そして、ここまでに挙げたモデルの中で、最もオススメするスピーカーとはズバリ、先に挙げた2つのメーカーの製品です。
1つが「フォーカル」の『PLUG&PLAY elite for BMW』で、もう1つが「ビーウィズ」の『BE-FIT AM for BMW』です。
■BMWのスピーカー交換におすすめ!FOCAL『PLUG&PLAY elite for BMW』(税抜価格:8万5000円〜)
フォーカルの『PLUG&PLAY elite for BMW』について、詳しく解説していきます。
フランスに本社を置く「フォーカル」は、押しも押されもしない、世界的な高級スピーカーのリーディングブランドです。
設立は1979年、以来魅力的なスピーカーを世に送り出し続け、1990年からはカー用のスピーカーの開発にも着手し始めました。
ホームオーディオ用、カーオーディオ用ともに、超ハイエンドモデルから入門機に至るまで幅広いラインアップを誇り、世界中の「フォーカル」ファンから愛されています。
なお、『PLUG&PLAY elite for BMW』で使われているスピーカー『ES 100 K』が属している『K2パワーシリーズ』は、2016年に9年振りとなるフルモデルチェンジをし、世界中でヒットしますますの高評価を得ています。
製品のクオリティの高さは折り紙つきです。
このスピーカーには、先にも説明したとおりBMW専用に用意された音響パーツも同梱されています。
特に注目すべきなのは、純正のサブウーファーと当スピーカーのサウンドを上手に繋げるための「パッシブクロスオーバーネットワーク」も同梱されている点です。
これのおかげで低音のだぶつきも解消でき、BMW純正サブウーファーのサウンドを矯正し、かつその能力も活かしきるというBMW専用スピーカーとしての完成度の高さは、他の追随を許しません。
Products Lineup FLAX|FOCAL Car Audio|仏カーオーディオ|フォーカル
http://www.focal-audio.jp/products/flax/FOCALの公式サイトへのリンクになります。製品情報の詳細を確認したい方はこちらからご覧下さい。
■「BEWITH」も「FOCAL」に負けず劣らず高品質
一方の「ビーウィズ(BEWITH)」は、国産ハイエンドカーオーディオブランドとして孤高の存在と言える、マニア垂涎の高級カーオーディオブランドです。
特にフラッグシップスピーカー『コンフィデンスシリーズ』は誉れが高く、最新モデルの『コンフィデンスⅢ F』も、税抜価格52万円(ツイーター+ミッドウーファー)という超高級品でありながら、多くの「ビーウィズ」ファンに愛用されています。
そして同社は、新スピーカーラインとして『Reference AMシリーズ』も展開しています。そしてその中のおすすめとして上で『Reference AM Duo88』を紹介しましたが、実は同シリーズにはBMW専用のキットもラインアップしています。それがこの『BE-FIT AM for BMW』です。
ちなみに『Reference AMシリーズ』には、同社だけが実現している世界に誇れる特別な技術“偏心コーン”の搭載が見送られてはいますが、それ以外の“ビーウィズ”ならではの技術は多々注入されています。にもかかわらず、当セットの税抜価格はわずか11万円。コストパフォーマンスの高さを疑う余地はありません。
なお当シリーズの各機は、「車両を加工する必要がないこと」にも徹底的にこだわって設計されています。BMWのスピーカー交換の際も簡単に装着が可能で、インテリアのルックスを変えてしまうこともありません。
つまり、品質が良く、BMWにも向いたスピーカーとして仕上げられているのです。
また当シリーズには、フロント2ウェイセットのみならずそれに2ウェイセンタースピーカーが組み合わされているセット等の用意もあり、ラインアップも豊富です。
BEWITHの公式サイトへのリンクになります。製品情報の詳細を確認したい方はこちらからご覧下さい。
■最後は試聴して決める
なお、これらの良さは、実際に聴いて確かめるのが一番です。
記事の最後に、取り扱いショップ情報を確認できるリンクを掲載しておきますが、「フォーカル」に関しては、以下のショップに足を運んでみても良いでしょう。
というのも、FOCALに関しては2017年7月15日、千葉県木更津市において『フォーカル プラグ&プレイ本店』という、「フォーカル」製のカーオーディオスピーカーを気軽に試聴することができる店舗がオープンしています。
