室内広々ダイハツ ウェイク
ダイハツ ウェイクG“SA”
ダイハツ ウェイクは5ドアトールワゴンタイプの軽自動車で、室内空間が広いのが特徴の1つで、車体の全高が1,835mmと高めに取られていることもあり、室内高は1,455mmで軽自動車の中では最大になります。
ダイハツ ウェイクはシートアレンジの自由度が高く、背もたれを倒すと広いフラットな空間が確保できます。さらに荷室やラゲージアンダートランクの高さがしっかり確保されているので、ゴルフバッグを立てて収納することができるほどです。
室内高が高いのでロードバイクを搭載することも可能で、ダイハツ ウェイクは普段の移動だけでなく、スポーツやレジャーを楽しむのに便利に利用できます。
ダイハツ ウェイクで車中泊
ダイハツ ウェイク G"SA"
ダイハツ ウェイクは、広大なスペースを活かして大きな荷物を搭載することが可能となっています。シートアレンジを変えることで、広くフラットな空間で快適な車内が確保できます。
大きなバックドアを備えているので、マットや自転車・テントなどの荷物を簡単に車内に運ぶことができます。
車中泊仕様にシートをアレンジすると背の高い大人が体を伸ばして横になることができるほどで、市販のエアマットやクッションを敷けば快適に寝られるベッドが完成です。 後席の下部は床下収納スペースが設けられていて、クーラーボックスを入れることができます。
荷物を床下に収納すれば、大人2名で車中泊キャンプができるでしょう。車高が高いので、多くの荷物を搭載して車中泊キャンプに出かけても、快適に過ごせます。
ダイハツ ウェイクのグレード
ダイハツ ウェイク L“SA”
市販車の多くは2~3種類のグレードに分かれいていて、各グレードでオプションを追加する形になります。ダイハツ ウェイクは、オプションの有無も含めて細かくグレードが設定されているという特徴があります。
ウェイクは多くのグレードがありますが、大きく分けるとD・L・Gターボの3種類に分けられます。 Dは標準タイプ(2WDのみ)で、衝突軽減ブレーキ(スマートアシストⅢ)が標準装備されておらず、一つ上のD “SA III”グレード以上でスマートアシストが標準装備となります。
Lはミドルグレードで、Dと比べると各種装備が充実しているという特徴があります。Gは最上級グレードで、ターボエンジンが搭載されています。 LとGグレードにはそれぞれ2WDと4WDの設定があり、特別仕様車やレジャーエディションがあります。
レジャーエディションは防水仕様のフロアやフック・収納ボードなどを備えており、室内のライト類がLED化されています。 ダイハツウェイクを購入する場合は、最初に安全装備の有無を選びます。
そこから駆動方式(2WDと4WD)やエンジン(自然吸気とターボ)、装備内容に応じて最適なグレードを選んでいけばよいでしょう。
ダイハツ ウェイクの運動性能
ダイハツ ウェイク G"SA"
ダイハツウェイクの売りは車体が大きいことですが、運転のしやすさや運動性能の点でも優れた性能を持っています。前面には大きなフロントガラスが取り付けられており、運転席が高いので前方が確認しやすくて楽に運転できます。
車高が高いので横方向が不安定になると思われるかもしれませんが、車体を安定化させるための工夫も盛り込まれています。高剛性なサスペンションや左右のサスペンションを繋いで車体を安定化させる機構が採用されていて、安定した運動性能を発揮します。
4WD車も用意されていて、2WD車よりも走行時の安定性に優れています。ちなみ4WD車を選択しても、2WDと比べて燃費性能に大きな差はありません。
ウェイクの車体には空力フィンが取り付けられており、左右を流れる気流に渦を発生させて両側から押し付けることで走行安定性が図られています。車高の割に重心が低く抑えられているので、車高が高くても走行時に安定感が感じられるでしょう。
■ダイハツ ウェイクのインテリア
ダイハツ ウェイクのインテリアの特徴は、機能性を重視し、インパネの周囲には多くの収納スペースが設けられています。メーター類はダッシュボードの中央部に配置されており、運転席のデザインはすっきりした印象になっています。
助手席の座面下部にかなり大きな収納スペースが設けられていて、取り外しが可能なトレーが付いています。 シフトノブは運転席と助手席の間のフロアではなく、インパネに配置されています。
これによりフルフラットにしても広い空間を確保できます。トランクの後部にはシガーソケットがあり、フルフラットの状態で電源を取ることができます。
ウェイクのインテリアは機能性・収納スペースを重視していて、助手席の背面は倒すとテーブルにできるようになっています。後席の出入り口はスライドドアで、後席側面には飲み物やスマホを収納できるポケットが付いています。
シートの素材は全車撥水加工が施されていて、濡れた荷物を搭載することが考慮された設計です。後部座席はレバーを引くとリクライニングが可能で、シートそのものを前後に移動させることができます。
