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バンパーとは?その役割や修理方法をご紹介!

バンパーとは?その役割や修理方法をご紹介!

一昔前の車では、一目でバンパーと分かる形状と材質で構成されていましたが、現在の車はその材質も形状も変わってきました。今回は車のバンパーの必要性と意味についてご説明します。

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車のバンパーの役割とは?

ダイハツロッキー 未舗装路もバンパーが衝撃を吸収する

ダイハツロッキー 未舗装路もバンパーが衝撃を吸収する

バンパーには車が人や障害物に衝突した場合、その衝撃を和らげるという機能があります。それによって車体やエンジンを保護することができ、ドライバーや同乗者の命を守っています。

バンパーにはドライバーや同乗者の保護、負傷の軽減といった効果がありますが、これはあくまでも軽い衝撃を吸収するだけとなります。

最近ではデザイン性も重視されており、緩衝装置としての役割だけでなく、燃費性能を高めるといった効果も期待出来るようになりました。

バンパーってどの部分

テリオス・カスタムのバンパー(ガード付き)

テリオス・カスタムのバンパー(ガード付き)

バンパーは車の前後にそれぞれ装着されている部品であり、前部にあるのがフロントバンパーで後部にあるのがリアバンパーとなります。

フロントバンパーはヘッドライトとフロントグリルの下部にあることが多く、少し前に出ていることが特徴になります。最近では、フロントスポイラーと一体になっていて、フォグランプを覆うようにデザインされているバンパーが多く見うけられます。

リアバンパーとは車の後部のテールランプとトランクの下部にあり、後ろに少し張り出している部分のことを言います。

フロントバンパー

フロントバンパーとは車の前部に付いている部品になります。この部品は車が前方から障害物などに衝突した場合、最初に対象に触れることになります。

現在の車は前方にエンジンが搭載されていることが多く、この重要な部品を守る為にフロントバンパーが欠かせないものとなります。車体を破損などの被害から守る効果がある為、車を運転する上で無くてはならないものと言えるでしょう。

リアバンパー

リアバンパーは後方にあるテールランプとトランクの下部にある大きな部品であり、少し出っ張った部分となります。車両の衝撃を緩和する役割を担っており、とても重要な部品と言えるでしょう。

車が後方から衝突された場合、リアバンパーがクッション的役立ちとなり、衝撃を受けた車の後方を保護することはもちろん、相手の車の衝撃も抑制することが出来ます。

ちなみに、リアバンパーは事故や運転の不注意で傷付き易い部分になります。荷物の積み下ろしによって傷が付いてしまうこともあり、これを防ぐ為にステップガードやプロテクターを付けても良いでしょう。

金属製のバンパーはなぜ消えた?

コンテッサ 1300クーペの金属製バンパー

コンテッサ 1300クーペの金属製バンパー

バンパーは金属製が多いというイメージを持っている方が多いかもしれません。1980年代以前のバンパーはボディから独立した、鉄の素材にメッキ加工を施したものが主流でした。

鉄でバンパーを作ると耐久性には優れますが、車全体のデザインの統一性を出しにくくなります。また、重量が重くなってしまうというデメリットもありました。

その後、1990年代になると樹脂製のバンパーへと変わります。樹脂製は柔らかいので金属製に比べて安全性も高いですし、衝突時の相手への負担を減らすことに繋がるという利便性がありました。

さらに、重量を大幅に軽量化することが可能となったほか、バンパーのデザインを車と統一しやすくなりました。

樹脂製のバンパーは金属製に比べると軽量にはなりましたが、強度がいまひとつで割れやすいというのが難点となります。

バンパーの修理

バンパー専門ショップ

バンパー専門ショップ

バンパーはちょっとしたことで傷が付き易い部分になります。傷を付けてしまった場合は自分で直すか、プロに修理を依頼することになります。自力で修理を行なえば、値段が安く済みますが失敗のリスクもあります。

一番のおすすめはディーラーにバンパーを直してもらうという方法になります。ディーラーならその車を熟知している為、安心して任せることが出来るでしょう。少しお金は掛かってしまいますが、確実に満足出来る仕上がりになります。

板金屋や自動車整備工場に修理してもらうという方法もあります。これはディーラーに依頼するより安く済むことが多く出費を抑えたい場合におすすめとなります。

どこに依頼するか迷った場合評判などを調べて信頼できそうなところを見つけましょう。掛かる値段は傷の大きさによって異なります。範囲が大きいほど金額も大きくなっていく為、事前にきちんと確認しておきましょう。

小さな傷なら10,000円程度で直してもらえますが、傷の大きさによっては30,000~50,000円程度掛かってしまうこともあります。

自分で修理するには?

