トヨタのハイエースバンの魅力を紹介
ハイエースは1967年に発売を開始して以降、クラストップの人気と販売台数を誇っています。
2004年から発売されている現在のハイエースは15年経つ今でも人気があり、幅や長さの違う多くのバリエーションがあります。また、シンプルで四角い形のその車体は室内も大きく、乗用ユースとしても人気があります。
■ハイエースバンとハイエースワゴンがある
乗用モデルのハイエースワゴンは10人乗りの送迎タイプで、ミニバンと違い幼稚園や各種施設、そして職場への送迎用となっています。
乗用車として利用するなら、むしろバンの方が使いやすく、趣味に合わせて、キャンプをするなら組み立てができる二段ベッドを載せて車内で寝ることができ、ハイエースでちょっとした旅行をするならテーブルの設置をしたり、冷蔵庫も置けるのでキャンピングカーとしての利用もハイエースバンの魅力の1つでもあるのです。
ハイエースバンの種類
ハイエースバンには、グレードが3種類に分類されています。それぞれのボディータイプや定員、エンジンについて詳しく見ていきましょう。
グレード:スーパーGLロング
ボディータイプ:幅(標準)、ルーフ(標準)
エンジン:3.0Lディーゼル、2.0Lガソリン
定員:2人、5人
グレード:スーパーGLロング
ボディータイプ:幅(ワイド)、ルーフ(ミドル)
エンジン:3.0Lディーゼル、2.7Lガソリン
定員:5人
グレード:DXロング
ボディータイプ:幅(標準)、ルーフ(標準)
エンジン:3.0Lディーゼル、2.0Lガソリン
定員:3人、6人、9人
グレード:DXロング
ボディータイプ:幅(標準)、ルーフ(ハイ)
エンジン:3.0Lディーゼル、2.0Lディーゼル
定員:3人、6人
グレード:DXスーパーロング
ボディータイプ:幅(ワイド)、ルーフ(ハイ)
エンジン:3.0Lディーゼル、2.7Lガソリン
定員:3人、6人
ハイエースバンの燃費
ハイエースバンには、ガソリン車とディーゼル車があり、一般的にガソリン車はエンジン音は静かで燃費が悪いというイメージに対し、ディーゼル車はエンジン音がうるさいが燃費が良いというイメージが付いています。
ただし、それは過去の話で現在のハイエースバンはテクノロジーの進歩によりガソリン車でも燃費が良くなっています。また、ディーゼル車は以前より排気ガスを綺麗にし、高回転まで持っていけるようになりました。
現代のエンジンでは排気量があまり変わりませんので、過去のハイエースバンより燃費が良くなり、それほど差はありません。
平均的にハイエースバンは、レギュラー:7.78km/L、ハイオク:8.92km/L、ディーゼル
:9.41km/Lとなっていますが、同乗する人数と荷物の量によっても変化します。
加速や減速を繰り返す運転や荷物の載せ過ぎでは、ガソリン車のハイエースバンの方が燃費悪化に繋がるのでパワーを発揮したいのであれば、ディーゼル車がおすすめなのです。
ハイエースの歴史
1967年に初めて発売されたハイエースのH10系。当時の日本は経済発展が良く商用車として使われていたトヨエースの小さな車バージョンとして生産しました。
エンジンは、コロナにも使われていた1.3Lガソリン車ではありましたが、後々1.5Lや1.6Lと進歩していき1975年には排出ガス制限の対応でマイナーチェンジを行い、1.8Lが発売されました。
ハイエースバンの2代目としてH20、H30、H40系が1977年〜1982年に発売され、初代のハイエースバンのヘッドライトが4つから2つに変わったことから新しいデザインとして注目を浴びました。
時代の進歩やニーズからボディースタイルは「標準、ロング、スーパーロング」の3種類のバリエーションが発表され、初めて2.2Lのディーゼルエンジンを積んだり、エンジンの大きさ自体が変わっていった時代でもあったのです。
3代目のハイエースバンであるH50系は、クリーン化とハイパワー化が進ました。
ディーゼルエンジンの改良が加えられ、最上級グレードにスーパーカスタムであるサンルーフを搭載され、オートマチックで4速となっています。
4代目のH100系は、21世紀に向けさらに近代的な高級感が求められ、サイズは標準、ロング、スーパーロングがあり低いルーフ、普通のルーフ、ハイルーフの中から選べます。
2004年からは15年ぶりとなるフルモデルチェンジが行なわれ、全長は4.7メートルを超え、ハイエースバンはワイドボディーとなりました。
ボディー幅で標準とワイドがあり、ルーフは3種類の標準、ミドル、ハイが選べる4ナンバーと1ナンバーの設定になり¥ました。
当時、エンジンは2Lと2.7Lのガソリンエンジンで、3Lのディーゼルエンジンという設定でしたが、ディーゼルエンジンは排出ガスの規制により2.5Lになってしまいます。
