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新型スズキ ソリオは新型となってどのように進化したのか?

新型スズキ ソリオは新型となってどのように進化したのか?

スズキは11月25日に、コンパクトワゴンの「ソリオ/ソリオ バンディット」を5年ぶりにフルモデルチェンジしました。サイズアップされて室内が広くなった新型には、他にどんな進化があったのでしょうか?

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


スズキ ソリオとはどんなクルマ?

2010年 2代目スズキソリオ

ソリオは、2005年8月にそれまでの「ワゴンRソリオ」から改名したのが初代となりますが、その個性的なワゴンスタイルと機能性は、2代目モデルから始まり4代目となる新型まで受け継がれています。

2010年にデビューした2代目モデルからのソリオ/ソリオ バンディットは、取り回しの良いコンパクトなボディと広い室内空間を両立し、両側スライドドアや前後左右ウォークスルートなど、使い勝手の良さに優れたコンパクトハイトワゴンです。

軽ハイトワゴンの手法をコンパクトカーに当てはめたことで、ミニバンにも匹敵する広い室内とスライドドアによる機能性を手に入れ、ファミリー層を中心に好評を得ました。

新型スズキ ソリオ/ソリオバンディット登場!

新型ソリオとスズキ代表取締役社長の鈴木俊宏氏

スズキ ソリオバンディット新型

5年4か月ぶりにフルモデルチェンジされて4代目となる新型ソリオは、広さや安全性、快適性などを全方位に進化させ、12月4日に発売されました。

ボディが旧型よりひと回り大きくなり、荷室床面の全長を100mm拡大させるなど、特に荷物スペースが広くなっているのが特徴です。

また、エンジンは直列4気筒の1.2Lで、マイルドハイブリッド仕様としました(一部グレードを除く)。なお、旧モデルにあったストロングハイブリッドは見送られています。

その他安全運転支援技術も進化し、全車速での追従走行が可能な「アダプティブ・クルーズ・コントロール」、道路標識を認識・表示する機能などが新たに追加されています。

旧型との比較

スズキ・ソリオ新型

旧型スズキ ソリオ

エクステリアでは、ソリオは厚みが増したフロントマスクを採用し、バンディットはポジションランプとヘッドランプの二段構えを継承しつつフロントグリルを新デザインに変更しています。

全体的にキープコンセプトですが、全長が伸びた分一回り大きく感じられます。最大の変更点はそのボディサイズの拡大で、旧型と比べて全幅で20mm、全長で80mm(バンディット70mm)拡大しています。

また、荷室床面長が100mm拡大しており、旧型で容量不足を感じていた人もこれなら満足するはずです。

予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」には新たに、最高速度・はみ出し通行禁止・一時停止・車両通行禁止を認識する標識認識機能が搭載され、一部グレードには全車速追従機能を追加し、ダッシュボード前方にスズキの小型車初採用のカラーヘッドアップディスプレイを搭載しました。

3代目では一部グレードでスズキセーフティサポートオプション設定でしたが、新型では全車標準装備となり、一部グレードには非装着車も設定されています。また、運転席・助手席SRS、フロントSRSシートサイド、SRSカーテンという6つのエアバッグを全車標準装備としています。

全長×全幅×全高3,790mm×1,645mm×1,745mm
室内長×室内幅×室内高2,500mm×1,420mm×1,365mm
エンジン

直列4気筒1.2L 

直列4気筒1.2Lマイルドハイブリッド

最高出力

1.2L 67kW(91ps)/6,000rpm

+モーター 2.3kW(3.1ps)/1,000rpm

最大トルク

118N・m(12.0kg・m)/4,400rpm

+モーター 50N・m(5.1kg・m)/100rpm

WLTCモード燃費
17.8~19.6km/L

※上記スペックは2020年12月現在のメーカー公式サイトによります。

新型 ソリオ/ソリオバンディット グレードと価格表

スズキ・ソリオ新型

グレード2WD4WD
ソリオバンディット HYBRID MV
2,006,400円
2,131,800円
ソリオHYBRID MZ
2,022,900円
2,148,300円
ソリオHYBRID MX
1,850,200円
1,975,600円
ソリオHYBRID MX(スズキ セーフティ サポート非装着車)
1,767,700円
1,893,100円
ソリオ G
1,581,800
1,707,200円
ソリオ G(スズキ セーフティ サポート非装着車)
1,515,800円
1,641,200円

※価格は税込価格です。
※上記価格は2020年12月現在のメーカー公式サイトによります。

ソリオの中古車相場

2015年式 スズキ ソリオ

中古車相場(消費税込み)

生産期間平均中古車相場
先代3代目モデル
2019年10月~2020年11月生産モデル
161.9万円
2018年7月~2019年9月生産モデル
153.0万円
2015年8月~2018年6月生産モデル129.7万円
2代目モデル
2014年8月~2015年7月生産モデル
89.5万円
2014年4月~2014年7月生産モデル
67.8万円
2013年11月~2014年3月生産モデル
77.3万円
2012年6月~2013年10月生産モデル
60.2万円
2011年1月~2012年5月生産モデル
51.6万円

