トップへ戻る

【あおり運転】あおられないようにするにはどうすればいい?原因と対策

【あおり運転】あおられないようにするにはどうすればいい?原因と対策

あおり運転にあったことのある方は、一定数いらっしゃるかもしれません。煽り運転には極力あいたくないものですよね。そこで今回は煽られないようにするにはどうすればよいのかについて、煽り運転の原因や煽り運転が負うこととなる責任などと合わせて紹介します。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


あおり運転とは

他の自動車やバイク・自転車などを煽る行為のこと

あおり運転とは、他の自動車やバイク・自転車などを煽る行為・運転のことです。

一般道路を法定速度で走行している最中に急な幅寄せや意図的と言わざるを得ない急ブレーキ、車間距離を全く空けずに後ろを走ってくる(テールゲーティング)etc、といった行為があおり運転に該当します。

ここ数年、あおり運転が原因となった死亡事故が発生したことで各種メディアで取り上げられたり、あおり運転の被害を受けている様子の動画がインターネットを通じて公開されているなど、今まで以上にあおり運転に対して世間の目が向けられています。

あおり運転が発生する原因について

煽る側の運転手の問題

あおり運転が発生する直接の原因は、基本的に煽る側の運転手の問題です。

重量にして1トン以上のものが高速で動いている中で、幅寄せや必要以上の接近、車から降りてきて文句をつけてくるなど、自身の行為が危険であるということを理解せず、行っているケースが多いです。

あおられる側の運転手の問題も…!?

そしてもう1つの原因は、あおられる側の運転手の問題もあげられます。

もちろん、あおり運転をした側に責任があるとしても、何かしらのキッカケがあってターゲットになってしまうこともありますね。

そのきっかけとなっているものの1つに、煽られた側の運転マナーも関係していることも少なくありません。

その最たるものが高速道路上での追越車線走行になります。走行車線ではなく追越車線を長時間走り続ける車がまさしくそのものです。

どの車も走行車線を走る必要があり、前方を走る車を追い抜く際に追越車線を使う、本来はこのように使うべきなのですが、残念ながら追越車線を走り続ける車も数多く存在します。

つまり、本来であれば追越車線で後方の車に煽られるということは考えられないということです。

なお、道路の左側が走行車線であるという考え方は、一般道路でも同じであるため、基本的に同じように考えておくことが良いでしょう。

あおり運転に遭わないための方法

後方確認を徹底する

煽り運転に遭わないための方法の1つは後方確認を徹底することです。後方確認を徹底する、つまりサイドミラーやバックミラーで後方や側方に車やバイクがいるのかどうか、後ろからものすごい勢いで追い上げてくる車がいるのかどうかなどをチェックするといったことが大切になります。

走行車線と追い越し車線の使い分けを徹底する

走行車線と追い越し車線の使い分けを徹底することも大切です。

上述したように、日本の場合、基本的に2車線の道路の左側は走行車線で右側は追い越し車線に該当します(3車線の場合は追い越しする前に走っている車線の右側が追い越し車線となる)。

基本的には走行車線を走行し、前方を走行する車よりも自分の車のほうが速い速度で走行している場合には追い越し車線へ車線変更を行い、抜き終えたら再び走行車線に戻る、これが本来なされるべき運転です。

一般道路の場合は交差点での右折などがあるため例外としても、高速道路ではこれを徹底する必要があります。

走行車線と追い越し車線を使い分けることで、後方を走る車から煽られる確率は確実に下がります。高速道路を走る際には、追い越しのときを除いて左側(登板車線を除く)を走行するようにしましょう。

後続車に道を譲る

一般道路を走行している場合には、後続車に道を譲るという判断を取ることも大切です。

走行中の道路で定められている法定速度で走行していればご自身に何も問題はありませんが、稀にものすごいスピードで走行している車に出会い、そのまま後方から煽られる(テールゲーティングやパッシング、蛇行運転etc)こともしばしば。

