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3年連続1位の「日産 ノート」なぜそんなに売れるのか徹底調査

3年連続1位の「日産 ノート」なぜそんなに売れるのか徹底調査

日産は、現在進行形でコンパクトカーのラインナップを売れる車だけに集中させています。その「売れる車」の筆頭格が「日産 ノート」。ちょっとボクシーなだけのコンパクトカーかと思いきや、コンパクトカー販売台数で2017年から3年連続1位となるなど、継続的な高い人気がある様子。その秘密を紐解いていきます。

⏳この記事は約3~4分で読めます。


なんでそんなに売れてるの?! 日産 ノートの魅力

2012年から発売されているノートは、すでに次期モデルの噂もささやかれるなどモデルライフ終盤を迎えています。しかし、発売当初ではなく、2017年になって突如コンパクトカー販売台数1位を獲得したかと思えば、そのまま2018年、2019年と3年連続して1位を獲得し続ける快挙を成し遂げています。

いったい、なぜ? もちろん、世間でノートが人気になっているのにはしっかりとした理由があるのです。ノートの魅力について、詳しく見ていきましょう。

【ノートの魅力 その1】なんといってもe-POWER!

日産 ノート e-POWER メダリスト エンジンルーム

先述した販売台数ランキング1位の記録の立役者が、2016年末に行われたマイナーチェンジで追加されたハイブリッドシステム、「e-POWER」でしょう。

これは、1.2リッターの小型ガソリンエンジンを発電専用として使う「シリーズハイブリッド方式」を採用することで、モーターによるゼロから力強い加速を実現しつつ、電気自動車で時に不便さももたらす充電の必要をなくしたもの。

事実、ノート e-POWERには充電用のポートはなく、ガソリンエンジン用のガソリンを給油しておけば、運転中に車載のバッテリーに自動で充電してくれる仕組みになっています。

ノート e-POWERでは、2.0リッターターボエンジン相当の254N・mという大トルクを実現。アクセルを踏み込むと、その鋭いレスポンスと車を押し出す力に驚かれることでしょう。

日産 ノート e-POWER カットモデル

e-POWERの電力制御や駆動関連では、量産電気自動車として高い実績を誇るリーフと同じモーターを使用しているなどリーフのノウハウが大いに活かされたとのことで、電動化に先んじている日産ならではの技術です。

電気自動車は、航続距離を伸ばそうと思うと電池搭載量を増やさねばならず車両価格も跳ね上がってしまうので、小さめの車体サイズ・安価が特徴のコンパクトカーとは相性が良くありません。その点e-POWERは発電をエンジンで行うことで、性能と価格を高次元でバランスさせており、現時点での最適解の一つと言えるでしょう。

今でこそノート、セレナ、キックスと3台に搭載されているe-POWERですが、ノートは世界で初めてe-POWERを搭載した車だったこともあり、登場当初から高い人気を誇っています。

【ノートの魅力 その2】充実した先進技術の数々

日産 ノート インテリジェント エマージェンシー ブレーキ(イメージ)

スカイラインではハンズ・オフ運転を実現している日産のコンパクトカーですから、ノートにも先進技術がたくさん装備されています。

前方の人や車との衝突回避を支援してくれるインテリジェント エマージェンシーブレーキや、前進・後退に対応している低速衝突軽減ブレーキ機能などの予防安全機能の他にも、移動物検知機能付のインテリジェント アラウンドビューモニターなどの用意もあります。

日産 ノート インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)/LDW(車線逸脱警報)(イメージ)

ガソリン車、e-POWER車ともに、インテリジェント エマージェンシーブレーキなどの予防安全機能が全車で標準装備されていることもポイントが高いです。

日産車お馴染みの、夕暮れ時や雨天時に早めに点灯してくれる「おもいやりライト」機能付のインテリジェント オートライトシステムなど、日々使う車でこそ安全にも寄与する機能も満載。ノートはデビューから年数が経っているとはいえ、現代的な安全装備を有しています。

【ノートの魅力 その3】高いユーティリティ性

日産 ノート e-POWER

初代から引き継がれた高いユーティリティ性もノートの特徴の一つ。室内空間は乗員がゆったりくつろげるだけではなく、乗員の使い勝手まで考慮されて設計されています。

例えば、後席ドア開口角度を約90度と大きく設定することで、乗り降りのしやすさまで重視しています。コンパクトなサイズながら、やや高めの全高と長いホイールベースを組み合わせたことによって、後席膝下の余裕はまるで大型セダンのようです。

日産 ノート e-POWER メダリスト マルチラゲッジボード装着車

また、室内空間の余裕は荷室でも見て取れます。ディーラーオプションで設定されているマルチラゲッジボードを装着すれば、上下段で荷室を分けて使用することも可能になりますし、普段は開口部と一続きの床面にしておけば荷物の積み下ろしも楽々ですね。

【ノートの魅力 その4】選びきれないほど豊富なバリエーション

日産 ノート e-POWER メダリスト

先述したe-POWERとガソリン仕様のバリエーションだけでなく、グレード数自体が非常に多く、オーナーにぴったりの仕様が見つけやすいのもノートの特徴です。

上級志向なメダリスト、SUV風のアクティブな外観を持つシーギア、走り重視のNISMOなど、個性豊かな6つのスタイルが用意されており、あなたの価値観に対応するノートがきっと見つけられることでしょう。

e-POWER車では新たに4WDの「FOUR」が選択可能になったことも話題になりました。後輪用のモーターを新たに装備することで、エンジンのトルクを後輪に伝えるシステムよりも緻密な制御が可能で、滑りやすい路面でもより安心して運転できるとのことです。

日産 ノート カラーバリエーション

ボディカラーのバリエーションが非序に多いこともノートならでは。全22通りのバリエーションには有彩色も多く、駐車場で他の車に埋れてしまうことのない、自分らしいノートを選ぶことができます。

人と同じはイヤ?特別な日産 ノートの数々をご紹介!

