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車検費用はどれくらいかかる?金額の内訳や計算方法の説明と相場を比較

車検費用はどれくらいかかる?金額の内訳や計算方法の説明と相場を比較

車に乗っていると定期的に車検に出さなければいけませんが、気になるのが車検の費用。一体、いくらかかるのでしょうか?ここでは、車検に関する基礎知識から、車検費用の計算の仕方や相場を解説していきます。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


そもそも車検とは?

「車検」の正式名称は「自動車検査登録制度」といいます。

車検には道路運送車両法によると、新規検査、継続検査、構造等変更検査の3種類があります。一般的に車検というと、継続検査のことを指すことが多いです。

車検は所有している自動車が安全面や環境面などが国の定めた保安基準に適合しているかどうかを確認する検査のことで、一定期間ごとに検査を行い、自動車の所有者を公証・登録する制度です。

乗用車の場合、新車購入後3年目、それ以降は2年ごとに車検を受ける必要があります。

車検は検査証の有効期限満了日の1ヶ月前(離島は2ヶ月前)から受けることができ、この期間内であれば、次回の車検満了日が繰り上がることはありません。

今回は車検に掛かる費用、そして車検の受け方について、ご紹介していきます。

車検費用の内訳

車検にかかる費用は、「法定費用」「車検基本費用」「部品交換費用」の大きく分けて3つに分類されます。

法定費用

「法定費用」は、自動車重量税、自賠責保険、印紙代など、あらかじめ確定している費用のことで、この法定費用には消費税は課税されません。

車検基本費用

「車検基本費用」は、定期点検料、測定検査料、代行手数料のことです。

部品交換費用

「部品交換費用」は、タイヤやブレーキパッド、エンジンオイルなどの点検の結果、追加の整備が必要な場合にかかる費用のことで、所有する自動車のコンディションによって必要になる場合と必要ない場合があります。

「車検基本費用」「部品交換費用」は個々の自動車の状態や依頼する店舗・業者によって変わってくる費用となります。

車検はどこで受けれる?費用の相場は?

一般的に車検費用の中で多くの割合を占めるのが「法定費用」です。法定費用は、車種ごとに法律で決められた費用なので、どの店舗・業者で車検を受けて費用は同額になります。

車検(継続検査)の費用は、所有している自動車の車両重量、軽自動車・5ナンバーの小型車・3ナンバーの普通車という自動車の種類、エコカー減税の対象かどうかで変わってきます。

<軽自動車の車検費用・相場>

ホンダのN-BOXやダイハツのタントなどが該当します。

自動車重量税は6,600円、自賠責保険は24カ月契約で25,070円、印紙代1,400円で法定費用は合計33,070円です。

これに24カ月定期点検料の14,580円、継続検査料の8,640円、検査代行料10,800円がかかるので66,790円が軽自動車の車検相場となります。

<排気量1500ccクラスの小型車の車検費用・相場>

人気のコンパクトカー、ホンダのフィットやニッサンのノートなどの排気量1500ccクラスの車種が該当します。このクラスは車両重量1トン~1.5トン、5ナンバーサイズの小型車が中心のクラスです。

エコカー減税の適用がある自動車重量税は15,000円~24,600円、自賠責保険は24カ月契約で25,830円、印紙代1,700円で法定費用は41,930円~51,530円となります。

これに24カ月定期点検料の23,760円、継続検査料の8,640円、検査代行料10,800円がかかるので85,130円~94,730円が排気量1500ccクラスの車種の車検費用の相場となります。

<排気量2000ccクラスの普通車の車検費用・相場>

ホンダのステップワゴンやトヨタのヴォクシーなどがの排気量2000ccクラスの車種が該当します。
このクラスは車両重量1.5~2トン、3ナンバーサイズの普通車が中心となるクラスです。

エコカー減税の適用がある自動車重量税は20,000円~32,800円、自賠責保険は24カ月契約で25,830円、印紙代1,800円で法定費用は46,930円~59,730円。

これに24カ月定期点検料の28,080~31,320円、継続検査料の8640円、検査代行料10,800円がかかるので97,690円~107,250円が排気量2000ccクラスの車種の車検費用の目安となります。

※いずれも自動車の状態によっては整備が必要となり、別途追加で費用が必要となることがあります
※固定の費用以外は平均値で計算しています

次は車検を受けられる場所について、店舗や業者ごと、それぞれの特徴やメリット・デメリット、費用の相場を、ご紹介していきます。

ディーラーでの車検

自動車を購入した、もしくは所有する自動車メーカーのディーラーで受ける車検の事です。
その車種に対しては高い技術と専門性を持つプロであり、部品供給もしっかりしているので安心です。

