次世代のBMW「M」は600馬力の電動スポーツカーに!?最高速は300km/h
BMW ヴィジョン iNEXT
BMWグループは6月25日、ドイツ・ミュンヘンで開幕した「#NEXT GEN」で、コンセプトカーのBMW『ヴィジョンMネクスト』(BMW Vision M NEXT)を初公開しました。ヴィジョンMネクストとはいったいどのような車になるのでしょうか。
■BMW ヴィジョン M NEXTとは
【参考】BMW ヴィジョン iNEXT
そもそも、ヴィジョンMネクストを説明する前に、ヴィジョン iNEXTについて説明しなければいけません。
ヴィジョン iNEXTとはBMWグループが2021年から生産予定の新型EV、『iNEXT』を示唆するコンセプトカーで、完全自動運転が可能な次世代のEVを提案しています。
そして、このヴィジョン iNEXT に続いて登場したのがBMW ヴィジョン M ネクスト。
このヴィジョン M ネクストは、BMWの高性能車、「M」の次世代モデルを提案する1台で、BMW Mブランドの電動化された未来を提示します。
BMWグループによると、技術が運転の歓びを高めるためにどのように利用できるかを示すコンセプトカーとなり、モビリティの新時代にはインテリジェントな技術がスポーティなドライブを促進し、ステアリングホイールを握る人を究極のドライバーに変えるとのこと。
■BMW ヴィジョンMネクスト 最高速は300km/h
《photo by BMW》BMWヴィジョンMネクスト
BMWヴィジョンMネクストのパワートレインは、プラグインハイブリッド(PHV)です。
また、排気量は公表されていないものの、直列4気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせて、PHVシステム全体で600hpを獲得するといわれています。
走行状況に応じて、4WDと後輪駆動を切り替わり、強力なPHVパワートレインの効果で、0~100km/h加速は3秒で駆け抜けます。
最高速は300km/hに到達するとのことです。
それでいて、EVモードでは最大100kmをゼロエミッション走行できるのが魅力ですね。
「ブースト+」モードでは、電力によるアシストが強化されており、理想的な瞬間が来ると、ドライバーに警告を発して、ブースト+モードを作動させます。
■BMW ヴィジョンMネクスト 伝統と最新を兼ね合わせたデザイン
BMWヴィジョンMネクストのデザインは、クラシックなBMW『ターボ』と、現代のPHVスポーツカーのBMW『i8』にインスピレーションを得ています。くさび形のシルエットやガルウィングドアなど、デザインの要素には未来を見据えた解釈を適用しています。
また、フロントエンドとリアエンドは、マットネオンシェードのスリリングオレンジで仕上げられており、シルクマットキャストシルバーメタリック塗装のボディと、鮮やかなコントラストを生みだしています。