お近くならば、足を運んで損はないはずです。
5. BMWのスピーカー交換はプロショップに依頼すべき?
「自分の車は自分でカスタムしたい」、「腕には少々自信がある」という方は多いでしょう。
もちろんDIYによるカーオーディオカスタマイズを否定するつもりは全くありません。
何台もカスタマイズやチューニングを自らの手で行い、中にはプロ顔負けの技術を持つプライベーターもいます。
しかし、カーオーディオ製品の取り付け作業の難易度が高いことも事実です。
ホームオーディオ用のスピーカーをイメージしてみてください。
ホームオーディオ用のスピーカーは、スピーカーユニットが箱に装着された状態で完成品となっています。
しかしカーオーディオのスピーカーは、スピーカーユニットが裸の状態で販売されていて、取り付けて初めて「完成品」となるのです。
カーオーディオプロショップは、スピーカーを取り付けるというよりも、スピーカーボックスの製作を受け負うプロだと考えるべきです。
そこにはさまざまなノウハウがあり、それを発揮してもらわないことには、せっかくのスピーカーが宝の持ち腐れともなりかねないのです。
■カーオーディオプロショップが行う仕事内容とは?
なので、スピーカーの取り付け、交換に関してはプロショップに任せることをおすすめしたいと思います。
それを納得していただくべく、カーオーディオプロショップがスピーカーの取り付けにおいてどのような技術を発揮するのか、その1部を紹介してみます。
■デッドニング
ノウハウが必要な場面は多々ありますが、代表的なものとしてまず挙げるべきなのは「デッドニング」です。
デッドニングは、ドア内部の「音響的なコンディション」を整える作業と言い換えることもできます。
つまりは“チューニング作業”です。車のドアはスピーカーとして設計されているわけではありませんから、ドア内部をスピーカー化させていく必要があるのです。
具体的には、鉄板の共振を防ぐための施工をしたり、スピーカーの裏側から発せられる音エネルギーを封じ込めたり、内張りパネルの鳴きを防いだりと、さまざまなメニューを施します。
デッドニングの難しさは、適材適所で部材を使い分けること、効果的かつ合理的に作業を進める必要があること、やり過ぎてもいけないこと、これらにあります。
カーオーディオプロショップは、長年の経験を元に、それぞれの車種に適したやり方で「デッドニング」を完成させます。
カーオーディオのプロショップならば、部材も豊富に揃っています。
鉄板の振動を止めるための「制振材」も、厚さや特性違いでさまざま用意してありますし、「吸音材」も種類が豊富にあり、それぞれで効果が異なってきます。
個人ではなかなか全てを揃えきれないので、餅は餅屋、カーオーディオのことはカーオーディオプロショップに任せるのがベターと言えます。
■サウンドチューニング技術も、プロレベルになるには相当な訓練が必要
また、カーオーディオプロショップは、スピーカーの交換や取り付け技術にプラスし、サウンドチューニングに関しても高度な技術を持っています。
BMWでスピーカー交換をするだけならば、この技術を発揮してもらう要素は低いのですが、この際なので、それについても解説してみたいと思います。
プロのサウンドチューニング技術の凄さを説明するには、「イコライザー調整」を例に出すと分かりやすいでしょうか。
プロは、「イコライザー調整」を音をいじる(色付けする)ためⅡは行いません。車内の周波数特性の乱れを補正するために行いマス。
それをプロは、「ch独立31バンドイコライザー」というような高度な機能が搭載された機器で実践していきます。
“ch独立”とは、ツイーターch、ミッドウーファーchというように、スピーカーユニット1つ1つに対してアプローチできる仕様です。
それぞれのスピーカーごとで31バンドもあっても、素人には使いこなせるはずもありません。
しかしプロは、chごとでの音の乱れを把握し(精密かつ高額な測定器を使うこともあります)、そして複雑に操作可能な「イコライザー」を使って、的確に周波数特性の乱れを正していきます。
またプロは、「サウンドチューニング機能」を駆使して、「低音の前方定位」も実現させます。これは、サブウーファーを用いるときに発揮される技術です。
