トップへ戻る

【今更聞けない】ミニバンってどういう車?詳しく解説!

【今更聞けない】ミニバンってどういう車?詳しく解説!

CMなどで聞いたことがあるミニバン。みなさんはミニバンがどういった車なのか、わかりますか?今回はミニバンについて詳しく説明していきます。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

ミニバンとは?

ホンダ フリード+ G ホンダセンシング

ホンダ フリード+ G ホンダセンシング

日本国内でミニバンと言えば、ワンボックスタイプの3列シート車を指すのが一般的な見解となっています。ここで一般的にと表現したのは、実はミニバンには明確な規格や技術的な定義が存在していません。

もともとの語源と車種の誕生は米国であり、フルサイズのバンより小さい車種という意味でミニバンというワードが生まれました。

名前に用いられているバンというワードは、屋根付きで商品を運ぶなどの目的に使われた荷馬車からもたらされたものだそうです。

もともと米国では大きいサイズが当たり前という文化圏であったため、バンのミニサイズという意味合いでミニバンという表現に至ったというのがことの経緯となります。広大な大地を走るには、SUVやワンボックスカーなど自家用車でキャンピングトレーラーを牽引するのが一般的でした。

日本で初めてミニバンが登場したのは1975年のことであり、ブームとなったのは1990年初頭から2000年頃にかけての時期で、国内の大手メーカーが競って多数のモデルを製造し、ミニバンというカテゴリーを確立・定着化させます。

2000年代以降は世間の節約志向により下火になるものの、2010年以降は回復傾向にあり再び往年の人気を取り戻しつつある車種となります。

主な車の特徴としては車高が高く、3列シートを装備していることが挙げられます。6〜8人の乗車が可能で、なおかつ広い荷室が確保できることなど、大きな車体によって多人数および多数の荷物の運搬が可能なことがミニバンとしての共通条件になります。

ミニバンのサイズ

ミニバンというカテゴリー内では、大きく分けて5つのサイズ区分が存在します。S・M・Lに加えて、さらに小さいSSと最大となるLLの合計5種となります。

SSクラス

トヨタ シエンタ

トヨタ シエンタ

車体のベースが最小のコンパクトカーとなるSSクラスは、全長4.2m程で全高は1.7m程となります。条件を満たす3列シートに関して、3列目は大人の男性が座るには少しつらいですが小柄な女性や子どもであれば問題ありません。

Sクラス

プリウスα S ツーリングセレクション・G’s

プリウスα S ツーリングセレクション・G’s

Sクラスとなると、全長が40cm程長くなりますが全高は10cm程縮みます。

車高が低く重心が安定するため運転がしやすくなっており、SSクラスよりは車内サイズが若干広くなっていますそのため、後列での男性の座り心地もSSクラスに比べ良くなります。

