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インロックとは?鍵トラブルの原因と対処法!

インロックとは?鍵トラブルの原因と対処法!

すぐに車に戻ってくるので鍵を挿したまま車外に出ると、車がロックしてしまったという経験があるかもしれません。車の中に鍵があるのに施錠されてしまうインロック。キーレスが普及していますが、インロックが起きてしまうケースはあります。今回の記事ではインロックしてしまった場合にどのような対処法があるのかご紹介します。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


インロックとは?

車 キーレス

そもそもインロックとは何でしょうか? 簡単にいうと車内に鍵を入れたまま閉めてしまうことです。 キーレスが普及していますが、それでも車の中に鍵を閉じ込めてしまうシーンがあります。

以前の車ではキーレスがないので、車のドアに鍵を差し込んで施錠する必要がありました。鍵を取り出さなくても施錠する方法として、ドアノブを引きながら、ドアをロックする習慣があったのです。そこで、車内に鍵が残っているのを確認せずにロックしてしまうと、インロックしてしまいました。

電子キーが普及している昨今でも、人為的ミスによってインロックが多発しています。 例えば電子キーのトランクの開閉ボタンでリアゲートを開けます。その後荷物を出し入れしてから、荷室にキーがあるのにゲートを閉めてしまうのです。

車種によってはトランクオープンとドアロックが連動しておらず、その場合ドアもトランクも開けることができなくなり、インロックしてしまうケースが考えられます。

スマートキー

その他の例として、エンジンを停止させてカバンの中に鍵を入れているのですが、何らかの拍子にリモコンキーの施錠ボタンが押されます。車の外にいるのに、中から施錠されてしまいインロックしてしまうのです。

電子キーであれば直接ドアを操作して施錠することが少ないので、インロックとは無縁に感じます。しかし年間でも数多くの件数の救援依頼があります。 JAFの2019年のデータでも、約15万件の出動がキー閉じこみが理由でした。

外から操作することが多い電子キーでも、注意していないならインロックしてしまうことも考えられます。

インロックを起こしやすい人

スマートキー

そもそも使い方によってはインロックを起こしやすい人もいます。車から急いで降りたり、鍵を身に付けずに車から離れてしまったりすると、ふとした拍子にインロックされてしまうのです。

インロックの可能性を念頭に置き、普段から鍵を身につけるようにしておくと、インロックしてしまって焦ることも少ないでしょう。

例えばエンジンをかけたまま荷物を持ち運んだり、休憩のために少しだけ車を離れたりするのはインロックする可能性があるシーンです。どちらも鍵を持たずに車外に出てしまうので、ちょっとしたタイミングや拍子で鍵がかかってしまいます。

どのような場合でも鍵を持って車外に出るという習慣がないと、インロックしてしまう可能性があるのです。

インロックが起きる原因

スマートキー

インロックを避けるには、どのような原因があるのかを理解しておくとよいでしょう。 スマートキーが一般的になっていますが、なぜインロックが起きてしまうのか、主な原因をご紹介しましょう。

スマートキーの電池がない

スマートキーの電池がないことはインロックしてしまう原因となります。スマートキーの場合には、常に電波を飛ばしていますが、電池が無くなってしまうと、当然として電波もなくなります。電池の容量が少なくなると、強い電波を発することができなくなって電波が届かなくなることもあり、鍵が近くにない状態と認識されて施錠されるのです。

車が電子キーの電波を受信して自動で施錠や開錠をするスマートキーでは、電池が少なくなるとインロックの危険性が高まります。

スマートキーの電波が遮断

スマートキーの電波が遮断されてしまうことも、インロックが起きてしまう原因となりえます。スマートキーの仕組みは鍵から電波が発せられ、車体が電波を受信することでロックを解除します。スマートキーの電波がその他の電波やノイズによって妨害されてしまうと、車体が電波を受診できず勝手にロックされてしまうことがあるのです。

強い電波が発生しがちな発電所やスマートフォンのそばなど、電波干渉しがちなところでは注意しましょう。電波を発生しないものでも、金属製のものと一緒にしていると電波が遮断されることもあります。

電波の範囲外に鍵がある

車内にスマートキーがあれば電波が受信できるので問題ないと感じることもあるでしょう。しかしススマートキーの電波を受信できる範囲は均等ではなく、車内や車外を問わずとも電波の範囲外になることもあります。

車内のどこにおいても電波が届くと勘違いをして、 端のほうに鍵を置いたときに、電波が届くなくなり施錠されることはあり得ます。

子どもが施錠する

子どもを車内に残したまま、親が車外に出たタイミングで、子どもが誤って施錠してしまうこともあります。このままリモコンキーの使い方を理解せずに、何をしてしまったのか分からず、ドアを開けるここともできないという状態に陥ります。子どもの手が届く範囲に鍵を置いたままにしてしまうと、インロックの可能性があるのです。

鞄の中に入れていても、物を取り出そうとしたタイミングでリモコンキーを押してしまうこともあるでしょう。鍵の使い方を理解していない小さな子どもの場合、誤って施錠してしまうことは考えられます。

インロックを開ける方法

JAF

インロックしてしまった場合、どのような方法で車の鍵を開けることができるでしょうか?


