ETC利用証明書が領収書代わりになる!
領収書は会社で働く方や個人でお仕事をされている方と多くの方々にとって、利用機会も多く、非常に大切なものとなります。
会社員なら、領収書を会社に提出することで、自分が立て替えた料金を請求できますし、個人でお仕事をされているフリーランスの方や個人事業主であれば、経費として計上することができます。
高速道路の利用料金も同様に、請求・計上するには、領収書が必須となります。
料金所の係員のいる一般レーン、または一般/ETCレーン、精算機ではその場でもらえる領収書ですが、実はETCレーンでは領収書を受け取ることができません。
領収書が必要なのに・・・そんな時は、どこで領収書を手に入れればいいのでしょうか?
ETC利用証明書の発行はETC利用照会サービスを利用する
有料道路を運営している道路事業者が発行している「利用証明書・明細書」が実は領収書の代わりに利用できます。
ただ、ETCの利用証明書・明細書を手軽に発行するには「ETC利用照会サービス」が使えないといけません。
このサービスは事前登録が必要ですが、当日分だけでなく過去にさかのぼって利用履歴を確認、印刷することができるのと、なにより料金所やサービスエリア・パーキングエリアといった場所に出向かなくても発行できるのがメリットです。
では、どのように登録をするのかを順序だてて紹介していきます。
1.まず、ETC利用照会サービスにアクセスする
ETC利用照会サービスは、過去15か月間の全走行明細(ETCカード利用)を確認できるサービスです。利用証明書を印刷したり、pdfやcsvファイルでのダウンロードもできます。
2.「新規登録はこちら」をクリック
3.登録には必要なものや注意事項などが記載されているので確認し、問題なければ「次へ」をクリック
4.利用規定を確認し、問題なければ「同意する」をクリック
5.仮登録画面になるので、メールアドレスを入力し、画面認証をして「次へ」をクリック
6. 5.で入力したメールドレスに届く、仮登録完了のメールを開く
7.本登録への案内とURLが記載されているので、URLをクリックして登録画面へ
8.登録画面へ必要事項を記入して登録完了
1つのユーザーIDで最大10枚のETCカードを登録できますので、自家用車以外にも会社用のETCカードを登録しておくと便利ですね。
注意点としましては、「ETC利用照会サービス」に登録してもデータ反映には最大4時間程度かかる場合があるので、あらかじめ登録をしておきましょう。
ETC利用証明書の印刷方法は?プリンターが無い場合は?
「ETC利用照会サービス」に登録していれば、プリンターのない環境で急に領収書が必要になった場合にも、コンビニやサービスエリア、パーキングエリアなどで、ETC利用証明書を発行することができます。
領収書の出し方は3パターン存在する
以下の3パターンが領収書をもらう方法になります。
・その場で領収書をもらう
・インターネットで発行
・ETC利用履歴発行プリンターで発行
今回は一つずつご紹介していきたい思います。
■すぐにもらいたい人はその場で料金所レーンで申請
高速道路を利用した際にETCの領収書が欲しい場合には、一般レーン、または一般/ETCレーンの料金所を利用します。
一般レーンでは、係員が領収書を渡してくれますね。
一般/ETCレーンの料金所では、ETCカードを手渡し、係員に「領収書の発行をお願いします」と伝えましょう。係員がETCカードを専用の機械に通し、今回利用した高速道路の領収書を発行してくれるので、領収書を受け取れば完了です。
その場で領収書が欲しい場合は各料金所で受け取りましょう。
ただし、首都高など、出口に料金所がないところや、スマートICも出口に係員がいる料金所がありませんので、出口の選択には注意が必要です。
■インターネットから申請
<自宅や会社でプリントする場合>
利用明細の画面から利用証明書を発行したい走行を選択し、「証明書PDF」をクリックすると、照明書がPDF形式で発行されます。
割引額や実際に請求される金額、車種区分などが記載されているので、これをプリントアウトすれば、領収書と同じものとして利用できます。
