ナンバープレートのひらがなの意味
ひらがなは「用途区分」を表します。事業用と貸渡用(レンタカー)の文字を先に押さえると、街で見かけるナンバーを見分けやすくなります。
(外国人所有の免税車等) |
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| 登録車(普通・小型・大型特殊) | あ・い・う・え・か・き・く・け・こ・を | れ・わ | 法令で指定された29文字(下の一覧参照) | E・H・K・M・T・Y・よ |
| 軽自動車 | り・れ | わ | 法令で指定された39文字(下の一覧参照) | A・B |
「お」「し」「へ」「ん」の4文字はどの区分にも割り当てがありません。希望番号制度で選べるのは4桁以下の一連指定番号だけで、ひらがなは選べません。
ひらがなは車の「用途」を表す文字
ナンバープレートの表示は4つの要素で構成されており、上段の「地域名」と「分類番号」、下段の「ひらがな(またはローマ字)」と「一連指定番号」です。
クなど)に使う車かどうかの区別と、レンタカーや外国人所有の免税車といった特別な区分を示すことにあります。
登録車は自動車登録規則の第13条で、軽自動車は道路運送車両法施行規則の第36条の17で、それぞれ「どの区分にどの文字を使うか」が別表として定められています。
このため、同じ「あ」でも登録車では事業用、軽自動車では自家用を意味します。
登録車(普通・小型・大型特殊)のひらがな一覧|白ナンバーと緑ナンバー
普通自動車・小型自動車・大型特殊自動車が該当する登録自動車のひらがなは、自動車登録規則の別表第三で次の4区分に分かれています。
| 事業用 (バス・タクシー・トラックなど) |
あ い う え か き く け こ を | 緑地に白文字 |
| 自家用 | さ す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ ほ ま み む め も や ゆ ら り る ろ | 白地に緑文字 |
| 貸渡用(レンタカー) | れ わ | 白地に緑文字 |
| 外国人所有の免税車等 (駐留軍人・軍属の私用車など) |
E H K M T Y よ | 白地に緑文字 |
事業用は「あ・い・う・え・か・き・く・け・こ」に「を」を加えた10文字で、緑ナンバーとセットです。自家用には別表第三に列挙された29文字(さ・す・せ・そ・た・ち・つ・て・と・な・に・ぬ・ね・の・は・ひ・ふ・ほ・ま・み・む・め・も・や・ゆ・ら・り・る・ろ)が割り当てられ、「し」「へ」は含まれず、「よ」は別区分、「れ」は貸渡用です。登録車では「れ」も貸渡用に割り当てられているので、「わ」だけでなく「れ」ナンバーもレンタカーに使われます。
「よ」は自家用ではなく、外国人所有の免税車等の区分でアルファベットのE・H・K・M・T・Yと同じグループです。
軽自動車のひらがな一覧|登録車とは割り当てが違う
軽自動車(通常のペイント式では自家用が黄色地、事業用が黒地)は、道路運送車両法施行規則の別表第二の五で別に決められています。
| 事業用 | り れ | 黒地に黄色文字 |
| 自家用 | ああ い う え か き く け こ さ す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ ほ ま み む め も や ゆ よ ら る ろ を | 黄色地に黒文字 |
| 貸渡用 (レンタカー) |
わ | 黄色地に黒文字 |
| 外国人所有の免税車等 | A B | 黄色地に黒文字 |
登録車と読み方が変わる文字を並べると、次のとおりです。
| あ・い・う・え・か・き・く・け・こ | 事業用 | 自家用 |
| を | 事業用 | 自家用 |
| り | 自家用 | 事業用 |
| れ | 貸渡用 | 事業用 |
| よ | 外国人所有の免税車等 | 自家用 |
| わ | 貸渡用 | 貸渡用 |
黄色ナンバーの「あ」や「か」は自家用で、黒ナンバーの軽貨物(宅配の軽バンなど)に付くのは「り」「れ」の2文字だけです。軽自動車の貸渡用は「わ」のみで、「を」と「よ」は自家用に割り当てられています。
使われない「お・し・へ・ん」
登録車・軽自動車・二輪のどの別表にも、「お」「し」「へ」「ん」の4文字は登場しません。法令はどの文字を使うかを列挙しているだけで、除外した理由までは書かれていません。
使われない理由については、「お」は「あ」と形が紛らわしいため代わりに「を」を使う、「し」は死、「へ」は屁を連想させる、「ん」は発音しにくい、と一般に説明されています。
国土交通省の資料はナンバープレートの要件として「視認性」「記憶性」を挙げていますが、4文字を除外した個別の理由を示す公式資料ではありません。
