トップへ戻る

ホンダ ジェイドになぜ5人乗り?シャトルとどう違う?

ホンダ ジェイドになぜ5人乗り?シャトルとどう違う?

ホンダが、2018年5月にマイナーチェンジを予定している「JADE(ジェイド)」は、「RS」に2列5人乗り仕様へ変更するとともに、新たにハイブリッドモデルも追加設定します。「シャトル」もあるのになぜ5人乗りを導入したのでしょうか?この2台はどのような違いがあるのでしょうか?

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • MOTA 車買取
  • カービュー査定

ジェイドのマイナーチェンジ概要

新型ジェイドRS後席

ジェイドは2015年2月に発売され、セダン並みの低全高で美しいフォルムの中に高い居住性とユーティリティーを実現したモデルとなっています。

今回のマイナーチェンジでは、2列5人乗り仕様へ変更するとともに、1.5Lターボエンジンのみの設定だった「RS」にも、新に「スポーツ ハイブリッドi-DCD」を搭載した仕様も追加設定します。

さらに、新たにRS専用色として「プレミアムクリスタルオレンジ・メタリック」や、ブラックルーフ仕様を追加するなど、スタイリッシュなデザインに一層の磨きをかけ、また、先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」を全タイプに標準装備しています。

全長/全幅/全高:4,650/1,775/1,530mm
室内長/室内幅/室内高:2,850/1,505/1,230mm

詳細はまだ公表されていませんが、現行ジェイドのハイブリッド車は2,720,000円から、1.5Lターボエンジンの「RS」は2,530,000円からとなっており、新しく5人乗りとなることで、1.5Lターボエンジンの「RS」は多少価格が下がることが期待され、新設定されるハイブリッド車も、現在の上級グレードである「ハイブリッドX」の2,920,000円と同額程度となると予想されます。

シャトルの概要

シャトル

シャトルは、5ナンバーサイズの扱いやすさや優れた燃費性能とクラス最大の広さを誇るフラットなラゲッジスペース、そして上質な走りを融合した新しいコンパクトステーションワゴン。1.5L直噴エンジンと、「スポーツ ハイブリッド)i-DCD」を採用。ハイブリッド車はクラストップとなる34.0km/L(JC08モード)という優れた燃費性能を達成、また、5ナンバーステーションワゴンのハイブリッド車として初めて4WDを設定しています。

全長/全幅/全高:4,400/1,695/1,545(4WD1,570)mm
室内長/室内幅/室内高:1.925/1.450/1.290mm

ジェイドを5人乗り仕様に変更する理由

新型ジェイドRSラゲッジスペース

ステーションワゴンである「シャトル」は、同じハイブリッドシステムを搭載したモデルが2,080,080円からとなっています。

同じ5人乗りとはいえ、価格差が60万円以上もあるので、購入者のターゲットも異なるとは思いますが、あえて「ジェイド」を5人乗り仕様に変更する理由はどこにあるのでしょうか。

理由のひとつは、「ジェイド」のユーザーも、普段は折りたたんでおいて、いざという時には3列シート車として使うというユーザーも多く、ならばいっそ5人乗りでいいじゃないかという意見もあったはずです。3列シート車が必要なら「ステップワゴン」が同額で買えるのですから。

ミニバンからスポーツワゴンへ

スバルレヴォーグ

もうひとつの理由としては、ホンダには「シャトル」以上のステーションワゴンがなかったこと。

そして、ステーションワゴンの需要は減る一方で、若い人が好むスポーツワゴンとして、「カローラフィルダー」の人気があるという事実もあります。

それに引き換え、「シャトル」にはスポーツモデルがなく、ボディーデザインもスポーティとは言えません。

そこで、「シャトル」にテコ入れするのではなく、「ジェイドRS」を需要の少ないロールーフミニバンではなく、スバルの「レヴォーグ」のようなスポーツワゴンとして若い層を取り込むという選択をしたのです。

ラゲッジスペースとしては、数字こそ3ナンバーボディの「ジェイド」の方が上回っていますが、室内高が高く開口部の広い「シャトル」の方が実用性が高いのですが、スポーツワゴンとしてのスタイリッシュなスタイルと、何よりも質感の高いインテリアは、同じパワーユニットを採用するとしても選ばれる価値は十分あると思います。

まとめ

先行サイトには「待望の5シーター登場!」という文字が躍っていますが、待望していたのはユーザーよりももしろディーラーサイドでしょう。ロールーフミニバンといっても、3列シート車としてセールスするのは厳しく、むしろ中国市場で導入されている2列シート車なら、スポーツワゴンとして需要があるのにという声が多かったことは、容易に想像できます。

