百花繚乱の国産SUVと輸入SUV、最新おすすめはどれだ?!
日本だけでなく、今や世界的な広がりをみせているコンパクトSUV市場では、機能性だけではなく個性も重要となっています。個性造りの苦手な国産メーカーも、ことSUVに関しては外車(輸入車)に負けない個性ある新機種を次々に導入しています。
しかし、シトロエンやジープを見るとやはり国産車は没個性と言わざるをえません。その変わり、燃費などのスペックや価格面では勝っており、日本車も捨てがたい魅力があります。
【2021年最新版】国産・輸入コンパクトSUVおすすめ10選
SUV、その中でもとりわけコンパクトSUVが今熱い!本記事ではそんな熱いコンパクトSUVに焦点を当て、国産・外車(輸入車)でおすすめ車種10車種をまとめています!
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国産車ならコレ!コンパクトSUVおすすめ5選
国産車では、海外でコンパクトSUVと呼ばれる車種でも、コンパクトと言えない場合が多く、トヨタのRAV4やホンダのCR-Vなどがその一例で、国内ではミドルクラスと言える大きさです。
ダイハツのロッキークラスはまだ少ないので、今回選んだのは各メーカーのSUVラインナップでもっとも小さい車種が中心となります。
■ダイハツ ロッキー
ダイハツ・ロッキー
2019年11月に発表されたロッキーは、5ドアのクロスオーバーSUVですが、全長は3,995㎜とコンパクトクラスでも小さい部類で車幅は5ナンバーサイズをキープ。
それでいて室内は十分な広さであり、エンジンは1.0Lターボのみ。SUVがどんどん大きくなって使いずらくなり、性能は向上しても価格も高くなっている今、このサイズ感と価格帯を多くの人が待っていたという事がヒットした理由と言えます。
そして、小さくてもSUVらしい力強いデザインと悪路走行もこなす足回りもしっかり装備していることもヒットした要因だと考えられます。
■ロッキーのスペックと価格
駆動方式 | 2WD/4WD | ||
全長×全幅×全高 | 3,395×1,695×1,620 | ||
室長×室内幅×室内高 | 1,955×1,420×1,250 | ||
最大乗車定員 | 5名 | ||
WLTCモード燃費 | 17.4~18.6km/L | ||
エンジン・排気量 | 直列3気筒・996㏄・ターボ | ||
最高出力kW(PS)/rpm | 72(98)/6,000 | ||
最大トルク[N・m(kgf・m)/rpm] | 140(14.3)/2,400~4,000 |
※上記スペックは2021年6月現在のメーカー公式サイトによるものです。
2WD | 4WD | |||||||||||||||||
消費税込み価格 | 消費税抜き価格 | 消費税込み価格 | 消費税抜き価格 | |||||||||||||||
L | 1,705,000 | 1,550,000 | 1,944,800 | 1,768,000 | ||||||||||||||
X | 1,848,000 | 1,680,000 | 2,086,700 | 1,897,000 | ||||||||||||||
G | 2,002,000 | 1,820,000 | 2,224,200 | 2,022,000 | ||||||||||||||
Premium | 2,145,000 | 1,950,000 | 2,367,200 | 2,152,000 |
※上記価格は2021年6月現在のメーカー公式サイトによるものです。
■ロッキーはこういう人におすすめ
ダイハツ・ロッキー
ロッキーを購入した人は、RAV4クラスは高すぎるし大きすぎるし、C-HRは家族で乗れないと、小さくて安いSUVを待っていた人たちで、多くは旧「ビーゴ」ユーザーかもしれません。
日常の使い勝手も良いし、ドライブに出かけるのも楽しい。そんな普通の乗用車感覚でカッコイイSUVに乗りたかった人たちのぴったりの車です。
■日差 キックス
日産・キックス
6月30日に発売されたキックスは、「e-POWER」のみの設定となる新型SUVです。
発電のみに使うエンジンは、3気筒DOHCの1.2Lガソリンエンジンで、駆動用モーターはノートのe-POWERと同じですが、最高出力を約20%向上させ、SUVらしいパワフルな走行性能となっています。
エクステリアは精悍な「ダブルVモーショングリル」や特徴的な「フローティングルーフ」で、力強さとスタイリッシュさを表現して存在感を放つデザインとなっています。
インテリアでは、モダンプレミアムな室内空間とし、「X ツートーンインテリアエディション」のシートは、ツートーンカラーシートによるファッショナブルな仕上げとなっています。
また、開放感ある視界の室内は大人でも充分くつろげる広さとなっていて、ラゲッジルームもトップクラスの423リットルとMサイズのスーツケースを4個積載できる広さを実現しています。
