トップへ戻る

ヒューズが飛んだ!ヒューズが飛んだ時の対処法とは?

ヒューズが飛んだ!ヒューズが飛んだ時の対処法とは?

ヒューズが飛ぶという言葉を聞いたことがある人も少なくないと思います。ヒューズが飛ぶとは、ヒューズが切れることを指す言葉です。ではこのヒューズとは何なのでしょうか。今回は車のヒューズについてご説明いたします。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

車にとってヒューズとは何か?

アイスヒューズも画期的

アイスヒューズも画期的

車のヒューズとは機器の配線と配線の間に取り付けられている小さな部品の事です。一定の電力が流れた時に溶ける性質を持った金属片で作られています。

ヒューズの役目は車の中で機器不良や配線がショートした時、電気の配線に想定外の負荷をかけてしまわない為に、溶ける性質で出来た金属片がある事によって、ヒューズが飛んで電力が流れないようにする役割があります。

また、一度切れた(飛んだ)ヒューズは、再利用する事は出来ません。 その為新しいものに取り替える必要があります。切れたヒューズを交換するまでは、電気系統が動かない状態になります。

具体例を挙げるとスライドドアが動作しなくなってしまう場合や、ウォッシャー液が出ないなどのトラブルがありますし、最悪の場合、車のエンジンが掛からない事もあります。

何故ヒューズは切れるのか?

ケーブル

ケーブル

車のヒューズが切れる(飛ぶ)原因は、第一に配線のショートが考えられます。 配線は通常内部の銅線が被膜に覆われており、他の金属との接触時にショートしないように出来ていますが、被膜に衝撃が加わるとショートする事があるので注意しなければなりません。

配線を強く束ねてしまうと、ショートする事がありますので注意しなければならないでしょう。 被膜が破れた時は被膜の中にある導線と、車のボディなどが接触すると、配線がショートする事がありますので注意しなければなりません。

ヒューズが切れた時の対処の仕方

フック解除用と引抜き用の工具が必要

フック解除用と引抜き用の工具が必要

ヒューズが切れた場合は、切れたヒューズを交換する必要があります。

ヒューズボックスの中で、切れてしまったヒューズを抜き取って新しいヒューズに交換するのですが、本当にヒューズが切れているかどうかは実際に抜いてみて自分の目で確かめて見つけて行くしか方法はありません。

使われていない電装品に対応しているヒューズがあれば抜き、ヒューズが飛んでいないかどうかを調べる必要があるでしょう。ヒューズを抜く時は素手で抜いてはいけません。ペンチやヒューズプラーなどの道具を用いて行ってください。

抜いたヒューズを見て、もし飛んでいるのであれば、新しいものに確認しましょう。 新しいヒューズは抜いたものと同じ種類のものに交換しましょう。

容量や大きさが違うものを装着した場合、車の中の電装品が正常に機能しない場合がありますので、必ず容量や大きさを確認してから行うようにしましょう。

ヒューズがなくならない理由

ちょっとしたことでトラブルに!

ちょっとしたことでトラブルに!

車は年々進化し続けています。なのに何故、昔からある機械部品であるヒューズがいまだに使われているのでしょうか?それには理由があります。

車にはたくさんの電気配線が搭載されており、15キロ以上の重さ、2キロメートル以上の配線が使われているからです。

電気配線は、運転席やダッシュボード、バッテリーからエンジンルーム、各機器へ配線されています。 自動車のボディにはボディアースからマイナス電流が常時流れており、プラス配線が設置機器まで延長接続し、機器付近からはマイナス電流を取り込んでいます。

経年劣化した車や走行中の振動などで、プラス配線がこすれてしまい被膜が破れてしまう事もありますので気をつけなければなりません。被膜が破れプラス配線がマイナス配線と接触(短絡と呼びます。)する事によって、火災事故が発生する事もあります。

この火災事故を防ぐ大きな役割を担うのが、安全装置としての役割があるヒューズです。バッテリー付近で火災事故が発生しやすいので、バッテリー近くやヒューズボックスなどに、ヒューズが設置されています。

ヒューズは何処にあるのか?

