トップへ戻る

【車検標章】車検シールの貼り方や貼る場所、貼らないと罰金?

【車検標章】車検シールの貼り方や貼る場所、貼らないと罰金?

車検をパスすると貰える車検シール(ステッカー・車検標章)。きれいな貼り方や貼る場所、さらに貼り間違えてしまった場合の剥がし方を紹介します。車検シールを貼らないと科される罰金などについての情報も掲載しています。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

検査標章(車検シール・ステッカー)とは

検査標章とは、車検を通過すると貰えるシール(以下車検シール)のことで、車が保安基準に適合すると交付されます。

車検シールをフロントガラスに貼りつけて表示することによって、自動車検査証の有効期間が満了する時期を示しています。

車検シールは2種類

車検シールには軽自動車用と普通乗用車用の2種類あり、軽自動車用は黄色、普通乗用車用は青色です。

軽自動車用の車検シール

車検シール

車検シール

普通乗用車用の車検シール

車検シール

車検シール

普通乗用車用の新デザイン車検シールは、枠がなくなり視認性が向上

普通乗用車用の車検シールは2017年1月からデザインが変更されました。
旧デザインと新デザインの違いについて紹介します。

以前の普通乗用車用車検シールのデザイン 2004年~2016年12月

画像は2017年以前の普通乗用車用、車検標章のモノクロ画像です

上記の画像は2004年から使用されていた普通乗用車用車検シールのデザインです。

この時からMOTAS(自動車登録検査業務電子情報処理システム)を使って印刷される方式に変更になり、自動車のフロントガラス用の車検シールがバイクのナンバープレート用のシールと同じサイズになりました。

その結果、文字部分が3cm×3cm、透明な枠が1cm×1cmと文字部分が小さいために視認性が低いという意見があがっていました。

普通乗用車用車検シールの新デザイン 2017年1月~

上記の画像が2017年1月からの新デザインの車検シールです。

サイズは2004年のデザインと同じく4cm×4cmですが、透明な枠がなくなり、文字が目一杯に記載されたことで視認性が向上しました。

車検シールの貼り方と貼る場所は?

次に、車検シールの貼り方と、貼る場所について紹介します。

軽自動車用と普通自動車用の車検シールの貼り方

フロントガラスに貼る車検シール、失敗してしまった…。という方も中にはいらっしゃるかと思います。

下記は車検専門チェーン「コバック」が公開している、車検シールの貼り方の動画です。

軽自動車用の車検シールの貼り方(0:36秒~)と、普通乗用車用の車検シールの貼り方(1:40秒~)を紹介していて、参考になるのでぜひご覧ください。

車検シールを貼る場所

車検シールはフロントガラスの内側から貼るよう定められています。車検シールの貼る場所については下記の画像を参考にしてください。

貼りつける場所は、以下のとおりです。

国土交通省ホームページより

1.バックミラー(ルームミラー)がある車はその前方の前面ガラスの上部

国土交通省ホームページより

2.その他の自動車は運転者席からもっとも遠い前面ガラスの上部

国土交通省ホームページより

3.フロントガラス上部が着色されていて、外からシールを確認できない場合は、確認できる位置まで下にずらす

トレーラーなど、運転席やフロントガラスがない場合の貼り付け場所はナンバープレート

牽引用のトレーラーなどには、運転室やフロントガラスがありません。その場合は、車両の後ろに取りつけられたナンバープレートの左上に車検シールを貼り付けてください。

車検シールの貼り付け位置の変更を発表!2023年1月に適用予定!

2022年6月22日、国土交通省は車検ステッカーの貼り付け位置を変更すると発表しました。

前述のとおり、これまではフロントガラス内側上部で、前方から見やすい位置に貼る必要がありましたが、今後は「前方かつ運転者席から見やすい位置として、前面ガラスの運転者席側上部で、車両中心から可能な限り遠い位置」になります。(自動車検査業務等実施要領の一部改正)

つまり、右ハンドルならフロントガラス上部の右上、左ハンドルならフロントガラス上部の左上となり、ドライバーから見やすい位置に変わります。

なぜ車検シールの貼り付け位置を変更したのか?

貼付位置からもわかるように、改正される主な理由は「車検の受け忘れ防止」です。

現在の車検シールの貼り付け位置は、ドライバーから確認しづらいところです。そのため、ドライバー自身が車検の有効期間をうっかりしてしまい、車検切れのまま走行してしまったということも少なくありませんでした。そこで車検切れを防ぐ対策の一環として、車検シールの貼り付け位置を変更する運びとなりました。

もし車検を受け忘れて公道を走行してしまうと、「無車検運行」として「6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金」と「違反点数6点」を科されてしまいます。なお後述しますが、これとは別に道路運送車両法では車検シールを貼ることも義務付けています。もし貼ってないと「50万円以下の罰金(免許点数の減点はなし)」になります。