整備料金や工賃が若干割高なのがデメリットですが、整備保証が付いており、2年後の車検までを見越して丁寧に行ってくれるので、その点を考慮するとリーズナブルともいえるかもしれません。

【費用目安】法定費用+40,000円~100,000円程

民間整備工場での車検

民間整備工場は、地域密着型なので、信頼関係が構築できれば色々と融通が利く点がメリットといえます。

ただし、最新の車載コンピュータに対応した設備を持っていなかったり、工場によって品質や技術にばらつきが生じてしまう可能性があることがデメリットになります。

【費用目安】法定費用+25,000円~80,000円程

車検専門フランチャイズ店舗での車検

自動車を車検に「通す事」を目的に営業しているため、検査に関してはプロです。スピーディーで明確な安価設定がウリですが、車検に必要な検査項目以外の点検整備は基本的に行わない点がデメリットとして挙げられます。

【費用目安】法定費用+25,000円~80,000円程

カー用品店での車検

汎用部品の在庫が豊富にあるので、カー用品店では多くのメーカーの車に対応が可能です。

メジャーな車種で比較的新しい年式であれば、汎用品をうまく使って整備費用を安くする事もできるでしょう。デメリットは一部の車種を除き、基本的に外車は断られてしまうことが多い点と、民間整備工場車検と同様の品質や技術にばらつきが生じる点です。

【費用目安】法定費用+20,000円~60,000円程

ガソリンスタンドでの車検

点検を併設されたピットを行うところもありますが、多くは提携している整備工場に持ち込んで車検を通すところが多いようです。車検にかかる期間が長いことや、代車が無い、というデメリットがあります。

ガソリンスタンドで車検を扱う店舗の多くは、ユーザー車検の代行も多いため、車の状態を十分に理解した上で検討した方が良いでしょう。

【費用目安】法定費用+20,000円~60,000円程

ユーザー車検

文字通り、ユーザーが自分で検査場に持ち込んで行う車検です。

書類の作成から検査まですべてユーザーが行うので、安価に済ませらるメリットはありますが、車に詳しい方以外は安易に選択しないほうがよいでしょう。

【費用目安】法定費用のみ

代行車検

ユーザー車検を、ユーザーの代わりに行ってくれる業者です。

持ち込む必要がないので楽ですが、国からの認証も受けずにユーザー車検の代行だけをしている業者もありますので、しっかり確認してください。

【費用目安】法定費用+10,000円~30,000円程

車検取次サービス

インターネットで申込みをすれば自動車の引き取りから納車まで、車検に伴うすべてを請け負ってくれるサービスも拡充しています。

決済もネットでできる場合があったり、自宅周辺の車検費用の一括見積ができたり、忙しいビジネスマンや、子育て中のママなど、なかなか時間の取れない方などに、特に人気のサービスとなっています。

※車検証などの事前準備書類などはご自身で準備が必要です。

車検費用の支払いはローンでも可能

車検費用の支払いについてはローンで支払うことも可能です。

ここまで、車検を受けられる店舗や費用についてご紹介してきましたが、決して安い金額ではないため、一括での支払いが苦しいということもあると思います。

種類としては、クレジットカード・自社クレジットローン・信販会社でのローンがあり、当然ローンなので審査があります。

ローンを組む金融機関によって1%~2%程差が出ることもあるので、ネットの無料比較などで、チェックすることをおすすめします。

車検ローンの比較は、こちらから無料で行えますので、検討中の方は是非ご覧ください。

まとめ

定期的に車検をうけることによって、日本での車環境が高いレベルで担保できているといえます。

整備不良の自動車が減ることにより、不要なトラブルや事故も減ります。定期的に点検・整備することが、自動車にとって必要なものだとわかっていただけたのではないでしょうか。

車検の手続きには、ある程度の費用と手間がかかってしまいますが、ドライバーにとっては義務でもあります。

ここまで紹介した車検相場やお店・業者による違いを比較して、自分に合った車検を探す参考にしてください。

とはいえ、車検では検査を受けた時点の自動車の状態をチェックするだけで、2年先の車検まで不具合なく乗り続けられることを約束してくれるものではありません。車検と同様に予防を含めた点検も日々行うように心がけましょう。

車検を受ける時期、他 車検に関連する情報はこちらもチェック

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