グレードは2WDのXとX ツートーンインテリアエディションのみですが、「プロパイロット」と「SOSコール」を全車標準装備し、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い衝突防止アシスト」なども標準装備しています。
■キックスのスペックと価格
キックスのプロパイロットイメージ
全長×全幅×全高(mm) | 4,290×1,760×1,610 |
室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,920×1,420×1,250 |
発電用エンジン | 直列3気筒・1,198cc |
最高出力kW(PS)/rpm | 60(82)/6000 |
最大トルク[N・m(kgf・m)/rpm] | 103(10.5)/3600-5200 |
走行用モーター | 交流同期電動機 |
最高出力kW(PS)/rpm | 95(129)/4,000~8,992 |
最大トルク[N・m(kgf・m)/rpm] | 260(26.5)/500~3008 |
WLTC燃費(km/L) | 21.6 |
※上記スペックは2021年6月現在のメーカー公式サイトによります。
■キックスはこういう人におすすめ
ノートの「e-POWER」は魅力的だけど、SUVが欲しい。コンパクトでもパワフルなハイブリッドが欲しいと思っていたならばキックスはおすすめです。
コンパクトSUV+ e-POWER+プロパイロットという現状考えられる最強の組み合わせがキックスなのです。
普段使いにも便利なコンパクトサイズで、ロングドライブでもストレスの少ないパワーと運転支援システムによって、これ一台で全てをかなえてくれるはずです。
■トヨタ ヤリスクロス
ヤリスクロス
8月31日に発売されたヤリスクロスは、ヤリスと共通部分は多いものの、ボディパネルは別物で、大胆なフェンダーとダイヤモンド形のボディシェイプを組み合わされており、ボディサイズもヤリスより一回り大きいことから、SUVらしいアグレシッブなデザインとなっています。
また、最低地上高は185mm、キックスとは異なり、ガソリン車とハイブリッド車の両方で4WDも設定されており、SUVらしい悪路走破性能が期待できます。
パワーユニットはヤリスと同じく、3気筒1.5Lのガソリンエンジンと同ハイブリッドがあり、動力性能はもとより、低燃費性能はコンパクトSUVトップとなっています。
また、価格も、直接のライバルとなるホンダのヴェゼルよりも、1.5L車ハイブリッド車ともに安く、発売以来大変な人気モデルとなっています。
■ ヤリスクロスのスペックと価格
ヤリスクロス Z(プロトタイプ)
ヤリスクロスのスペック
全長×全幅×全高(mm) | 4,180×1,765×1,590 |
室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,845×1,430×1,205 |
エンジン・排気量 | 直列4気筒・1,490cc 直列4気筒・1,490ccハイブリッド |
最高出力kW(PS)/rpm | 1.5L 88(120)/6,600 1.5Lハイブリッド 67(91)/5,500 |
最大トルク[N・m(kgf・m)/rpm] | 1.5L 145(14.8)/4,600 1.5Lハイブリッド 156(15.9)/4,800~5,200 |
モーター | |
最高出力kW(PS) | フロント59(80) リア3.9(5.3) |
最大トルク[N・m(kgf・m)/rpm] | フロント141(14.4) リア52(5.3) |
JC08モード燃費(km/L) | ハイブリッド 29.0~31.3 |
WLTCモード燃費(km/L) | 1.5L 17.4~20.2 ハイブリッド 26.0~30.8 |
※上記スペックは2021年6月現在のメーカー公式サイトによります。
ヤリスクロスの車両本体価格
車両本体価格(消費税込み) | 車両本体価格(消費税込み) | |
グレード名 | 2WD | 4WD |
ハイブリッド Z | 2,584,000円 | 2,815,000円 |
ハイブリッド G | 2,394,000円 | 2,625,000円 |
ハイブリッド X | 2,284,000円 | 2,515,000円 |
Z 1.5L | 2,210,000円 | 2,441,000円 |
G 1.5L | 2,020,000円 | 2,251,000円 |
X 1.5L | 1,896,000円 | 2,127,000円 |
X ”Bパッケージ”1.5L | 1,798,000円 | 2,029,000円 |
※上記価格は2021年6月現在のメーカー公式サイトによるものです。
■ ヤリスクロスはこういう人におすすめ
トヨタ ヤリスクロス HYBRID Z(2WD)
C-HR以降、トヨタはRAV4やハリアーなどの新型や、ライズといったコンパクトサイズまで、魅力的なSUVを次々に導入していますが、今ひとつジャストフィットする大きさの車種がないと思っていた人。
ヤリスのヒットでやはりこのくらいのサイズ感を待っていた人が多いのではないでしょうか?