仮にサブウーファーをトランクに取り付けていたとすると低音はトランクから聴こえてくることとなるのですが、そのような聴こえ方は本来NGです。
ライブ会場での音楽の聴こえ方をイメージしてください。
ドラムのシンバルの音はステージから聴こえてくるのに、バスドラムの音だけが後方から聴こえてきたりするでしょうか。
サブウーファーを後方に取り付けたとしても、ドラムの音はすべて、前から聴こえてこないと不自然なのです。
カーオーディオプロショップに任せれば、「サウンドチューニング技術」で、低音を前から聴こえてくるように調整してくれます。
もっともそれなりのチューニング機器を導入しなくては不可能ですが、道具さえあれば、プロはそれをやってのけるのです。
6. 良いカーオーディオショップの見分け方と特徴
プロショップに頼むのが最善だと理解していても、「カーオーディオショップには微妙な敷居の高さがある」、「イマイチ気軽に近付けない」と感じている方も少なくないでしょう。
一般的によく聞くカーオーディオプロショップを近寄り難いと感じる理由は、
・高いものを買わされてしまうのでは。
・試聴だけで帰れなさそう。(強引に買わされそう)
・常連客が多く入りにくい。
といったところではないでしょうか?
もちろん本当に無理やり高額商品を押し売りするようなショップは論外ですが、ほとんどのカーオーディオ専門店はその心配は無用です。
(そんなことをしていたら、この御時世ですからすぐに悪評が広まり営業できなくなるでしょう。)
また、私の知る限りカーオーディオショップ側の気持ちとしては、
・試聴だけで帰れなさそう
→試聴をしてもらうことが全ての始まりなので大歓迎
・常連客が多く入りにくい
→常連客も最初は新規のお客様だったので気にせず入って来て欲しい
というショップがほとんどです。
ただし、多くのカーオーディオプロショップは少人数で運営されていることが多く、それもあってアットホームな雰囲気になりがちです。
故に、どうしても常連客との内輪ノリのようなものが生まれやすい環境であることも事実と言えます。
なので、初めて入るお店ではそれが「壁」と感じられてしまいがちですが、少なくともお店側は、新規のお客さんを排除したいとは思っていません。
むしろ、いかに足を向けてもらえるかを常に考えていますので、勇気を持って1歩を踏み出せば、親切に迎え入れてもらえることがほとんどです。
カーオーディオショップの代表と話をする機会があったため、答えにくいであろうこちらの不安についても回答をもらいました。
・高いものを買わされてしまうのでは?
→工賃を含め、もし金額が不安なら見積もりを色々な店で取ってみるといいです。その時点で強引だとか感じるようであればそのお店はやめたほうがいい。
何店舗か比較しながらゆっくり決めてもらって構わないですし、そういう人がほとんどですので気にせずに。
との回答。
なので一般のカー用品店を含め、できるだけ多くの店舗で試聴や見積もりを取り「足で情報を集める」という昔ながらの方法を取るのが一番のようです。
車の中で良い音が聴けるようになれば、ドライブはもっと楽しくなるはずです。BMWオーナーの皆さん、当記事を参考に、是非スピーカー交換をしてみてください。
■FOCAL・BEWITHの取扱、試聴可能なカーオーディオショップはこちらをご覧下さい
下記のリンクからFOCALとBEWITHの取扱店一覧の情報を確認することが可能です。デモカーやディスプレイにて試聴可能なFOCALの製品についても記載がありますので、お近くのショップを探して是非試聴してみて下さい。
全国 都道府県別 BEWITH 取扱店一覧|Dealers | BEWITH
http://www.bewith.jp/ja/dealers/高級カーオーディオメーカーBEWITH-ビーウィズ-のご紹介です。
■おすすめのカーオーディオショップはこちらもご覧下さい
こちらの記事では千葉県にある、カーオーディオの取り付け等をしてくれる、おすすめのカーオーディオ プロショップの情報をまとめて掲載しています。千葉県でカーオーディオショップをお探しの際には是非参考にして下さい。
こちらの記事では愛知県にある、カーオーディオの取り付け等をしてくれるおすすめのプロショップの情報をまとめて掲載しています。