高級車ブランド レクサスの中大型セダンが「レクサスES」
トヨタ レクサスES
レクサスESは、トヨタのレクサスが販売している中大型セダンです。
大きな特徴としては日本では発売されておらず、北米や中東、アジア、ロシアなど海外で販売されているという点が挙げられます。
またレクサスESの2代目から4代目までに相当するモデルがトヨタブランド(カローラ店)にて「トヨタ ウィンダム」として販売されていましたが、5代目以降、現在に至るまで日本国外専用モデルとなっています。
そしてレクサスESは日本国外市場ではレクサスRXとならんで、最量販車となっています。「IS」や「GS」に比べて、走りよりも乗り心地に重きを置いたモデルなのが特徴です。
そしてついに、2018年10月よりレクサスESが日本でも発売されることになりました。
レクサスES 初代モデル VZV21Lは北米国際オートショーでデビュー
1989年に販売されたレクサスESは北米国際オートショーでデビューしました。
その時に披露されたのが「レクサスLS400」と「レクサスES250」で、LS400は日本でも1989年に発売された「セルシオ」がベースとなっています。
そして初代のレクサスES250のベースになっているのは、カムリの上級シリーズ「プロミネント」の4ドアハードトップです。
外装は同時期のトヨタ車とほぼ同じでしたが、より高級車らしい感じを演出するため、フロントグリルを目立たせたり、大型のテールライト・フレームなしの窓にするなどの工夫がなされています。
インテリアではパイオニアサウンドシステム、木製化粧板、ワンタッチ式パワーウインドウ、革製のシートといった装備になっているのが特徴です。
レクサスES 2代目 モデルVCV10L/MCV10L
1991年に登場した2代目モデルは、初代と比べるとエクステリアが大きく変わりました。初代よりもどことなく丸くなったような形となっていて、実際にボディが大型化されています。
またプロジェクター式ヘッドライトと3本桟のグリルが備えられ、エンブレムもボンネット上へと移されて初代との違いを感じさせます。そしてボディの側面はビラードハードトップボディとなっています。
レクサスES 3代目 モデルMCV20L
3代目モデルMCV20Lは2代目モデルを進化させたデザインが取り入れられていて、1996年9月に1997年モデルとして発表されました。
第一印象はこれまでよりシャープなものになり、リフレクター式ヘッドライトの導入もされています。またより使い勝手のいい内装を備えていて、レクサスESのファンを喜ばせてくれました。
1997年に発売された1998年モデルでは、主に前席サイドエアバッグの標準装備や、フォースリミット・シートベルトなど安全面も充実しているのが特徴です。
レクサスES 4代目 モデルMCV30L/MCV31L
ウィンダム
4代目モデルMCV30L/MCV31Lは、ボディタイプがセダンになって登場しました。そして大きな特徴としては、3代目モデルまでのスポーティなイメージを払拭し、上級で豪華なクルマに仕立て上げられている点が挙げられます。
エクステリアは後方へと延びたヘッドライトと、クロームで飾られた単色塗装を持つ丸みを帯びたものとなっていて、さらにインテリアでもシートの質感を良くするなどの工夫が施されています。
また安全性能も格段に良くなっていて高級感が非常に強調されたクルマになっています。
レクサスES 5代目モデル GSV40L
2006年2月のシカゴモーターショーで発表された5代目モデルは、左ハンドルのみとなったため、東南アジアやオセアニアでの販売はされなかったことが特徴です。
そしてエクステリアやインテリア面におきましては4代目モデルと大きな差はなく、ゴージャスなイメージをそのままにしています。
また特記すべきはES用メーターがグッドデザイン特別賞を受賞したことです。
レクサスES 6代目 モデルGSV60L/AVV60L
2012年4月に発表された6代目モデルはスポーティ感と高級感を上手く演出したスタイルで、ベースとなるKプラットフォームは変わりませんが、カムリ系より大きなアバロン系が採用され、ホイールベースも50mmほど延長されています。
またハイブリッド車も新たに加わって環境にも優しいクルマになっています。そしてデザインアイコンが「スピンドルグリル」になったのも変わった点です。
安全性能については10エアバッグシステムやむち打ち傷害低減シート、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警告機構などを搭載してい、いつでも安心して運転できるのが特徴です。
レクサスES 7代目 モデルAXZH10型は海外で先行発売
レクサスES
レクサスESの現行モデルは2018年10月に北米や中国で先行発売されました。
豪華な造りはこれまでと変わらず、スピンドルグリルは鋭利に折り返すフレームと、波紋のように連続する縦フィン形状のグリルメッシュを組み合わせ、ESのシャープなノーズを強調する形状となり、小型の3眼LEDヘッドランプは鋭い表情をつくっています。
またタイヤの踏ん張り感を強調する造形のリアは、3つのL字を層状に重ねたデザインのコンビネーションランプが特徴的です。
また「GA-Kプラットフォーム」からくる重心の低さを活かし、軽快な走りを予感させるワイド&ローのプロポーションが実現されています。インテリアは程よい包まれ感で気分を高揚させるコクピットと、同乗者がくつろげる空間作り出しています。
ボディカラーは、エレガントさを強調するアイスエクリュマイカメタリックや、華やかでかつ引き締まった印象を与えるサンライトグリーンマイカメタリックといった新色を含め、多彩なバリエーションがそろっています。
スペックは次の通りです。
ボディタイプ:4ドアセダン
エンジン: A25A-FXS型:2,487cc 直列4気筒直噴DOHC
駆動方式:前輪駆動、モーター 3NM型:交流同期電動機
最高出力:
エンジン:131kW (178PS)/5,700rpm
モーター:88kW (120PS)
システム最高出力:160kW (218PS)
最大トルク エンジン:221N・m (22.5kgf・m)/、3,600-5,200rpm
モーター:202N・m(20.6kgf・m)、変速機、電気式無段変速機
全長4,975mm
全幅 1,865mm
全高1,445mm
※2019年4月現在
レクサスESの燃費
現行モデル(ハイブリッド車)のJC08燃費は23,4km/Lで、実燃費は18,94km/Lとなっています。
※2019年4月現在
レクサスESの中古車価格
4代目モデルが約24,8万円から359,8万円、5代目モデルが約24,8万円から972万円。
6代目モデルが約69,8万円から1800万円で、現行モデルが約209万円から548万円となっています。
※2019年4月現在
レクサスESの性能や評価は
走りは期待以上だった。とくに乗り味は、“レクサス車として他のFRモデルとの味わいの差はどれほどか?”は興味のひとつだったが、嬉しいことにしっとりとした振るまいで、あえて車名の表記は略すが現在のフラッグシップセダン(の導入初期型)を上回るほど。
まとめ
レクサス es ミラー レス
本記事ではレクサスESについてご紹介してきました。
ESは、2018年より日本でも発売されていますので、前よりも購入検討車の候補に挙がってくるのではないでしょうか。
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