ヘッドアップディスプレイとは?
フロントガラス照射型ヘッドアップディスプレイ
ヘッドアップディスプレイとは、運転中に情報をドライバーの目線に入りやすい位置に映し出す装置のことです。目線の先にヘッドアップディスプレイを使用して情報を映し出すことで、運転中の視線を落とすことなく様々な情報を取り入れることができます。
ヘッドアップディスプレイに映し出される情報としては「速度」「ナビ情報」「燃料補給マーク」「エンジンの回転数」などがあります。
これらの情報を取り入れるために視線を動かす必要がなくなり、運転に集中できるようになるでしょう。ヘッドアップディスプレイは別売しているので、後から装着することもできます。自動車によっては、最初からオプションとしてヘッドアップディスプレイがついている場合もあります。
■ヘッドアップディスプレイの重要性
ヘッドアップディスプレイを利用すれば走行中によそ見をしなくても様々な情報が確認できるため、運転手が運転に集中できるようになります。
通常、ナビを確認するためには視線をナビに落として、曲がる場所や目的地までの到着時間を目視しなければなりません。しかしヘッドアップディスプレイを使用すれば、目線を前にむけたままでも、目的地までの情報をインプットできます。
運転に集中しながらでも様々な情報を受け取れるヘッドアップディスプレイは、よそ見防止の面からも今後ますます重要性を増していくでしょう。
ヘッドアップディスプレイの種類
パニソニックのフロントインフォディスプレイ「CY-DF100D」
ヘッドアップディスプレイにはいくつか種類があり、投影方法によって種類が異なります。ここでは、3種類ご紹介します。
■1. 投影タイプ
投影タイプとは、専用のディスプレイに映像が映るタイプです。ヘッドアップディスプレイから半透明の画面が出てきて、半透明の画面に様々な情報が映し出されます。
カー用用品店やインターネットショップでも簡単に手に入りますし、使い方も非常にシンプルで誰でも簡単に使いこなせるようになるでしょう。
■2. スマホディスプレイタイプ
スマホディスプレイタイプとは、スマホの画面をディスプレイに投影するタイプのことです。スマホディスプレイタイプのヘッドアップディスプレイを使用することで、目線をスマホに移さなくてもナビを使用できるようになります。
スマホディスプレイタイプにも、スマホをヘッドアップディスプレイの装置に置いて反射させて情報を得るタイプと、スマホとヘッドアップディスプレイをWi-Fiで接続して情報を映し出すタイプがあります。Wi-Fiで接続するタイプの方が鮮明に映像が映りやすいですが、高価格になりやすい傾向があります。
■3. 照射タイプ
照射タイプとは、フロントガラスに情報を投影させるタイプのことです。ヘッドアップディスプレイから映像を映し出し、情報を直接フロントガラスに表示させます。
フロントガラスに速度やトリップメーターが映し出されている様子は近未来的でとてもおしゃれに見えるため、見た目にもこだわりたい方におすすめです。
ヘッドアップディスプレイの接続方法
《写真提供:response》日産 キックス の2021年モデルのティザーイメージ(米国仕様)
ヘッドアップディスプレイを自動車と接続する方法には、以下の2種類があります。
■1. シガーソケットで接続
自動車のシガーソケットに接続して電源を取り、ヘッドアップディスプレイを起動させる方法です。シガーソケットにヘッドアップディスプレイの部品を接続するだけで動くので、接続が非常に簡単です。
取り外して別の車で使用することもできるので、1つのヘッドアップディスプレイを何台かで共有できます。さらにバッテリーも上がりにくいので、特に大きなリスクもなく安心して使用できるタイプでしょう。
■2. OBDで接続
自動車のOBDに接続して、ヘッドアップディスプレイを起動させる種類もあります。シガーソケットで接続するタイプより安定して稼働しますが、常に電気が通っているためバッテリーの消費が懸念されます。
また取り付けが難しいので、一度取り付けてしまうと取り外しが面倒に感じることもあるでしょう。
ヘッドアップディスプレイ おすすめ商品10選
ここでは、ヘッドアップディスプレイのおすすめ商品を10個ご紹介します。自分に合ったヘッドアップディスプレイを見つけ、快適なカーライフを送りましょう。
■1. ニコマク HUD ヘッドアップディスプレイ
ニコマク HUD ヘッドアップディスプレイは投影タイプで、本体に付属している半透明の画面に情報を映し出します。高い反射率で高透明率の画面を採用しているので、とても見やすいです。