Mクラス

トヨタ ヴォクシー

トヨタ ヴォクシー

一番人気のあるMクラスは、全長が約4.7m程で全幅が1.7m程、全高については1.8m以上とハイルーフになります。

このサイズから室内空間には余裕が生まれはじめ、2列目や3列目において体格の大きな男性でも足下までゆったりした空間が確保できます。

Lクラス

ホンダ オデッセイ

ホンダ オデッセイ

1ランク上がったLクラスは全長が4.7m~4.8m程で全幅が1.7m以上、全高は1.8m以下のロールーフタイプとなります。

車高を低くすることにより重心が安定し運転しやすい車となっています。

LLクラス

トヨタ アルファード

トヨタ アルファード

最後に一番大きいLLクラスとなると、それぞれ全長は4.9m程で全幅は1.8m以上の大きさとなります。

2〜3列目の空間の広さも最大クラスであり、室内空間にはかなりの余裕があります。

ミニバンの乗り心地

ミニバンはサイズごとに区分があり、5つの種類の分だけ乗り心地は異なってきます。ここからはサイズ別の乗り心地についても見ていきましょう。

SSクラス

トヨタ シエンタ

トヨタ シエンタ

最小サイズとなるSSは、コンパクトカー並のボディサイズによる小回りの良さが大きな特徴になり、ボディの小ささはそのまま最小回転半径のサイズへと反映されています。

回転しやすく運転が容易であるため安心感を得ることができる乗り心地となっています。街乗りなど普段使いにも最適であり女性に人気のあるクラスとなっています。

Sクラス

プリウスα S ツーリングセレクション・G’s

プリウスα S ツーリングセレクション・G’s

車高が低くなっているためカーブでも車体が安定し、アクセルワークと取り回しの容易さから思いどうりに操作できるという乗り心地になります。

また、後部座席用のドアはスライド式とヒンジタイプの2種類から選べるため子育て世代のファミリー層に人気があります。

Mクラス

トヨタ ヴォクシー

トヨタ ヴォクシー

室内空間に余裕が出始めますが、車体はさほど大きくないため運転のしやすさはキープされており、機能面と性能面が両立しているクラスになります。

コーナーリングでのロールが抑えられ安定した乗り心地となります。

Lクラス

ホンダ オデッセイ

ホンダ オデッセイ

車高こそ少し低くなりますが、Lクラスは室内空間の広さとより一層のアクセルワークのしやすさが売りとなります。

振動が少なく静かな乗り心地となっています。

LLクラス

トヨタ アルファード

トヨタ アルファード

ミニバンの中でも最大のLLクラスは、車内の広さに大きな余裕が生まれさまざまな用途に用いやすくなります。

通常のミニバンであれば、構造上3列目の乗り心地の悪さについては目をつぶらなければなりませんが、LLクラスは十分な広さがあることに加えて、タイヤの振動の緩和など技術の粋が込められていることが多くみられます。

余裕のある空間に加えて高級感すら漂う後列の乗り心地の良さ、加速や高速走行の安定性の高さなど非常に評価が高くなっています。

ミニバンの燃費

SSクラスからSクラスでは、燃費が良い車種に関しては27.2km/L〜28.2km/Lといった数値をたたき出す車種もあります。エンジン性能の高さに加えて、ボディがコンパクトカー並であることや取り回しの良さなどが大きく影響しています。

次に最も人気のあるMクラスに関しては、ガソリン車でWLTCモード13km/Lから。Lクラスでは12km/L台、LLクラスでは10km/L台からとなっています。

高燃費をたたき出している車種に共通しているのは、いずれも軽量で安定した走りを実現しています。スイッチを1つ押すだけで、低燃費走行のモードへと切り替わる車種もあります。

ミニバンにおすすめのタイヤ

グッドイヤー、ミニバン専用低燃費タイヤ EAGLE RVF

グッドイヤー、ミニバン専用低燃費タイヤ EAGLE RVF

一般車よりも車高が高く、形状も異なるためタイヤ選びにもいくつかのポイントを抑えなくてはなりません。ここからは、ミニバンに適したタイヤの選び方のコツを見ていきましょう。

低燃費性能とグリップ性能の高いタイヤ

車高が高くふらつきやすいという特徴を持つため、ミニバンには不安定感を軽減するタイヤを選ぶ必要があります。特に風が強い日や道であったり、高速走行時における車線変更の際にこのデメリットの部分が顕著に出やすいです。

ふらつきに強いタイヤを選ぶことで、構造上の欠点を克服するという訳です。エコタイヤを選んで、さらに燃費を向上させるのも忘れてはいけません。

他の車種と比べて重量が重いため、工夫が施された性能を搭載している車種が増えてはいるものの、古い車種には燃費が良くないものも少なくありません。転がり抵抗を低減させている低燃費性能が高いタイヤをおススメします。

ただ転がり抵抗を低減させると、雨天時のグリップ性能が下がるモデルもあります。そのため低燃費性能とグリップ性能を維持している両立タイプを選ぶのがベストとなります。

静粛性と耐摩耗性が高いタイヤ

加えて、静粛性の高いモデルを選ぶのもポイントとなります。

ミニバンは車内にロードノイズが響きやすく、特に後輪の真上にある3列目の座席はダイレクトに影響を受けてしまう場所となります。利用目的の多くに大勢での楽しいドライブが挙げられますが、静粛性が高い方がより良い時間を過ごせます。

賑やかに喋っている時も、静かに景色を楽しんでいる時でも気にならないよう、ロードノイズを拾いにくいピッチや吸収構造になっているモデルを選ぶと良いでしょう。大きいサイズである程タイヤの摩耗が気になります。

耐摩耗性が高く、ショルダー部など偏って摩耗しやすい部分に対策を施してあるタイヤを選ぶのがベストになります。もしどのタイヤにすれば良いか迷ってしまうのであれば、いっそのことミニバン専用のタイヤを選択するのも賢い方法になります。

各メーカーがミニバン用に設計したモデルを、必ず1つはリリースしているためぜひ選択肢に加えてみてください。

【無料】ガリバーにミニバンの中古車探しを依頼する

まとめ

VW シャラン

VW シャラン

ミニバンは米国でキャラバンのミニサイズとして誕生し、日本国内では70年代に登場して90年代にヒットし現在の地位を築き上げてきました。

大勢での遠出やファミリー層の週末のお出かけから、街乗りまで幅広く利用できる人気の車種になります。用途や利用人数に応じて室内空間や運転性・機能性を吟味しつつ選ぶと良いでしょう。

車をローンで購入するなら?カーローン申込ランキング

こちらの記事もおすすめ!

