■スズキ スペーシアギア
《画像提供:Response》スズキ スペーシア ギア
スペーシアのシリーズから独自デザインとして、クロスーバーSUVのスタイルになっている派生モデルです。ハスラーなどとは異なり、メカニズムはスペーシアと同じとなっています。メカニズムの面では同じなので、走破性が高くなっているわけではありませんが、内装や外装の雰囲気から、アウトドアに似合う軽ハイトワゴンです。
アウトドアにぴったりのモデル
《画像提供:Response》スズキ スペーシア ギア
2018年の東京オートサロンでコンセプトモデルが出展されていたのですが、2018年にはスペーシアギアが発表されました。SUV感を彷彿とさせるヘッドライトやグリル、さらに大型のバンパーやルーフレールなど、アウトドアを感じさせるデザインです。
インテリアなどもスペーシアと変わらないのですが、撥水シートや前席にシートヒーターが装備されており、アクセントカラーと合わせて道具感が出ているインテリアデザインです。
使いやすいインテリア
《画像提供:Response》スズキ スペーシア ギア ハイブリッドXZターボ インパネ
ツールボックスがモチーフとなっているインパネアッパーボックスや、全席に撥水加工がされているファブリックを採用するなど、アウトドアで使いやすい素材やデザインが使われています。
座席周りに収納が多いことも得著うとなっており、インパネアッパーボックスだけでなく、ディッシュなどを収納できるインパネボックス、さらにインパネアンダートレーなども小物を収納しておけます。
助手席シートアンダーボックスは取り外して水洗いもできるので、アウトドアで汚れた荷物を収納しておくとよいでしょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,800mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,460mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 880kg | |
燃費 | WLTCモード:21.2km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒 | |
最高出力 | 38kW(52PS) /6,500rpm | |
最大トルク | 60N・m (6.1kg・m) /4,000rpm | |
駆動方式 | 前2輪駆動 | |
トランスミッション | 自動無段変速機 |
■日産 ルークス
《画像提供:Response》日産ルークス
2020年2月に発表された日産のルークスは、これまでのデイズルークスから「デイズ」がなくなって、「ルークス」となりました。新型になってホイールベースが65mm拡大されて、2,495mmとなりました。
デイズのプラットフォームを利用することで、後席の広さが増しています。またBピラーが17mm前方に移動しているので、スライドドアの開口部が大きくなっているのも変更点です。リアシートをスライドさせると荷室を大きくできるので、後席の広さも確保しつつ、大きめのスーツケースでも4つ積載できます。
プロパイロットが搭載されている
《画像提供:Response》ルークス ミリ波レーダー
日産の先進安全技術のプロパイロットが搭載されており、カメラセンサーの他にミリ波レーダーが搭載されてるので、追従するときの加減速を細かく制御してくれます。
また対向車や前走車の有無によって配光パターンを切り替えできるアダプティブLEDヘッドライトも装備されます。これによって他車への防眩につながるだけでなく、対向車のヘッドライドによって蒸発現象が発生することを防止可能です。
質感の高いインテリア
《画像提供:Response》日産 ルークス インテリア
ルークスは大型モニターがダッシュボードの上に独立して設置されています。インパネの高さが抑えられているので、運転席からの視界がすっきりとしているだけでなく、操作をするタッチパネルは手の届きやすい位置に配置されています。
ルークスは内装の質感の高さも魅力で、メーカーオプションの「プレミアムグラデーションインテリア」は、シート生地にキルティング処理が施され、ドアトリムに合皮が使われたり、ステアリングホイールが本革と高級感があるインテリアが魅力。軽自動車とは思えないほどの上質さになり、ミニバンに劣らないプレミアムな雰囲気になります。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,780mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,495mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 950kg | |
燃費 | WLTCモード:20.8km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒 | |
最高出力 | 38kW(52PS) /6,400rpm | |
最大トルク | 60N・m (6.1kgf・m) /3,600rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動 | |
トランスミッション | エクストロニックCVT |
■ホンダ N-VAN
《画像提供:Response》《写真提供 ホンダ》ホンダN-BOXカスタム・スタイル+
ホンダ N-VANは、乗用軽自動車のN-BOXやN-WGNと同じ「FF低床プラットフォーム」を採用した、普段使いにも商用利用にも、レジャーとしても使える守備範囲の広い車です。カテゴリー上は軽貨物車となり、商用車の「新しいカタチ」を提示してくれました。
Bピラーといわれる助手席側の真ん中の柱をなくした「ドアインピラー構造」と、1,365mmという荷室高が、大きな荷物の積み下ろし作業に使い勝手がよく、荷物をたくさん積み込みたいというユーザーにうってつけです。
N-VANのグレードは、商用バンとしての利用を前面に掲げ、価格と装備を抑えたベーシックな「G」、電動格納式リモコンドアミラーや充電用USBジャック(急速充電対応タイプ付)、フロントシートアームレストなどの快適装備を追加した「L」があります。
さらに上位グレードとして、丸目ヘッドランプやツートーンカラーのホイールキャップなど、カジュアルなスタイリングを特徴とした「+STYLE FUN」と「+STYLE FUN・ターボ」を用意。加えて、カラーは「プレミアムイエロー・パールⅡ」や「ガーデングリーン・メタリック」などの遊び心にあふれた8色展開です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,945mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,520mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 960kg | |
