ソリオ概要・走行性能
■ソリオ、こんなところを見てあげて!特徴紹介
実はこのクルマ、相当にすごいと言わしめる。それがスズキのソリオです。
まずは、先代より一新されたプラットフォームとエンジンによって、全体の60%に及ぶ軽量化を達成しています。
残りは足回りと内装部品で40%。全体では従来車より100kgの軽量化を達成し、一番重い4WDモデルでも990kgと1tを割り、最軽量は930kg。
そもそも軽自動車でもトール系のモデルは重く、ライバルのメーカーでは軽ですら1トンを超えるクルマがある中で、1トン切りは相当にすばらしい成果です。
プラットフォームは新開発だが、基本的には生まれたばかりのアルトと同じ要素を用いたもので、軽量化の秘密はそこにあります。
でも、100kgも軽量化してしまったら、走りはどうなんだ?という声も聞こえそうですよね。ご安心ください。
ボディのしっかり感と走りのどっしり感はきちんと保たれ、トール系にもかかわらず、安定した走行を楽しむことができます。
■デザイン・ボディーカラー
カラ―は全部で8色。
また、ソリオはファミリーユースメインであるので、家族が誰でも乗ることが出来る!を念頭にデザインされています。
そう話しているのは、同社四輪技術本部四輪デザイン部エクステリア課長の山本雄高さん。「男女どちらにも好まれるクルマなので、極端に男性的、あるいはお母さん向けにとても優しい感じを与えるようなデザインにはしていない」とし、この考えは、過去のソリオを踏襲したもので、「スタイリングはキープコンセプトである」とのことです。
そのうえで、新型ソリオでは、「保有する歓びが大きくなるように造形的な充実感を作り込んだ」と山本さん。例えば、「フロントグリルやランプを大きく使うことで、先代よりもワイドに見せる処理を行い、その結果造形的な充実感が増したのだ」のだとか。
■ハイブリッド
スズキ ソリオ(左)と、ソリオバンディット(右)
ソリオは、選べる、2つのハイブリッドがあります。
ハイブリッド&マイルドハイブリッド。
ソリオに採用した2タイプのハイブリッドシステムも、「スズキグリーン テクノロジー」の結晶として生み出されました。
マイルドハイブリッドは、加速時にエンジンをモーターでアシスト。さらにEV走行も可能なハイブリッド。
いずれも省スペース設計のシステムにすることで、ソリオ本来の魅力である「ボディーはコンパクト、室内は広々」を実現しています。
そして、一番気になる燃費ですが、ハイブリッドでは、コンパクトハイトワゴンとしては破格の低燃費32.0km/L(HYBRID SZ、HYBRID SXの場合)を実現しています。
また、マイルドハイブリッドでは、27.8km/L。どちらもエコカー減税対象車となっています。
お好みでハイブリッドシステムを選んでみてくださいね。
ソリオ車内空間・収納
■新旧ソリオ対決!!!広々楽しめるのは果たして?
5ナンバーサイズ、それも全幅1625mmというナローな車幅を持つプチバン『ソリオ』。
先代もパッケージング、実用性、そして走りともに優れた1台ではありましたが、
ここでは旧型と、マイルドハイブリッドモデルを新設定した新型のパッケージングとを比較検証してみました。
①ボディーサイズ
【旧型】
全長3710×全幅1620×全高1765mm。
ホイールベース2450mm。
車重1030kg(ガソリン車)。
室内長2115×室内幅1415×室内高1345mm。
【新型】
全長3710×全幅1625×全高1745mm。
ホイールベース2480mm。
車重ガソリン車930kg、ハイブリッド990kg。
室内長2515×室内幅1420×室内高1360mm。
という結果になっています。
注目すべきは新規プラットフォームによるホイールベースの延長に伴う室内長の拡大。
ホイールベース+30mmに対して室内長は何と400mmも広くなりました。さらに前後乗員間距離55mm増し、荷室長25mm増しとなっています。
全長3710mmは変わらないのに、なぜそんな空間マジックが可能になったのでしょうか。
その答えはエンジンルームにありました。コンパクト化された新エンジンを搭載することでエンジンルームの前後長を短くすることに成功、インパネを前出しし、フロントオーバーハング(ボディー前端から前輪中心までの距離)を70mmも短縮できたからにつきます。
一方で、全高を空気抵抗軽減、軽量化のために20mm低めていても、室内高が15mm増しになりました。この理由は、ルーフライニングの薄型化や低床化(ステップ高は先代比-5mm)によるものと考えられます。
旧型よりさらにパワーアップしたということが感じられましたでしょうか。
■荷物の積み下ろし
開口部を大きくするとともに、床面を低くすることで、荷物の積み降ろしがしやすいカーゴスペースを実現。リヤシートを前に倒せば、自転車なども載せられるフルフラットカーゴになります。
荷室は開口部の高さ、幅ともに先代と同じ。しかしフロア高は25mm低くなり、多くのステーションワゴンよりわずかに高い程度になっています。
奥行きは25mm増えた410mm、高さは40mm以上増した1055mm。
そして後席をフラットに格納したときのフロア長は1120mm、身長172cmのドライバーのドライビングポジションでシートバック背後までの距離を計ると1530mmに達します。
■リヤシート
やはり、シートの乗り心地が良くなければドライブは楽しめませんよね。
ソリオは、リヤシートの角度調節ができるリクライニング機構に加え、
シート位置を前後に移動できるリヤシートスライド機構も全車に標準装備しています。
また、後席センターアームレスト(HYBRID SZ、HYBRID SX、HYBRID MZ、HYBRID MXに搭載)は
リヤシートの快適性を高めてくれる、センターアームレストを採用しています!
