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ETCの挿しっぱなしに要注意!夏場のカードの取り扱い

ETCの挿しっぱなしに要注意!夏場のカードの取り扱い

高速道路に乗るときにETCカードを忘れないように挿しっぱなししている方もおられるでしょう。しかし実はETCカードに関するトラブルが夏に多く発生します。車内の温度も高温になりがちな夏場は、ETCカードの取り扱いに注意しないと、思わぬトラブルになることもあります。そこで今回の記事ではETCの夏場の取り扱いに関して注意したい点を取り上げましょう。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


夏場にETCカードを入れたままにすることがある

ETC

ETCカード入れたままにしていると、トラブルになることがあります。車外から見えないところにETC車載器があることから、車内に挿しっぱなしにしている方もおられます。しかし基本的にETCカードを取り出さないのはおすすめできません。

夏場に家族で出かけるときに、抜いたETCカードをどこに置いたのか忘れてしまったり、カードを持ってくるのを忘れてしまったりすると面倒なので車内に置いている方もおられます。

しかし防犯上の理由もありますが、なにより夏場は車内も高温になるので熱によってトラブルが発生するのです。クレジットカード機能があるカードもあることから貴重品として持ち歩くことをおすすめします。

夏場のETCカードに起因するトラブルについてさらに詳しく見ていきましょう。

夏にETCカードのトラブルが発生する要因

ETCカード

夏場になるとダッシュボードの温度は約70度になるともいわれ、車内は非常に高温になります。エンジンを停止したまま日光にさらされていると、どうしても車内の温度がが上昇するのは避けられません。

ETCカードはICチップもついており、熱の影響を受けやすいものです。ETCの車載器が設置されている場所によっても温度は変わりますが、それでも高温にならない場所にETCカードを置かないようにと注意されています。

純正の状態でETC車載器が装着されているなら、熱の影響を受けにくい場所にあることでしょう。しかしダッシュボードの近くにあると、熱の影響を受けることからカードが読み取れないなどのトラブルになるのです。

ETCカードやETCのトラブルが起きる例

ETCカード 車載器

ETCカードや車載器のトラブルが起きる例を見ていきましょう。主に夏場に起きるトラブルが多いです。

車載器が動かなくなる

稀なケースですが、熱によって車載器が動かなくなることも考えらえます。車載器はある程度の熱に耐えられるように設計されています。しかし車内が非常に高温になって、想定外の熱になると、車載器の故障も考えられるでしょう。

一般的に車載器は外から見えない場所に設置されることが多く、熱が直接的な原因となって故障することは考えにくいものです。しかし後付の車載器でダッシュボードに置くタイプであれば、熱に気を付けておきましょう。

カードが変形する

熱による影響で大きなものとして、カードが変形してしまうものがあります。一般的にカードが対応している温度は約50度。ダッシュボードの上では、真夏になるとさらに高温になることも考えられます。

対応温度以上になってしまうと、カードが変形してしまい、うまく認識できなくなるのです。カードが破損してしまうと、カードが読み取れないので使えなくなります。カード会社に連絡して、カードの交換・再発行が必要でしょう。

カードが変形してしまうと再発行の手続きを取る必要があり、再発行に伴う手数料や手間が発生してしまいます。高温になる車内にETCカードを置いたままにすると、このような弊害が発生するのです。

ICチップが故障する

ETCカードを車内に放置しておくとICチップが故障することもあります。夏場のETCカードのトラブルは主にICチップが故障するものです。

一般的にICチップ使用されている半導体は、炎天下で通電されなければ問題ないのですが、熱収縮で破壊されてしまうことがあります。ヒビが入ってしまうと、うまく読み取れなくなり、ETCゲートが開かないなどのトラブルになるのです。

ETC車載器などに問題がなくても、カード自体やICチップの部分が破損してしまうと、カード不良に陥ります。この理由から、夏場は特にETCカードを車内に残すべきではないのです。

盗難防止のためにカードを抜く必要がある

パイオニア ETCユニット

夏場かどうかに関わらない点ですが、盗難防止という観点でもカードは抜いておくべきでしょう。車内に放置したままでは、カードの盗難の危険性があるからです。

カードが紛失されていることに気が付けば、カード会社に連絡をしてカードの停止をしてもらえます。しかし不正利用された後では高額な費用が発生する可能性もあるのです。

特にETCカードでもクレジット機能付きのカードでは、別の用途で不正利用されている可能性もあり、この場合補償はないことが多いでしょう。なぜなら、ETCカードを車載器に入れっぱなしにしていることは、重大な過失とみなされる可能性が高いからです。

放置されたETCカードは、本人が適切に管理していない状態と判断されるからです。もちろんETCカードは身元が割れる情報が残ることから、高速道路代で不正利用されることは少ないでしょう。しかしクレジットカード機能がついているなら、不正利用される危険性はゼロではありません。

不要なトラブルを避けるためにも、ETCカードを車内に放置したり、入れっぱなしにしたりしないようにしましょう。

車載器がうまく動作しないときの対処法

ETC車載器

ETCカードを挿入しているのに、うまく認識されないなどトラブルが発生しているときはどう対処すればよいでしょうか?まずは他のETCカードを試してみて、その後車載器の故障を疑うことができます。

他のETCカードを試してみる

挿入されたETCカードのデータが読み出せないのでエラー表示されている可能性があります。ETCカードの向きが間違っていないか、再度確認してみて、それでもエラー表示が消えないのであれば他のETCカードを試してみるとよいでしょう。

ETC車載器の故障ではなく、たまたまカードの読み取りエラーが発生していることも考えられます。他のカードを挿入してみると、何も問題なく読み取りできることもあるでしょう。ただし、同じカードでも頻繁にエラーが出たり、読み取りできなかったりすると、車載器本体の故障の可能性があります。

他のETCカードを試したくても持っていないときには、車屋などにお願いしてETC車載器の故障ではないかの確認ができます。

ETC車載器のクリーニングをする

ETCカードがうまく読み取りできずに、車載器が動作しない原因として、ETC車載器が汚れていることもあります。車載器自体が汚れていると、ETCカードの読み取りが遅くなったり、読み込みエラーが発生したりします。

読み取りエラーが発生したときには、車載器の接点をクリーニングしてみましょう。カードタイプの接点クリーナーも市販されているので、定期的にクリーニングします。カードを挿入してもすぐに読み取りできないときには、接点が汚れている可能性もあるので、クリーニングしておきましょう。

ETCカードのクリーニングをする

ETC車載器がうまく動作しない原因に、ETCカードの汚れがあります。熱で変形する他に、ICチップが汚れてしまってETCカードが読み取りできないことも考えられます。この場合には、乾いたやわらかい布で丁寧に拭きましょう。

薬品を使用してしまうと、カードが変質したりICチップ部が故障したりするので、取り扱いに注意します。日頃の汚れが蓄積されてしまうと、チップの読み取りができずに、故障のような症状になることもあります。うまく動作しないときには、カードのクリーニングをしてみましょう。

まとめ

夏場にETCカードを車載器に入れっぱなしにしていると、予期せぬトラブルに発展することがあります。ETCカードの変形やICチップの不良など、様々なトラブルの原因になるだけでなく、盗難の危険性も少なくありません。

適切にETCカードを管理するためにも、車外に出るときにはETCカードを抜く習慣を身に付けておきましょう。

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