【改めて知りたい】マツダのRX-7って?
RX-7は、今なお根強い人気とファンを持つマツダのスポーツカーです。
あまり車に興味がない人でも、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。それくらい有名なスポーツカーです。
RX-7は、1978年に販売開始されました。そもそもRX-7は、マツダの「サバンナクーペ」の後継車で、初代RX-7の名前も「サバンナRX-7」とつけられています。
ちなみに、RX-7が生産終了した後、2003年から2012年の間まで発売されていたマツダのRX-8ですが、RX-7の後継車ではありません。
マツダ直々にRX-8のことを新規車種と紹介していますのでご注意ください。
【参考】サバンナクーペGT/RX-8
マツダ サバンナGT(1972年)
RX-8
初代 サバンナRX-7(SA22C)
マツダ サバンナRX-7(1978年)
初代RX-7がこちら。
サバンナRX-7は1978年に発表された、ロータリーエンジン搭載のスポーツカーです。
この、ロータリーエンジンですが、マツダが世界で初めて自動車用エンジンとして実用化したことでも有名です。
ロータリーエンジンのメリットは、高出力で力がある割にコンパクトなサイズ感、そして何よりも運転時の気持ちよさが挙げられます。一方でデメリットももちろんあり、最大級のデメリットは燃費がかなり悪いことです。
スポーティなフィールにもかかわらず、比較的手軽なコストで手に入れられることから、日産の初代フェアレディZ(S30)などとともに、アメリカでは「プアマンズポルシェ」(ポルシェ似の手軽なスポーツカーへの愛称)と呼ばれるようになりました。
採用していたエンジンは、水列直列2ローターの12Aエンジンでした。エンジン出力はNA仕様が130ps、ターボ仕様165psでした。
日産 フェアレディZ 初代
2代目 サバンナRX-7(FC3S)
サバンナRX-7(1985年)
1978年から7年たった1985年。初のフルモデルチェンジを行い2代目のRX-7が登場しました。未だにサバンナという冠がついています。
初代RX-7からの主な変更点としては、マツダのFCプラットフォームが採用されたこと、エンジンに単室容積654cc×2の13B-T型ロータリーエンジンを用い、ツインスクロールターボが採用されたこと、また、カブリオレタイプが1987年からラインナップされたことも挙げられます。
先ほど、初代サバンナRX-7は「プアマンズポルシェ」と呼ばれていたと言いましたが、2代目、3代目からは、ポルシェと渡り合えるものとして対等の扱いを受けるようになったことも特筆すべき点でしょう。
性能面では、何と7秒ほどで0-100km/hに到達、最高速度はメーカーテストで238.5km/hを記録したそうです。
エンジン出力は、185psから最終的な改良時には215psに進化しました。
性能面でのかなりの向上が見られますね。
3代目 RX-7(FD3S型)
第3世代RX-7(FD3S型)
そして2代目の発売から6年を経て、1991年にフルモデルチェンジを行い3代目のFD3S型が登場しました。
名称もサバンナRX-7からアンフィニRX-7へと変更し、のちにマツダRX-7になります。(このアンフィニですが、マツダの当時の販売店系列の名称です)
マツダが発売していたユーノス・コスモが1996年に生産を終了したことで、RX-7は世界唯一のロータリーエンジン搭載車となります。
エンジンには、シーケンシャルツインターボが搭載された13B型ロータリーエンジンを採用。
後にエンジンの出力向上が行われ、1996年1月のマイナーチェンジで265ps(MT車)、1999年1月のマイナーチェンジでは280psに達しました。
マツダ/ユーノス・コスモ
RX-7は、車体の軽量化やエンジンの高出力化をはかるなど、「ピュア・スポーツ」をコンセプトに掲げる車両として、長らく開発が続けられました。
しかし、日本国内市場・北米市場におけるスポーツカー需要が低下したことや、ターボ過給機付ロータリーエンジンの環境対策の行き詰まりなどの理由から、2002年8月に惜しまれつつも生産終了となりました。
【一番気になる】RX-7は復活するの?
最後に。一番気になるのがRX-7は果たして復活するのか?
といった疑問ですよね。
販売終了の2002年から16年がたとうとしている今、RX-7の今後の展開はないのでしょうか。
■東京モーターショー2015ではロータリースポーツコンセプトのRX-VISIONが登場
ロータリースポーツコンセプトのRX-VISION
マツダは2015年に「RX-Vision」を公開し、「RX-7」の後継モデルと噂されたが、その後マツダ社長・小飼 雅道氏が「ロードスター(MX-5)より上のスポーツカーを投入することは考えていない」と海外メディアに発言していた。
この言葉を見る限り、復活はかなり厳しいと予測できますね…。
■東京モーターショー2017、RX-7の続報はなし
その2年後の東京モーターショー2017では、RX-7に関する発表は特にありませんでした。
やはり、マツダには今現在、ロードスターRF、ロードスターといった素晴らしいスポーツカーがあるため、RX-7の復活は難しいのでしょうか…。
(また、国内の人気傾向として、今はSUV人気が高まっているため、人気低迷中のクーペに手が回せない…という事情もありそうです)
とても残念です。
まあ、結局のところ、マツダのロードスターもめちゃくちゃカッコイイんですけどもね
最後に 復活を全力で待つRX-7。一縷の望みにかける…!
かわいい…全部欲しい…
いかがでしたか。本記事では改めて名車と名高いマツダのスポーツカー、RX-7について振り返りました。
未だ、RX-7の復活は実現していませんが、復活の日がくればその日はもう祭りですね。
待つことしかできずかなり無力ではありますが、復活の日を全力で待ちましょう!
【最新版】2018年発売が予測される新型車(国産車)&新車情報まとめ
https://matome.response.jp/articles/1061全力で待機している間に、この記事を読んでみてください。