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バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン|新車・中古車情報

バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン|新車・中古車情報

デロリアンといえば、ほとんどの方が映画バック・トゥ・ザ・フューチャー を思い浮かべるのではないでしょうか?今回は、そんなデロリアンの性能や新車・中古車情報などについて詳しく解説していきたいと思います。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


夢のマシンは実在した!デロリアン

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で実際に使用されたデロリアンDMC-12

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で実際に使用されたデロリアンDMC-12

1980年代に一世を風靡したアメリカ映画、バックトゥザフューチャーに登場したのがデロリアンです。

主人公たちがタイムスリップをする物語で、車型のタイムマシンにあたるのがこの車となっています。劇中ではシルバーボディのスポーツカーの後部に、巨大な次元転移装置を搭載して登場しました。

稀代のビジネスマン、ジョン・デロリアンの夢

顔出し看板

顔出し看板

デロリアンは80年代映画のファンなら、知らない人はいないと言えわれるほど有名なスポーツカーです。

劇中でタイムマシンのベースとなった車「DMC-12」は、天才自動車エンジニアのジョン・デロリアンにより生み出されました。

ジョンは数々の斬新なアイデアにより、60年代のアメリカ自動車業界に革命をもたらした男です。その技術や経営手腕により、あっという間に大手・ゼネラルモーターズの副社長にまで登り詰めました。

ジョンには理想の車を作るという夢があり、1974年に地位を全て捨て新しく会社を立ち上げます。

自身の名前を冠したデロリアンモーターカンパニーの、最初にして最後の市販車となるDMC-12が完成したのは、1981年のことです。

しかし映画のバックトゥザフューチャー第一作目が公開された1985年には、DMCは既に倒産しており生産も終了していました。

実在するデロリアンとは

デロリアン DMC-12

デロリアン DMC-12

タイムマシンという機能を有しているため架空の車だと思うかもしれませんが、実は実在する車です。

ここからは、実在する車種「DMC-12」の性能や内装などを詳しく解説していきます。

デロリアンDMC-12の性能

メカ関連の設計を担当したロータス・カーズでは、バックボーンフレームの上にFRP製のボディを載せる手法で数多くの自社スポーツカーを生み出していました。

DMC-12ではFRP製アンダーボディに無塗装ステンレスの外装パネルを取り付けるという斬新な設計を採用しました。

これは、メンテナンスフリーを目指す合理的な発想からでした。駆動方式はRRで、V型6気筒エンジンが搭載されており、排気量は2849ccで130馬力を誇ります。

1974年に独立してDMCを立ち上げたものの、ジョンの会社には開発部門すら出来ていませんでした。

車の構想はジョンが担っていましたが、デザインは日本でも有名なジョルジェット・ジウジアーロです。

エンジンに関しては、当時プジョーやルノー、ボルボが共同出資してV6ガソリンエンジンを生産していたPRV社の製品となっています。V型6気筒SOHCエンジンはフランスで製造されたものであり、車体後部に搭載する方式を採用しました。

当初90度バンクのV型8気筒の設計で開発が進められていたエンジンは、2気筒が切り落とされています。この理由は1973年に起きたオイルショックの影響によるもので、経済性と実用性を重視した賜物です。

当初はミッドシップへのロータリーエンジン搭載も噂されたDMC-12でしたが、社会情勢も相まって、特別にハイパワーでない実用的V6エンジンの搭載となってしまったことに、デビュー当時は落胆の声が聞かれました。

しかし、数十年経った現在でもDMC-12が走り続けられる耐久性、安定した部品供給性を得ることにもつながりました。

DMC-12のエクステリア・インテリア

デロリアン DMC-12

デロリアン DMC-12

車体の真上に跳ね上がる方式のガルウイングドアは、デロリアンの醍醐味と言える大きな特徴です。

エンジンの前方に搭載されているミッションについては、5MTの他に3ATも用意されていました。車内の構造は2シーターであり、車高および最低地上高の高さに比べて着座位置はかなり低いです。

車高に関しては、当時の法定基準であるヘッドランプの高さを満たすためと実用性を加味した結果でした。

デロリアンを今手に入れるには?