ヒューズが切れた場合には、交換する必要がありますが、ではヒューズは何処にあるのでしょうか。

ボックスの場所は、車種によって違いがありますが、運転席の右下や運転席側のドアの下などにある事が多いです。正確に確認するには、車の説明書を確認する事が一番です。

ヒューズボックスの位置が分かったら、実際にヒューズボックスを開けてみましょう。蓋の部分にヒューズの位置が書かれていますので、電装品とヒューズの対応を確認しておきます。

ヒューズ交換のDIY

DIY用工具

DIY用工具

車についての知識と簡単な工具があれば、ヒューズ交換は自分でも行う事が出来ますが、あまり車の事をよく理解していない方は、交換は自分で行わない方が良いでしょう。

ここでは交換方法を簡単に説明します。まず、作業を始める前にエンジンを停止してからボンネットを開けます。 動かない電装部品があった場合も、エンジンを切らずに作業に入ると大変危険ですので、必ずエンジンを停止してから作業を行うようにしましょう。

シガーソケットの電源ラインは10アンペアのヒューズが入っている事がほとんどなのですが、10アンペア以上流した場合はヒューズが切れてしまいます。

シガーソケット以外にも、シガープラグ側のヒューズが切れた可能性もあるので、両方チェックする必要性があるでしょう。 一般的なプラグのヒューズ確認方法は、先端を手回しで開け、中のヒューズを抜き、交換します。

助手席グローブボックス裏や運転席足元にもボックスがありますので、ここも同様に確認して行きましょう。 内装を分解しなくても、簡単に交換できる場所にありますので作業はしやすいです。車の説明書を見ながら行って行きます。

ヒューズを抜く時は、ラジオペンチを使用して行います。掴んで引っ張るだけで簡単に抜く事が可能です。 新しいものに交換する時は、ボックスに対して電極を垂直に差すだけで簡単に交換する事が出来ます。

決められた電流値のものが取り付けられていますので、勝手に違う種類のものを入れ替えたり、容量が大きな別の種類のヒューズに交換してはいけません。電装部品を交換して切れた場合は、消費電流が高い可能性があります。

ヒューズの種類・規格

車に使用されているヒューズの種類には、板、ガラス管があります。 純正の電装品に使用されているヒューズには、一般的に板型が使われており、後付けの電装品の場合はガラス管型が使われています。

板型は、平型やミニ平型や低背などのタイプがあり、いくつかの規格があり、背の部分に数字でアンペアが書かれています。タイプやアンペア数をよく確認して新しいものを用意しましょう。

古い車や外車の場合は平型タイプのものが使われている事が多くあります。 ミニ平型は樹脂で出来たケース部分と電極のサイズが小さくなった小型タイプのものです。

低背は小さな形状をしており、現在の車種のほとんどが低背タイプのものを採用していますので、ヒューズ交換でよく使われます。 ガラス管型はDIYで取り付ける電装部品などによく使用されており、通常サイズのものとミニガラス管タイプのものがあります。

ミニガラス管タイプのものはホルダーもミニ管用のものが必要です。 ヒューズの規格は、1アンペアから40アンペアまで数多くの種類があります。

まとめ

リレープライヤ使用

リレープライヤ使用

今回は、ヒューズが飛んだ時の対処方法についてご紹介しました。電源をたくさん取り過ぎてしまった場合、ヒューズが飛んでしまう事もあります。 ちょっとした知識があるだけで、ヒューズ交換は自分で行う事が出来ます。

ヒューズが飛んでしまって困った時は是非試してみてください。 車にあまり詳しくない方は、自分で行うよりも整備工場やディーラーなどでプロにやってもらった方がより安全で確実です。


  • カービュー査定

関連する投稿


満足度の高いカーメンテナンスサービスランキング「ミスタータイヤマン」が総合1位に!【オリコン顧客満足度®調査】

満足度の高いカーメンテナンスサービスランキング「ミスタータイヤマン」が総合1位に!【オリコン顧客満足度®調査】

オリコン株式会社は、同社グループ会社である株式会社oricon MEが、過去2年以内に工賃を伴う自動車の整備サービスを依頼したことのある全国の18~84歳までの男女を対象に実施した『カーメンテナンスサービスについての顧客満足度調査』の結果を発表しました。


車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

季節の変化で気温が変わると必要になるのが車のエアコン。車のエアコンが効かなくなると、ドライブが快適ではなくなるだけでなく、車内が不快な環境になることもあります。今回は、そのエアコンのために補充が必要なエアコンガスについて、エアコンガスが少なくなったときに出る症状、補充の費用目安、自分での補充を行う場合の手順など徹底解説します。


