そもそもワゴン車とは?
トヨタ アルファード
自動車にはいろいろな種類がありますが、乗用車であればセダン・クーペ・ハッチバック・ワゴン車・バンの5つに分けられます。ワゴン車とバンは荷物を運ぶための車両でよく似ていますが、用途に違いがあります。
バンは荷物を運ぶ専用の車両ですが、ワゴン車は荷物または人を運ぶ為の車両になります。ワゴン車には車体後部に座席が設けられていますが、バンは荷物用のスペースしか設けられていないものもあります。ちなみに、セダンやクーペは人が乗ることに特化した車両となります。
ワゴン車にはいろいろなタイプがあり、ワンボックスカー・ミニバン・ステーションワゴン・軽ワゴンなどがあります。ミニバンは“バン”と呼ばれていますが、人が乗車するためのシートが設置されています。
こんな用途にワゴン車はおすすめ
タウンボックスキャンパー
ファミリー層やキャンプなどのアウトドアをする時に人気のワゴン車ですが、ここでは、ワゴン車が実際にどんな用途に使えるのかを解説していきます。
■荷物をたくさん積む時
ワゴン車の後部座席のシートを折り畳むと、大きな荷物用のスペースを確保することができます。そのため、たくさんの荷物を積んだり大きな物を運ぶために活用できます。後部座席を折り畳むことで、長尺のスポーツ用品や大量の荷物を搭載して運ぶことが可能となります。
■人を多く乗せる時
ワゴン車には、人が乗るためのシートが設置されていて、3列シート車も多く見られます。そのため、5ナンバーサイズのコンパクトカーでも6名や7名で乗車できる車があります。
ちなみに日本の普通自動車の運転免許だと、乗車定員10名以下に制限されています。このため、最大乗車定員が7~10名に設定されているワゴン車が多くみられます。
ミニバンなどのワゴン車であれば、セダン・クーペ型の乗用車の2倍の人が乗車することが可能となります。そのため、多くの人が移動するのに適しています。ちなみに一部のワゴン車は、地方路線で乗合バスとしても活用されています。
■車中泊をする時
一部のミニバンやワンボックスカーは、シートを折り畳むことで車内で広くてフラットな空間が確保することが可能となります。そのため、ワゴン車を車中泊キャンプに活用する人が増えています。車中泊も考慮して設計されたミニバンもあり、専用のシェードが販売されていることもあります。
車中泊であればペットを一緒に旅行に行けますし、宿泊代を節約することができます。大規模な災害が発生した時に、車に避難することも可能となります。車中泊用のグッズも販売されているので、工夫をすれば車内で快適に宿泊をすることができるでしょう。
おすすめワゴン車4選!
現在様々なワゴン車が販売されていますが、ここでは、おすすめのワンボックス車を紹介します。
■【ワンボックス】トヨタ ハイエースワゴン
トヨタ ハイエース ワゴン GL
トヨタ・ハイエースは、昔から商用車や乗用車として多く用いられてきたワンボックスカーになります。最近は自家用車としても人気を集めており、広い車内と購入しやすい手頃な価格が特徴となります。
コミューター仕様以外のハイエースワゴンの最大乗車店員は10名で、5名とか7名が乗車した状態でも荷物を搭載するスペースを確保することができます。この車は車高が高くて荷室が広いことから、キャンピングカーに改造された車両もあります。
ハイエースワゴンは2WDと4WDの2種類があり、アウトドアスポーツをしたり北国にお住いの方であれば4WDを選ぶことができます。車体サイズが大きいですが、普通車用の駐車スペースに収まるサイズなので駐車場の心配もありません。
トヨタ ハイエースワゴンのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,840mm×1,880mm×2,105mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,570mm | |
最大乗車定員 | 10名 | |
車両重量 | 1,930kg | |
燃費 | JWLTCモード:8.8km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒DOHC | |
最高出力 | 118kW(160PS) /5,200rpm | |
最大トルク | 243N・m (24.8kgf・m) /4,000 rpm | |
駆動方式 | 2WD | |
トランスミッション | 6速オートマチック(6 Super ECT) |
■【ミニバン】トヨタ アルファード
トヨタ アルファード 改良新型
トヨタ・アルファードは車体重量が2t近くありますが、乗車定員が7または8名のミニバンになります。アルファードの大きな特徴は、2列目・3列目シートでも足元の空間が広くて快適に過ごすことができます。
一般的な3列シートのミニバンであれば、最後部の座席は足元のスペースが狭いことが多いですが、アルファードは3列目シートも大人が快適に過ごせるスペースが確保されていて、長時間ドライブでも疲れません。
この車は2・3列目シートも広くて快適に過ごせることから、ハイヤーにも使用されています。
アルファードはシートアレンジの自由度が高く、背もたれを倒すとフラットで広い空間を作ることが可能となり、長尺のスポーツ用品を搭載したり、多くの荷物を運ぶことができます。マットを敷けば、アルファードで車中泊キャンプをすることも可能となります。
トヨタ アルファードのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,945mm×1,850mm×1,935mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 3,000mm | |