日産 ノート e-POWER AUTECH

先ほど、ノートにはバリエーションが多いとお伝えしましたが、そのバリエーションの中で、外装に手が入って印象がガラッと変わっているものをご紹介していきます。

ノートの基本フォルムは共通なのですが、まるで違う車のように雰囲気が変わっているので、より個性を追求したい方にはおすすめです。

日産 ノート シーギアで、SUVチックなアクティブ感

日産 ノート e-POWER シーギア

ノートに、流行のSUVらしさをもたらす外装パーツを装着したのが「シーギア」です。シーギア専用となるダークメタリック塗装のフロント/サイド/リヤのスタイリングガードとホイールアーチガーニッシュ、ルーフモールが装着されることで、一気に都会派SUVの雰囲気を醸し出しています。

コンパクトサイズでSUVの雰囲気を楽しめるシーギアですが、最低地上高はe-POWER FF仕様で130mmとノーマルと変わっておらず、無茶はできません。しかし、そもそもSUVを舗装路以外で乗る機会がどれほどあるでしょうか? 立体駐車場にも入れられる都会派SUVとして、おすすめです。

日産 ノート NISMOで、本格派ホットハッチに大変身

日産 ノート e-POWER NISMO

見るからにスポーティな仕上がりになっているノート NISMO。レース参戦も行う日産ワークスチーム「NISMO」ならではの実戦で培ったノウハウが活きた形状の各種エアロパーツは、ノートを一気に精悍なホットハッチへと変身させています。

エアロパーツを装着しただけのなんちゃってスポーティグレードではないのがNISMOの凄いところで、ボディ剛性の最適化やエンジン/モーターのコンピューターチューンまでとスキのない手の入りよう。それでいてお値段は良心的なのですから、人気になって当然ですね。

ベースグレードにしてすでに十分に高性能なNISMOと、さらに高みを目指したNISMO Sの2種類が、ガソリンエンジンとe-POWERのどちらにも設定されています。

日産 ノート AUTECHで、高級感漂うプレミアムコンパクトに

日産 ノート e-POWER AUTECH

専用色のオーロラフレアブルーパールからして落ち着いた印象をもたらす、ノート AUTECH。ベース車よりもワイド感が強調されたフロントバンパーやフロントグリルは、AUTECH独自の表情を作り出していますね。

前後バンパーとドアミラーに装着されたメタル調フィニッシュの装飾も、ギラギラのメッキではなくサテン調の仕上げとなっているところが高級感を感じさせます。ノートらしさは維持しつつ、より大人っぽい印象を与えるプレミアムコンパクトに進化しています。

日産 ノート 新車・中古車価格まとめ

日産 ノート e-POWER

ノートの新車価格は、非常にバリエーション豊富なので、価格帯にも幅が見られます。2020年9月現在での税込新車価格では、最も安いのはガソリンエンジン仕様のSで144.76万円、最も高いのはe-POWER仕様のNISMO S ブラックリミテッドで281.27万円となっています。

おすすめグレードは、e-POWER Xに設定されている特別仕様車「Vセレクション」です。ノート e-POWERの販売台数30万台突破を記念したもので、LEDヘッドランプ、インテリジェント アラウンドビューモニターなどの人気装備を標準装備しており、それでいて価格は2WD車で219.67万円というリーズナブルさ。

e-POWERの先進性を味わうのにもってこいのグレードになっています。

日産 ノート e-POWER

ノートの現行モデルは、販売期間が長いこともあって、2020年9月現在の中古車平均価格は99.1万円と驚くべき低価格。人気爆発となった2016年のマイナーチェンジモデル以降でも全年式で200万円以下の平均価格となっており、お好みの仕様が見つかったなら中古車もかなりおすすめしたい状況になっています。

さすがに2012年のデビュー時近辺の年式のものはややくたびれた印象の車両もチラホラと在庫されていますが、その分価格もお手頃。2020年9月現在の在庫では、2012年式のノート S DIG-Sが本体価格12.0万円で在庫されています。走行距離は7.7万キロとまだまだこれから、燃費重視のスーパーチャージャー装備エンジン車となっており、かなりお買い得です。

まとめ

日産 ノート e-POWER

ノートの人気の理由がお分かりいただけたでしょうか。そしてそんな魅力いっぱいのノートの虜になってしまったでしょうか。

次期モデル登場も噂されているとはいえ、現行モデルはまだまだ現役の戦闘力。日産にしかないe-POWERを、ノートでお得に体感してみては。

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