日産の反逆が始まる!新型エクストレイルをローグから徹底予想
日産 ローグ
人気が継続しているのであまり意識されていないかもしれませんが、現行となる3代目エクストレイルは2013年発売。既に7年が経過しようとしている長寿SUVなのです。
エクストレイルのモデルライフは、初代から7〜8年での世代交代が定番となっており、現行エクストレイルもモデルチェンジの噂がそこかしこで聞かれます。
そんな折、現行型と兄弟車関係にあった、北米向けの日産 ローグがモデルチェンジを発表。現行型の関係を見る限り、日本仕様のエクストレイルもローグに限りなく近い仕上がりとなることが予想されますので、新型エクストレイルの内容を先取りすることが可能になっています。
特にお膝元の日本市場における新型モデル不足で、販売実績にも翳りが見え始めている日産。人気のSUV界に投入する新型エクストレイルで、巻き返しとなるでしょうか? 確認していきましょう。
■より個性際立つ内外装に
日産 ローグ
なんといっても特徴的な変化は、現行型よりも先鋭化したエクステリアとインテリアのデザインではないでしょうか。
都会的、悪く言えばやや無味無臭感もあった現行型に比べ、日産でいえば先代ジュークなどとも共通するような、ヘッドランプが上下2段に分かれたフロントは、存在感の増したVモーショングリルと合わさって、エグみとも取れるような個性的な仕上がり。一目で新型と気付くインパクトがエクストレイルにも与えられそうです。
またリアも、現行型の表情を感じさせつつ、より絞り込んだスポーティなキャビンと、より四駆らしい道具感のあるバンパー部の対比が新しい部分。薄型になったテールランプもあり、フォルムとして上下方向に薄くなったような印象を感じますよね。
日産 ローグ インテリア
内装も一気に高級感が増す様子。既に公表済のインテリア画像では、現行エクストレイルに設定されているレザーエディションのタン色よりも明るい色調のインテリアコーディネートが、プレミアムな印象を与えますよね。
新型エクストレイルに設定される場合は上級グレード専用とは思われますが、メーターパネルはフルデジタルの液晶タイプ、シートにはダイヤモンドパターンのステッチが入り、センターコンソールは電子制御式のシフトレバーの小型化と木目パネルの装着でまるで高級セダンのような質感を手に入れているなど、一気にハイクラスなインテリアとなっています。
ナビ画面が低い位置に設定されている現行エクストレイルと違い、最上段に移設されているなど、次期型エクストレイルでは新型車らしいスマートで使いやすいインテリアが実現されていそうです。
■数々の先進装備が追加か
日産 ローグ インテリア
現行型エクストレイルがデビューした2013年と現在では、実用車に標準装備される機能に大きな違いがあるのは、我々ユーザーからすれば嬉しいことですよね。
先進装備や予防安全装備は、今や軽自動車でもどんどん選べる時代。新型エクストレイルも、その点は抜かりがなさそうです。
新型ローグの例で見れば、インテリアでもご紹介したフルデジタルの液晶タイプとなるメーターや、10.8インチという大型のヘッドアップディスプレイなど、現行エクストレイルでは選べない先進装備が加わっています。
日本国内で設定されるかは不明ですが、標準装備のApple CarPlayとAndroid Autoに加え、オプションでワイヤレスApple CarPlayも設定されるなど、先進的な装備の数々が特徴的です。
日産 ローグ
もちろん現行エクストレイルで好評のプロパイロットや、リモコンオートバックドアなどの機能も継続採用されるはず。
むしろ、現行エクストレイルでは廉価グレードにはそれぞれ装備されていませんが、装備グレードの拡大なども見込まれます。
トヨタの新型ハリアーやダイハツ タフトでパノラマルーフが人気になる兆しもあり、新機能を含んだパノラマルーフの設定も期待されますね。
■パワートレインはe-POWER?!