バンパーを自力で修理したいという方もいるでしょう。小さな傷なら簡単な方法で直すことが出来ます。

まずは、コンパウンドで補修するという方法があります。これはペースト状または液体状の研磨剤であり、粒子が傷付いた表面を滑らかにしてくれます。また、タッチアップペンという塗料を使う方法もあります。

大きな傷を修理したいという場合パテと言われるものを使用する事になります。パテは傷の溝を埋める為のものであり、この作業を行うことで表面が綺麗な仕上がりになります。

塗装したい部分の汚れを水洗いで綺麗にしていきます。それからサンドペーパーを使用し、傷の凹凸を磨いていきます。サンドペーパーは数字が小さいほど粒が粗く、数字が大きいほど細かくなっています。磨いていてカスが出た時は水で洗い流しましょう。

バンパーを拭く様子

丁寧に作業しよう

また、車には見えないゴミや油分が付いている為、シリコンオフをスプレーすることもポイントとなります。油分がバンパーに付いたままの場合、塗料がしっかり付かないこともあるので注意が必要になります。

スプレーをしたら布やタオルでしっかり拭き取りましょう。塗料を使う前には他の部分を新聞紙などで保護することも大切になります。

タイヤも忘れずに保護し塗料の下地をスプレーしていきます。下地もきちんと塗っておくことが重要であり、塗料の持ちを良くする効果が期待出来ます。パテを塗る時にはヘラを使い、傷に押し込むようなイメージで塗っていきましょう。

乾燥すると少し縮む為、周りより盛り上がるくらいの気持ちで塗っていくことが大切です。しっかり乾くまで1時間程度放置しておきます。

次に乾いたパテの凸凹をサンドペーパーで滑らかにしていきましょう。力を入れ過ぎると傷を付けてしまうことがあるので注意が必要です。時間が掛かってもゆっくり丁寧に磨くことが大切です。

次に油分を取ることになります。もう一度シリコンオフをスプレーして油分を拭き取りましょう。最後に塗料スプレーを2~3回重ねてスプレーし、滑らかに磨けば完了となります。

修理を業者にお願いする場合

車のバンパーには、人と車を守るという重要な役割があります。特に日本車の場合バンパーには適度な柔軟性があって、あえて変形し易く出来ています。衝撃を受けた際にバンパーが壊れることに、衝撃を分散させることが出来ます。

バンパーは車にとって無くてはならない大切な部品ですが、車の先端に位置しているのでぶつかり易いと言われています。また、柔らかい素材が使われている為、傷もつき易くなっており、実際に壊れてしまったという経験がある方もいるかもしれません。

傷などが付いた車のバンパーは専門の業者に依頼すれば確実に修理することが出来ます。ですが、傷の大きさによってはかなりの費用が掛かってしまうこともあります。

費用が気にならない場合はプロに任せた方が良いですが、費用を抑えたい場合や知識がある場合はご自身で修理しても良いでしょう。

まとめ

ホンダ フリード モデューロX 専用フロントエアロバンパー

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バンパーはもともと車をぶつけてしまった時に、車体の破損を防ぐ為に考えられた部品となります。バック走行時の運転ミスによる傷などからリアバンパーが車を保護し、エンジンなど重要な部品はフロントバンパーが保護しています。

現在では軽い衝撃はもちろんですが、他の車から追突された時などにも車体を守ることが出来ますし、ドライバーや同乗者を守る効果も期待できます。さらに、材質の進化によって歩行者の安全にも配慮しています。

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