フィアット500Xはどんな車?
フィアット 500Xインディゴ
500X(チンクエチェントエックス)はイタリアのフィアットが販売するコンパクトSUVになります。フィアット・セディチの後継車として開発され、日本では2015年秋から販売開始されました。
500Xは500のデザインやモチーフを受けついで一回り大きくなりました。ヘッドランプやテールランプは、同じテイストのデザインが受け継がれていますので、500ファミリーの一員であることが主張されたデザインとなっています。
2020年8月22日より、新グレード「500X Sport」も発表されました。また、限定150台販売にて、特別仕様車の「インディゴ」も10月3日より発売開始されました。ますます充実のラインナップが揃った500Xです。
500Xはジープ レネゲードと同じプラットフォームを使用し、同じ工場で生産されています。外観を眺めるとSUVテイストが漂っていることがわかります。では、次に500Xの外装を詳しくみていきましょう。
フィアット500X外装(エクステリア)
フィアット 500Xインディゴ
フィアット 500X
フィアット『500X』のデザインは、60年前の『ヌォーヴァ500』、そして、2007年の『500』の特徴全てを受け継いだクルマだという。
「その特徴とは、プロポーションはもちろん、確実な走行性能や、地面をしっかりと捉えたスタンスなどだ」とは、FCA Italy:EMEA デザイン部門ヘッドのロベルト・ジョリート氏の弁。
1957年にデビュ―したヌォーヴァ・チンクエチェントは世界中で人気を集めました。そのデザインを蘇らせたポップでキュートな外観は、500Xの最大の魅力といえます。
500X外観の人気は、現代に脈々と受け継がれていることが良くわかりますよね。本当に飽きの来ない、かわいいデザイン性の高さとなっています。
■特別仕様車「インディゴ」を10月3日より発売!
フィアット 500Xインディゴ
フィアット 500Xインディゴ
FCAジャパンは、フィアット『500X』に、ブルーのマット塗装や18インチアルミホイールを採用した特別仕様車「インディゴ」を設定し、10月3日より150台限定で販売する。
限定車はコンパクトSUVでありながら、ひとクラス上のゆとりを提供する500Xの美点はそのままに、特別なボディカラーやアルミホイールを付加することで、ひと味違った個性を求めるユーザーも満足できる台に仕上がっている。
ボディカラーには、デニムをイメージしたマットジーンズブルーを採用。光沢感を抑えたマットの淡いブルーがモダンな雰囲気を演出する。また、標準モデルより1インチサイズアップした18インチアルミホイールが足元をスタイリッシュに引き立てる。
500Xは2020年10月3日より、特別仕様車「インディゴ」を設定し、150台限定で販売開始しました。とてもかわいいルックスでありながら、ボディカラーやアルミホイールを変化するだけで、また違った雰囲気のモダンなクラシックカーを彷彿するつくりとなっています。
ボディカラーのデニムをイメージしたカラー設定は、本当にかわいいの一言に尽きます。マットな仕上がりのボディは高級感も演出できており、更なるコアなファンが増えるに違いありません。
フィアット500X内装(インテリア)
フィアット 500Xインディゴ
フィアット 500Xインディゴ
インテリアには、ボディとコーディネートされたブルーのインストルメントパネルを採用。ブラックを基調とした落ち着いた車内に鮮やかなアクセントを加えている。
インディゴのベースモデルは『500Xクロス』。LEDヘッドライトやブラックレザーシート、アンビエントランプ、アダプティブクルーズコントロールなどを標準装備する。エンジンは最高出力151psを発生する1331cc直列4気筒ターボを搭載。ゆとりあるパワーと13.4km/リットル(WLTCモード)の低燃費を両立している。価格は347万円。
500Xのインテリアは、500よりも上位モデルという位置付けだけあって、内装はアップグレードされています。室内も高級感が溢れたレトロでかわいらしいつくりとなっています。
画像は「インディゴ」のインテリアになりますが、ブラックレザーシートを基調としたつくりや、TFTメータークラスターなどの演出も、おしゃれ感が滲み出ていますよね。
