マツダの中古車の特徴
マツダには小さなクルマから大きなクルマまで、ラインナップに一貫性をもって反映した共通するDNAがあり、その魅力は中古車でも変わりません。
まずは、コンパクトカーやミニバンであっても変わらぬ、「人馬一体」という走行性能にこだわったコンセプトがあります。走って楽しくなければ車じゃないという、この当たり前だけども忘れがちな基本がしっかりしていることがマツダ車の魅力です。
さらに、個性的すぎてパッとしなかったデザインや質感に乏しいインテリアも、デザインテーマ「魂動(こどう)」が全面的に採用されてからは、魅惑的なデザインになり質感も見違えるほど向上しています。
①4代目 デミオ(2014年~2019年)
マツダデミオ2014年式
現在では「マツダ2」と改名されましたが、永くマツダのコンパクトカーとして親しまれていたのがデミオであり、生命感にあふれるエクステリアや質感の高いインテリアで、独自の存在感を確立しています。
このモデルの最大の魅力はクラスを超えた高級感とその走りです。コンパクトカー唯一のディーゼルエンジンによる最大トルク250N・mという圧倒的なトルクと、優れた燃費性能は、まさに「人馬一体」を体現しています。
そして、「魂動(こどう)」デザインは、アクセラやCX-5といった兄貴分とそん色ない高級感と優雅さをも感じさせてくれます。
また、現行モデルでもあるので、5年落ちの中古車であっても新車と変わらぬ見た目であるのも魅力となるはずです。
■デミオの中古車相場(39~218万円)
デミオ2017年式 特別仕様車ノーブルクリムゾン
2014~2019年式とモデルサイクルも長いので、レスポンス中古車検索による中古車相場では、39~218万円とかなり幅があり予算に応じた年式とグレードが選べます。特に割高なディーゼルエンジン車も中古車なら無理なく選べます。
※中古車相場は2020年6月現在のレスポンス中古車検索によるものです
■現行マツダ2の新車価格
2019年式 現行マツダ2 XD Lパッケージ
メーカー希望小売価格(消費税抜き)
1.3Lガソリンエンジン車 | 1,326,500~2,290,000円 |
1.5Lディーゼルエンジン車 | 1,730,000~2,525,000円 |
※新車価格は2020年6月現在のメーカー公式サイトによるものです。
■デミオのおすすめ中古車
マツダデミオ2016年10月の商品改良型
おすすめは2017年式。2016年10月の商品改良で、横方向と前後方向の加速度を統合的にコントロールする「G-ベクタリング コントロール」を全車に標準装備したのでそれまでとは別格の走りが期待できます。そして、価格も55万円台からあるので狙い目です。
※中古車相場は2020年6月現在のレスポンス中古車検索によるものです。
②初代 CX-5(2012~2016年)
2012年式 初代マツダCX-5
2012-2013日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)を受賞した初代CX-5は、現在のSUVブームの火付け役ともいえるモデルで、マツダの新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」を全面採用した初めての車種となった記念碑的モデルでもあります。
その特徴は、なんといっても4.0 L V8ガソリンエンジン車並みの最大トルク420 N·mと18.6 km/L(JC08モード)の優れた低燃費を両立した新開発された2.2 Lディーゼルターボエンジンです。
それ以外にもリーズナブルな2.0Lガソリンエンジンや、2013年9月に2.5Lガソリンエンジンモデルが追加され、幅広い選択肢も魅力となっています。
現在、2代目モデルが発売されたいますが、外見上の区別がそれほど大きくなく、基本性能は変わらないので中古車としてはねらい目です。
■初代 CX-5の中古車相場(40~235万円)
マツダCX-5 2015年式
中古車でも人気のあるCX-5ですが、2012年式からあるので価格もこなれています。新車価格で300万円をオーバーする2.2Lディーゼルエンジン車でも、40万円台からあるのでお買い得感があります。
※中古車相場は2020年6月現在のレスポンス中古車検索によるものです。
■現行CX-5の新車価格
マツダ CX-5 現行モデル2020年式スマートエディション
メーカー希望小売価格( (消費税抜き)
2.0Lガソリンエンジン車 | 2,380,000~2,695,000円 |
2.5Lガソリンエンジン車 | 2,590,000~3,710,000円 |
2.2Lディーゼルエンジン車 | 2,670,000~3,715,000円 |
※新車価格は2020年6月現在のメーカー公式サイトによるものです
■CX-5のおすすめ中古車
マツダ CX-5 2014年11月の改良型
マツダではマイナーチェンジという言葉を使わなくなっているので、モデルの変わり目が非常にわかりずらいのがネックです。
そんな中、おすすめは2014年の11月に大幅改良されたモデルで、先進安全技術「i-ACTIVSENSE」が強化され、アダプティブ・LED・ヘッドライトが装着されたフロントグリルも新しいデザインになっています。
2015年式で95万円から探せて、割高なディーゼルエンジン車も流通台数が多いので程度次第では格安車もあります。この年式なら人気のCX-5が新車の半額以下で購入することが可能になります。
③3代目 プレマシー(2010~2016年)
マツダ プレマシー 20SーSKYACTIV Lパッケージ
2018年2月にマツダのミニバン市場からの撤退に伴い生産終了されたプレマシーですが、日産のセレナやトヨタのヴォクシーのような背の高いミニバンよりもコンパクトで運転のしやすさから、中古車市場では高い人気を誇っています。
プレマシーの特徴は、両側スライドドアや3列シートを装備したミニバンながらも卓越した走行性を持っていることです。また、「NAGARE(流れ)」という現在のデザインテーマ「魂動(こどう)」以前のデザインが、躍動感とエレガントな雰囲気をもっています。
