停電が怖いのは家だけじゃない!車も電気仕掛け多数
《画像提供:Response 》ボッシュ バッテリー
異常気象などに伴う停電を経験したことのある方も多いのではないでしょうか。夏場や冬場での停電は命の危険すらありますし、過ごしやすい気候の時期であっても、さまざまな家電を動かすことのできない大変さは、できればもう経験したくないものですよね。
そんな停電の大変さは、実は自動車にも当てはまります。
近年の車はどんどん機能や快適性が向上している反面、それらの多くを電子機器によって実現しています。そのため、バッテリーが上がってしまうとかなり影響が大きなものとなります。
■キーレスなしでロック解除できる?バッテリー上がりの影響大!
《画像提供:Response 》BMW iPhoneを利用したデジタルキー
バッテリーが上がるとエンジンがかけられないのは想像しやすいものの、近年多くの車で標準装備されるキーフリーシステムなどのリモコンキーによる解錠が作動しないなど、車に乗り込むことすら難しくなることも考えておく必要があります。
緊急時用に、リモコンキーにはメカニカルキーが内蔵されているものの、どこに内蔵されているのか、車のどこに使ったらいいのか、慣れていないと分からないことだらけですよね。とりあえず車の中の荷物だけ取り出したいだけなのに!と思っても、結局ロードサービスを待つほかないかもしれません。
また、ご自宅でのバッテリー上がりならまだマシですが、出先でバッテリーが上がってしまうと、さらにプレッシャーも重なりますね。
このような面倒を避けるべく、愛車のバッテリーの状況をしっかりチェックしておいて、寿命が来てしまう前に予防的な交換を心がけておきたいところです。
こんな症状は「突然死」寸前かも?! バッテリーの寿命は何年?
■性能低下が進んだカーバッテリー、車にはこんな症状が
古河電池 自動車用バッテリー「Altica(アルティカ)」
エンジンが一発でかからない、始動が弱々しい
最近一発でエンジンがかからないから、何回もプッシュスタートを押さなきゃいけない、とか、エンジンはかかるけどクランキングが弱々しい感じがする、と感じたなら、バッテリーの寿命が近づいている可能性もあります。
エンジンの始動は瞬間的に大電流が求められるので、バッテリーにとっても負荷の大きい作業。バッテリーの健康状態が如実に現れやすい部分です。
近年のバッテリーは高性能なので、寿命が来るまで意外と普通にエンジンをかけることができてしまう場合もあるので、ここだけに頼った性能評価はおすすめできませんが、点検してもらうタイミングにはちょうどいいかもしれませんね。
電装品の動きが悪い、エンジン回転数で動きが異なる
エンジンの回転数が高めで充電に余裕のある走行中と、回転数が低く抑えられていて充電量が少なめなアイドリング中で、ヘッドライトの明るさやパワーウィンドウの動き方など電装品の動きに違いがあるようなら、バッテリーの性能低下も疑ってみる必要があります。
こちらも高性能化が進むバッテリーと、LEDヘッドランプなどの機能の普及によって、あまりはっきりと感じ取れないこともあるかとは思いますが、目安としては分かりやすいかもしれませんね。
アイドリングストップの作動頻度が低い
アイドリングストップ機能が付いている車なら、アイドリングストップの作動頻度でもバッテリーの調子を探ることができます。購入直後は停止のたびにアイドリングストップしていたのに、そういえば最近全然アイドリングストップしない、とか、メーターに「アイドリングストップできません」というメッセージが頻繁に表示されるなどの場合、バッテリーが弱っているかもしれません。
アイドリングストップ機能付きの車は、頻繁なエンジンの停止と再始動に対応した専用バッテリーを搭載しています。そんなバッテリーでも、使用に伴って段々と性能が低下してくるので、交換が必要になります。
アイドリングストップ機能はエアコン作動や暖機中など、さまざまな要素で作動と非作動が自動的に判断されるので、一概に作動しないことがバッテリーのせいだけとは言い切れませんが、一度バッテリーの点検をしてもらえばより安心でしょう。
■バッテリーの寿命って何年?詳しく定まらない難しさ!