  • カービュー査定

関連するキーワード


豆知識 ミニバン

関連する投稿


【2025~2026年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

【2025~2026年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

2025年から2026年以降に登場予定の新型車とフルモデルチェンジ・マイナーチェンジの発表があった新車情報をまとめて紹介。新情報は追加・更新していきます。(2025年7月3日更新)


フィアット新型「ドブロ」発表! ポップなミニバンが大幅改良

フィアット新型「ドブロ」発表! ポップなミニバンが大幅改良

Stellantisジャパン株式会社は2024年12月5日、フィアットのMPV(Multi-Purpose Vehicle=マルチ・パーパス・ビークル)「ドブロ(Doblo)」および「ドブロ マキシ(Doblo MAXI)」の最新モデルを発表。同日より、全国のフィアット正規ディーラーにて発売しました。


日産 新型「セレナ 4WD」発表!「e-4ORCE」モデル&スポーティモデル追加

日産 新型「セレナ 4WD」発表!「e-4ORCE」モデル&スポーティモデル追加

日産は2024年10月3日に、「セレナ」のe-POWER車に、電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載した新たな4WDグレードを設定したと発表しました。実際の発売は11月中旬を予定しています。


【2024~2025年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

【2024~2025年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

2024年から2025年以降に登場予定の新型車とフルモデルチェンジ・マイナーチェンジの発表があった新車情報をまとめて紹介。新情報は追加・更新していきます。(2025年1月30日更新)


車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

季節の変化で気温が変わると必要になるのが車のエアコン。車のエアコンが効かなくなると、ドライブが快適ではなくなるだけでなく、車内が不快な環境になることもあります。今回は、そのエアコンのために補充が必要なエアコンガスについて、エアコンガスが少なくなったときに出る症状、補充の費用目安、自分での補充を行う場合の手順など徹底解説します。


最新の投稿


プジョー新型「3008」発表!新世代のフラッグシップモデルが500万円以下で

プジョー新型「3008」発表!新世代のフラッグシップモデルが500万円以下で

Stellantisジャパン株式会社は2025年7月2日、プジョーのSUV「プジョー 3008(Peugeot 3008)」の3代目となる新型モデルを発表。同日より、全国のプジョー正規ディーラーにて発売しました。


ながら洗車とは?時短と本格ケアを両立する注目ブランド解説

ながら洗車とは?時短と本格ケアを両立する注目ブランド解説

洗車はしたいけれど、時間や手間がかかって面倒に感じていませんか?そんな悩みに応えるのが、株式会社NAGARAが展開するカーケアブランド「ながら洗車(nagara carwash)」です。汚れを落としながら、小傷の補修や撥水・コーティングまで同時に行える多機能アイテムを揃え、忙しい人でも本格的なケアができる点で注目を集めています。本記事では、「ながら洗車」とは何か、従来の洗車との違い、どんな人に向いているのかといった基本から、ながら洗車のオススメ商品、購入方法までを詳しく解説。読み終えるころには、あなたにピッタリのカーケアアイテムがきっと見つかるはずです。


ペットとの車移動で困り事を抱えている方は約8割!対策できずペットを連れた車での外出を控える方も【ナイル調査】

ペットとの車移動で困り事を抱えている方は約8割!対策できずペットを連れた車での外出を控える方も【ナイル調査】

ナイル株式会社は、同社が運営する個人向けカーリースサービス「カーリースカルモくん」にて、ペットを飼っている全国の男女を対象に、ペットを車に乗せる際の困り事や欲しい対策グッズ、ペットが車内で快適に過ごせるためにしている工夫などについてインターネット調査を実施し、結果を公開しました。


大阪関西万博・インバウンド需要で拡大傾向!約7割が"ホテル代わり"に夜行バスを利用【WILLER EXPRESS調査】

大阪関西万博・インバウンド需要で拡大傾向!約7割が"ホテル代わり"に夜行バスを利用【WILLER EXPRESS調査】

WILLER EXPRESS株式会社は、同社会員を対象に、近年の宿泊事情と夜行バスの利用傾向についてのアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


トヨタ新型「プリウス」発表!黒基調の新モデル「Night Shade」も登場

トヨタ新型「プリウス」発表!黒基調の新モデル「Night Shade」も登場

トヨタは2025年7月1日、同社が展開する5ドアハッチバック「プリウス」の一部改良モデルを発表。各種装備を標準装備とし、商品力を向上したほか、新たな特別仕様車G“Night Shade”を投入しました。