーがセルモーターを回すための十分な電力を供給できなくなっているんですね。バッテリーの電力が減ってしまっているのであれば、充電するしかありません。
その、充電するためのツールが「車用バッテリー充電器」となります。車用バッテリー充電器をクルマのバッテリーに接続すれば、充電器から電力が供給されるので、エンジンをスタートさせる事が出来るようになりますし、バッテリー自体も充電されます。
■車用バッテリー充電器の選び方を教えて!
まず、ご自分のクルマのバッテリーの電圧を調べる必要があります。とはいえ、ほとんどの乗用車のバッテリーは12Vです。なお、大型トラックなどの大きい車は、24Vのバッテリーとなります。そのため、乗用車にお乗りの方は、まず12Vの電圧に対応した車用バッテリー充電器を選んで下さい。
さらに、バッテリーを痛めてしまう過充電を防止する安全機能がついた製品が、安全性の面から望ましいといえます。製品のサイズや重さも、一般的な使い方であれば出来るだけコンパクトで軽量なものの方が使いやすいのでオススメです。