ヤリスクロスは日産のキックス同様に、まさにみんなが待っていたジャストサイズなのです。日本の道路事情にも合って、ヤリスベースなら燃費もよさそうで価格も手頃なはず。
したがって、ヤリスクロスをおすすめしたい人は日本の全国民と言っても良いでしょう!
■ホンダ ヴェゼル
ホンダ ヴェゼル
ヴェゼルはそのコンパクトSUVトップクラスのユーティリティ性能で、初代にして同カテゴリの定番車種に上り詰めたモデル。
2021年には2代目となる新型モデルが発売されており、さらに洗練の強まったクーペSUVスタイルと、数々の新基軸が特徴的なインテリアで話題を呼んでいます。
特にエクステリアはかなり印象が変わっており、より直線的になったルーフラインや、ボディを一周する存在感のあるキャラクターラインによって、一目で新型と分かる新鮮さが魅力的ですね。
ヴェゼルは、室内の使い勝手もよいクロスオーバーSUVながら、最低地上高は最大で195mm、ガソリン車だけでなくハイブリッド車でもリヤタイヤがプロペラシャフト直結のAWDを選択できるなど、SUVらしい走行性能も隠れた魅力のヴェゼル。
先代モデルで用意されていたターボエンジンモデルが選べなくなったものの、どちらも1.5リッターのガソリン車とハイブリッド車はパフォーマンスも上々。
特に新型モデルではハイブリッドシステムを最新の「e:HEV」に更新しており、まるで電気自動車を思わせるモーター主体の運転感覚を楽しむことができます。
■ヴェゼルのスペックと価格
《画像提供:Response 》ホンダ ヴェゼル
全長×全幅×全高(mm) | 4,330×1,790×1,580/1,590 |
室内長×室内幅×室内高(mm) | 2,010×1,445×1,225 |
エンジン・排気量 | 直列4気筒・1,496cc 直列4気筒・1,496ccハイブリッド |
最高出力kW(PS)/rpm | 1.5L 87(118)/6,600 1.5Lハイブリッド 78(106)/6,000-6,400 |
最大トルク[N・m(kgf・m)/rpm] | 1.5L 142(14.5)/4,300 1.5Lハイブリッド 127(13.0)/4,500-5,000 |
モーター | |
最高出力kW(PS)/rpm | 96(131)/4,000~8,000 |
最大トルク[N・m(kgf・m)/rpm] | 253(25.8)/0~3,500 |
WLTCモード燃費(km/L) | 15.6~25.0 |
※上記スペックは2021年6月現在のメーカー公式サイトによります。
2WD | 4WD | ||||||||||||||||||||
消費税込み価格 | 消費税抜き価格 | 消費税込み価格 | 消費税抜き価格 | ||||||||||||||||||
G | 2,279,200 | 2,072,000 | 2,499,200 | 2,272,000 | |||||||||||||||||
e:HEV X | 2,658,700 | 2,417,000 | 2,878,700 | 2,617,000 | |||||||||||||||||
e:HEV Z | 2,898,500 | 2,635,000 | 3,118,500 | 2,835,000 | |||||||||||||||||
e:HEV PLaY | 3,298,900 | 2,999,000 | - | - |
※上記価格は2021年6月現在のメーカー公式サイトによるものです。
■ヴェゼルはこういう人におすすめ
《画像提供:Response 》ホンダ ヴェゼル インテリア
先代モデルは、登場当初こそスタイル優先で選ばれていた印象もあるものの、モデル末期ではスタイリッシュ系SUVのライバルも多くなっており、ユーティリティ性能への注目が多かった印象もあるヴェゼル。しかし新型モデルでは、心機一転のデザインが心地よく、カッコよさで選んでしまいたくなる印象です。
もちろんデザインだけでなく、最新のHonda CONNECTディスプレーによるコネクテッド技術や、大面積のパノラマルーフなど、新型ヴェゼルならではの装備も目白押し。
最新のSUVが欲しい方なら、要チェックの車といえそうです。
■マツダ CX-3
マツダ CX-3
CX-3は、クリーンディーゼルエンジンと、「魂動(こどう)」というデザインテーマによるスタイリッシュなクーペスタイルが特徴のコンパクトクロスオーバーSUVです。
先に登場した兄貴分のCX-5がSUVらしさあふれる車種なのに対し、CX-3はまるでスポーツクーペの様なデザインと走行性能を持つ個性の強い車種です。
室内もクラスを超えた高品質感や、艶やかなレッド系のボディカラーが似合うオシャレなSUVとなっています。
現在はディーゼルエンジンは1.8Lに拡大し、ガソリンエンジンは1.5Lと2.0Lという幅広いバリエーションとなっています。