しかし、その後に進化を遂げたディーゼルエンジンはクリーンやパワーを改良し、新しい3Lのディーゼルエンジンが誕生したのです。
ハイエースバン特別仕様車
ハイエーススーパーGLには、「DARK PRIMEⅡ」とハイエースバンの誕生から50周年と言うことで記念特別仕様車の「50TH ANNIVERSARY LIMITED」があります。それぞれのモデルはどういったことが変わるのか紹介していきます。
特別仕様車スーパーGL「DARK PRIMEⅡ」は、ハイエースバンの200系をベースに装備を最上級のグレードにして、外装はグリルをダークブラックメッキ、バックドアガーニッシュを装備して、内装はブラック1色で高級感が溢れる品質を実現しました。
スライドドアのスカッフプレートには、車名ロゴを入れイルミネーションを装備し、安全機能としてもSRSエアバッグはもちろんのこと、プリテンショナーやシートベルトにも少し特別仕様にしております。
車体の色は、特別な色を使っておりスパークリングブラックパールクリスタルシャインと他の色を含む全5種類からお好きな色を選ぶことができる車がハイエースバンの特別仕様車となっています。
※2019年6月現在
5代目 ハイエースバン(現行モデル)の内装
ハイエースバンの200系は、フロントシートに2人掛けと3人掛けのフロントシートを採用。どちらのシートも質感が異なっており、スーパーGLではトリコットを使用していてそれ以外のハイエースバンはジャージと言う素材が使われています。
どちらのシートも立体的でホールド性にも優れた弾力性が高く、長時間乗っていても疲労が出にくいような素材となっており、ヘッドレストも分割式で首にも優しいシートを装備しています。
また、働く人のことを考えた内装にもなっていて、リヤシートも折りたためるだけではなく12cmスライドができ、角度調整も可能なリクライニング機能にも優れたオールフラットなシートアレンジができます。
ハイエースバンの200系には、運転席と助手席に業界初となるチルトスイベルシートを搭載し180度回転することに成功しました。後部座席との対面を実現したハイエースバンの200系は同時にウォークスルーも設置して運転席から助手席に移動することが簡単に行えるようになり仕事への効率が良くなります。
トヨタのハイエースバン 中古でも人気の理由
ハイエースバンは、リピーターからも信頼性が高く、耐久性に優れ、安心して乗り続けていられるとされて厚い信頼を得ています。
ハイエースバンは、壊れにくい車として建築や土木関係者が作業車として使用するだけでなく、一般車としても人気があるのです。
トヨタのハイエースバンの価格
■スーパーGL
・グレード:スーパーGL(2WD、2800ディーゼル、標準ボディー・ルーフ、6AT)
メーカー希望価格:3,562,920円
・グレード:スーパーGL(2WD、2000ガソリン、標準ボディー・ルーフ、6AT)
メーカー希望価格:2,974,320円
・グレード:グレード:スーパーGL(4WD、2800ディーゼル、標準ボディー・ルーフ、6AT)
メーカー希望価格:3,867,480円
・グレード:スーパーGL(2WD、2800ディーゼル、ワイドボディー・ミドルルーフ、6AT)
メーカー希望価格:3,704,400円
・グレード:スーパーGL(2WD、2700ガソリン、ワイドボディー・ミドルルーフ、6AT)
メーカー希望価格:3,234,600円
・グレード:スーパーGL(4WD、2700ガソリン、ワイドボディー・ミドルルーフ、6AT)
メーカー希望価格:3,526,440円
■DX/DX"GLパッケージ
・グレード:DX/DX"GLパッケージ(4WD、6AT)
メーカー希望価格:3,373,920円
・グレード:DX/DX"GLパッケージ(2WD、2000ガソリン代、6AT)
メーカー希望価格:2,507,760円
・グレード:DX/DX"GLパッケージ(2000ガソリン、6AT、標準ルーフ)
メーカー希望価格:2,469,960円
・グレード:DX/DX"GLパッケージ(2WD、2800ディーゼル)
メーカー希望価格:3,114,720円
■DX
・グレード:DX(4WD、6AT、5ドア)
メーカー希望価格:3,222,720円
・グレード:グレード:DX(2WD、2000ガソリン、6AT)
メーカー希望価格:2,285,280円
まとめ
ハイエースバンは、全長や幅や高さも細かなタイプを選ぶことができます。趣味、仕事など使い方は自分次第で変えることが魅力的です。
趣味が多く、荷物もたくさん積んで遊びに行きたいと言う方は、ハイエースバンの購入を考えてみてはいかがでしょうか。