東京オートサロン2024で初公開の「GRヤリス」発売へ
《画像提供:Response》《写真提供:トヨタ自動車》 GRヤリス RZ ハイパフォーマンス・セバスチャン・オジエ、GRヤリス RZ ハイパフォーマンス・カッレ・ロバンペラエディション
トヨタ「GRヤリス」は、同社の「ヤリスシリーズ」の中でも、ハイパフォーマンスなスポーツカー。2020年9月に登場しました。
「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を通して生まれたといい、TOYOTA GAZOO Racingのクルマづくりを象徴するモデルの一つです。
これまでTOYOTA GAZOO Racingは、GRヤリスを用いて様々なモータースポーツへ参戦し、極限の環境で発生するトラブルなど、不具合発生時の走行データや操舵フィーリング、壊れた部品にどんな傷や泥がついているか、そしてその原因まで徹底的に追及し、改善を重ねることで、GRヤリスを鍛えてきました。
そんなGRヤリスの“進化版”と称される、マイナーチェンジを遂げた新型GRヤリスが、2024年1月開催の「東京オートサロン2024」にて世界初公開され、そして2024年4月8日に発売されました。
《画像提供:Response》《写真提供:トヨタ自動車》 GRヤリス RZ ハイパフォーマンス GR-DAT(8AT)(プレシャスメタル)
マイナーチェンジモデルは、「より多くの方に走る楽しさを提供し、モータースポーツの裾野を広げたい」というトヨタ会長の豊田氏の想いの下、GRヤリスの真髄である「1.6L直列3気筒ターボエンジン×4輪駆動」を楽しみつくすための8速AT「GR-DAT」を新開発するなど、大きな進化を遂げたクルマです。
エクステリアは、大胆ではスポーティなデザインとなっていると同時に、本格的なスポーツ走行における“利便性”を追求。ロアグリルには薄型・軽量化と強度を両立するスチールメッシュを、バンパーロアサイドには分割構造を新たに採用するなどし、損傷があった場合でも復元・交換作業を容易にし、修復費用低減に貢献しています。
また、損傷回避と視認性を考慮し、上下リヤランプ類を集約。また、ハイマウントストップランプとリヤスポイラーを分けることで、リヤスポイラーのカスタマイズ性を拡張するなど、本格的なモータースポーツ参戦への配慮をおこなっています。
インテリアでは、レース参戦車をモチーフに、操作パネルとディスプレイをドライバー側へ15度傾けるほか、ドライブイングポジションの改善などを行い、視認性や操作性を改善、スポーツ走行時や日常生活での利便性を向上しています。
搭載される1.6Lターボエンジンは、エンジン出力を200kw(272PS)から224kw(304PS)へ、トルクを370N・m(37.7kgf/m)から400N・m(40.8kgf/m)へ向上し強化。組み合わせるトランシミッションには、これまでの6MTのほか“レースでMTと同等に戦えるAT”を目指し開発された8速ATの「GR-DAT」を用意しています。
《画像提供:Response》《写真提供:トヨタ自動車》 GRヤリス RZ ハイパフォーマンス GR-DAT(8AT)(プレシャスブラックパール)
また、ボディとショックアブソーバーを締結するボルトの本数を1本から3本に変更するほか、スポット溶接打点数を約13%増加、構造用接着剤の塗布部位を約24%拡大することにより、ボディ剛性を高めています。
また、GPSによる位置判定より、サーキットなどの利用可能エリアに入るとアンチラグ制御、スピードリミッター上限速度の引き上げなど、GRヤリスのポテンシャルを引き出す機能も搭載。さらに、モータースポーツ参戦を考慮した縦引きパーキングブレーキを新設定しています。
価格は、MT車が448万円から、GR-DAT車が4,83万円から。
また、同車をベースとし、TGR World Rally Team所属選手が監修した特別仕様車「GRヤリス RZ“High performance・Sébastien Ogier Edition”(オジエEdition)」および「GRヤリス RZ“High performance・Kalle Rovanperä Edition”(ロバンペラEdition)」の抽選申込受付が3月21日に開始されています。
オジエEditionでは新規色の「マットステルスグレー」を、ロバンペラEditionでは「三色塗装」をそれぞれ採用。
《画像提供:Response》《写真提供:トヨタ自動車》 2024年FIA世界ラリー選手権第1戦ラリー・モンテカルロにおいて世界初披露
「三色塗装」にはロバンペラ選手の友人のデザイナーによるデザインを採用。カッティングシートなどは使用せず、塗装のみで三色の塗り分けを行っています。
また、各ドライバーの好みに合わせた走りを実現すべく、両モデル専用の四駆制御モードを開発し搭載。標準車両の「GRAVEL」「TRACK」と置き換える形で、それぞれ2モードずつ専用制御を設定しています。
価格は、オジエEdition・ロバンペラEditionともに845万円からです。
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