上記中古車相場は2020年12月現在のレスポンス中古車検索によります。

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新型 ソリオ/ソリオバンディットのライバル

トヨタ ルーミー カスタムG-T

コンパクトカーで、トールワゴンタイプであるソリオのライバルとしては、国産車ではトヨタのルーミーしかありません。しかし輸入車を見てみると、ルノーカングーやプジョーのリフターもライバルと言えるでしょう。

トヨタ ルーミー

トヨタ ルーミー G

取り回しの良いコンパクトなサイズでありながらも、広々とした後席周りを実現し、両側パワースライドドア(一部グレードは助手席側のみ)を採用したことで軽ハイトールワゴンのような利便性を確保しました。

室内では、フロントシートウォークスルーの採用や、ダイブイン機構を採用したリヤシートによって多彩なアレンジを可能にしています。

ライバルのソリオと大きく異なるのがエンジンで、直列3気筒1.0Lガソリンエンジンと、同ターボ仕様を採用しています。

また、9月15日のマイナーチェンジにおいて、トヨペット店とネッツ店で販売されていた姉妹車のタンクは消滅し、ルーミーが全チャネル扱いとなっています。

メーカー希望小売価格(消費税込み)1,556,500円~2,090,000円
全長×全幅×全高3,700-3,705mm×1,670mm×1,735mm
室内長×室内幅×室内高2,180mm×1,480mm×1,355mm
エンジン直列3気筒1.0L 1.0Lガソリンターボ
最高出力

51kW(69ps)/6,000rpm

72kW(98ps)/6,000rpm(ターボ)

最大トルク

92N・m(9.4kgf・m)/4,000rpm

140N・m(14.3kgf・m)/2,400-4,000rpm(ターボ)

WLTCモード燃費
16.8~18.4km/L

※上記価格とスペックは2020年12月現在のメーカー公式サイトによります。

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ルノー カングー

ルノー・カングー

カングーは、ルノーが生産する小型MPV(マルチ・パーパス・ビークル)です。2009年9月から日本で発売されている現行モデルは、2代目に当たり、「カングーII」とも呼ばれています。

欧州規格の1200×800mmのパレットを積載ができる商用車がベースということもあり、フラットフロアで天井が高くて広いラゲッジスペースが特徴となています。

ポップで個性的、そして親しみのあるデザイと、ンシンプルで機能的なインテリアにスライドドアを備え、高い室内高や両開きのリアゲートといった国産車にはない魅力がアウトドアやペットライフを楽しむ人に受け、多くのファンを獲得して輸入車としては異例の大ヒットとなりました。

また、日本市場では「クルール」、「エスカパード」、「ペイサージュ」、「ラ・ポスト(LA POSTE)」といった特別仕様車が多く設定されることも人気の理由となっています。

メーカー希望小売価格(消費税込み)2,546,000円~2,647,000円
全長×全幅×全高
4,280mm×1,830mm×1,810mm
エンジン直列4気筒1.2Lガソリンターボ
最高出力(EEC)
84kW(115ps)/4,500rpm
最大トルク(EEC)
190N・m(19.4kgm)/1,750rpm(EDC仕様)
JC08モード燃費14.7 km/L
駆動方式2WD

上記価格とスペックは2020年12月現在のメーカー公式サイトによります。

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ルノー カングー新型

ルノー・カングー新型

ルノーは11月12日、欧州で新型カングーを発表しました。

サイドからの室内へのアクセス性を高めるタントのミラクルオープンドアのような、イージーサイドアクセスや「EASY LINK」マルチメディアシステムなどを備え、エレガントで広々とした室内空間を備えるなど、これまでとは異なるコンセプトの魅力的な車となっています。

日本での発売は未定ですが、期待出来そうな車種ですね。

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プジョー リフター

プジョー リフター

リフターは2列シートながらも1850mmの全高と両側スライドドアを備え、ミニバンのような広い室内スペースを持っています。

また、高い地上高と樹脂製のホイールアーチ、そしてサイドプロテクターやバンパープロテクターによってSUV的に、さらにはワゴンのようなユーティリティまでを持つ個性的なスタイリングが特徴となっています。

インテリアには、新世代コクピット「i-Cockpit」を搭載し、コンパクトなステアリングホイールや8インチのタッチパネルと赤い指針のヘッドアップディスプレイも備え、ライバルのカングーとは異なる上質な雰囲気となっています。

そして、5名乗車時でトノカバー下に597L、2列目シートを倒した状態では2,126Lもの最大容積をもつ荷室が、アウトドアライフを楽しむ人に人気となっています。

メーカー希望小売価格(消費税込み)3,290,000円~3,790,000円
全長×全幅×全高
4,405mm×1,850mm×1,880mm
エンジン直列4気筒1.5Lディーゼルターボ
最高出力(EEC)
96kW(130ps)/3,750rpm
最大トルク(EEC)
300N・m/1,750rpm
WLTCモード燃費18.2km/L
JC08モード燃費21.2 km/L
駆動方式2WD

上記価格とスペックは2020年12月現在のメーカー公式サイトによります。

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まとめ

トヨタのルーミーという強敵の登場で、無敵だったコンパクトトールワゴンの市場で苦戦を強いられていうソリオ。しかし、ライバルがいてこそ進化するのも確かです。新型となって魅力を増したソリオはあなたの目にどう映ったでしょうか?

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