カーオーディオの種類
三菱電機ダイヤトーン・ DS-G20
カーオーディオがあれば、車を運転しながら音楽を聴くことができます。カーショップやオンライン通販では多くのカーオーディオが販売されていますが、いくつかの種類に分けられます。
車載用のオーディオ機器にはコンパクトサイズの1DINと、多機能でサイズが大きめの2DINに大別されます。
1DINのサイズは横178mm×高さ50mmで、2DINは横幅が同じで高さが2倍の100mmです。市販品を購入する場合は、車側のスペースを確認しましょう。
オーディオにデーターを入力する方式では、で音楽を再生するには、最近ではCDを再生するよりも、SDカード内のファイルの再生、USBやBluetoothでの接続などの方法がメインになってきています。
それらの方法で音楽を再生したい場合は、検討しているオーディオが対応しているかをしっかり確認することが必要になります。ほとんどのカーオーディオは、本体(アンプ)とスピーカーが別々に販売されています。
最初に車にスピーカーを取り付けておけば、後から本体部分のみを取り付けたり交換することが可能です。
■1DINと2DINの特徴
1DINの機器の特徴は狭いスペースでも取り付けが可能で、プレーヤーのみのシンプルな機能であることです。
ディスプレイには、曲名・トラックナンバー・再生時間などの限られた情報が表示されます。ボタンやボリュームノブの操作方法が簡単で、使いやすいという特徴があります。
2DINを取り付ける場合には2段分のスペースが必要ですが、本体のディスプレイで動画の再生などができるものもあるという特徴があります。
2DINタイプの機種には通話機能やカラオケを備えた製品もあり、多機能です。最近はApple CarPlayやAndroid Auto対応のカーオーディオが人気を集めていて、WiFiでネットに接続することも可能です。
カーオーディオの選び方
ケンウッド「タイムアライメント」機能が搭載されたメインユニットの一例
カーオーディオにはいろいろなタイプがありますが、いくつかのポイントを抑えておくと選びやすくなります。
ここでは、車載用のオーディオ機器を購入する際は、サイズ(1DINと2DIN)とデジタルプロセッサー機能(DSP)を確認するようにしましょう。
■サイズの確認
カーオーディオを購入して取り付ける場合は、1DINと2DINのいずれかを選ぶことになります。
車側に1DINのスペースしかない場合には、1DINの1択になります。2DINが装着できる余裕があれば、機能や使い勝手を考慮して好きな方を選べます。
オーディオや他の機器の取り付けスペース(センターコンソール)は、車種ごとに異なります。機器を購入する前に、自分の車のセンターコンソールを確認しましょう。
車側の取り付けスペースのサイズは高さが5cmと10cmのどちらかなので、簡単に確認ができます。
■DSPもチェック
カーオーディオの目的は、自動車の車内でも高音質で音楽を聴くことです。自宅などの静かな環境とは異なり、自動車は走行音の影響やスピーカーからの距離が非対称であるという問題があります。
これに加えて車内は音を反射するガラスに囲まれているので、自宅と同じように音楽を再生すると音が壊れてしまいます。
音響効果の悪い車内で高音質の音楽を聴けるようにするための機能が、デジタルプロセッサー(DSP)です。
DSP機能がデジタル処理をすることで音を補正したり、非対称のスピーカー位置の補正を行ってくれます。
昔はDSP機能が付いているカーオーディオは高価でしたが、最近は手頃な値段の機器にも搭載されています。
カーオーディオの取り付け工賃
車内で“スマホ”を聴く
カーオーディオを購入して取り付ける場合は、自分で作業をするかディーラーなどに依頼をする方法があります。
取り付けを依頼する場合の費用ですが、ディーラーに依頼すると工賃の相場は1~2万円程です。カー用品店で購入した機器を取り付けてもらう場合は、本体の取り付け工賃が5~7千円程度でスピーカー取り付け工賃も同じくらいの工賃がかかります。
カーオーディオの取り付けを依頼する場合は本体の購入費用とは別に、1~2万円程の工賃が必要です。ちなみに自分で作業をする方法もありますが、スピーカーの取り付け作業だけをショップに依頼する事も可能です。
おすすめのカーオーディオ5選!
オーディオは非常にデリケートな機器なので、高音質で音楽を楽しむためには一流メーカーの製品を選ぶことが大切です。
おすすめのカーオーディオメーカーはパイオニアとケンウッドで、多くの種類の機器が販売されています。
カー用品店に販売されていない製品もありますが、品揃えが豊富なAmazonや楽天市場がおすすめです。
■パイオニア カロッツェリア FH-9400DVS
これはディスプレイを備えた2DINタイプのカーオーディオで、スマートフォンと接続すると高音質の音楽が楽しめます。
プレーヤー以外にも、スマートフォンと接続することでカーナビ・メッセージの送受信・電話をかける、などの機能が使えます。
本機は多くのメディア・フォーマットに対応していて、ネットからダウンロードした音声や動画コンテンツも再生可能です。
USB給電(1.5A)機能も備えているので、車内で携帯電話を充電する子音もできます。
■パイオニア カロッツェリア DEH-5600
これはコンパクトサイズ(1DIN)のカーオーディオで、シンプルな機能で高い音質を追求する方におすすめです。
スマートフォンやUSBメモリに接続すると、MP3やWAVなどの音声ファイルを再生することができます。
本機の大きな特徴は高性能DSPが搭載されていることで、車内で臨場感のある音楽が楽しめます。マイクが付属しているので、スマートフォンと接続すれば音声通話も可能です。カラオケ機能も付いています。
■パイオニア カロッツェリア FH-8500DVS
これは2DINサイズで、約115万画素の6.8型ワイドモニターを備えた多機能タイプのカーオーディオ(本体)です。
MP3やその他のフォーマットの音源以外にも、動画やDVD再生にも対応しています。スマートフォンと接続すると、ハンズフリー通話機能が利用できます。
多機能に加えて、13バンドグラフィックイコライザーが利用できるという特徴もあります。キャビンの形状や音響特性は、車種ごとに異なります。グラフィックイコライザーを調整して自分の車に合わせて音質を細かく設定すれば、理想の状態に近づけることができます。
本体には取り付け用のパーツやUSBケーブル・リモコンが付属していますが、スピーカーは別となっています。
■パイオニア カロッツェリア DEH-380
こちらは1DINサイズで、コンパクトかつシンプルで使いやすいカーオーディオ(本体)です。パソコンやモバイル機器で多く用いられる、WMA・MP3・WAVのフォーマットに対応しています。
CDのほかに3.5mmミニジャック入力も対応しているので、モバイル機器のイヤホンジャックと接続することも可能です。
本機は機能がシンプルで、純粋に音楽を聴く機能のみを求めている方におすすめです。1万円を切る低価格であることも魅力のひとつと言えるでしょう。
■ケンウッド U340W
これはコンパクトな1DINデッキタイプのカーオーディオ(本体のみ)で、1万円を切る手頃な値段で本体ボタン色が白の本機と、青のU340Lから選ぶことができます。
入力方法はUSB・CD・iPodインターフェースケーブルの3つで、対応フォーマットはMP3・WMA・WAV・FLACです。
本機は小型で低価格で購入できますが、iPhoneユーザーの方に便利な機能を備えています。コスパ重視の方にもおすすめです。
まとめ
カーオディオにもこだわろう!
カーオーディオは楽曲を再生するシンプルな機能のものから、スマートフォンとの連携機能やや通話機能を備えた多機能な機種までさまざまです。
使い方や車のセンターコンソールの配置に合わせて、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。