燃費 | WLTCモード:19.2km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒横置 | |
最高出力 | 39kW(53ps) /6,800rpm | |
最大トルク | 64N・m (6.5kgf・m) /4,800rpm | |
駆動方式 | FF | |
トランスミッション | 無段変速オートマチック(トルクコンバーター付) |
■ダイハツ ムーヴキャンバス
《画像提供:Response》《写真提供 ダイハツ工業》ダイハツ ムーヴキャンバス ストライプス
ダイハツ ムーヴキャンバスは、レトロ調の外観と充実の装備で女性に人気の軽ハイトワゴンです。ダイハツが提供している大人気車種を一堂に会したような作りで、タントをベースに、中央部はウェイク、後部はムーヴを組み合わせて、全体的なサイズ感をムーヴに近いものにしました。
丸みのあるエクステリアデザインは可愛らしく、2トーンカラーのボディを選べば、よりレトロな印象に。ホンダ N-BOXやダイハツ タントと比べると少し低めに抑えられた全高に、両側スライドドアを採用して、これまでになかったニーズを掘り起こしています。
インテリアはナチュラルな優しいイメージを持たせた作りで、居心地の良さにこだわっています。センターメーターを採用しており、運転席周りがすっきりしているのも特徴です。気の利いた収納スペースも数多く用意されており、とくにリヤシート下の空間を利用した「置きラクボックス」は、収納スペースで困りがちな軽ハイトワゴンにとって魅力的です。
安全性能も充実しており、2018年9月の一部改良で全車に「スマートアシストIII」が標準装備されました。衝突回避支援ブレーキや誤発進抑制制御、先行車発進お知らせなど、先進の安全装備がドライブをサポートしてくれます。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,655mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,460mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 880kg | |
燃費 | WLTCモード:25.7km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 | |
最高出力 | 38kW(52ps) /6,900rpm | |
最大トルク | 60N・m (6.1kgf・m) /3,600rpm | |
駆動方式 | FF(前2輪駆動) | |
トランスミッション | CVT |
■スズキ ワゴンRスマイル
《画像提供:Response》《写真提供 スズキ》スズキ・ワゴンRスマイル
スズキ ワゴンRスマイルは、四半世紀以上の歴史を持つワゴンRシリーズ初となるスライドドアを搭載した車で、現行ワゴンRをベースに2021年9月に初登場しました。四角いフォルムに楕円形のヘッドランプを持ち、可愛らしいフォルムからファミリー層や女性に支持されています。
グレードによっても異なりますが、カラーはモノトーンカラー4種類、2トーンカラー8種類の合計12種類展開で、豊富な選択肢から個性を発揮できるのが魅力。また、現行ワゴンRの特徴でもある収納スペースが充実しており、運転席インパネアンダートレイ、助手席シートアンダートレイなど、使い勝手のよさが際立ちます。
両側スライドドアを活かし、室内空間は広々。ライフスタイルや用途に合わせて、自由なシートアレンジが可能です。リヤシートは左右それぞれが独立してスライドできる機構で、倒すことによって大きな荷物を収納する荷室にもなります。
マイルドハイブリッドを搭載したタイプでは、燃費がWLTCモードで25.1km/Lと、軽自動車でもトップクラスの燃費性能を実現。さらに、全タイプに先進の安全技術「スズキセーフティサポート」が付いてきます。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,695mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,460mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 870kg | |
燃費 | WLTCモード:25.1km/L | |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列3気筒 | |
最高出力 | 36kW(49ps) /6,500rpm | |
最大トルク | 58N・m (5.9kg・m) /5,000rpm | |
駆動方式 | 2WD(前2輪駆動) | |
トランスミッション | CVT |
まとめ
軽自動車のジャンルでも激戦区といえる軽ハイトワゴンも、各社モデルによって特徴が異なります。近年人気のクロスオーバーSUVの雰囲気のモデルや使いやすさが魅力のモデルなど、何を重視するかによって軽ハイトワゴンを選択できるでしょう。
2020年4月から9月までの販売台数でも人気なのはN-BOXです。現行モデルの2代目になってからも変わらない人気を集めていますが、その他のスペーシアギアやルークスなども魅力あるモデルです。また軽ハイトワゴンというジャンルの先駆けともいえるタントも変わらない支持を集めているモデル。
愛車を考慮するときに、本記事を参考にしてみるのはいかがでしょうか?
■車をローンで購入するなら?カーローン申込ランキング
よくある質問
■軽ハイトワゴンのメリットは?
軽ハイトワゴンは、軽自動車の中でも車内空間を広く取れるよう設計されており、普通自動車にカテゴリーされるコンパクトカーと比べても遜色ない広さを持っています。
日々の移動はもちろん、家族の送迎にも使い勝手がよく、大型荷物の積み下ろしもスムーズです。また天井が高いので開放感があり、少し距離のあるドライブでも疲れにくい特徴があります。
■軽ハイトワゴンのデメリットは?
軽ハイトワゴンは、軽自動車でありながら200万円を超える車も少なくないため、車両価格が最大のネックです。この金額であればコンパクトカーも競合に入りますし、予算をもう少し足してワンボックスやSUVも検討するユーザーもいるようです。
さらに室内空間が大きいとはいえ、規格は軽自動車なのでパワー不足は否めません。そして背が高いぶん安定性に欠けており、横風などにあおられやすいデメリットもあります。