日産 ローグ エンジンルーム
新型ローグには、新設計の2.5リッター 直列4気筒直噴ガソリンエンジンの搭載が発表されています。
しかし、ローグは2.5リッターエンジンを先代から搭載してきましたが、現行エクストレイルは2.0リッターエンジンを搭載するなど、両車でパワートレインは共通していません。よって、ここは新型エクストレイルとは異なると思われます。
そのこともあって、まことしやかに囁かれているのが、新型のe-POWERが新型エクストレイルでデビューするのではないかという噂。
最近ではキックスにもe-POWERが搭載されましたが、元を辿ればノート e-POWERと共有するシステムで、やや燃費性能などで古さを感じさせています。またキックスよりも大幅に大型となる見込みの新型エクストレイルですので、パワー面でももう少し余裕が欲しくなりそうです。
そのため、より大出力の新型e-POWERの設定が見込まれているというわけです。スムーズかつパンチ力のあるe-POWERをより幅広い車種で選べるようになると嬉しいですので、是非噂のままで終わらせず、実現して欲しいところ。
日産 ローグ インテリア
また、e-POWERによるモータードライブが新型エクストレイルで実現されるとすれば、日産肝いりの電動SUV「アリア」に搭載される四輪駆動&制御システム「e-4ORCE」のエクストレイルへの搭載にも期待がかかります。
タイヤ4本をそれぞれ独立して緻密に制御するという、EVらしい四駆は、さまざまな走行シーンで安定性の向上が見込めるもの。かなりプレミアムカーとなりそうなアリアだけでなく、普及価格帯のエクストレイルにも是非搭載して欲しいところです。
その他、より企業間の関係性が強まった三菱のPHEV技術を転用した、プラグイン仕様の登場なども現実味がありますね。
日産 ローグのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 183.0インチ×72.4インチ×66.9インチ | |
---|---|---|
ボディサイズ(メートル法換算、参考値) | 4,648.2mm×1,838.96mm×1,699.26mm | |
ホイールベース | 106.5インチ | |
ホイールベース(メートル法換算、参考値) | 2,705.1mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | ー | |
燃費 | ー | |
エンジン種類 | 直列4気筒 2.5L | |
エンジン最高出力 | 181hp/6,000rpm | |
エンジン最大トルク | 181lb-ft/3,600rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF)/全輪駆動(AWD) | |
トランスミッション | CVT |
歴代エクストレイルはアクティブSUVの代表格!まとめました
■初代(2000〜2007年):高すぎないのに使える四駆、道具感がヒット
日産 エクストレイル(初代)
「200万円で4人乗れて使える四駆」、こんなコンセプトで開発された車が、実際にヒットしないわけがありませんよね。
若者にターゲットを絞ったポップな広告戦略も功を奏し、イケてるSUVの筆頭格として、初代エクストレイルは2000年の登場からすぐに大ヒット車種へと成長しました。
もちろんラギッドな見た目だけでなく、実際の使い勝手も革新的でした。運転席でも着替えなどがしやすい、ハンドルが上側にポップアップしてスペースを広くできる仕組みや、ルーフレールにドライビングランプを内蔵するなど、アクティブに使い倒せるアイデア満載の初代エクストレイルは、現在でもカスタムカーベースなどに人気となっています。
■2代目(2007〜2015年):路線継続もやや大人っぽく成長
日産 エクストレイル(2代目)
初代の道具感、四駆感はそのままに、やや大人っぽく進化した2代目。先述したポップアップステアリングやルーフレールのドライビングランプなどの特徴はそのまま引き継ぎつつも、日産のラインナップに協調するスタイリングに進化しました。
モデルライフの特徴としては、クリーンディーゼル車の追加投入が話題でした。ルノーとの共同開発によるこのディーゼル車は、エコ仕様や燃費スペシャルではなく、パワフルさを全面に押し出したその名も「20GT」。
SUVなのにスポーティな6速MT仕様のみでデビューしたことからもその走れる性格が伺えますよね。
■3代目(2013年〜現在):大幅にコンセプトチェンジ、流麗スタイル
日産 エクストレイル(3代目) エクストリーマーX
日本では、初代・2代目の路線を継続してほしいとお思いの方も多くいらっしゃったのではと思うのですが、自動車メーカーはグローバル展開が当たり前の時代ですので、北米や欧州市場との車種統合などと合わせて、コンセプトが大幅に変わったのが3代目です。
それまでの道具感は消え去り、流麗なクロスオーバーSUVといったスタイルに変更。しかし、外見は洗練されても、もちろんインテリジェント4×4などの四駆性能の追求も諦めませんでした。
また、電子制御による運転制御がどんどん取り入れられたのも3代目の特徴。世界初となる車体振動を駆動力とブレーキの制御で抑制する「インテリジェント ライドコントロール」や、コーナリングの安定性を向上させる「インテリジェント トレースコントロール」など、より上質になった内外装に合わせ、スムーズな走りを実現していました。
現行型エクストレイルの新車価格まとめ
日産 エクストレイル
もちろん、まだ新型エクストレイルは正式発表されておらず、現行型を新車で購入することができます。
2020年9月現在の税抜き新車価格は、最も廉価な20S 2列シート仕様 4WDで2,257,000円、最も高価なAUTECH ハイブリッド iパッケージ 2列シート仕様 4WDで3,645,000円と、概ね200〜300万円台に収まる価格帯となっています。
最も廉価な20Sグレードでは、プロパイロットやリモコンオートバックドアといった便利装備が削られてしまうのが痛いところ。
2WD車にはなりますが、2,769,000円となる20Xiを選んで、それらの充実装備を楽しむのも賢い選択かもしれません。
日産 エクストレイル
まとめ
日産 ローグ
新型エクストレイルについて、現在わかる情報から予想してきました。現行型でもかなり上質に進化したエクストレイルですが、4代目となる新型はもっとプレミアムに進化してくれそうですね。
気になるのは、装備が進化したせいで価格まで進化してしまいそうなこと。是非、初期型で追及された「お求めやすさ」に関しても忘れずにいてほしいものです。