サイドミラーが壊れたらどうする?
車のサイドミラーが壊れた時に修理などをどう行えばいいかご存知でしょうか?
サイドミラーの故障のパターンはいくつかあります。
サイドミラーにはミラーを覆うカバーがあり、故障の多くはサイドミラーカバーの傷や割れ、ミラー部分の割れや、サイドミラー自体が動かなくなってしまう場合などです。
サイドミラーが故障したままの運転は、後方確認や駐車の際に視野が確保されないためとても危険です。
こんな時、修理するにはどうしたらよいのかを説明します。
■どこで修理してもらう?
修理をしてもらえる場所は次の通りです。
・ディーラー
・カー用品店
・整備工場
ディーラーでの修理は他に比べて費用は高くなりますが、メーカーから直接仕入れた純正品で修理を行うため、安心感があります。
オートバックスなどのカー用品店は、修理に出しやすいメリットはありますが、塗装など特殊な修理には対応していない場合があります。
整備工場は、修理に出せばプロが仕上げてくれるため近所にある場合には依頼先として安心です。
ここまで、修理してもらえる場所を紹介しましたが、サイドミラーの修理は自分でも行うこともできるので、費用を抑えたい場合にはおすすめです。
自分で修理する方法は後述しますので、そちらもご覧ください。
【サイドミラー修理】破損・故障箇所毎に掛かる修理期間と費用
サイドミラーが故障して直るまでの期間や費用は、気になるところではないでしょうか。
ここでは、破損個所や破損パターン別に修理にかかる期間と費用について詳しく説明します。
■カバーが傷付いたとき
サイドミラーのカバーをどこかに擦って傷つけてしまうことは、サイドミラーの故障でよくあるケースです。
軽い傷であれば、コンパウンドで磨けばきれいになります。
コンパウンドによる修理をディーラーなどに依頼した場合の費用や期間は、傷の大きさで値段が変わりますが、サイドミラーにできた軽い傷であれば、修理日数も半日から長くて2日程度、費用は5千円以下で修理できることがほとんどです。
コンパウンドで直せないほど傷が深い時は、サイドミラーカバーの交換になります。
カバーごと交換する費用や期間は、次の"カバーが割れたとき"で解説します。
■カバーが割れたとき
サイドミラーを割ってしまうこともよくあるケースです。
サイドミラーのカバーが割れた時は、まず電動サイドミラーが正常に動くかを確認してください。電動サイドミラーが正常に作動しない場合は、電動サイドミラーの修理も行わなければいけないので、"サイドミラーが動かなくなった時"を参照してください。
電動サイドミラーが正常に作動した場合は、サイドミラーカバーの交換だけで済みます。
ディーラーにカバーの交換をお願いした場合、カバーの在庫さえあればほとんどが即日で対応してもらえます。在庫がなかった場合は取り寄せにかかる期間=修理期間と考えて問題ありません。
ディーラーで修理してもらった場合の費用は8,000円~10,000円程度が目安です。
■鏡が割れたとき
次に、サイドミラーの鏡の部分が割れてしまった時について解説します。
サイドミラーの鏡が割れてしまった場合は、交換するしかありません。
ディーラーに修理を依頼した場合、カバーが割れた時と同様に部品の在庫さえあれば即日修理が可能です。部品の在庫がなかった場合でも、取り寄せ期間だけで修理できます。修理にかかる費用は1,500円程度が目安です。
■サイドミラーの鏡が動かなくなったとき
どこかにぶつけた衝撃によってモーターや電気回路が故障すると、ミラー本体や鏡面が動かせなくなります。
サイドミラー本体・鏡面の故障の原因は自分で探るのが難しいので、ディーラーなどへ依頼することをおすすめします。
多くの場合はモーターの故障なのですが、この場合はサイドミラーを一度取り外さなければならないので、全体の交換となり、修理費用は20,000円~30,000円程度が目安です。
ディーラーでサイドミラーを丸ごと交換する場合、在庫さえあれば即日で修理が終わる場合がほとんどです。
車両保険は適用されるの?
もし、サイドミラーが故障した時に車両保険に加入していれば車両保険の適用は可能です。
車両保険を使ってサイドミラーを修理する場合は、保険会社が修理工場などを紹介してくれる場合がほとんどなので、どこで修理したらいいかわからない場合は車両保険を使って直してしまうのも選択肢の一つです。
とはいえ、実際に保険を使って修理する人はあまりいないかもしれませんね。それはなぜでしょうか。
■車両保険は使わない方がお得!?
自分自身で事故を起こして故障した際、すぐに車両保険を使おう!と決める前に少し車両保険について考えてみましょう。
一般的にサイドミラーの修理でかかる費用は、かかってもせいぜい5万円以下です。多くの人はサイドミラーの修理では車両保険を使いません。
なぜなら車両保険を使って修理をすると、次の年からの車両保険の等級が下がり保険料が上がるからです。修理費用にもよりますが、車両保険を使わないほうが後々の保険料のことを考えるとお得になる人もいるでしょう。
こういった理由から、サイドミラーの修理で保険を適用する人は少ないのです。
【サイドミラー修理】自分で修理する方法
それでは、次に自分で修理する方法を紹介します。
自分で修理すれば、サイドミラーのカバーやミラーの部品代だけで済むので、費用を抑えることができ、作業自体もそこまで難しいものではありません。
そのため、とにかく安く済ませたい方は、自分で修理することをおすすめします。
■カバーが傷付いたとき
どこかで擦ってしまい、サイドミラーカバーが傷ついてしまった場合は、小さな傷であればコンパウンドを購入して磨くだけできれいに元に戻せます。
こちらの商品は車のボディの傷や汚れを落とすもので、おすすめのコンパウンドです。
使い方
1.使用箇所の砂や汚れを落とし、乾いたやわらかい布に適量つけ、必要な仕上がりになるまで軽くこすります。
2.使用後は、別の乾いたやわらかい布でよく拭きとります。
サイドミラーのカバーを交換する場合
1.ミラー部分は4か所フックで止まっているので、少し下に傾け隙間に内装外しを差し込んで外します。気温が低いときに行う場合、ミラーが割れてしまうこともありますので、少し温めてから外すようにしましょう。また、外しても導線はつながっているので、強く引っ張りすぎないように注意してください。
2.ミラーを外すとボルトがあるので、ボルトを外せばカバーを外せます。
3.サイドミラーのカバーを外した時と逆の手順を行い、新しいサイドミラーのカバーに交換します。
■カバーが割れたとき
サイドミラーの鏡が割れてしまった場合は、ミラーを交換する必要があります。サイドミラーのカバーと同様に、ディーラーで取り寄せも可能ですし、オークションや中古販売などで安価なものを手に入れることもできます。交換方法はサイドミラーのカバー交換と同様です。
まとめ
車のサイドミラーの故障はちょっとした不注意で起こってしまうケースが多くあります。
サイドミラーをぶつけてしまうなど、事故を未然に防ぐことは大事ですが、万が一サイドミラーの修理が必要になった場合でも、修理は難しいものではないので、焦らずに冷静に対応しましょう。
ぜひこの記事を参考に対応を考えていただけたら幸いです。