パーツクリーナーとは?使い方やおすすめのアイテムまで徹底解説

パーツクリーナーとは?使い方やおすすめのアイテムまで徹底解説

カー用品店などで見かけることの多いパーツクリーナーですが、実際には使ったことがないという方もいらっしゃるでしょう。そこで、パーツクリーナーの役割や使い方、おすすめアイテムなどを紹介します。


【エンジンオイル】入れすぎた場合どうなる?見方は?確認方法と対処法まとめ

【エンジンオイル】入れすぎた場合どうなる?見方は?確認方法と対処法まとめ

エンジンオイル交換の際に、エンジンオイルを規定量よりも入れ過ぎてしまったらどうなるのでしょうか?本記事ではエンジンオイルをエンジンに入れすぎた場合のエンジンへの影響、エンジンオイルの量を測る方法や、エンジンオイルを入れすぎてしまった場合の対処法を掲載しています。


【交通安全協会】入会は任意、会費を払うメリットは?実はお得?

【交通安全協会】入会は任意、会費を払うメリットは?実はお得?

免許証の交付や更新時などに入会できる「交通安全協会」ですが、そもそも入会は任意なのか義務なのかといった疑問から、チャイルドシートの無料レンタルや協賛店の割引などの入会メリット、会費を紹介します。また、入会と退会の方法についても記載しています。


最新の投稿


スバル新型「レックス」発表!ついに4WDモデルが登場

スバル新型「レックス」発表!ついに4WDモデルが登場

スバルは2025年10月16日に、コンパクトSUV「レックス(REX)」の新たな4WDモデルを発表しました。「ダイナミックトルクコントロール4WD」を採用し、さまざまな道でもパワフルで余裕のある走りを実現したモデルです。


【軽自動車販売台数ランキング】一番売れてる"軽"はどれ!?人気の軽スーパーハイトワゴン戦を制するのは?

【軽自動車販売台数ランキング】一番売れてる"軽"はどれ!?人気の軽スーパーハイトワゴン戦を制するのは?

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した2025年9月新車販売台数ランキングによると、不動の人気を誇るホンダ「N-BOX」が1位なのはこれまでと変わらなかったほか、以下5位まで順位の変動はなく、順位が固定かされている様子が確認できました。6月にも新型となったダイハツ「ムーヴ」が3位で安定しており、同じくスライドドアを備えるダイハツの「タント」より人気があるようです。このほか12位だった日産「デイズ」が8位になるなど一部の車種が躍進を見せています。


日産 新型「キャラバン MYROOM」発表!車中泊性能が進化

日産 新型「キャラバン MYROOM」発表!車中泊性能が進化

日産は2025年10月16日、車中泊やワーケーションなどで活躍する商用バン「キャラバン MYROOM(マイルーム)」の一部改良モデルを発表しました。実際の販売は、同年12月15日より開始する予定です。


カギ110番の評判・口コミは本当?料金や対応範囲・他社比較まで徹底解説

カギ110番の評判・口コミは本当?料金や対応範囲・他社比較まで徹底解説

突然のカギトラブルに焦った経験はありませんか?「家のカギを失くした」「車のカギが折れた」「金庫が開かない」など、日常生活の中で起こるカギのトラブルは、いつどこで発生するかわかりません。そんなときに頼れるのが、全国対応・24時間受付のカギ解錠サービス「カギ110番」です。この記事では、カギ110番の料金体系や対応範囲、口コミ・評判、他社との違いまでを徹底的に解説します。この記事を読めば、カギ110番が急なカギトラブルにも安心して依頼できる根拠が見えてきます。


【新車販売台数ランキング】やっぱり「ヤリス」「カローラ」が強い?スバル「フォレスター」が大健闘!9月はどんな車が売れたのか

【新車販売台数ランキング】やっぱり「ヤリス」「カローラ」が強い?スバル「フォレスター」が大健闘!9月はどんな車が売れたのか

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した2025年9月の新車販売台数ランキングによると先々月急落して9位となり、先月3位になるなど乱高下していたトヨタ「ライズ」が安定し、上位1〜4位まで全く入れ替えがなかったほか、スズキの本格派コンパクトSUV「ジムニー」が15位まで急上昇するなど多くの変化がありました。