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ヒューズが飛んだ!ヒューズが飛んだ時の対処法とは?

ヒューズが飛んだ!ヒューズが飛んだ時の対処法とは?

ヒューズが飛ぶという言葉を聞いたことがある人も少なくないと思います。ヒューズが飛ぶとは、ヒューズが切れることを指す言葉です。ではこのヒューズとは何なのでしょうか。今回は車のヒューズについてご説明いたします。

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車にとってヒューズとは何か?

アイスヒューズも画期的

アイスヒューズも画期的

車のヒューズとは機器の配線と配線の間に取り付けられている小さな部品の事です。一定の電力が流れた時に溶ける性質を持った金属片で作られています。

ヒューズの役目は車の中で機器不良や配線がショートした時、電気の配線に想定外の負荷をかけてしまわない為に、溶ける性質で出来た金属片がある事によって、ヒューズが飛んで電力が流れないようにする役割があります。

また、一度切れた(飛んだ)ヒューズは、再利用する事は出来ません。 その為新しいものに取り替える必要があります。切れたヒューズを交換するまでは、電気系統が動かない状態になります。

具体例を挙げるとスライドドアが動作しなくなってしまう場合や、ウォッシャー液が出ないなどのトラブルがありますし、最悪の場合、車のエンジンが掛からない事もあります。

何故ヒューズは切れるのか?

ケーブル

ケーブル

車のヒューズが切れる(飛ぶ)原因は、第一に配線のショートが考えられます。 配線は通常内部の銅線が被膜に覆われており、他の金属との接触時にショートしないように出来ていますが、被膜に衝撃が加わるとショートする事があるので注意しなければなりません。

配線を強く束ねてしまうと、ショートする事がありますので注意しなければならないでしょう。 被膜が破れた時は被膜の中にある導線と、車のボディなどが接触すると、配線がショートする事がありますので注意しなければなりません。

ヒューズが切れた時の対処の仕方

フック解除用と引抜き用の工具が必要

フック解除用と引抜き用の工具が必要

ヒューズが切れた場合は、切れたヒューズを交換する必要があります。

ヒューズボックスの中で、切れてしまったヒューズを抜き取って新しいヒューズに交換するのですが、本当にヒューズが切れているかどうかは実際に抜いてみて自分の目で確かめて見つけて行くしか方法はありません。

使われていない電装品に対応しているヒューズがあれば抜き、ヒューズが飛んでいないかどうかを調べる必要があるでしょう。ヒューズを抜く時は素手で抜いてはいけません。ペンチやヒューズプラーなどの道具を用いて行ってください。

抜いたヒューズを見て、もし飛んでいるのであれば、新しいものに確認しましょう。 新しいヒューズは抜いたものと同じ種類のものに交換しましょう。

容量や大きさが違うものを装着した場合、車の中の電装品が正常に機能しない場合がありますので、必ず容量や大きさを確認してから行うようにしましょう。

ヒューズがなくならない理由

ちょっとしたことでトラブルに!

ちょっとしたことでトラブルに!

車は年々進化し続けています。なのに何故、昔からある機械部品であるヒューズがいまだに使われているのでしょうか?それには理由があります。

車にはたくさんの電気配線が搭載されており、15キロ以上の重さ、2キロメートル以上の配線が使われているからです。

電気配線は、運転席やダッシュボード、バッテリーからエンジンルーム、各機器へ配線されています。 自動車のボディにはボディアースからマイナス電流が常時流れており、プラス配線が設置機器まで延長接続し、機器付近からはマイナス電流を取り込んでいます。

経年劣化した車や走行中の振動などで、プラス配線がこすれてしまい被膜が破れてしまう事もありますので気をつけなければなりません。被膜が破れプラス配線がマイナス配線と接触(短絡と呼びます。)する事によって、火災事故が発生する事もあります。

この火災事故を防ぐ大きな役割を担うのが、安全装置としての役割があるヒューズです。バッテリー付近で火災事故が発生しやすいので、バッテリー近くやヒューズボックスなどに、ヒューズが設置されています。

ヒューズは何処にあるのか?