デロリアン DMC-12

デロリアン DMC-12

デロリアンを発売したDMCは、経営難やジョンに掛けられた麻薬取引嫌疑により1982年に倒産しました。そのため2年足らずで生産が終了し、デロリアンの総生産台数はわずか8,000台ほどに留まっています。

しかしその一方で、世界中の在庫を探せばまだ6,000台ほど残っているという報告もあります。海外はもちろん日本国内でも根強いファンが多く、根気よく中古市場を探せば見つけることも可能です。

ここからはデロリアンの中古車情報や、整備済み認定中古車について詳しく解説していきます。

デロリアン中古車情報

鮮烈なデビューを果たした1981年から、約2年の期間にわたってDMC-12は製造されていました。大きく分けて1981年製造の製品と、その翌年の1982年に作られた製品が存在しています。

平均的に見て1982年製の在庫が多めで、その分前年の1981年製の方が価格が高い傾向にあります。82年製に関しては750~800万円台、81年製は1,000万円を超えることも少なくありません。

在庫は決して多いとは言えず、取り扱っている店舗もごく一部ということも覚えておきましょう。

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整備済み認定中古車

中古車市場を探す他に、デロリアンを購入するには整備済み認定中古車という選択肢もあります。これまで日本国内では入手困難となっていましたが、2019年末より状況が大きく変わりました。

それが東京都新宿区にあるデロリアン・モーター・カンバニーによる、認定中古車販売の実施です。同社によって2019年の12月から、DMC-12の認定中古車の販売が開始されました。

加えて認定中古車には、古い型の車のオーナーにはありがたい部品供給の保証が得られます。車両価格はなんと約195万円(消費税抜き)からとなっており、メンテナンスの品質も高いため見逃せません。

車体のカラーが赤色の貴重な車両も用意されている他、2011年に製造された比較的新しい車もあります。在庫は日本やアメリカ・ヨーロッパの中から選択可能です。

新車も予約受付中?!

デロリアン DMC-12

デロリアン DMC-12

アメリカでの法改正に伴い、本社でストックしていた部品を組み立て新車としての販売が可能となりました。

80年代当時のデロリアンモーターカンパニーと同名別会社の現・デロリアンモーターカンパニー公式サイトでは、この新法に基づいて新たにDMC-12の少量生産を開始する計画が発表されており、既に事前予約を受け付けています。

最近では2021年後半にも生産を開始する見込みが報道されています。

価格はおよそ10万ドル前後、日本円で約1,100万円との予想です。生産ペースは週に1から2台の見込みで、当時のパーツを使いつつもハイテク技術も盛り込んでいます。

当時のエンジンは最大130馬力でしたが、次の新車では300から350馬力のものを搭載予定です。本国の公式サイトでは常に情報を更新しているため、予約したい方は常にチェックしておきましょう。

まとめ

デロリアン

ファン憧れの車

デロリアンは、1980年代の映画が好きでスポーツカーファンであれば一度は憧れる車と言えっても過言ではありません。

作品が公開された当初は、既に生産も会社自体も終了していましたが、今でも高い人気を誇る車です。

デロリアンは車のイベントにも度々登場していて、現在は愛知県長久手市にあるトヨタ博物館、お台場にあるMEGA WEB内のヒストリーガレージでも展示されています。

現在入手しようと思うなら、中古車市場の他に認定済みの製品を入手するという手段もあります。日本におけるモーターカンパニー社では、中古車を安価に入手できる他、パーツも購入可能です。

パーツに関しては、通販でも入手できるためオーナーやファンの方はぜひ覗いてみてください。

なお2021年内の販売に向けての計画も進行中であり、新車として購入したいなら要チェックです。

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