もしも使用しないときには、背もたれ部に格納できるシート一体型のものです。
また、後席の左右にはパーソナルテーブル(HYBRID SZ、HYBRID SX、HYBRID MZ、HYBRID MXに搭載)が
運転席と助手席のシートバックに装備されています。
各テーブルに2つのドリンクホルダーと3つのショッピングフックが付いていてとても便利です。
ソリオ装備・安全性
■安全装備
一番気になるのが、やはり安全面ですよね。
「デュアルカメラブレーキサポート」(HYBRID SZ・HYBRID SX・HYBRID MZ・HYBRID MXにメーカーオプション)を搭載しています。
衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」および「全方位モニター」を搭載した「ソリオ、ソリオ バンディット、ソリオ バンディット Fリミテッド」が、なんと2016年度JNCAP予防安全性能アセスメントにおいて、最高ランクの「ASV++」を獲得しました。
優れた予防安全性能を搭載した自動車として評価されました。
「デュアルカメラブレーキサポート」はそもそもどういった役割があるのでしょう。
「デュアルカメラブレーキサポート」は、2つのカメラで人もクルマもとらえ、自動ブレーキによって衝突回避や衝突被害軽減をサポートしてくれるシステムのことです。
その他には、ブレーキとアクセルの踏み間違いなどによる誤発進の抑制、よそ見や居眠りなどによる車線の逸脱やふらつき運転に注意を促す警報、赤信号で停車しているとき等に役立つ先行車発進のお知らせ…。といった多彩な機能を満載し、安心ドライブを支援します。
■バリエーション・価格
それでは、ソリオはいったい何グレードあるのでしょう。
ソリオにはこれだけのグレードがあります。
HYBRID SZ(ハイブリッド)
HYBRID SX(ハイブリッド)
HYBRID MZ(マイルドハイブリッド)
HYBRID MX(マイルドハイブリッド)
G
それぞれ、HYBRID SZ(ハイブリッド)は2,062,800円、
HYBRID SX(ハイブリッド)は1,917,000円、 HYBRID MZ(マイルドハイブリッド) は2WDが1,841,400円で4WDが1,067,760円。
HYBRID MX(マイルドハイブリッド) は2WDが1,695,600円、4WD が1,821,960円、2WDが1,454,760円、4WDが1,581,120円。
そして、G以外にはプラス、メーカーオプションとしてデュアルカメラブレーキサポート装着車があります。2WD、4WD車よりプラス5~6万円で購入可能です。
お財布に余裕があれば、デュアルカメラブレーキサポート装着車がオススメです。
■実際にソリオに乗った感想は???
気になるのはやはり試乗記。レスポンスの試乗記を調べてみました。
装備レベルは変な言い方だが高級車並で、デュアルカメラブレーキサポート装着車に全方位モニター付きナビゲーションを装備すれば文句はありませんとのこと。
また、デュアルカメラは5km/h~100km/hの範囲で前方の車両や歩行者を検知、最悪のケースでは自動で強いブレーキをかけてくれるし、これを使って車線逸脱警報やふらつきの警報、先行車発進お知らせ機能などがつき、全方位モニター付きナビはリアビューとバーズアイビューをモニターに映し出してパーキングをアシストしてくれるという優れものです。
さらにロールサンシェードやUVカットガラスなども装備して、万全ともいえる装備だとか。
さらに細かい配慮として、ドライバーズシート脇に小さなポケットが装備され、駐車場で財布を出した時にちょっと置くスペースがあるのは非常に便利だと思いました。とにかく細かい配慮が行き届いたまさに痒い所に手が届くクルマだという感想だったそうです。
装備レベルは変な言い方だが高級車並。デュアルカメラブレーキサポート装着車に全方位モニター付きナビゲーションを装備すれば文句なし。デュアルカメラは5km/h~100km/hの範囲で前方の車両や歩行者を検知、最悪のケースでは自動で強いブレーキをかけてくれるし、これを使って車線逸脱警報やふらつきの警報、先行車発進お知らせ機能などがつくし、全方位モニター付きナビはリアビューとバーズアイビューをモニターに映し出してパーキングをアシストしてくれる。