そのような車が後ろに走っていると落ち着いて運転することも難しいです。

ですので、このような場面に出会ったら、道幅の広い道路のようなところでハザードを焚いて一度車を道路端に停車し、その後続車を先に行かせましょう。

あおり運転に遭遇した時に取るべき対応

後方で煽られた場合

後方から煽られた場合、まずは落ち着いて周りの様子を確認しましょう。

追い越し車線を走っているのであれば安全に走行車線へ車線変更してください。

走行車線を走行していて煽られた場合には、一旦そのまま走行し、近くのコンビニやスーパーの駐車場へ入るなどして逃げるのがおすすめです。

前方で煽られた場合

前方を走る車が意図的に急ブレーキを踏んできた・横を走っていたら幅寄せしてきたというような場合、ぶつからないようにブレーキを踏む・ハンドルを切るといったことでした対応することはできません。

そのため、前方を走る車で、そういったことをしてくることが少しでも懸念されるのであれば、事前に距離を置いておきましょう。

ドライバーが車から降りてこちらへ向かってきた場合

煽り運転をしていたドライバーが自車前方に車を停車させ、車から降りてきてこちらに向かってくることもあります。考えられる中で最悪のケースの1つですが、このような時にも落ち着いて行動することが大切です。

こうなってしまった場合、絶対に車外へ出ないようにしてください、そしてすかさずハザードを焚いて後続車へ前方でトラブルが起こっていることを知らせましょう。また、すぐに警察に連絡しましょう。警察に連絡する場合、110番のほうへ連絡してください。

車内に2人以上乗員がいる場合、スマートフォンなどを用いてその様子を撮影しておきましょう。煽り運転や脅迫を受けた証拠として警察へ提出することができます。

あおり運転者が負うこととなる社会的責任

道路交通法

煽り運転をした場合、道路交通法によって次のように裁かれます。

・高速自動車国道等車間距離不保持違反(反則金9,000円、違反点数2点、3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金)
・車間距離不保持違反(反則金6,000円、違反点数1点、5万円以下の罰金)
・急ブレーキ禁止違反(反則金7,000円、違反点数2点、3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金)
・進路変更禁止違反(反則金6,000、違反点数1点)
・安全運転義務違反(幅寄せのこと。反則金9,000円、違反点数2点、3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金)

参考にさせていただきました

刑法及び自動車運転死傷行為処罰法

刑法と自動車運転死傷行為処罰法で裁かれる可能性もあります。刑法では暴行罪(第208条)に、そして自動車運転死傷行為処罰法では危険運転致死傷罪(第2条)に該当するものです。

暴行罪の場合には2年以下の懲役又は30万円以下の罰金、又は拘留若しくは科料に処されます。

危険運転致死傷罪では、相手を負傷させた場合には15年以下の懲役に処され、相手を死亡させた場合には1年以上の有期懲役に処されます。

参考にさせていただきました

e-Gov法令検索

https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=335AC0000000105#1765

電子政府の総合窓口(e-Gov)。法令(憲法・法律・政令・勅令・府令・省令・規則)の内容を検索して提供します。

まとめ

あおり運転は、そのそもあおり運転をする側が一番の問題です。しかしながら、あおり運転をするキッカケとなる要素を被害者側が無意識のうちに作り出している可能性もあります。

ご自分の身を守るためにも、楽しいカーライフを過ごすためにも、今一度、ご自分の運転を振り返ってみてはいかがでしょうか。

もし、万が一にも、あおり運転に遭遇してしまった場合には、無理をせず、落ち着いて行動するようにしてください。

関連するキーワード


豆知識

関連する投稿


車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

季節の変化で気温が変わると必要になるのが車のエアコン。車のエアコンが効かなくなると、ドライブが快適ではなくなるだけでなく、車内が不快な環境になることもあります。今回は、そのエアコンのために補充が必要なエアコンガスについて、エアコンガスが少なくなったときに出る症状、補充の費用目安、自分での補充を行う場合の手順など徹底解説します。


【交通安全協会】入会は任意、会費を払うメリットは?実はお得?

【交通安全協会】入会は任意、会費を払うメリットは?実はお得?

免許証の交付や更新時などに入会できる「交通安全協会」ですが、そもそも入会は任意なのか義務なのかといった疑問から、チャイルドシートの無料レンタルや協賛店の割引などの入会メリット、会費を紹介します。また、入会と退会の方法についても記載しています。


駐車違反の反則金はいくら?標識がなくても駐車禁止の場所は?