  • スペアキー
  • JAF
  • 修理業者

いずれかの方法で開けることができないか、冷静に判断するとよいでしょう。

スペアキーで開ける

1番確実な方法はスペアキーで開けることです。その場ですぐに開錠はできませんが、職場や自宅にスペアキーがあるなら、取ってきてからドアを開けます。スペアキーが保管されている場所によりますが、家族や知人に連絡して一度自宅や職場に戻り、スペアキーで車を解錠します。

ただし外出先が遠方だったり、家の鍵まで一緒にインロックしてしまったりする場合は別の対処法を考える必要があるでしょう。 いずれにしても、スペアキーを使ってドアを開ける方法が費用がかかりませんので、家族などに連絡してスペアキーを持ってこれないか考えてみましょう。

JAFを呼ぶ

外出先が遠方の場合や、家族や友人にスペアキーを取ってもらうことが困難な場合はJAFなどのロードサービスに依頼します。JAFの会員になっているのであれば、無料でキー閉じ込みの救援を依頼できます。

夜間や一般道で依頼できるので、どの時間帯でも依頼できるのは心強いです。会員が依頼すれば、会員の車でなくても対応してくれるので、友人の車に乗車しているときのトラブルでも問題ありません。もし会員でないのならばキー閉じ込みの依頼は、15,230円です。

ロードサービスに依頼する

JAF以外にもロードサービスを提供している会社はありますので、キー閉じ込みの救援依頼ができます。例えばガソリンスタンドのクレジットカードに、ロードサービスがついている場合があります。さらに自動車保険でロードサービスがついている場合もあるでしょう。

車のパンクやバッテリー上がりだけでなく、キー閉じ込みにも対応しているものも多くああり、作業スタッフが対応してくれます。ロードサービスの種類によっては、盗難防止装置がついていたり、特殊な電子キーだったりすると無料の範囲を超えることがあります。

ロードサービスに依頼する前に、愛車のキーの場合に費用がいくらになるのか確認しておくと良いでしょう。

業者に依頼する

JAFやその他のロードサービスに依頼できない場合に、業者に依頼することを考慮できます。出張鍵屋などの業者は、車の鍵に合わせて開錠してくれます。料金は業者によって、また車種によって異なりますので、確認が必要です。
 
鍵開けのプロである業者に依頼すれば、問題なく開けることができるでしょう。注意点として、外車や珍しいタイプの鍵の場合には、業者でも対応できないこともあるということです。事前に対応できる車種なのか問い合わせてみましょう。

インロックを防ぐ方法

スマートキー

インロックを防ぐためにできる対処方法を見てみましょう。日頃から対策しておくことで、インロックを避けられます。

身体から鍵を離さない

大前提として車から離れるときには、鍵を持っていることがあります。インロックは車の鍵を手元に持っていないのに、施錠されてしまうということ。鍵が手元にあれば、開錠できるので問題ありません。

すぐに戻るからといって鍵を挿したままにせず、手元に持っておくのです。もちろんスペアキーを持っておくのもよいことでしょう。自分だけでなく家族の誰かがスペアキーを持っていると、鍵がかかってしまっても別のスペアキーで解錠できるからです。

もちろんスペアキーを持っているなら、スペアキーが無くなる可能性もあります。無くさないように十分注意しておきましょう。

早めに電池を交換する

早めに電池交換することのインロックを防ぐ方法です。既述したようにスマートキーなどは電波が弱くなってしまうと、必要な電波を車体が受信できなくなります。電池が弱くなってしまう前に交換しておくと、意図せずインロックしてしまうこともないでしょう。

鍵を施錠しなくても、電池自体は消耗してしまうものです。電池の残量を確認できるタイプもあるので、定期的に電池の状態を確認しておきましょう。

スマートキーを保管する場所に気をつける

スマートキーを保管する場所に気をつけるのも対策です。子どもが誤ってスイッチ押してしまいそうな場所や、鞄の中でスイッチが押されないようにしておきます。車内でも電波が届きにくい場所には注意が必要です。

またスマホと重ねて置いたり、金属の近くにスマートキーを置かないようにしたりもできるでしょう。

スペアキーを作っておく

スペアキーを作っておくのも大切です。すでにスペアキーがあるのであれば問題ありませんが、もしスペアキーがないのであれば複製しておきましょう。通常のキーであれば安いですが、スマートキーなどは高額になりがちです。

まとめ

キーレスが普及して、インロックすることが少なくなったと感じるかもしれませんが、意外とインロックするケースは多くあります。この記事で取り上げたように十分注意して保管すること、またインロックしてしまったときにはJAFやロードサービスに依頼できないか、確認してみることをおすすめします。

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