スバルのショートフィルムCMとは?
スバルのショートフィルムCMって何?
スバルのショートフィルムCMとは、金曜ロードSHOW!内で放送している「Your story with あなたとクルマの物語」をテーマにしたスバルのテレビCMです。
最初は「これCM?」なんて思って観ているといつの間にか見入ってしまい、観終わった後には涙がこぼれていた、なんて人も少なくないのではないでしょうか?
今回は、そんなスバルの感動するショートフィルムCMを5つに絞ってご紹介していこうと思います。
スバルの感動ショートフィルムCM5選!
それではさっそく、涙なしには観られないスバルの感動ショートフィルムCMを一緒に観ていきましょう!
(※ネタバレを含みますので、まずショートフィルムCMを観たい方は『簡単なあらすじ』を飛ばして観てみてください。)
(※CMによって敬称を省略しています。)
■1. Your story with-ファミリー篇
スバル レガシィB4(2017)
「Your story with-ファミリー篇」は、スバル レガシィのCMになります。
簡単なあらすじ
この物語は、「1994」の数字と共にとある男女2人の出会いから始まります。
互いに惹かれ合う2人は距離を縮めていき、手を取り合う。その場面では「1998」の数字が出てきます。
その後、2人は結婚し、男の子も生まれます。そして、その子の成長を共に見守る車。男の子が大学受験に向かう頃には数字は「193896」に・・・。
感動ポイント
察しのいい方はこの数字が何を意味しているのかお気づきかもしれません。最初は年代を表していると思っていましたが、実はこの数字は車の走行距離を示していたのです。
私はこのCMを最後まで観た時に、鳥肌と共に涙が出てきました。車は移動手段の一つではありますが、長く一緒に過ごす分思い出もたくさん詰まっていますよね。
私も先日、人生で初めて購入して10年間乗り続けていた17年落ちの愛車を手放したので、感慨深いものがありました。
愛車により愛情が湧くようなショートフィルムCMとなっています。
■2. Your story with-遺伝子篇
スバルBRZ(2016)
「Your story with-遺伝子篇」は、スバル BRZのCMになります。
簡単なあらすじ
この物語は、ミニカーで遊ぶ車が大好きな男の子(亮介)とそのお父さんの楽しそうな会話から始まります。
その後、すぐに亮介が大人になった場面に切り替わり、亮介はお父さんと揉めて罵声を浴びせ家から出ていかされてしまいます。
数年後、緊張したような顔つきで車を運転する亮介。運転しながら過去に家から出ていったことを思い浮かべます。
しかし、車に乗っていたのは亮介だけではありませんでした。助手席には彼女の姿もあったのです。そして、2人は実家へと向かいます。
実家に到着するとお母さんから『お父さんいつものところよ』と言われます。いつものところとは車庫のこと。しかし、そこにお父さんの姿はありません。
不思議に思い振り返ると、亮介の乗ってきたスバル BRZを眺めるお父さんの姿がありました。
『乗ってみる?』と亮介。しかし、お父さんは神妙な面持ちで車庫に戻っていきます。少し落ち込む亮介でしたが、戻ってきたお父さんに手渡されたのは・・・。
感動ポイント
車には思い出も宿りますが、同時に家族の絆も生まれるのかもしれません。
思い返せば、車の中で起きた出来事や思い出はいろいろあるなと思いました。覚えているものなのですね。そして、思い出と共に当時の気持ちも蘇る感覚がありました。
また、親が運転する車に乗っていた頃から時が過ぎ、今度は自分の運転する車に親を乗せるというのも一つの夢ですよね。
自分の親といざこざがある方は、ドライブに誘ってみるのも良いかもしれません。
■3. Your story with-おとうと篇
スバル インプレッサ(2020)
「Your story with-おとうと篇」は、スバル インプレッサのCMになります。
簡単なあらすじ
この物語は、お父さんお母さん男の子(翔くん)の物語です。クリスマスに出産間近で入院することになったお母さんに翔くんが『ママいないんなら ぼく、弟なんか欲しくないよ』という言葉を放つ場面から始まります。
病院からの帰り、車のミラー越しに翔くんの複雑な表情に気づいたお父さんは『ちょっと寄り道していこうか?』と声をかけます。
到着したお店でモミの木を購入したお父さんは、車で家まで運んで翔くんと一緒にクリスマスの飾り付けをします。しかし、『ママにも見せてあげたいな』と浮かない表情の翔くん。そこで何かを思いついたお父さん・・・。
感動ポイント
この物語の最後では、翔くんの絵が登場するのですが、絵の中には「パパ」「ママ」「ぼく」「おとうと」の文字があります。