最大乗車定員 | 8名 | |
車両重量 | 1,920kg | |
燃費 | WLTCモード:10.8km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHC | |
最高出力 | 134kW(182PS) /6,000rpm | |
最大トルク | 235N・m (24.0kgf・m) /4,100 rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動方式(2WD) | |
トランスミッション | 自動無段変速機(Super CVT-i) |
■【ステーションワゴン】スバル レヴォーグ
スバル・レヴォーグ
スバル・レヴォーグは若者に人気のある5ドアステーションワゴンで、スタイリッシュでスポーティーなデザインが特徴となります。
先日予約注文が開始されたばかりの新型レヴォーグには、先代の1.6Lの経済性と2.0Lのパフォーマンスを両立した、新開発の1.8L 直列4気筒ガソリン直噴ターボエンジンが搭載されています。スバルの次世代プラットフォーム「スバル グローバル プラットフォーム」が新たに採用されてボディ剛性が大幅に向上しており、駆動方式はもちろんスバルならではのAWD(常時全輪駆動)なので、ウインタースポーツにもおすすめする事ができます。
同じくスバルのワゴン車であるレガシィ アウトバックと比べると一回りコンパクトなサイズですが、新型レヴォーグの荷室はVDA法で561Lという大容量。後部座席は三分割で折り畳めるので、4人乗車しながらスキー板などの長尺荷物の積載も可能です。
スバル・レヴォーグは運転を楽しみたい方や、アウトドア派におすすめのステーションワゴンになります。
スバル レヴォーグのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,755mm×1,795mm×1,500mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,670mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,550kg | |
燃費 | WLTCモード:13.7km/L | |
エンジン種類 | DOHC 16バルブ デュアルAVCS 直噴ターボ"DIT" | |
最高出力 | 130kW (177PS) /5,200-5,600rpm | |
最大トルク | 300N・m (30.6kgf・m) /1,600-3,600 rpm | |
駆動方式 | AWD(常時全輪駆動) | |
トランスミッション | リニアトロック(マニュアルモード付) 前進無段 後退1速 |
■【軽ワゴン車】スズキ エブリイワゴン
エブリイワゴン PZターボスペシャル
スズキ・エブリイワゴンはコンパクトサイズの軽自動車ですが、車高が高くて荷室が広いという特徴があります。2列目シートを使用した状態でも、車体後部に広大なラゲッジスペースがあります。そのため、大人4人が乗車した状態でも荷物を搭載することができます。
後部座席も前後方向に18cmほどスライドさせることができるので、荷物を搭載していない時は足元スペースを広げることができます。
シートを折り畳むと広くてフラットなラゲッジスペースができ、自転車やサーフボードを搭載することも可能となります。マットを敷いたりフラットボードを設置すれば、車中泊キャンプに活用できるでしょう。
ちなみに、エブリイワゴンにはスズキ純正アクセサリーとして専用の2段ベッドセットが販売されています。2段ベッドセットを活用すれば、最大で大人4人が体を伸ばして寝ることができます。
スズキ・エブリイワゴンは軽自動車なので、税金や車の維持費・燃料代が安いというメリットがあります。最小回転半径が4.5mなので、狭い路地の運転や車庫入れも簡単となります。
スズキ エブリイワゴンのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,815mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,430mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 940kg | |
燃費 | WLTCモード:13.4km/L | |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ | |
最高出力 | 47kW(64PS) /6,000rpm | |
最大トルク | 95N・m (9.7kgf・m) /3,000 rpm | |
駆動方式 | 2WD(後2輪駆動) | |
トランスミッション | 4AT |
まとめ
トヨタ グランエース G
ワゴン車は車内空間が広いので、人が乗車したり大きな荷物を搭載して運ぶことができるというメリットがあります。シートアレンジの自由度が高く、日常生活からレジャーまでさまざまなシーンで活用できます。
マイカーの購入をお考えの方であれば、実用的で使いやすいワゴン車を検討してみる事をおススメします。
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よくある質問
■ワゴン車とはどんな車?
ワゴン車は、荷物や人を運ぶ為の車両です。ワンボックスカー・ミニバン・ステーションワゴン・軽ワゴンなどいろいろなタイプがあります。
■ワゴン車のおすすめ用途は?
ワゴン車は人を多く乗せられるほか、後部座席のシートを折り畳むと大きなスペースを確保できるので、荷物をたくさん積める、車中泊ができるなど、さまざまなシチュエーションに対応できる車です。