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【新車販売台数ランキング】圧倒的人気の「ヤリス」が降格!ランキングはどう変わった?

【新車販売台数ランキング】圧倒的人気の「ヤリス」が降格!ランキングはどう変わった?

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した2024年1月の新車販売台数ランキングによると、今回はトヨタ「ヤリス」がついに1位でなくなったほか、ダイハツのOEM車であったトヨタの「ルーミー」「ライズ」がランキングから姿を消したようです。

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2024年2月の新車販売台数ランキングはこちら

2024年1月はどんな車が売れた?

《画像提供:Response》〈写真撮影:小林岳夫〉トヨタ カローラクロス

2024年1月は、マツダのスポーツカー新型「ロードスター」や5代目となる新型「スイフト」のMTモデル、マイナーチェンジを果たした新型「ノート」など、数多くの新型車が発売に至りました。また商用車ではありますが「ハイエース」の一部改良や「ヤリスシリーズ」の一部改良も行われるなど話題に富んだ1ヶ月となりました。一方12月に内部告発により発覚した、ダイハツの不正の影響が如実に出てきたタイミングでもあります。さて、1月はどのような順位変動があったのでしょうか。

不動の1位だったヤリスシリーズが降格!

《画像提供:Response》〈写真撮影:井元康一郎》 ヤリス「1.5 Z」

1位は、これまでずっと不動だったトヨタ「ヤリス(ヤリスやヤリス クロスといったヤリスシリーズの合算値)」から、「カローラ(カローラもヤリス同様カローラシリーズ)」にバトンタッチ。ヤリスシリーズは2位となり、久々に順位が入れ替わりました。一部改良による入れ替えの影響があるのかはわかりませんが、わずかな差ではあるので、来月には変わってしまうかもしれません。

3位は変わらず「シエンタ」、4位には「プリウス」とトヨタ車が続いていますが、5位には日産「ノート」が順位を上げランクイン。マイナーチェンジモデル発売が好調に寄与しているのかとも思えますが、前年比は86.1%と厳しく今後の成長に期待です。

10月で14位から8位になり、11月では5位、12月は6位につけるなど、しばらく好調が続くホンダのコンパクトSUV「ヴェゼル」。今回も6位をキープし、さらに前年比は255.7%と超好調。今後もノートとともに、トヨタ勢を打ち崩していく車として、その躍進に期待がかかります。

7位にはトヨタ「アルファード」が、12位から一気にランクを引き上げランクイン。高級車ながら驚異的な販売台数を叩き出し、前年比も131.7%と高水準を維持しており、2023年のフルモデルチェンジが大きな成功を見せています。

この他、トヨタ「ハリアー」が9位から13位に上昇するなど健闘を見せる他、「ノア」「ステップワゴン」「フィット」「クラウン」なども順位をあげており、かなりの順位変動が確認できます。

さらに、ランク圏外からスズキ「ソリオ」「ランドクルーザー」「レヴォーグ」が登ってきています。ソリオは、ダイハツのOEM車だった「ルーミー」のライバル車種であるため、ダイハツの不正によりライバル不在となったこのタイミングで頭角を現しているのかもしれません。

レヴォーグの前年比は208.5%と驚異的で、2023年に登場した新たなモデル「レヴォーグレイバック」が底上げの理由になっている可能性もあります。

しかし、ルーミーそして10位につけているコンパクトSUVの「ライズ」は、ダイハツのOEM車。当然出荷停止となるので、今後はその順位を落とすことでしょう。

「ライズ」「ルーミー」がランキングから姿を消す

《画像提供:Response》〈写真撮影:山内潤也〉トヨタ ライズ

順位の入れ替わりがかなり激しい1月ですが、2023年12月時点では4位だった「ルーミー」、10位だった「ライズ」がダイハツ不正発覚による出荷停止の影響か、ランキングから姿を消しました。

また、順位変動の激しいコンパクトミニバンの「フリード」は、先月では14位から7位に一気に上昇していたのに1月は7位から10位へと下落。前年比は94.5%とそこまで悪くありませんが、モデルチェンジサイクル的に「そろそろフルモデルチェンジが行われるのではないか」と噂されているところでもあり、“新型待ち”のユーザーも居るのかもしれません。

このほか、トヨタ「アクア」は継続的な下落を繰り返しており、先月は11位だったところ、今回は17位まで落下。前年比も56.1%とかなり厳しい状況となっておりSUVやミニバンでも十分な省燃費性を発揮する現在は、人気がそれらの車に移ったか、さらに経済性に優れる軽スーパーハイトワゴンに市場が移りつつあるのかもしれません。

2024年は波乱の幕開け!今後はどうなるのか?

《画像提供:Response》〈写真提供:ホンダ〉ホンダ WR-V

2024年1月のランキングでは、久々に1位の入れ替えがあったほか、数多くの車が順位を上げ、今までにランクインしなかった車が登場するなど大きな変化が見られました。

一方、ダイハツ不正問題により姿を消す車種や、時代の流れなのか不調が続く車種も見られるなど、2024年は波乱の幕開けと言えるでしょう。

2024年は、前述の通りの新型ノートや新型ロードスターが発売され、ホンダ「WR-V」や新型「アコード」などまもなく登場の魅力的な車種も控えています。

これに加え、フリードの新型モデルが登場すればさらに順位の変動が見込まれるかもしれません。2023年はトヨタ一強だったことは否めませんが、2024年はこれに一矢報いる車種が期待できます。今後のランキング変動から目が離せません。

2024年1月 乗用車ブランド通称名別順位

順位 前月順位 ブランド通称名 メーカー 台数 前年比
1(↑) 2 カローラ トヨタ 12,484 86.3
2(↓) 1 ヤリス トヨタ 12,056 81.6
3(ー) 3 シエンタ トヨタ 9,810 88.9
4(↑) 5 プリウス トヨタ 8,550 266
5(↑) 9 ノート 日産 8,502 86.1
6(ー) 6 ヴェゼル ホンダ 7,458 255.7
7(↑) 12 アルファード トヨタ 6,777 131.7
8(ー) 8 セレナ 日産 6,428 183.1
9(↑) 13 ハリアー トヨタ 5,819 119.3
10(↓) 7 フリード ホンダ 5,487 94.5
11(↑) 14 ノア トヨタ 5,216 76
12(↑) 15 ステップワゴン ホンダ 5,197 168.8
13(↑) 16 フィット ホンダ 5,047 126.4
14(↑) 17 クラウン トヨタ 5,042 112.1
15(↑) 18 ヴォクシー トヨタ 5,006 70.8
16(↑) 22 ソリオ スズキ 4,498 95.6
17(↓) 11 アクア トヨタ 4,001 56.1
18(↑) 20 ZR-V ホンダ 3,741
19(↑) 23 ランドクルーザーW トヨタ 3,395 83.7
20(↑) 21 レヴォーグ SUBARU 3,380 208.5
出典:https://www.jada.or.jp/

※軽自動車および海外ブランドの車種を除きます
※車種名は国産メーカーの同一車名を合算したものであり、海外生産車を含みます

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