特徴的な装備としては、2列目中央席に備わるカラクリシート機構などがあり、さらに、「SKYACTIV」技術を同社製ミニバンで初めて導入したのもこのプレマシーです。
■3代目 プレマシーの中古車相場(10~193万円)
マツダプレマシー2010年式
プレマシーの中古車相場は、10~193万円程となっています。
プレマシーの中古車は、もっとも古い年式で10年落ちの2010年式からあるので、10万円台というモデルも存在します。
2018年の生産終了まで、大きなモデルチェンジがなされなかったので、10万円台の2010年式も200万円近い最終モデルでも見た目が変わらないのは、中古車狙いのユーザーにとって重要な魅力です。
※中古車相場は2020年6月現在のレスポンス中古車検索によるものです。
■プレマシー最終モデルの新車価格(2018年当時)
メーカー希望小売価格(消費税抜き)
1,826,182~2,199,273円
※新車価格は2020年6月現在のメーカー公式サイトによるものです。
■プレマシーのおすすめ中古車
マツダ プレマシー 20SーSKYACTIV 2013年式
生産終了まで大きな改良はなかったプレマシーはどの年式であっても過不足ないのですが、あえておすすめするなら、2013年1月にマイナーチェンジされたモデルです。一部グレードに新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」が導入されており、。エンジンやトランスミッションも変更されています。
2013年式なら30万円台からあるので、ミニバンの新車を購入する前に一度は検討することをおすすめします
④3代目 ロードスター(2005~2015年)
マツダ ロードスター
「ロードスターはやっぱり初代でしょ」という意見も多いのですが、実用的な中古車としては2015年まで10年間に渡って発売された3代目モデルが現実的です。2005-2006年日本カー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれています。
スタイリングはモダンで親しみやすいものに一新しながらも、張り出したフロントフェンダーやドライバー保護の意味も兼ねたシートバックバー、そして2本に別れたマフラーなどが特徴的です。
エンジンは2.0Lで、「人馬一体」の開発コンセプトをはじめ、ロードスターならではの楽しさをしっかり継承しており、きびきびとした現行モデルよりも乗りやすいとされるモデルです。
また、2006年8月には幌の代わりに電動格納式ハードトップが搭載された「マツダ ロードスター パワーリトラクタブルハードトップ(RHT)仕様が設定されています。
■3代目 ロードスターの中古車相場(38~238万円)
ロードスター2013年式
3代目モデルは歴代モデルの中では、販売台数が多くはないのですが、それでも中古車市場ではロードスターの中心車種となっていて、状態の良い車種が数多く揃っています。
諸々の経費を含んだ総支払額でも、100万円以内で購入できるスポーツカーとしてロードスターは貴重な存在と言えるでしょう。
※中古車相場は2020年6月現在のレスポンス中古車検索によるものです。
■現行ロードスターの新車価格
ロードスター現行モデル
■3代目 ロードスターのおすすめ中古車
2006年式マツダ ロードスター RHT
3代目ロードスターの中から選ぶとしたら、電動格納式ハードトップのRHTではないでしょうか。歴代ロードスターの中でも、落ち着いたキャラクターの3代目モデルだからこそ似合うハードトップがおすすめです。
価格も50万円台からあるので、是非検討してみてください。
⑤3代目 アクセラ セダン(2013~2019年)
2017年式アクセラセダン
アクセラはマツダの世界戦略車であり、マツダ3として世界中で販売されています。spして、2019年5月に発売された新型から、日本国内でもマツダ3へ改名されたため、アクセラとしてはこの代が最後のモデルとなります。
アクセラはハッチバックのスポーツとセダンが設定されていますが、ここでご紹介するのは人気のスポーツではなく、あえてセダンです。
セダン人気が低迷する中でも、デザインテーマ「魂動 -Soul of Motion」を採用したことで、コンパクトなサイズながらもダイナミックで生命感ある動きが表現され、セダン独特の高級感もあります。
もちろん、走りの性能もセダンだからといってハッチバックに劣ることはありません。エンジンには1.5Lのガソリンエンジンと2.2Lのディーゼルエンジン。そしてマツダ初の2.0Lエンジン+ハイブリッドも設定されます。
現行モデルと並べてもそん色ないデザインとスペックを持つ3代目アクセラセダンは、実用性と美しさを兼ね備えたセダンです。
■3代目 アクセラ セダンの中古車相場(40~225万円)
2016年式マツダ アクセラSKYACTIV-D 2.2
3代目モデルは非常に人気があり、特にセダンはでデザイン性に優れた車種が少ないだけに注目されています。「魂動」デザインは特にフロントグリルが他の車種とは大きく異なるポイントで、若い人にも受け入れられる要因になっています。
価格は初期型ならかなりこなれており、1.5Lのガソリンから2.2Lのディーゼルまで選び放題。セダンの特徴として、丁寧に扱われている個体が多いのも、中古車ファンにはうれしいところです。
※中古車相場は2020年6月現在のレスポンス中古車検索によるものです。
■現行アクセラ(マツダ3セダン)の新車価格
現行マツダ3セダン
メーカー希望小売価格(消費税抜き)
1.5Lガソリン車 | 2,019,445~2,845,790円 |
2.0Lガソリン車 | 2,287,038~2,961,760円 |
1.8Lディーゼル車 | 2,537,038~3,211,670円 |
新世代ガソリンエンジン車 | 2,907,107~3,582,130円 |
※新車価格は2020年6月現在のメーカー公式サイトによるものです。