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傷隠しの鉄板!タッチアップでDIY補修

傷隠しの鉄板!タッチアップでDIY補修

車を擦ってしまったときに塗装が剥がれたら、自力で補修できるのはご存知ですか?傷を早く塗装することで、錆を防止して見た目も良くなります。タッチアップはペンやエアスプレーの形状で塗りやすくて初めての塗装でも安心です。この記事では車にあう色の探し方や正しい塗り方を解説します。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


タッチアップとは

「タッチアップ」とは車のボディについてしまった傷の修理や修復を行うことです。これは車に限らず、建築や美容の業界でも修理や補修について使う言葉です。

家のフローリングや壁についてしまった傷であればホームセンターで修理キットを買ってきて自分で直してしまう方でも、車の傷となるとプロに依頼するのが当たり前と思っている方も少なくありません。

車のボディの傷を直すのは、とても難しいことのように思っていませんか?
じつは、車の傷も小さな傷や細かい傷なら修復するのは自分でもできてしまいます。
もちろん販売店や修理店などで修理をするのが、修理跡も残らず一番きれいになりますが、それだけ修理代金も高くなってしまう事がネックになります。

小さな傷であれば、DIYでも補修可能であり、カー用品店には補修グッズが沢山販売されています。
小さな傷から中の金属パーツに雨水や水分が付着し、サビ・腐食が発生しまうと、塗膜の下にどんどん広がっていき、収拾がつかなくなくなってしまいます。傷は見つけ次第早めに修復するようにしましょう。

タッチアップのグッズもどれを使うかは、傷の状態や深さや、修理方法で決まります。
例えば、車のドアについた傷が、こすったような薄いキズであれば、スプレー塗装で修復となります。引っかき傷のようなボディの塗装も剥がれてしまった傷には、耐水ペーパー、光硬化パテ、スプレーと使用するものが増えます。

車にあう色の選び方

タッチアップをするときは、愛車のボディカラーと同じカラーのタッチアップ塗料を購入する必要があります。
だいたい同じだからといって違う色を選んでしまうと、作業が完璧でも塗って乾いてから違和感が出てしまいます。

タッチアップ塗料は、カーメーカーの純正品や他メーカーからも市販されています。
いずれも純正色が用意されていて、内容量や質に大きな違いはありません。純正品ならカーディーラー、社外品であればカー用品店で購入できます。

購入前には、愛車のボディカラーを確認が必要です。
ボディカラーはいっけん同じように見える白でも何種類もあり、同一メーカーのなかでも数種類あることも珍しくありません。
どの車のメーカーのホディカラーも「カラーNo.(純正色番号)」で管理されています。そのため確認は簡単に行うことができます。車のエンジンルーム内に取り付けられている型式プレート内に「COLOR No.」か「COLOR CODE」という形で数字が記載されています。その数字が愛車のボディカラーです。
一部の車種はドアピラーの周囲に記載されていることもあるので、もし見当たらなかったときはドアピラーの周囲を探してみてください。それでもわからない場合にはカーディーラーに問い合わせてみましょう。

タッチアップ塗料には純正色を示す「カラーNO.」と、純正品には「パーツNO.」が記されてます。これが社外品だと供給メーカー独自の「カラーNO.」が記されています。購入するときはこのNO.が混同しないよう注意しましょう。

準備する道具

タッチアップペンを塗る際には下記用品を準備してみましょう。どれもカー用品で手に入れることができます。

・タッチアップペン、タッチアップペイント

・シリコンオフ
タッチアップ前に車のボディ表面の汚れを落としたり、塗りすぎたタッチアップペンを乾く前に拭き取って失敗しないようにするために使用します。

・ウェス、綿棒
シリコンオフを塗布したり、塗りすぎたタッチアップペンを拭き取るために使用します。

・専用うすめ液・スプレーシンナー
タッチアップペンを塗りすぎた際、その塗料を溶かして除去します。スプレーシンナーですと、完全に乾いたタッチアップペンでも除去できます。

・サビ取り消しゴム・サビ止めペイント
傷の内側にサビが発生していた場合に使用します。

・コンパウンド
浅い傷の補修には三種類のコンパウンドをそろえておくと良いです。
その三種類とは、極細、細目、液体コンパウンドです。コンパウンドを塗るときに使用するスポンジか、布を必ず用意しておくと良いでしょう。