トヨタ プリウスのバッテリー
バッテリーは2〜3年で交換がおすすめですよ、と聞いたことがありませんか。もちろん早めの交換に越したことはないものの、2〜3年が経つと急に壊れてしまうのだろうかと思いがちですよね。
この2〜3年というスパンは、バッテリーメーカーが補償期間として設定していることが多く、正常な使用にも関わらず壊れてしまった場合には交換しますよ、という期間となっています。そのため、使用状況に応じて、もっと短い期間で壊れてしまう場合もあるでしょうし、場合によっては5〜10年程度も問題なく使用できる場合もあるようです。
車の使われ方は人それぞれですので、一概にバッテリーの寿命を年数で設定することが難しいため、補償期間をベースとした交換がおすすめされているというわけですね。
そのため、2〜3年が経っていない間もバッテリー点検は受けておいた方が安心ですし、補償期間が過ぎたなら定期的にバッテリーの調子をチェックして、寿命が来る前に察知しておく必要があります。
春夏秋冬快適なドライブのために、イエローハットで点検・交換
■ハードル高めのバッテリーDIY交換… プロに任せちゃおう
《画像提供:Response 》スバル レガシィ バッテリー交換の様子
バッテリーの交換作業自体は、気をつけるポイントにさえ注意すればDIYでも作業可能。カー用品店やカーディーラーだけでなく、ホームセンターなどでも新品バッテリーが販売されていますし、近年ではネット通販を利用する手もありますね。
しかし、12Vと比較的低電圧なバッテリーながら、ショートさせてしまうと火花が盛大に散って最悪の場合バッテリーが爆発してしまったり、バッテリー内部の電解液である「希硫酸」が漏れてしまう場合もあるなど、取り扱いに十分注意が必要な部品です。
バッテリー本体はかなり重量がありますし、鉛や硫酸を用いていることから家庭用ゴミとして処理できないので、引き取ってもらえる場所を探す必要もあります。意外と面倒が重なりますね。
そのため、イエローハットなどのカー用品店で購入から交換まで任せてしまうのが、おすすめです。
■イエローハットで見つかる、信頼できる車の主治医
イエローハット店舗 イメージ
国内店舗数は700店以上と豊富で、きっとあなたのお住まいの周辺にもあるイエローハットなら、バッテリーだけではなく車丸ごとの頼れる主治医としておすすめです。
豊富な店舗数だけでなく、メカニックの技術力にも定評のあるイエローハットなら、バッテリー交換などの軽い作業はもちろん、タイヤ交換や車検といった作業でも安心して任せられることでしょう。
■店頭でバッテリーを選んだら、そのまま交換も頼めちゃう!
パナソニックストレージバッテリー カオスプロ
イエローハットの店舗を訪れれば、用途や容量に応じたさまざまな種類のバッテリーが在庫されていて、驚いてしまうかもしれません。きっとお乗りの車に対応するバッテリーが在庫されているほか、こだわりのバッテリーをお探しなら、事前に取り寄せてもらうことも可能でしょう。
なので、あなたは愛車でイエローハットに向かうだけ。適切なバッテリーをスタッフと一緒に選んで購入すれば、そのままピットでスムーズに交換してもらえます。
もちろん絶対に購入が必要なわけではなく、バッテリーの点検だけをイエローハットにお願いすることも可能。プロの目でバッテリーの健康状態を確認してもらえるので、安心感がありますよね。
■気になる気になる工賃や作業時間、イエローハット最新情報まとめ
イエローハット オリジナルLINEスタンプ「ハットにゃん」
2021年7月現在、イエローハット公式ホームページで紹介されているバッテリー交換の作業工賃と作業時間目安をご紹介しましょう。
作業工賃は550円から、作業時間は15分からとなっており、リーズナブルな価格で短時間の作業となる場合がほとんどのようですね。
作業時間が短めなので、ピット作業が混み合いがちな休日などでもあまり待たずに作業を完了してもらえる場合もありそう。バッテリーを選ぶ時間を加えても全体で30分程度からと、お出かけの合間に済ませることも可能でしょう。
■交換だけ頼めちゃう?バッテリー持ち込み交換に対応する店舗も
店舗により対応状況に差がある点には注意が必要ですが、ネット通販などで安く手に入れた新品バッテリーが手元にあるなら、お近くのイエローハットが持ち込み交換に対応しているか問い合わせてみるとよいでしょう。
プロの手による確実な取り付けで安心感がありつつ、もしかするとイエローハット店頭販売のバッテリーよりも価格が安上がりになる可能性もあります。
ただし、持ち込み部品の取り付けの場合は、対応してもらえたとしても上記でご紹介した目安よりも工賃が高くなることには注意が必要です。
まとめ
イエローハット プライベートブランドバッテリー「ガルダー ハイグレード」
現代の自動車を支える重要部品のバッテリーについて、詳しくご紹介してきました。
バッテリーなんてどこについているのかすら知らない!そんなあなたでも、お近くのイエローハットに車で行けば、スタッフがきちんと点検してくれます。出先でバッテリー上がりなどという最悪のケースを避けるためにも、バッテリーの性能低下を見逃さずに早めの交換をおすすめしたいところです。
よくある質問
■車のバッテリーも乾電池みたいに、使い切ったら交換なの?
カーバッテリーは、電力を供給するだけでなく、エンジンの回転などを利用して発電した電力を蓄えておく役割もあるので、乾電池とは交換目安が異なります。車は放電と充電とを状況に応じて自動で制御してくれますが、エンジンを切った状態でヘッドランプを点けっぱなしにしてしまうなど放電が続くと、バッテリーが上がってしまいます。
■車のバッテリーの中身は硫酸って聞いた、ホントなの?
カーバッテリーに用いられることの多い鉛バッテリーでは、バッテリー液として「希硫酸」が用いられます。希硫酸とは、比較的低濃度の硫酸水溶液のことですが、それでも目に入ると失明のおそれ、皮膚につくとやけどのおそれがあるなど、取り扱いには注意が必要です。
■車のバッテリーって、どこに付いてるの?
ほとんどの車ではエンジンルーム内に設置されるカーバッテリーですが、車両の重量配分の関係やスペース上の制約などから、トランクルームやシート下、トラックでは荷台下に設置される場合もあります。詳しくは、車両の取扱説明書を参照すると確実でしょう。