さらに感度センサーがついていて、周囲の明るさを感知して自動で明るさを調節することができるため常に画面が見やすいでしょう。
■2. ニコマク HUD ヘッドアップディスプレイ GPS
こちらのニコマク HUD ヘッドアップディスプレイ GPSも、照射タイプです。簡潔で綺麗な画面なので、運転中に目線を外さなくても情報をインプットできます。
運転しながら自然に目に入ってくるような感覚で使用できる、ヘッドアップディスプレイです。
■3. ACECAR ヘッドアップディスプレイ OBD2+GPSモード
ACECAR ヘッドアップディスプレイ OBD2+GPSモードは照射タイプで、リーズナブルな価格でありながら乗り手に親切で優秀な機能がいくつもついています。例えば故障診断装置によって、車両が故障した際に運転データを読み取ることができます。さらに以下の項目に対して警報機能がついているので、安全に運転ができるでしょう。
・バッテリー低電圧
・オーバーヒート
・スピード違反
・オーバーレブ
・過労運転
ヘッドアップディスプレイ選びに失敗したくない人は、ACECAR ヘッドアップディスプレイ OBD2+GPSモードを選択すると良いでしょう。
■4. HUDネオトーキョー OBD-X1 ヘッドアップディスプレイ
HUDネオトーキョー OBD-X1 ヘッドアップディスプレイは、投影タイプでシンプルな作りとなっています。ディスプレイが小さめですが自動輝度調節機がついているため、非常に見やすいです。
急にトンネルに入って暗くなっても比較的見えやすいことも、嬉しいポイントです。
■5. マックスウィン ヘッドアップディスプレイ HUD OBD2 タコメーター スピードメーター
こちらのマックスウィンの製品には、速度や燃費などの運転に役立つ情報を映し出す機能だけでなく、各種警報機能も搭載されています。水温、速度超過、電圧などの項目で異常を検出すると、アラームで運転手にお知らせしてくれます。
安全に運転ができるような工夫がたくさん備わっているため、多機能なものを求める方におすすめです。
■6. JSDDE HUDヘッドアップディスプレイ
JSDDE HUDヘッドアップディスプレイは照射タイプで、フロントガラスに運転情報を綺麗に映し出します。非常にリーズナブルな価格でありながら、明るさ自動調節機能や過速度警報などが搭載されているもの特長です。
さらに取り付けも簡単で、難しい工程が苦手な方にもおすすめです。
■7. Antion ヘッドアップディスプレイ HUD
Antion ヘッドアップディスプレイ HUDも、照射タイプです。独特な緑発色で、おしゃれな雰囲気を醸し出します。
工具なしでシガーソケットに挿すだけですぐに取り付けできるので、誰でも簡単に使用できるでしょう。速度超過時のブザー機能もついているので、安全に運転できます。
■8. HUGヘッドアップディスプレイ OBD
HUGヘッドアップディスプレイ OBDはとてもシンプルな作りでありながら、速度、エンジン回転数、電圧、水温、走行距離、走行時間などの運転データが一目で運転情報がわかるようになっています。
ABS素材が使われているため日差しで劣化しにくく、長い間使用できるでしょう。
■9. MAXWIN(マックスウィン) HUD ヘッドアップディスプレイ
MAXWIN HUD ヘッドアップディスプレイは、スマホディスプレイタイプのヘッドアップディスプレイです。
スマホとWi-Fi接続することで、簡単にiPhoneやAndroidの画面をディスプレイに映し出すことが可能です。車にナビが搭載されておらず、スマホのナビを利用していたという方におすすめの商品です。
■10. HUD NAVITIME HUDWAY GLASS×カーナビタイム
こちらの製品はスマホディスプレイタイプのヘッドアップディスプレイです。
米国でクラウドファウンディング時から話題になっていた製品が、日本に上陸しました。スマホを置くだけでカーナビとして利用可能で、そのうえ地図の更新は不要、新規開拓道路も即日地図に反映される優れものです。
まとめ
《写真提供:response》ヘッドアップディスプレイ
今回の記事では、ヘッドアップディスプレイの種類とおすすめ商品についてご紹介しました。ヘッドアップディスプレイを使用することで、運転に集中した状態でナビなどの情報を取り入れることができます。ぜひこの機会に、ヘッドアップディスプレイを試してみてはいかがでしょうか。