翔くんはお父さんとモミの木を買いに行って飾り付けをし、ここにお母さんがいればもっと楽しいのにと思ったのでしょうか。はたまた、弟がいればもっと楽しいと思ったのか、あんなこと言ってお母さん悲しんだかなと思いを巡らせたのでしょうか。
そんな子供の心情の変化や成長を想像するとウルっときてしまうようなCMです。
また、車に乗っていると考えがまとまったり気持ちが落ち着くこともありますよね。少し考える時間がほしい時はドライブに出かけてみてはいかがでしょうか。
■4. Your story with-かくれんぼ篇
スバル フォレスター
「Your story with-かくれんぼ篇」は、スバル フォレスターのCMになります。
簡単なあらすじ
この物語は、ログハウスに泊まりにきたお父さん、お母さん、男の子(颯太)がかくれんぼをする場面から始まります。
車を停め、外のキャンプスペースで団欒していると、颯太は『ねえ、かくれんぼしようよ お父さんが鬼ね』とお父さんにトランシーバーを渡しお母さんと隠れに行きます。
お父さんが颯太とお母さんが隠れた場所のヒント聞くと、トランシーバー越しに颯太は『お父さんの背中がよく見える』と答えます。お父さんが振り返るとそこにはログハウスがあり、お父さんはログハウスの中を探し始めます。
ヒント2を求めると颯太は『お父さんが大声で歌っているところ』と答えます。お父さんはすかさずお風呂場を探しますが、そこに颯太とお母さんの姿はありません。
仕方なくヒント3と聞くと颯太は『僕が寝ているとお母さんが毛布かけてくれるところ』と答えます。続けてヒント4を聞くと『みんなでおにぎりを食べたところ』と答える颯太・・・。
感動ポイント
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんね。そう、颯太とお母さんが隠れているのは車の中でした!
普段は全くこんなこと考えていませんでしたが、確かにどれも当てはまる。車に詰まっている思い出は自分が思っている以上にたくさんあることを実感しました。
また、それが子供たちの楽しい思い出にも繋がれば素敵ですよね。
車はただ乗り物ではなく、暮らしの一部と言っても過言ではないのでは?と思わされるようなCMとなっています。
■5. Your story with-助手席篇
スバル インプレッサ(2017)
「Your story with-助手席篇」は、スバル インプレッサのCMになります。
簡単なあらすじ
この物語は、遠距離恋愛中の男性(広樹)と女性(美和)の通話場面から始まります。
広樹はアメリカに赴任中で日本に帰ってくるのは一年ぶり。結婚指輪を眺めながら『そっち帰ったらちょっと』と何かを話そうとしますが、美和に他の着信が入ってしまい遮られてしまいます。
電話が切れてしまった携帯を眺めながら複雑な表情を浮かべる広樹は、過去のことを思い浮かべます。
場面は一転して、アメリカに赴任する前の2人の様子に。車内で広樹にツーショットを撮らせてほしいとお願いする美和に『やっぱり寂しいんでしょ?』と聞く広樹。しかし、美和は『運転手がいなくなるのがね』と強がって見せます。
そして、場面は現在に戻り、空港で美和に電話をかける広樹の姿を映し出します。しかし、電話は繋がりません。
心配した表情のまま空港を後にする広樹。そこに『広樹!』と呼びかける声、それは美和の声でした。満面の笑みで『おかえり』と広樹を迎える美和から視線を落とすと、そこには新しくなったインプレッサが。
美和の運転で車を走らせていると、美和が口を開きます。『こんな気持ちなんだね 助手席に大事な人がいるって』
そこで『俺からも話があるんだ』と話し出す広樹と、映し出される結婚指輪の入った紙袋・・・。
感動ポイント
遠距離恋愛はお互いの気持ちが不安になり、強い絆がなければ乗り越えられない壁がたくさんありますよね。お互いがお互いを思いやる気持ちが大切になってくるのではないでしょうか。
このショートフィルムに出てくる男性と女性の表情にも、そんな不安や寂しさの表情が見て取れて胸がジーンとしました。
また、車の運転席と助手席の関係もお互いを思いやる最高の場所なのではないかと思っています。ぜひ大切な人を助手席に乗せて、特別な思い出を作ってくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
このスバルのショートフィルムCMを観て、車とは?ということを今一度考えさせられると共に、自分の人生も見つめ直すきっかけになりました。
乗り物、移動手段として扱われる車ですが、その中に詰まった思い出や感情は、私たちが思っている以上に豊富で深いものなのかもしれません。
この機会に、ご自身の愛車、友人、恋人、家族について思いを巡らせてみてはいかがでしょうか?