家にあるものでできる!車検シールの剥がし方

古い車検シールを剥がす際、フロントガラスにベトベトした糊を残さず、きれいに剥がす方法をご紹介します。

古い車検シールを剥がす際、フロントガラスにベトベトした糊を残さず、きれいに剥がす方法を紹介します。

まずは家の中にある3つの道具を準備しましょう。

・中性洗剤(なければ濡らしたティッシュ)
・ラップフィルム
・プラスチック製のポイントカードや定規(スクレーパーがあればなおよし)

この3つがあれば、車検シールをきれいに剥がせます。

それでは、車検シールをきれいに剥がす方法を説明します。

1. 車検シールに中性洗剤を直接塗る(なければ濡らしたティッシュを置く)
2. その上からラップフィルムを重ねて10分ほど放置してふやけさせる
3. ふやけて剥がしやすくなった車検シールを爪で剥がす
4. 粘着物が残っている場合は、ガラスを傷つけないようにプラスチックのスクレーパーで剥がす
5. ウェットティッシュなどで拭き取り、きれいにする

上記の5ステップで、車検シールをきれいに剥がせますので、ぜひお試しください。

車検シールを貼らないと罰金?

「車検シールを貼らなかったらどうなるの?」と疑問に思う方もいらっしゃると思います。車検シールを貼らないことで罰金や罰則、点数の加算はあるのでしょうか?

車検シールを貼らないと50万円以下の罰金

道路運送車両法

第六十六条 自動車は、自動車検査証を備え付け、かつ、国土交通省令で定めるところにより検査標章を表示しなければ、運行の用に供してはならない。

道路運送車両法第66条には、「自動車検査証を自動車に備え付け、検査標章を表示しなければならない。」と記載があります。

このルールに違反して、車検シールを貼っていなかった場合は罰則があり、50万円以下の罰金です。(道路運送車両法第109条9項)

ちなみに道路交通法とは異なるため、検査標章を表示していないことによる行政処分、免許点数の加算は無く、道路運送車両法違反に対する罰金のみが適用となります。

「罰金」に関して詳しく説明した記事はこちら

車検シールは再発行も可能

車検シールを無くしてしまった時は、再発行も可能です。

ただし、普通車と軽自動車では再発行の申請先が違うので注意が必要です。

普通車は運輸支局へ、軽自動車は軽自動車検査協会に申請します。

また、必要な書類もあるので確認しておきましょう。

車検シールを再発行する方法

再発行をするためには後述する必要書類を持って、普通自動車なら陸運局や陸運支局、軽自動車なら軽自動車検査協会で手続きします。

申請書に必要事項を記載し、登録窓口に提出すると、新しい車検シールを発行してもらえます。

車検シールの再発行するために必要な物

再発行に必要な書類は、普通自動車と軽自動車で若干違います。それぞれ以下のとおりです。

普通自動車の場合
・車検証
・検査標章(一部でも提出)、または理由書(紛失届)
・検査標章再交付申請書(OCR第3号様式)
・申請手数料(2022年10月現在、300円)
・使用者の印鑑
・委任状(本人以外の場合)

軽自動車の場合
・車検証
・検査標章(一部でも提出)
・検査標章再交付申請書(OCR軽第3号様式)
・申請手数料(2022年10月現在、300円)
・使用者の印鑑

軽自動車検査協会 | 公式ウェブサイト

https://www.keikenkyo.or.jp/

軽自動車検査協会は、軽自動車の検査および各種事務手続きを主な業務としています。

まとめ

車検シールの貼り方、剥がし方から、貼らないと科される罰金まで紹介しました。

フロントガラスに車検シールを貼ることが、保安基準を満たした車の証明になります。車検シールを貰ったら、すぐに貼っておきましょう!

よくある質問

検査標章は何を表すの?

検査標章は車検の有効期限を表しており、車検証と同時に発行されます。大きな数字と小さな数字があり、大きな数字は車検の有効期限の月を、小さな数字は車検の有効期限の年を表しています。

車検シールの見分け方は?

2022年10月現在、普通自動車は水色系、軽自動車用は黄色系のシールとなっています。

検査標章の位置は?

検査標章を貼る位置は前述のとおり、フロントガラス内側上部で前方から見やすい位置となっていましたが、2023年1月からは運転席側上部に変わります。

  • カービュー査定

関連するキーワード


車検 メンテナンス

関連する投稿


セイビーの出張車検を徹底解説|特徴や流れ・料金を完全網羅

セイビーの出張車検を徹底解説|特徴や流れ・料金を完全網羅

車検は車を所有するうえで避けられない制度ですが、予約や持ち込み、長い待ち時間など「面倒」と感じる方も多いのではないでしょうか。そんな悩みを解決するのが、セイビーの出張車検です。国家資格を持つプロの整備士が自宅や職場に訪問し、点検から整備、車検の通過までを代行してくれ、ユーザーは当日、鍵を渡すだけ。本記事では、セイビーの出張車検の特徴や料金、流れを分かりやすく解説し、依頼前に確認すべきポイントまで網羅します。