ひらがなは選べる?希望番号で選べるのは数字だけ
「かっこいいひらがなにしたい」と思っても、ひらがなは選べません。希望番号制度で選べるのは4桁以下の一連指定番号だけで、地域名・分類番号・ひらがなは選べない仕組みです。
2026年9月時点で希望番号制度の対象は、登録自動車の自家用・事業用と、貸渡用などを除く自家用の軽自動車。人気の高い番号には全国共通の抽選対象があり、地域によってはさらに抽選番号が追加されています。
さらに2026年10月19日からは、小型二輪自動車(250cc超)と軽二輪自動車(125cc超250cc以下)にも希望ナンバー制が導入されます(事業用・貸渡用などは対象外)。同日から利用できる番号を増やすために二輪のナンバープレートの様式も変わるため、二輪の表示については国土交通省の発表で最新の様式を確認してください。
補足|二輪の割り当て、分類番号のローマ字、ひらがなの歴史
ここからは、二輪・分類番号のローマ字・ひらがなの歴史を補足します。
二輪(小型二輪)は別の割り当て
総排気量250ccを超える二輪の小型自動車は、道路運送車両法施行規則の別表第三で独自の区分になっています。
2026年9月14日時点の別表では、事業用が「ゆ・り・れ」、貸渡用が「ろ・わ」、外国人所有の免税車等が「A・B・E・H・K・M・T・Y・よ」で、自家用には別表第三で指定された平仮名のほか、「C・L・V」とそれらの平仮名を組み合わせた表示も使われます。
四輪では自家用の「ゆ」や「ろ」が、二輪では事業用や貸渡用に当たります。2026年10月19日から二輪のプレート様式が変わるため、以降は国土交通省の発表もあわせて確認してください。
分類番号のローマ字は用途と無関係
上段の分類番号(「300」「500」など)にもローマ字が使われることがあります。
自動車登録規則の別表第二では「10A〜19Z」「1A0〜1Z9」「1AA〜1ZZ」のような組み合わせが認められていて、こちらは車の種別・用途による分類番号の一部です。
登録車と軽自動車で用途区分を表す文字は下段左のひらがな(またはE・H・K・M・T・Y・A・B)で、二輪ではC・L・Vを含む独自の組み合わせもあります。
ひらがなが加わったのは1955年
1951年の道路運送車両法で登録制度が始まった当初は、府県の頭文字と分類番号・番号を横一列に並べる形でした。
1955年に普通・小型自動車と軽自動車のプレートにひらがな表示が加わって上下二段になり、1962年に事業用の塗色が緑地に、1975年に軽自動車が自家用は黄地・事業用は黒地になって、今の見分け方が整っています。
ナンバープレートに関するよくある質問
■「わ」ナンバーはレンタカーですか?
登録車も軽自動車も「わ」は貸渡用(レンタカー・カーシェアなど)の文字です。登録車では「れ」も貸渡用に割り当てられているので、「れ」ナンバーの白い車もレンタカーです。軽自動車の「れ」は事業用で、プレートは黒地になります。
■「を」のナンバーは珍しいですか?
登録車の「を」は事業用の文字で、緑ナンバーに付きます。軽自動車の「を」は自家用に正式に割り当てられている文字で、特別な用途を表すものではありません。
■軽自動車の「あ」は事業用ですか?
違います。軽自動車では「あ」から「こ」までの9文字(「お」を除く)が自家用です。事業用の軽自動車は「り」「れ」で、プレートは黒地に黄色文字になります。
■ひらがなを自分で選べますか?
選べません。希望番号制度で選べるのは4桁以下の数字だけで、ひらがなは運輸支局または軽自動車検査協会が順に割り当てます。
■図柄入りナンバーでもひらがなは同じですか?
同じです。図柄入りや地方版図柄ナンバーは塗色や絵柄が変わるだけで、ひらがなの割り当ては通常のプレートと共通です。
■ひらがなで地域は分かりますか?
分かりません。地域を表すのは上段の地域名(品川・なにわなど)で、ひらがなは用途区分だけを示します。「とちぎ」「つくば」「なにわ」「いわき」のようにひらがなで書かれた地域名は、上段の地域名の話です。
■外交官の車のナンバーにひらがなはありますか?
外交官車両は「外」「領」などの表示がある青いプレートで、通常のひらがな区分とは別の制度です。
まとめ
ナンバープレートのひらがなは、その車が自家用か事業用か、レンタカーかを表す文字です。登録車では「あ・い・う・え・か・き・く・け・こ・を」が事業用、「れ・わ」が貸渡用で、一般の自家用には別に29文字が割り当てられています。
軽自動車では「り・れ」が事業用、「わ」が貸渡用で、登録車では事業用の「あ・い・う・え・か・き・く・け・こ・を」も自家用に含まれます。通常のペイント式ならプレートの色と組み合わせて、街で見かけたナンバーの用途を読み取れます。
「お・し・へ・ん」はどの区分にも割り当てがなく、希望番号制度でもひらがなは選べません。