ロールーフミニバンもステーションワゴンも需要が少なくなっている現在ですが、狭い3列シート車よりも荷室の広い2列シート車の方が生き残る道はありそう。全車に設定せず、手始めに「RS」から始めようということは「RS」だけきりはなしてスポーツワゴンにするため。ならばいっそ、ホンダには、3列シートのままSUVにすることを提案したいです。

  • MOTA 車買取
  • カービュー査定

関連する投稿


【2025~2026年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

【2025~2026年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

2025年から2026年以降に登場予定の新型車とフルモデルチェンジ・マイナーチェンジの発表があった新車情報をまとめて紹介。新情報は追加・更新していきます。


フィアット新型「ドブロ」発表! ポップなミニバンが大幅改良

フィアット新型「ドブロ」発表! ポップなミニバンが大幅改良

Stellantisジャパン株式会社は2024年12月5日、フィアットのMPV(Multi-Purpose Vehicle=マルチ・パーパス・ビークル)「ドブロ(Doblo)」および「ドブロ マキシ(Doblo MAXI)」の最新モデルを発表。同日より、全国のフィアット正規ディーラーにて発売しました。


日産 新型「セレナ 4WD」発表!「e-4ORCE」モデル&スポーティモデル追加

日産 新型「セレナ 4WD」発表!「e-4ORCE」モデル&スポーティモデル追加

日産は2024年10月3日に、「セレナ」のe-POWER車に、電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載した新たな4WDグレードを設定したと発表しました。実際の発売は11月中旬を予定しています。


【2024~2025年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

【2024~2025年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

2024年から2025年以降に登場予定の新型車とフルモデルチェンジ・マイナーチェンジの発表があった新車情報をまとめて紹介。新情報は追加・更新していきます。(2025年1月10日更新)


レクサス新型「LM」発表! 豪華な“6人乗り”仕様がついに登場

レクサス新型「LM」発表! 豪華な“6人乗り”仕様がついに登場

レクサスは、2024年5月9日、最上級ミニバン新型「LM」の国内仕様のラインアップに新たな6座仕様車の“version L”を追加設定したと発表しました。同車の発売は同日より行われています。


最新の投稿


トヨタ新型「ルーミー」公開!大人気コンパクトカーが進化

トヨタ新型「ルーミー」公開!大人気コンパクトカーが進化

トヨタは2024年12月9日、トールワゴン「ルーミー」の一部改良モデルを発表しました。安全性能の向上など、一部仕様変更が行われています。


ダイハツ新型「トール」公開!人気のスライドドア付きコンパクトカー何が変わった?

ダイハツ新型「トール」公開!人気のスライドドア付きコンパクトカー何が変わった?

ダイハツは2024年12月9日、トールワゴン「トール」の一部改良モデルを発表しました。安全性能の向上など、一部仕様変更し、同日発売しました。


世界最大級のカスタムカーショー「東京オートサロン2025」開催!チケット購入方法や注目出展を紹介

世界最大級のカスタムカーショー「東京オートサロン2025」開催!チケット購入方法や注目出展を紹介

東京オートサロンは、カスタムカーや最新の自動車技術を一堂に集めた世界的に注目されるイベントです。毎年、千葉県の幕張メッセを会場に開催され、多くの国内外の自動車メーカーやカスタムショップが出展します。この記事では、東京オートサロン2025(TOKYO AUTO SALON 2025)の開催日時や会場、注目の出展内容、そしてチケット購入方法など、詳しく紹介します。


スバル新型「レヴォーグ レイバック」発表!黒の特別仕様車「Black Selection」を追加

スバル新型「レヴォーグ レイバック」発表!黒の特別仕様車「Black Selection」を追加

スバルは2024年12月12日、ステーションワゴンSUV「レヴォーグ レイバック」の一部改良モデルを発表しました。新たな特別仕様車の設定と、先進安全機能の強化を実施しています。


スバル新型「レヴォーグ」発表!インテリアデザイン変更と安全装備の強化を実施

スバル新型「レヴォーグ」発表!インテリアデザイン変更と安全装備の強化を実施

スバルは2024年12月12日、ステーションワゴン「レヴォーグ」の一部改良モデルを発表しました。一部グレードのインテリアデザイン変更、先進安全機能の強化が行われています。


MOTA 車買取