・耐水ペーパー・パテ
深さのある引っかき傷の修理時には、耐水ペーパーとパテ両方が必要です。耐水ペーパーは使う用途、作業の内容で、目の粗さを使い分けましょう。

・マスキングテープ
傷の深さや大きさにもよりますが、あわせてパレットやヘラ、新聞紙などを用意しておくと修理するときに重宝します。

タッチアップの手順

1:下準備
タッチアップを始める前に下準備が必要です。
水洗いと、車に付いたワックスや油分の除去することから始めます。
タッチアップペンの塗料を車のボディに上手くなじませるためには必要な作業です。この作業を省いてしまうとボディの表面加工がタッチアップペンが上手くなじまないので、後の作業に影響が出ます。

2:塗る
傷以外の場所に塗料がつかないよう、最初にマスキングテープを貼って車のボディを保護します。
タッチアップペンは点を打つように丁寧に塗っていきましょう。小さい傷で上手く塗れない場合は、つまようじなどを用いて、塗料をつけて少しずつ塗ると失敗が少ないです。塗布と乾燥を繰り返し行います。そして塗料がボディよりも盛り上がるまで塗り重ねた後、一週間ほど自然乾燥させて完全に乾かします。
タッチアップペンを塗り過ぎてしまった時や、傷以外の場所についてしまった時は、専用のうすめ液やスプレーシンナーを使って早めに取りましょう。
ですが、専用のうすめ液やスプレーシンナーが長時間車につくと、ボディ表面の塗装を痛める原因になるので、取り扱いには注意が必要です。
タッチアップペンでの補修は塗るだけでも完成ではあります。ですが、盛り上がった塗料を研磨する工程を行えば、補修の完成度がより高まり愛車をより美しく補修できます。

3:磨く
盛り上がった塗料部分にそって、上下にマスキングテープを貼り重ねて高さを出します。その後、耐水ペーパーを濡らして粗い目から徐々に細かい目のものに変えていきます。その時に盛り上がった塗料部分を磨いていきます。
塗料が削れなくなってきたら、マスキングテープをはがし、再度盛り上がった塗料部分を耐水ペーパーで磨きます。この作業をマスキングテープがなくなるまで繰り返します。耐水ペーパーをさらに細かい目に変え、ボディと塗料の段差がなくなるまで磨いたら、液体コンパウンドでツヤが出るまで磨き上げて終了です。

コンパウンドで手直しをするときは慎重に

タッチアップペンを塗るのに失敗したら、コンパウンドを使用するほうほうもあります。コンパウンドの使用はやり過ぎると、傷以外の部分にダメージを及ぼしてします可能性があります。特にタッチアップペンが付いた場所をこすりすぎてしまうと、かえってダメージが広がってしまうことがあります。
そのため、前述のとおり、先にうすめ液やシンナースプレーを試してみてください。

美しく仕上げるにはクリア

仕上げにはクリアー塗装をおすすめします。するとしないとでは見ための美しさは大違い!
3~5回ほど塗り重ねると、より美しいボディに仕上がります。最後にボカシ剤をまんべんなくスプレーします。そして塗料が乾くまで一週間程度乾かします。その後、仕上げ用のコンパウンドと液体コンパウンドで磨いてボディをピカピカに仕上げましょう。

社外品タッチアップのおすすめ2つ

売れ筋のカラーは一通り販売されているものの、古い車種やあまり人気のない車のカラーはラインナップにないことがあります。このため、タッチアップ塗料を購入したくても、愛車のボディカラーに合う色がない場合もあるでしょう。

そんなときは、ホルツの「MINI MIX」やソフト99の「オーダーカラー」の利用がおすすめ。国産車全車種の純正色を調色してくれ、タッチアップ塗料をオーダーすることができます。

まとめ

車をぶつけたり、鍵でこすれたり塗装が剥がれることはたくさんあると思います。早めのタッチアップで愛車をきれいに保ちましょう。
自分の手できれいになった車は、さらに愛着が深くなるはずです。初心者は、目立たない場所のキズからタッチアップしてみるのはいかがでしょうか。

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