ホンダのフラッグシップミニバン「オデッセイ」が進化して復活
《画像提供:Response》〈写真提供:ホンダアクセス〉オデッセイ フロントスタイリング
オデッセイは、1994年10月に“使う人の生活をより楽しく豊かに広げることを目指す”クリエイティブ・ムーバーシリーズ“の第1弾として登場し、ミニバンブームの先駆けとなったモデルです。
現行モデルは2013年に登場した5代目。日本では2020年にマイナーチェンジモデルが登場するも、国内ではわずか1年後の2021年末で一度生産終了となり販売も終了していました(中国では継続)。
そんななか、2023年4月にこのマイナーチェンジモデルをベースとした改良モデルを今冬に発売するとホンダが発表。そして9月7日に予約受付が開始されました。この改良モデルは、これまでの日本生産ではなく、中国生産モデルとなります。
それまでのモデルとの違いは、「精錬」をコンセプトとした、押し出し感と高級感のある新たなフロントグリルを採用し、存在感を高めるとともに、シンプルでありながらも重厚感を感じるデザインに進化するほか、エレクトリックギアセレクターやワイヤレス充電器を新たに装備しています。
また、先進装備面では、安全運転支援システム「ホンダセンシング」に、新たに近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビーム、急アクセル抑制機能を追加、安全性能も強化しました。
《画像提供:Response》〈写真提供:ホンダアクセス〉オデッセイ リアスタイリング
さらに、新たなモデルとして“e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION”を設定。
BLACK EDITIONでは、その名の通り、ブラックを基調としたフロントグリルやドアミラー、アルミホイールなどを装備し、よりブラック加飾パーツを増加させることでよりプレミアムな印象とするほか、インテリアでは、本革シートを標準装備し、2列目には両側アームレスト付4ウェイパワーシートとシートヒーター、折りたたみ式の2列目シートセンターテーブルを採用することで、高級感を高めています。
《画像提供:Response》〈写真提供:ホンダアクセス〉オデッセイ改良モデル純正アクセサリー「11.4インチ Honda CONNECTナビ」装着イメージ
今回の予約受付開始と同時に、グレード構成やカラーが明らかとなりました。
今回用意されるグレードは、前述の最上級グレードとなるe:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITIONとそのベースとなるe:HEV ABSOLUTE・EX、そしてベースグレードとなるe:HEV ABSOLUTEの3種類。
e:HEV ABSOLUTEでは、ハンズフリーアクセスパワーゲートや、ワイヤレス給電、本革シートなどがなくなり、e:HEV ABSOLUTE・EXではそれらすべてが標準装備となります。
またe:HEV ABSOLUTEでは17インチホイールが、e:HEV ABSOLUTE・EXでは18インチホイールが装備されます。
カラーは、プラチナホワイト・パール、フォーマルブラック、プレミアムヴィーナスブラック・パール、メテオロイドグレーメタリック(e:HEV ABSOLUTE・EXのみ)の全4色が用意されます。
価格はまだ公開されておりませんが、予約受付が開始されているだけに、ディーラーへの問い合わせをすればおおよその金額が確認できるでしょう。
また、中国生産ということで導入が期待されていた豪華な4人乗り仕様は日本では設定されないようです。
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