チャイルドシートの着用率は66.2%、過去16年で最高に
全国99ヶ所で13103人の6歳未満の子供を対象に「チャイルドシートの使用状況」を調査した結果、6歳未満の子どものチャイルドシート着用率は66.2%でした。これは2002年の調査開始依頼最も高い数値であり、チャイルドシート着用義務化に伴い認知度も高まっているといえます。
また、年齢別のチャイルドシート使用率をまとめた結果でも、1〜4歳、5歳の区分で着用率は過去最高となりました。
■3人に1人がチャイルドシートを着用せず
しかし上記の結果は裏を返せば、残りの33.8%、つまり6歳未満の3人に1人がチャイルドシートを着用していない現状も明らかになっています。
また、6歳未満の着用が法律で義務付けられているにも関わらず、年齢があがるにつれて着用率が低下する状況は変わりませんでした。
61.6%がチャイルドシートを正しく取り付けられていない
また全国8地域(北海道・宮城・東京・愛知・大阪・広島・香川・福岡)で422のチャイルドシートを対象に「チャイルドシートの取り付け状況」を調査した結果、乳児用・幼児用のチャイルドシート全体で61.6%が残念ながら正しく取り付けられていませんでした。
■誤った使用の代表は「腰ベルト(シートベルト)の締付け不足」
年齢別の「チャイルドシートの取り付け状況」をまとめた結果でも、乳児用の51.7%、幼児用の71%が誤った取り付けをされていました。
また誤った取り付けをされていたチャイルドシートのうち、原因は乳児用70.9%、幼児用64.0%がチャイルドシートを固定するための「腰ベルト(シートベルト)の締付け不足」でした
58.3%がチャイルドシートに正しく着座できていない
先程の調査と同様に、全国8地域(北海道・宮城・東京・愛知・大阪・広島・香川・福岡)で422の「チャイルドシートに正しく座っているか」を調査した結果、乳児用・幼児用・学童用シート全体で53.8%が正しく着座できていませんでした。
年齢別では、乳児用50.7%、幼児用68.7%、学童用41.3%のチャイルドシートに子どもが正しく座ることができていませんでした。
これらの原因は乳児・幼児用は「ハーネスの高さ調節と締め付けが誤っている」、学童用は装置に対する使用時期が早すぎる「体格不適合」でした。
まとめ
調査の結果からチャイルドシートの着用率は向上しているものの、年齢が上がるに連れ着用率が低下することや、正しい着用がされていないことが分かりました。
下記ではチャイルドシートの正しい取り付け方や、取り付け方も分かりやすいおすすめのチャイルドシートをご紹介していますのでぜひご覧ください。