登場から5年!まだまだ古びないマツダ CX-3、魅力はここだ

マツダ CX-3
マツダの普通車SUVラインナップで最小となるCX-3は、どんどん増えるライバル勢にも負けず、現在でも魅力を放ち続けるマツダ渾身のSUVです。
すでに登場から5年が経ってはいますが、細やかな年次改良やランニングチェンジを繰り返し行ってくれるマツダの車ですから、その仕上がりの上質さや確かさは今でも第一線級。
そんなCX-3の魅力をまとめてみましたので、ご紹介します。
■小粋なデザイン:コンパクトSUVトップクラスの躍動感!

マツダ CX-3
CX-3を一目見た瞬間に、すぐに伝わるスポーティさこそ、CX-3最大の魅力の一つでしょう。
前後のフェンダーに呼応するようにうねるショルダーラインや、まるでクーペのようにコンパクトにまとめられたキャビンなど、SUVらしい力強さもありつつ、躍動感のあるスポーティさ、都会的なスマートさまで織り込まれた高度なデザインは、ユーザーからの評価も高いポイントです。
■エンジンバリエーションの豊富さ:用途に応じて選べる

マツダ CX-3 スカイアクティブD 1.8エンジン
登場当初は1.5リッター ディーゼルの一本勝負だったのですが、のちにガソリンエンジンも1.5リッターと2.0リッターの2本立てとなり充実、さらにディーゼルエンジンも、よりドライバビリティやNVH性能で優れる1.8リッターエンジンへ換装されるなど、弛まぬ進化を続けているCX-3。
現在ではコンパクトSUVクラスとしては異例ともいえる、3種類のパワートレインからお求めの性能に応じて選べるバリエーションの豊富さを手に入れています。
■都市部で輝くサイズ:パーソナルな使い方にピッタリ

マツダ CX-3
そして何より嬉しい点が、SUVらしいアクティブなルックスを持ちながらも、全長で4.3m以下、全幅で1.8m以下、全高で1.55mという、都市部でもスイスイ走れるサイズに留められていること。
近年ではどの車も外寸を拡大する傾向が強まっていますので、特に全幅で1.765mというサイズはありがたいところです。地下駐車場や入り組んだ路地でも安心して運転できますね。
マツダ CX-3のスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,275mm×1,765mm×1,550mm | |
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ホイールベース | 2,570mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,210kg | |
燃費 | WLTCモード:17.0km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリン 1,496cc | |
エンジン最高出力 | 82kW(111PS)/6,000rpm | |
エンジン最大トルク | 144N・m(14.7kgf・m)/4,000rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 6速AT | |
新車価格 | 1,810,000円(消費税抜き) |
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,275mm×1,765mm×1,550mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,570mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,250kg | |
燃費 | WLTCモード:16.0km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリン 1,997cc | |
エンジン最高出力 | 110kW(150PS)/6,000rpm | |
エンジン最大トルク | 195N・m(19.9kgf・m)/2,800rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 6速AT | |
新車価格 | 2,260,000円(消費税抜き) |
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,275mm×1,765mm×1,550mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,570mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,300kg | |
燃費 | WLTCモード:20.0km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ディーゼルターボ 1,756cc | |
エンジン最高出力 | 85kW(116PS)/4,000rpm | |
エンジン最大トルク | 270N・m(27.5kgf・m)/1,600-2,600rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 6速AT | |
新車価格 | 2,536,000円(消費税抜き) |
マツダ CX-3最新情報! エレガントなインテリアの限定車が登場

マツダ CX-3 アーバンドレッサー
2020年10月29日発売となるCX-3 最新の特別仕様車が「15S アーバンドレッサー」です。
インテリアが特徴のアーバンドレッサーは、ベース車両となる15S ツーリングからは30万円弱の値上がり。
しかし、ピュアホワイトとライトブラウン、ブラックの3色がセンス良く組み合わされた洒脱なモダンさが魅力的なインテリアは、その価格差を押してまで選びたいほどの魅力がありますよね。
カラーだけでなく、シートやインパネデコレーションパネルのライトブラウン部は手触りの良いグランリュクス素材となっているなど、温かみのある仕上がりが魅力的です。

マツダ CX-3 アーバンドレッサー インテリア
インテリアの特別装備だけでなく、360°ビューモニターやスマート・ブレーキ・サポート、前者即追従機能付マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールを標準装備、最上級グレードのエクスクルーシブモッズの専用装備だったスーパーUVカットフロントドアガラス、IRカットフロント/フロントドアガラスを備えるなど、便利で嬉しい装備が満載なのも嬉しい特別仕様車「15S アーバンドレッサー」。
充実の装備内容だけに、大人気グレードとなる予感もしますので、お早めにお近くの販売店にお問い合わせしてみては。
【徹底比較】CX-3、最新ライバルと比べてどうなの?
■【CX-3 vs ヤリスクロス】トヨタ強し、ディーゼルならCX-3一択

トヨタ ヤリスクロス
登場するやいなや、コンパクトSUV界で台風の目になったトヨタの秘密兵器、ヤリスクロス。すでにコンパクトSUVとしてはライズやC-HRを用意しているのに、さらに最強の戦闘力を持ったヤリスクロスを投入してくるのですから、トヨタの磐石の体制には恐れ入ります。
先行してデビューし、走行性能や燃費性能で好評を得ているヤリス譲りの優れた性能に、全高を高めたことによるユーティリティ性の向上、走破性の向上だけでなく、SUVらしいアクティブ感のある見た目まで手に入れたヤリスクロスは、かなりの強敵です。
登場年度が新しいだけに、ヤリスクロスでは先進安全装備がより多くのグレードで選択できる点がポイント。CX-3も、電子制御パーキングブレーキの採用による全車速追従機能付 マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールの採用など、コンパクトクラスとしては奢った装備内容が特徴だったのですが、時代がついに追いついてきてしまった感があります。