EPARK車検でお得に車検予約|特徴と選び方完全ガイド

EPARK車検でお得に車検予約|特徴と選び方完全ガイド

車検は愛車を安心して乗り続けるために欠かせない大切な点検ですが、「どこで受けるべきか」「費用はどれくらいかかるのか」と悩む方は少なくありません。ディーラー車検は安心感がある一方で料金が高め、民間業者は費用を抑えられる反面、品質に不安を感じる方もいるのではないでしょうか。そんな時に注目したいのが、日本初の車検クーポンサイト「EPARK車検」です。全国2,000店以上の厳選された整備工場から比較・予約ができ、割引クーポンでお得に車検を受けられるのが特徴。この記事では、車検を任せる店舗の選び方からEPARK車検のメリット・デメリットまで詳しく解説し、申込みの判断材料を提供します。


満足度の高いカーメンテナンスサービスランキング「ミスタータイヤマン」が総合1位に!【オリコン顧客満足度®調査】

満足度の高いカーメンテナンスサービスランキング「ミスタータイヤマン」が総合1位に!【オリコン顧客満足度®調査】

オリコン株式会社は、同社グループ会社である株式会社oricon MEが、過去2年以内に工賃を伴う自動車の整備サービスを依頼したことのある全国の18~84歳までの男女を対象に実施した『カーメンテナンスサービスについての顧客満足度調査』の結果を発表しました。


車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

季節の変化で気温が変わると必要になるのが車のエアコン。車のエアコンが効かなくなると、ドライブが快適ではなくなるだけでなく、車内が不快な環境になることもあります。今回は、そのエアコンのために補充が必要なエアコンガスについて、エアコンガスが少なくなったときに出る症状、補充の費用目安、自分での補充を行う場合の手順など徹底解説します。


軽自動車の車検費用はいくらかかる?業者ごとの相場や安く抑える方法も解説

軽自動車の車検費用はいくらかかる?業者ごとの相場や安く抑える方法も解説

軽自動車を車検に出す場合、丁寧で確実に対応してくれる安心感が欲しい反面、できるだけ費用も安く抑えたいと思うため、どこに依頼するのがベストなのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。そこで本記事では、軽自動車の車検にかかる費用相場や内訳をはじめ、業者別の費用と特徴を解説するとともに、安く抑える方法やオススメの依頼先も紹介します。


最新の投稿


クルマ好きのためのコミュニティアプリ「CARTUNE」、企業とユーザーをつなぐ新プログラム「CARTUNE PARTNERS」を提供開始

クルマ好きのためのコミュニティアプリ「CARTUNE」、企業とユーザーをつなぐ新プログラム「CARTUNE PARTNERS」を提供開始

株式会社イードは、クルマ好きが集まるSNSアプリ「CARTUNE」において、企業とユーザーの新たな関係性を構築するパートナープログラム「CARTUNE PARTNERS」の提供を開始いたしました。本プログラムでは、自動車関連事業者やブランドがCARTUNEユーザーと連携し、ファンとの共創・発信・マーケティング活動をより深めていくことを目的としています。


カーセンサーnet徹底解説|中古車購入・売却の特徴と使い方

カーセンサーnet徹底解説|中古車購入・売却の特徴と使い方

中古車の購入や売却を検討する際、「相場が分からない」「比較方法が難しい」と感じる人は少なくありません。カーセンサーnetは、掲載台数の多さや検索機能の充実に加え、車買取一括査定による比較も可能な点が特徴の、中古車の検索から買取までを一つのサービスで検討できる総合サイトです。この記事では、カーセンサーnetで何ができるのかを整理し、中古車購入・売却それぞれのメリットや注意点、具体的な利用方法までを分かりやすく解説します。


ポルシェのある生活:自宅での充電「Mobile Charger Connect」使用レポート

ポルシェのある生活:自宅での充電「Mobile Charger Connect」使用レポート

ポルシェの電気自動車(EV/PHEV)ライフにおいて、最も日常的な儀式となるのが「自宅充電」です。今回は、ポルシェ純正の充電器「モバイルチャージャーコネクト」を使用した実際の充電フローと、その使い心地をレポートします。


【軽自動車販売台数ランキング】ホンダ「N-BOX」王座奪還!?三菱「新型デリカミニ」も大躍進!11月に売れた軽自動車とは?

【軽自動車販売台数ランキング】ホンダ「N-BOX」王座奪還!?三菱「新型デリカミニ」も大躍進!11月に売れた軽自動車とは?

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した2025年11月新車販売台数ランキングによると、10月に不動の人気を誇っていたホンダ「N-BOX」が突然4位まで陥落していましたが、再び1位に返り咲きました。N-BOXの代わりに1位となっていたダイハツ「ムーヴ」は3位に沈みました。また、日産のスライドドアを備える軽スーパーハイトワゴン「ルークス」が8位から5位に上昇しました。このほかいくつかの順位変動がありました。


日産 新型「セレナ」発表!新たな5人乗りモデル「マルチボックス」やカスタムモデル「オーテックライン」も登場

日産 新型「セレナ」発表!新たな5人乗りモデル「マルチボックス」やカスタムモデル「オーテックライン」も登場

日産は2025年12月18日に、Mクラスミニバン「セレナ」のマイナーチェンジモデルを発表しました。実際の販売は、2026年2月中旬より実施される予定です。