ジュニアシートって何
タカタ 312-i fix ジュニアシリーズ
小さな子どもを車に乗せる際には、道路交通法で子供用のシートを取り付けなければいけないと定められています。子供用のシートは一般的に”チャイルドシート”と呼ばれていますが、厳密にはベビーシート・チャイルドシート・ジュニアシートなど種類が別れています。
ベビーシートは新生児から1歳頃まで使用するもので、ベッドに横に寝かせる形で使用します。
チャイルドシートは座席のような形状になっており、およそ1歳から4歳頃まで使用する事が出来ます。中には子供を横に寝かせるベビーシートと兼用になっているものもあります。
ジュニアシートとは一般的に3歳・4歳以降に使用する事が多い子供用シートの事になります。使用する子供の体格の目安としては、身長100cm・体重が15kgとなっています。
ジュニアシートの着用は法律上の義務です
タカタ 321-i fix ジュニア
ジュニアシートを含むチャイルドシートの着用は、2000年の道路交通法の改正によって義務付けられました。
6歳未満の乳幼児を車に乗せる際には必ず着用しなければなりません。使用する事を怠ると罰則を科せられてしまうので注意が必要となります。
■必要なら6歳過ぎてもジュニアシート
子供が6歳を過ぎれば、子供用のシートを着用する法律上の義務はなくなります。ただし、通常のシートベルトは身長が140cm以上の人を対象にしているので、140cmに見たない場合には首がしめられてしまう恐れがあります。
そのた為、一般的なシートベルトを使うよりジュニアシートを利用する方が安全となり、自治体によっては10歳までの使用を推奨しているところもあります。
正しいジュニアシートの選び方
レカロ Start J3
種類としては様々あり、中には1歳頃から使用できる製品もありそれぞれそれぞれ特徴が異なっています。子供が3歳ぐらいになるとチャイルドシートが窮屈になってくるので、ジュニアシートに移行していきます。
また、背もたれ部分と座面部分が備わっているのがオーソドックスな形状ですが、側方に大きく張り出したサポートが取り付けられているハイパックレストタイプも人気があります。
このハイパックレストタイプは子供の頭と胴体をしっかりと守ってくれるので、ダメージを受けやすい側面からの衝撃にも強いのが特徴になっています。
しかし、サイズが大きいので、コンパクトカー等に使用すると圧迫感を感じる事もあります。子供の安全性を重視しつつ、使い勝手の良さも考慮して選ぶのがお勧めとなります。
たまにしか使わなかったり、使わない時にはしまっておくという方は折りたたみ式を選ぶ方が、利用方法としての利便性がありますので勧め出来ます。
おすすめのジュニアシート
子供を車に乗せる際に最も気を付けたいのは、子供の安全を守る事になります。万が一、事故にあってしまった時でも子供用のシートに座っていれば大きなケガは避ける事は出来ると思います。
■1. BRITAX ROMER(ブリタックス・レーマー) KIDFIX III S
ブリタックスレーマーはドイツメーカーになります。ヨーロッパではトップシェアを誇っており、優れた安全性を有しており高速道路アウトバーンにも対応しています。
側面からの衝撃を変形しながら吸収するパッドや腹部への圧迫を軽減するセキュアガード等が装備されています。4歳から12歳頃まで使用できるハイスペックの商品となります。
■2. CYBEX(サイベックス) ソリューションS i-フィックス
サイベックスはドイツ生まれの育児用品ブランドになります。シートベルト固定両対応 ソリューションS i-フィックスは3歳から使用できる商品で、側面衝突テストを行い側面衝突軽減を施した機能となっており、子供をより安全に守ってくれます。
体重別ではなく身長別へと使用区分を変更したことにより、 ジュニアシートの変更時期が分かりやすく、子供の成長に合わせて安全・適切に変更することができます。
■3. Child Guard(チャイルドガード) Child Guard Junior
チャイルドガードジュニアはタカタ312アイフィックスジュニアに改良を施したモデルで、ヨーロッパ向けの製品がベースとなっています。
子供の体格に合わせたサポート機能が付いているのが特徴となります。
エアバッグの技術が生かされており、ヘッドレストの左右にエアパッドが備わっています。側面衝突対策が強化されているので、ドイツの安全性能試験でも高く評価されました。
折りたたみ式なので、コンパクトに収納する事も可能となっています。
■4. Aprica(アップリカ) フォームフィット ISOFIX 360°セーフティー
ISOFIX取付タイプで1歳頃から10歳頃(身長76cmかつ月齢15か月以上から身長135cmまで)まで使え、安全規則R129(UN規則No.129)に適合しており子供の安全を守ります。さらに、ヘッドレストには衝撃吸収材が使用されており、子供を安全に守ります。
成長に合わせて1つのレバーで高さの調整ができるだけでなく横幅の調整もできるうえ、両サイドには頑丈なプロテクター(サイドシールド)装備されており、サイドからの衝撃を軽減してくれます。
ムービングシートにより座席部分が前に動きリクライニングさせることが可能となっており、速乾性のメッシュシートを採用することで、汗をかきやすい子供でも快適で楽な姿勢を保つことができます。
■5. シービーエックス ソリューション2フィックス
シービーエックス ジュニアシート ソリューション2フィックス
ソリューション2フィックスは、手頃な価格で高品質なコストパフォーマンスの高い商品になります。シートの側面は2重構造になっているので、シートの内部で衝撃を吸収してくれれる構造が魅力としてお勧め出来ます。
ヘッドレストの高さは7段階に調節する事ができ、体の成長に合わせる事が出来ます。3歳から12歳までと長期間使用できるのも特徴となります。
■6. GRACO(グレコ) ジュニアプラス
GRACO(グレコ)のジュニアプラスは、3歳から11歳頃まで使用する事が出来る商品となります。成長に合わせて背もたれは取り外せるようになっており、6段階の高さに調節が可能なヘッドサポートも付いています。
ひじ掛けも2段階の高さに調節が可能で収納式のカップホルダーも付いており、ドライブ中に飲み物を置いたりお気に入りの玩具を置くなど便利に使用する事が出来ます。さらにウォッシャブルシートなので丸洗いする事ができ、衛生面としても優れている商品と言えます。
■7. GRACO(グレコ) コンパクトジュニア
GRACO(グレコ)のコンパクトジュニアは、成長に合わせて使えるロングユース設計の商品になります。アームレストも調節可能なのでシートベルトを肩にしっかりとフィットさせることができ、長く使用する事が出来ます。
ウォッシャブルシートなので、食べこぼしなどをした時も丸洗いして清潔に保てます。収納式カップホルダーが付いており、使わない時には閉まっておく事が出来ます。
まとめ
レカロ・スタートJ1
今回、ご紹介したように様々なタイプがありますが、高い安全性能を持つ商品が人気を集めています。子供の成長に合わせて調節できるタイプも人気があり、細かく調節できると体にぴったりフィットさせることが出来ます。
安全性を高める事にも繋がり、万が一事故に巻き込まれてしまった場合でも、ケガを軽減することが出来ます。衛生面として気になる方は、丸洗いが可能なウォッシャブルシートを選ぶといいでしょう。