トヨタ ヤリスクロス
全長では約100mm短いヤリスクロスですがホイールベースでは同等とするなど、パッケージングの効率化が進んでおり、ヤリスクロスの荷室はなんとクラストップレベルの容量。後席のゆとりとともに、かなり割り切った設定としているCX-3では歯が立たない部分です。
ガソリン車同士では、廉価な1.5リッターエンジンが設定されるのはCX-3もヤリスクロスも同様ですが、パワフルな2.0リッターエンジンが選べるのはCX-3が勝る部分。しかし、CX-3随一の低燃費を誇るXDをさらに超える超低燃費を実現したハイブリッドは、それでいてXDよりも大幅に安い価格が設定されるなど、かなりの競争力があります。
後発の強みを存分に活かしたもはや敵なしといった仕上がりのヤリスクロスには、独走を許してしまいそうですね。
トヨタ ヤリスクロスのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,180mm×1,765mm×1,590mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,560mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,170kg | |
燃費 | WLTCモード:30.2km/L | |
エンジン種類 | 直列3気筒ガソリンハイブリッド 1,490cc | |
エンジン最高出力 | 67kW(91PS)/5,500rpm | |
エンジン最大トルク | 120N・m(12.2kgf・m)/3,800-4,800rpm | |
モーター種類 | 交流同期電動機 | |
モーター最高出力 | 59kW(80PS) | |
モーター最大トルク | 141N・m(14.4kgf・m) | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | |
新車価格 | 2,176,364円(消費税抜き) |
ヤリスクロスについてもっと詳しく知りたい方はこちら
■【CX-3 vs MX-30】キャラカブり?!選ぶ決め手はデザインか

マツダ MX-30
サイズ・車格的にはCX-3の兄貴分にあたるMX-30ですが、よりオーソドックスなSUVであるCX-30に比べてかなりパーソナルユースに特化した仕上がりになっており、CX-3の性格ともカブってくる部分がありそうです。
デビュー直後のMX-30は、既存のマツダSUVラインナップとの共通項も持ちつつ、独自要素も兼ね備えた新鮮さが特徴的。CX-3でもフロントフェイスで輝くシグネチャーウィングを廃したプレーンな顔つきは、これまでのSUVとは違う印象を与えますよね。
また、ロータリーエンジン搭載スポーツクーペ「RX-8」の面影を感じさせる観音開き・センターピラーレスの「フリースタイルドア」など、これまでのSUVの既成概念をぶち壊していく新しさがいっぱいなのがMX-30です。
RX-8についてもっと詳しく知りたい方はこちら

マツダ MX-30
今後は本命であるフルEVモデルや、長年噂されてきたロータリーエンジンを活用したレンジエクステンダーEVなどの投入が期待されるMX-30ですが、CX-3の同じく2リッターエンジンを搭載したグレードと比べるとCX-3の方がほんの少し高価でありつつ、マイルドハイブリッドのMX-30よりもやや低燃費という、不思議な位置付けのMX-30。
この2台、どちらを選んでもマツダの良心的な車作りがしっかり体感できる名車に違いはないのですが、2台の中から選ぶポイントとしては、エクステリアデザインが大きく影響するかもしれませんね。
あえて抑えの効いたエレガントさが持ち味のMX-30と、躍動感あふれるスポーティさが持ち味のCX-3、どちらがお好みかという部分なら決着がつけやすいかもしれません。
MX-30のパワートレインがマイルドハイブリッドだけの現在では、ディーゼルエンジンのパンチと低燃費が選べるCX-3一択!という方もいらっしゃるかもしれませんね。
マツダ MX-30のスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,395mm×1,795mm×1,550mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,655mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,460kg | |
燃費 | WLTCモード:15.6km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンハイブリッド 1,997cc | |
エンジン最高出力 | 115kW(156PS)/6,000rpm | |
エンジン最大トルク | 199N・m(20.3kgf・m)/4,000rpm | |
モーター種類 | 交流同期電動機 | |
モーター最高出力 | 5.1kW(6.9PS)/1,800rpm | |
モーター最大トルク | 49N・m(5.0kgf・m)/100rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | |
新車価格 | 2,200,000円(消費税抜き) |
CX-3もそろそろモデルライフ終盤、次期型情報は?

マツダ CX-3 次期型予想CG
明確には謳われていませんが、性格上はCX-30が後継車として登場しており、SUVとしてのボリュームゾーンであるCX-30の影に隠れてしまっている現行CX-3。
次期型モデルに関してもはっきりと分かっている情報は今のところありませんが、噂では、よりスポーツ方向に割り切り、クーペSUV化した新型でモデル継続されるとの観測もあります。
その場合、現行仕様以上に先鋭化した2+2クーペSUVなどとして登場すると面白そうですね。ディーゼルのパンチを有するコンパクトクーペSUVという独自のキャラクターでの登場も期待されます。
今後の続報に引き続き注目が必要です。

マツダ CX-3
まとめ

マツダ CX-3
マツダ随一のスポーティコンパクトSUV、CX-3の魅力についてご紹介してきました。
大きければ大きいほどいい、豪華なほどいい、という価値観とは相いれないパーソナル感が魅力的なCX-3は、そのコンパクトなサイズでややユーザーを選ぶところはありつつも、自らのライフスタイルにぴったり来た時には大活躍してくれそうで、現在でも魅力的ですね。
販売期間が長くなってきていることから、中古車でもお値段が安めで手に入れられる車両も増えてきています。マツダの車作りを、リーズナブルに体験するチャンスかもしれませんね。