※なにも選択していない状態で発行ボタンをクリックすると、過去15ヶ月以内の全て(最大50件)の走行分の証明書が発行されます。
<自宅にプリンターがない場合や、出先でETC利用証明書をプリントしたい場合>
●各コンビニでやスーパーもETC利用証明書をプリントできるサービス
このサービスを利用するれば、ETC利用明細が必要な時にわざわざ自宅や会社に戻らなくても、最寄りのコンビニやスーパーで印刷できるので便利です。
利用できるコンビニ・スーパー&プリントサービスは以下の通りです。
・ネットワークプリントサービス(セイコーマート、ファミリーマート、ローソン)
ネットワークプリント|パソコン・スマホから登録、コンビニで印刷
https://networkprint.ne.jp/sharp_netprint/ja/top.aspxネットワークプリントは会員登録無料。パソコンやスマホから文書や写真を登録して、コンビニのコピー機でかんたんにプリントできるサービスです。全国のコンビニシェアNo.1!!24時間いつでもどこでも印刷できます。
・ネットプリント(セブンイレブン)
全国のセブン‐イレブンでいつでも簡単プリント ~ネットプリント~
https://www.printing.ne.jp/スマホやパソコンの書類、PDF、写真をセブン‐イレブンのコピー機でプリントできます。ユーザー登録なしで、簡単に使えます。
・おきがるプリント(ミニストップ、イオン、ダイエーなど)
【リコー公式サイト】お近くのコンビニやスーパーマーケット、薬局などさまざまな店舗で使える、リコーのマルチコピーサービス。多彩なコピーはもちろん、スマートフォン、タブレットやパソコンの中にある画像に美肌処理をしてプリントすることもカンタン!できあがりイメージを印刷前に確認できるのであんしん!イラスト入りの分かりやすい操作ガイドがあなたをサポートするので、ファクス送受信やスキャン、行政サービスも気軽にご利用いただけます。
●サービスエリアやパーキングエリア、オートバックスなどの大型カー用品店
「ETC利用履歴発行プリンター」を使って印刷することも可能です。
使い方は後述します。
※カードリーダーに読み取らせる必要があるのでETCカードが必要になります。
■サービスエリアやパーキングエリアで申請
ETCの領収書は意外なところでも発行することができます。
それは、高速道路のサービスエリアやパーキングエリア、駐車場や、ガソリン会社、オートバックスなどの大型カー用品店などです。
詳しくは首都高ドライバーズサイトをチェックしてみてください。
ETC利用履歴発行プリンター|料金・ETC・割引情報|首都高ドライバーズサイト
https://www.shutoko.jp/fee/etc_reference/printer/首都高速道路株式会社のETC利用履歴発行プリンターのページです。
利用方法は、設置されている「ETC利用履歴発行プリンター」にETCカードを入れてるだけ!
これなら誰でも簡単にできますし、早ければほんの数秒でETCの領収書が発行されます。
▼詳しい使い方は以下をご覧ください。
1.ICチップ上面にして、ETCカードを機械に挿入(ブザー音が「ピッ」と1回鳴るまで挿入すること)
2.緑のランプが点灯し直近の通行が音声で案内される(挿入口横スピーカーボタンで音量調節可能)
3.「進」「戻」ボタンで、プリントしたい走行履歴を選択し、「印」ボタンで利用明細書が印刷される
4.印字された利用証明書を切り取り、挿入口横のカード取り出しボタンを押し、ETCカードを取り出す
レンタカーに乗った際のETC利用証明書の発行方法
レンタカーであっても、領収書の受け取り方法は同じです。
ETCカードもレンタカー会社で借りた場合には、高速道路出口、または返却後の会計時に領収書を発行してもらうのがスムーズに領収書を受け取りやすいと思います。
ただし、ETC利用紹介サービスを利用する場合には、レンタカーの車載器管理番号やナンバープレートの番号を控えておきましょう。
まとめ
WEBサービスの利用により、以前よりもどんどん便利になってきています。領収書は会社員、個人事業主にとって非常に大切なものですから、領収書がなくてETC利用料金の回収をあきめていた方も、これでもう安心ではないでしょうか。