ダイハツ ムーヴから改良新型が8月1日より発売開始
ダイハツ工業は、軽乗用車『ムーヴ』および軽福祉車両『ムーヴ フロントシートリフト』をマイナーチェンジし、8月1日から販売を開始しています。
今回のマイナーチェンジでは、歩行者にも緊急ブレーキ対応する「スマートアシストIII」を搭載しました。
また、4つのカメラで車両の前後左右を映すことで、上から見下ろしたような映像をナビ画面に映し出す「パノラマモニター」を採用し、安全・安心性能を向上させています。
■ムーヴ改良新型に搭載された、スマートアシストⅢとは
運転中の「ヒヤッ」とするシーンで事故の回避の支援や被害の軽減を図り、安全運転をサポートしてくれるのが「スマートアシストⅢ」です。
「スマートアシスト」がいまいちピンと来ない、という方に簡単に説明すると、安全機能をまとめたお得なパックを「スマートアシスト」その第三世代が「スマートアシストⅢ」というイメージでしょうか。
他のメーカーですと、トヨタは「Toyota Safety Sence P」、スバルは「アイサイト」などがありますね。
クルマの周囲を認識し、危険が迫るとドライバーに警告したり、緊急ブレーキをかけ、安全運転を支援する「スマートアシスト」。
スマアシは進化を続け、現在第3世代になりました。
ソナーセンサーに加え小型のステレオカメラを採用し、先行車だけでなく、歩行者へのブレーキも可能になります。
スマアシⅢが導入されることで、軽自動車の安心がさらに広がりますね。
■スマアシⅢにはこんな機能がある!一挙紹介
衝突警報機能(対車両・対歩行者)/衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)
走行中に前方の車両と歩行者を認識し、衝突の危険性があると判断した場合にドライバーへ注意喚起します。
万が一、更に危険性が高まった場合には緊急ブレーキで減速。
衝突の回避や、衝突時の被害軽減に寄与します。
車線逸脱警報機能
約60km/h以上で走行中、ステレオカメラが車線を検知している場合に、道路上の車線から逸脱しそうになると、ドライバーへ警報、逸脱回避操作を促します。
誤発進抑制制御機能(前方)
前方約4m以内に障害物等があることをステレオカメラが検知した際に、シフトポジションを「前進」にしたまま、ブレーキペダルと間違えるなどして必要以上にアクセルペダルを踏み込んだ場合、急発進を抑制してくれます。
誤発進抑制制御機能(後方)
後方約2~約3m先までに壁などの障害物等があることを、ソナーセンサーが検知している時に、シフトポジションを「後退」にしたまま、ブレーキペダルと間違えるなどして必要以上にアクセルペダルを踏み込んだ場合、急発進を抑制します。
先行車発進お知らせ機能
信号待ちなどで前の車が発進したことに気づかない時、ブザー音とメーター内表示でお知らせします。
オートハイビーム
対向車のヘッドランプなど前方の明るさを検知し、ハイビームとロービームを手をわずらわせることなく自動で切り替えてくれます。
先行車や対向車などがいない時にはハイビームにし、遠くまで見通しを確保。
安心感を高めます。
ムーヴ改良新型 内外装が一新
また、『ムーヴ』『ムーヴ カスタム』ともに内外装を刷新しました。
ムーヴではメッキフロントグリルや新意匠の14インチアルミホイールの採用などにより、シンプルで上質なエクステリアを実現しています。
ムーヴ カスタムでは新開発の多灯薄型LEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能・LEDクリアランスランプ付)や、スモーククリアのインナーレンズを採用したリヤコンビネーションランプ、新意匠のインパネガーニッシュなどを装備。
先進的で上質感ある内外装としています。その他、リヤシートのラゲージ側にリヤシートのスライドレバーを設定することで、使い勝手も向上させています。
ムーヴ 新型改良 気になる価格は
気になる価格ですが、111万2400円から174万9600円となっています。
エントリーグレードの価格を引き下げるなど、見直しを図っています。
さらに、軽福祉車両「ムーヴ フロントシートリフト」についてもマイナーチェンジを実施。
ムーヴ/ムーヴ カスタムの変更内容を織り込み、安全・安心性能の向上と内外装の魅力向上を図りました。
価格は125万4000円から160万4000円です。
いかがでしたか。
本記事では新しくなったムーヴについてまとめました。
軽自動車、というと安全面が不安、という方も多いかと思いますが、スマアシⅢが導入されたムーヴなら、候補に入れてみても良いかもしれないですね。