細部に渡るこだわりで、インテリアカラーもボディカラーと統一感があり、本当にポップでかわいいを実現しています。
では、気になる500Xのスペックについて見て行きましょう。
フィアット500Xスペック
【フィアット 500X】スペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,280mm×1,795mm×1,610mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,570mm | |
車両重量 | 1,410kg | |
最大乗車定員 | 5名 | |
燃費 | 13.4km/L(WLTCモード) | |
エンジン総排気量 | 1,331cc | |
エンジン最高出力(kW/rpm) | 111/5,500 | |
エンジン最大トルク(N・m/rpm) | 270/3,600~1,850 |
2020年10月現在フィアット公式サイト調べ
フィアット500X価格
・500X(チンクエチェントエックス)・・・2,718,182円
・500X CROSS(チンクエチェントエックスクロス)・・・3,100,000円(消費税抜き)
・500X SPORT(チンクエチェントエックススポーツ)・・・3,127,273円(消費税抜き)
500X(チンクエチェントエックス)には主に3種類のラインナップが用意されています。どのルックスもかわいらしいフォルムを演出し、魅力的な車に仕上がっています。
気になった車種があったら一度、試乗をしてみてくださいね。
フィアット500X試乗記
ィアット 500X スポーツ
手を入れたのは、足まわりとステアリング、それとボディカラーに専用色を用意したあたり。特に大きなウイングが付いたわけでもないので、見た目の新鮮さはそれほどない。クルマの周りを一周するとドアミラーの前に“SPORT”のエンブレムが目に入った程度だ。
運動性能の向上は、今回手を入れた細部が関係しているのは確かだが、基本骨格がいいことが証明される。高いボディ剛性が操作性を高めているということだ。それを手に入れたのが、昨年のマイナーチェンジである。フロント周りの意匠変更とエンジンをスイッチしたタイミングで、かなりの部分見直された。2015年のデビュー時では得られなかった走りの気持ちよさが今は感じられる。
500Xスポーツのプライスは344万円。500Xクロスが341万円だからほとんど変わらない。つまり、この2台は上下関係ではなく、ジャンルの違いを表している。文字通り、“スポーツ”はスポーツ走行派に、“クロス”はオフロードを含むアウトドア派にオススメということだ。そんな目線でこの2台を比較するのはおもしろい。
ボディカラーもオプションもそれぞれの世界観が出るように用意されている。いずれにせよ、“スポーツ”の登場で500Xファミリーの存在感がグッと高まることになるのは間違いない。
試乗記は、500Xスポーツに関しての試乗記を主に記載していますが、細部に渡り手を入れ直しており、かなり期待できる車に仕上がっているという印象を強く受けます。
走行時も、走りの気持ち良さを感じられるのはうれしいところですよね。クロスがアウトドア向きで、スポーツがスポーツ向きと、位置づけがはっきりしているのも、またユーザーの心を掴む車のラインナップだと感じました。
では次に、500Xの口コミをチェックしていきましょう。
フィアット500X口コミをチェック!
フィアット 500X クロス(左) と スポーツ(右)
SNSを中心に500Xの口コミを調査してみましたが、外観が好みという口コミをちらほら見かけました。変わらずかわいい外観を維持し続けているフィアット500X。
フィアットファンにはたまらないポップでキュートな車なのかもしれませんね。ぜひ、ご自身が気に入った500Xを見つけてくださいね。
まとめ
本記事では、フィアット500X(チンクエチェントエックス)についての最新情報をまとめてお伝えしてきました。
10月には特別仕様車も発売されたりと、そのポップでかわいいルックスが進化しています。更なるユーザー層も増えそうな500Xから今後も目が離せません。
フィアット500Xが気になった方は、ぜひお近くのディラーまで試乗に出かけてみてくださいね。