駐車違反の反則金はいくら?標識がなくても駐車禁止の場所は?

当記事では駐車禁止違反(駐禁)について、違反をしてしまった際の反則金・罰金、違反点数などの罰則内容から、駐車禁止のステッカーを貼られてしまった場合にどうすればいいのか等の対処方法、駐禁の反則金の支払いについてや、違反をしてしまった場合はすぐに出頭すべきか否か等をまとめて掲載しています。(※情報は執筆時点のものです)


免許停止(免停)とは?免停になる違反点数や免停期間、講習に関する疑問を解決

免許停止(免停)とは?免停になる違反点数や免停期間、講習に関する疑問を解決

交通違反や交通事故によって違反点数が加算され、一定の点数を超えると免許停止(免停)になります。免停となる点数や免停期間、免停講習はどのようなことをするのかなど、免停に関する疑問をわかりやすく紹介します。


金融車とは?相場より安く販売される理由と知っておくべきデメリットを解説

金融車とは?相場より安く販売される理由と知っておくべきデメリットを解説

車を安く購入する方法にはさまざまなものがあります。中でも相場よりかなり安く販売されていることで注目されているのが金融車です。ここでは金融車とは何なのか、そしてメリットやデメリットについてわかりやすく解説します。


最新の投稿


ダイハツ新型「ロッキー」発表!安全性の向上と価格改定を実施

ダイハツ新型「ロッキー」発表!安全性の向上と価格改定を実施

ダイハツは2024年11月5日に、コンパクトSUV「ロッキー」の一部改良モデルを発表しました。安全性を高めたほか、価格を改定したといいます。


車の雪対策に!準備しておきたいグッズや降雪時の運転前・運転中・駐車時に気を付けるべきポイントを徹底解説

車の雪対策に!準備しておきたいグッズや降雪時の運転前・運転中・駐車時に気を付けるべきポイントを徹底解説

突然の積雪に見舞われると、準備不足から大きなトラブルにつながることもあります。雪による交通事故や車の故障を防ぐためには、事前の準備と適切な対策が欠かせません。この記事では、車の雪対策として、事前に揃えておきたいグッズや雪道での運転時の注意点、駐車時の積雪への対策などを詳しく解説します。これから始まる寒い季節に備え、この記事を参考に雪対策の準備を整えておきましょう。


MOTA(モータ)の新車見積は超便利!自宅で簡単比較見積

MOTA(モータ)の新車見積は超便利!自宅で簡単比較見積

MOTA(モータ)が提供する新車見積は、これから新車を購入する人にオススメのサービスです。通常、新車を購入するには、ディーラーや販売店へ足を運んで見積りや商談を直接やり取りしたり、比較検討するために複数のディーラーや販売店へ出向かなければならなかったりと大変です。しかし、MOTA(モータ)の新車見積は自宅に居ながらWEBだけで、気になる新車を簡単に複数のディーラーや販売店から見積りをしてもらうことが可能です。そこで本記事では、MOTA(モータ)の新車見積サービスについて、特徴からメリット・デメリット、そして利用方法についても詳しく解説していきます。新車購入を検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。


スバル新型「サンバーバン」発表!安全性高めた「軽バン」登場

スバル新型「サンバーバン」発表!安全性高めた「軽バン」登場

スバルは2024年11月7日に、軽バン「サンバーバン」の一部改良モデルを発表しました。側面衝突時の乗員保護を高めたといいます。


オートウェイのタイヤは安い?特徴・注意点や購入の流れを解説

オートウェイのタイヤは安い?特徴・注意点や購入の流れを解説

タイヤが安く買えることをテレビCMなどでアピールしている「オートウェイ」。本当に安く買えるのでしょうか。また、安く買えたとしても品質に問題はないのか不安に思われる方もいるでしょう。さらに、オートウェイはネットで簡単にタイヤが買えますが、取り付けはどうすればいいのか気になるところです。そこで本記事では、オートウェイの特徴や注意点をはじめ、本当に安いのか、品質は大丈夫なのかということや、購入して取り付けするまでの流れも解説します。そろそろタイヤ交換を考えている方は、この記事を読んで参考にしてください。