ヒューズが切れた場合には、交換する必要がありますが、ではヒューズは何処にあるのでしょうか。

ボックスの場所は、車種によって違いがありますが、運転席の右下や運転席側のドアの下などにある事が多いです。正確に確認するには、車の説明書を確認する事が一番です。

ヒューズボックスの位置が分かったら、実際にヒューズボックスを開けてみましょう。蓋の部分にヒューズの位置が書かれていますので、電装品とヒューズの対応を確認しておきます。

ヒューズ交換のDIY

DIY用工具

DIY用工具

車についての知識と簡単な工具があれば、ヒューズ交換は自分でも行う事が出来ますが、あまり車の事をよく理解していない方は、交換は自分で行わない方が良いでしょう。

ここでは交換方法を簡単に説明します。まず、作業を始める前にエンジンを停止してからボンネットを開けます。 動かない電装部品があった場合も、エンジンを切らずに作業に入ると大変危険ですので、必ずエンジンを停止してから作業を行うようにしましょう。

シガーソケットの電源ラインは10アンペアのヒューズが入っている事がほとんどなのですが、10アンペア以上流した場合はヒューズが切れてしまいます。

シガーソケット以外にも、シガープラグ側のヒューズが切れた可能性もあるので、両方チェックする必要性があるでしょう。 一般的なプラグのヒューズ確認方法は、先端を手回しで開け、中のヒューズを抜き、交換します。

助手席グローブボックス裏や運転席足元にもボックスがありますので、ここも同様に確認して行きましょう。 内装を分解しなくても、簡単に交換できる場所にありますので作業はしやすいです。車の説明書を見ながら行って行きます。

ヒューズを抜く時は、ラジオペンチを使用して行います。掴んで引っ張るだけで簡単に抜く事が可能です。 新しいものに交換する時は、ボックスに対して電極を垂直に差すだけで簡単に交換する事が出来ます。

決められた電流値のものが取り付けられていますので、勝手に違う種類のものを入れ替えたり、容量が大きな別の種類のヒューズに交換してはいけません。電装部品を交換して切れた場合は、消費電流が高い可能性があります。

ヒューズの種類・規格

車に使用されているヒューズの種類には、板、ガラス管があります。 純正の電装品に使用されているヒューズには、一般的に板型が使われており、後付けの電装品の場合はガラス管型が使われています。

板型は、平型やミニ平型や低背などのタイプがあり、いくつかの規格があり、背の部分に数字でアンペアが書かれています。タイプやアンペア数をよく確認して新しいものを用意しましょう。

古い車や外車の場合は平型タイプのものが使われている事が多くあります。 ミニ平型は樹脂で出来たケース部分と電極のサイズが小さくなった小型タイプのものです。

低背は小さな形状をしており、現在の車種のほとんどが低背タイプのものを採用していますので、ヒューズ交換でよく使われます。 ガラス管型はDIYで取り付ける電装部品などによく使用されており、通常サイズのものとミニガラス管タイプのものがあります。

ミニガラス管タイプのものはホルダーもミニ管用のものが必要です。 ヒューズの規格は、1アンペアから40アンペアまで数多くの種類があります。

まとめ

リレープライヤ使用

リレープライヤ使用

今回は、ヒューズが飛んだ時の対処方法についてご紹介しました。電源をたくさん取り過ぎてしまった場合、ヒューズが飛んでしまう事もあります。 ちょっとした知識があるだけで、ヒューズ交換は自分で行う事が出来ます。

ヒューズが飛んでしまって困った時は是非試してみてください。 車にあまり詳しくない方は、自分で行うよりも整備工場やディーラーなどでプロにやってもらった方がより安全で確実です。


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