【比較】ホンダ ジェイド・日産 ラフェスタ ハイウェイスター

ホンダのジェイドと日産のラフェスタハイウェイスターは同じSクラスミニバンで、どちらもスポーティーな走りが特徴的ですが、ジェイドはミニバンでありながらもステーションワゴンのような先鋭的な形で、比較的少人数の家族向けのようなイメージです。

一方のラフェスタハイウェイスターは、7人乗りで車内は広々としており、両側スライドドアも採用しているなど快適に過ごす為の装備が充実しています。


ここでは、それぞれに特徴を持った両車を比較していきます。

運転もしやすく車内も広い両車は、様々なシーンで活躍してくれます。


ジェイドはミニバンサイズですが、セダン並みの全高の低さなので運転がしやすく、ラフェスタハイウェイスターは、電動スライドドアによって狭い駐車場などでも乗降がしやすいので日常の買い物やご家族の送り迎えなど、街中を走るのに最適な車です。

旅行や車中泊などについても両車ともシートアレンジが可能なので充分に楽しめます。


使い勝手の良いジェイドとラフェスタハイウェイスターは、日常使いから特別な時間まで幅広く活用できる両車となっています。

ホンダジェイドは6人乗りで3列シートのミニバンタイプですが、全高が低くステーションワゴンのような形で、発売当初はミニバンを名乗らず、斬新的な新しいタイプの車種です。低車高でセダンのような形なので立体駐車場にも入れられ、燃費性能も非常に優れています。

また、安全性に関しても優れた性能を持っており、その性能はJNCAPファイブスター賞を受賞するほど認められています。価格については、ハイブリッド車で272万円～292万円、ガソリン車で253万円となっています。

ラフェスタハイウェイスターはマツダのプレマシーのOEMを受け全幅1750mmで7人乗りの3ナンバー車として開発されました。内装や使いやすさの部分はそれとわかるような作りになっていますが、デザインはプレマシーの特徴がほとんど見られない作りとなり、

日産らしさをそこに入れエルグランド等の日産ミニバンとしての統一感を持たせ、グッドデザイン賞も受賞しました。価格は、230万円から270万円とジェイドに比べるとお買い求めやすい設定になっています。

■ホンダ ジェイドシートアレンジ


ジェイドは荷物の量や車に乗る人数によって、多彩なシートアレンジが可能です。3列目シートの5:5分割床下格納機構と2列目シートを活用することにより、2人乗り～6人乗りの仕様へとアレンジすることができとても便利です。

また、2列目にVスライドキャプテンシートを採用しているのが特徴で、シートをスライドさせることで
自宅のソファでくつろいでいるかのような空間を演出できるので、2列目に座った方も優雅な気持ちでドライブを楽しめます。

■日産ラフェスタ ハイウェイスターシートアレンジ　


ラフェスタハイウェイスターは2列目にフレキシブルシートを採用しています。これは、収納すればキャプテンシート、引き出せば7人乗りのベンチシートになるというものでこちらを活用することで多彩なシートアレンジが可能となります。

荷物の多い時にはセカンドシート、サードシートをすべて倒すことでフラットでかなり広いスペースが広がります。また、各座席にゆとりを持たせているので3列目の座り心地も快適で乗車する人すべてが楽しめるようになっています。

乗降性についてですが、まずラフェスタハイウェイスターが両側に電動スライドドアを採用しており、ドア開口部の広さも686mm開くので狭い駐車場などでもとてもスムーズに乗り降りが出来ます。

ステップの高さに関しては、両車とも低いフロア設計になっているので、小さなお子様やお年寄りなども負担を感じることなく乗り降りが出来るようになっています。

ジェイドのラゲッジスペースはシートアレンジすることによって多彩な荷物を収納することができます。3列目は5:5分割床下格納機構が搭載されており、格納することでフラットでさらに広い収納スペースが作り出せます。

3列目収納の方法は、バックドアの外側からが簡単に出来るのでとても便利です。また、バックドア開口部の地上からの高さが低く設定されているので、積み下ろしもストレスなく出来ます。

ラフェスタハイウェイスターは、運転席や助手席、そしてセカンドシートからサードシートまで、どこに座っていても便利な収納スペースを多数設定しています。3列目の収納もワンタッチででき、フラットに出来るので荷物が多い時もとても便利です。

またインテリジェントキーを携帯していれば、リクエストスイッチを軽く押すだけでドアのロック・アンロックが可能なので、ドアのぶにキーを差し込んだり車内にキーを閉じ込めてしまったなどという事もなくなります。

ジェイドは、予防安全性能評価 ASV+を獲得するなど安全性能も非常に高くなっています。そのなかでも特徴的なのは、Honda SENSINGが搭載されており、これはミリ波レーダーと単眼カメラを融合した高精度な検知機能によってドライバーをサポートしてくれる機能です。

また、衝突安全性についても、新・安全性能総合評価で最高ランクのファイブスター賞を獲得するほど追求されており、万が一衝突してしまった際のエアバックは、前方のみだけでなく側面からも対応してくれ、乗員の衝撃を軽減してくれます。



ファミリーカーとして安全対策に抜かりがありません。

ラフェスタハイウェイスターは、先進機能を駆使してSAFETY SHIELDのもと、通常運転から衝突後まで、クルマが状況に応じて様々なバリア機能を働かせ、少しでも危険に近づけないようサポートし続けます。

その一つとして、VDC（ビークルダイナミクスコントロール）は、各種センサーによりドライバーの運転操作や車速などを検知し、ブレーキ圧やエンジン出力を自動的に制御し悪条件の路面などでの車両の安定性を向上させ、走行時の安心感を高めてくれます。



また、高剛性・安全ボディを採用することで万が一の時も被害を最小限にとどめられるようにするなど衝突安全性も非常に高くなっています。

環境性能・JC08モード燃費のガソリンエンジン車を比較してみます。ジェイドが18.0km/Lでラフェスタハイウェイスターが最大16.2km/Lと燃費性能ではやはりジェイドの方が良いです。

ジェイドは1.5Lエンジンと独自の「スポーツハイブリッドi-DCD」との組み合わせで気持ちの良い走りと燃費性能を誇ります。ラフェスタハイウェイスターのエンジンは2リットルの直噴で150ps。ミッションは5AT（2WD）で、クラス最良の操縦安定性の高さとなっています。

実際に試乗した方の感想はどうでしょうか。


ジェイドのエンジンは1.8～2リットル級エンジン車と同等の走りを見せますが、普通のミッションを積むエンジン車とは比べものにならないスムーズな走りで、ひとクラス上のコンフォート性を披露してくれるとの事です。

一方ラフェスタハイウェイスターは、このクラスの中でも最良の安定性、乗り心地の良を感じられるようです。また、コストパフォーマンスにも優れておりとてもお得に感じられる一台のようです。


是非一度お試ししてみてはいかがでしょうか。