後部座席の背もたれを前に倒せば、大きな荷物を搭載することが可能になります。上級グレードでは後部座席の窓にはロール式のサンシェードを備えているので、車中泊に便利となります。
■ダイハツ ウェイクのエクステリア
ダイハツ ウェイクの外観ですが、他のトールワゴンタイプの軽自動車と同じような箱型となっており、前面のヘッドライトとフォグランプは角型で、大きなサイズに仕上げられています。ボディの高さですが、ライバルのスズキスペーシアギアよりも35mmほど高くなっています。
たった5cmの差ですが、ダイハツウェイクのほうがかなり大きく見えます。外から見ても、フロントガラスのサイズが大きい様子がわかります。
スマートアシストを装備したグレードでは車体後部にはコーナーセンサーが付いていて、障害物との距離を検知すると音で知らせてくれます。障害物が近づくと信号音の間隔が短くなるので、車庫入れの時に威力を発揮します。
ダイハツウェイクのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,835mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,455mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 990kg | |
燃費 | WLTCモード:17.4km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 | |
最高出力 | 38kW(52PS)/6,800rpm | |
最大トルク | 60N・m(6.1kg・m)/5,200rpm | |
駆動方式 | FF(前2輪駆動) | |
トランスミッション | CVT |
ダイハツ ウェイクの新車価格
D | 1,250,000円 |
D “SA Ⅲ” | 1,310,000円 |
L“SA Ⅲ” | 1,440,000円(2WD) 1,555,000円(4WD) |
L“レジャーエディション SA Ⅲ” | 1,480,000円(2WD) 1,595,000円(4WD) |
Gターボ “SA Ⅲ” | 1,550,000円(2WD) 1,665,000円(4WD) |
Gターボ “レジャーエディション SA Ⅲ” | 1,590,000円(2WD) 1,705,000円(4WD) |
※ダイハツ公式サイトより(2020年9月現在)
いずれも特別仕様車を除いたメーカー希望小売価格で、北海道を除く地域の税抜き価格となります。トランスミッションは全車CVT(AT)のみの設定となっています。
ダイハツ ウェイクの中古車価格
ダイハツウェイクの中古車価格帯を、グレードごとにご紹介します。
Dグレード:50万円台~190万円台で、Lグレードは50万円台~170万円台で、Gグレードは60万円台~190万円台となっています。
中古車の中には、走行距離が数十km程度の未使用車・展示車両なども含まれています。
※情報は車情報サイトresponse中古車価格より(2020年9月現在)
ダイハツ ウェイクのライバルは?
N-BOX G・Lパッケージ
ダイハツ ウェイクと同じボディタイプ・価格帯のライバル車に、ホンダ N-BOXとスズキ スペーシアなどがあります。いずれも車高が高くて室内空間が広いという特徴がありますが、快適性や搭載出来る荷物のサイズなどが異なります。
ダイハツ ウェイクとホンダ N-BOXを比較した場合ですが、ウェイクは室内高の高さでN-BOXに優るものの、N-BOXは後席の座面をはねあげて収納できるというウェイクにはない機能もあります。
ただしホンダ N-BOXは、ウェイクのように前席から荷室までフルフラット状態にするシートアレンジができないので、車中泊はウェイクのほうが快適となります。 スズキスペーシアは全長・全幅はウェイクと同じで、ホイールベースが5mmほど長くなっています。
スペーシアの全高は1,785mmでウェイクよりも低く、車両重量は100kgほど軽くなっています。しかしウェイクも、車高が高くても安定した走行性能を持っています。
スペーシアはマイルドハイブリッドを搭載しているので、WLTCモード燃費は20.2〜22.2km/Lです。ウェイクはハイブリッド機構を備えていないものの、燃費は16.1~17.4km/Lとなっています。
ダイハツ ウェイクの評判
ダイハツ ウェイク
インターネット上の口コミサイトには、実際にウェイクを購入して使用しているオーナーの感想や意見が寄せられています。好意的な口コミでは、室内が広くて快適・アウトドア用の荷物が運べる・運転席が高いので運転しやすいなどがありました。
不満な点として、加速力が弱い・内装が安っぽいなどの意見が見られました。全体的に見ると、アウトドアレジャー用に利用しているユーザの間で満足している人が多いこと、がわかります。ダイハツ ウェイクは、車中泊キャンプを予定している方にもおすすめとなります。
まとめ
ダイハツ ウェイク
ダイハツ ウェイクは法律上は軽自動車なので、維持費が安いというメリットがあります。それでも車内空間が広いので、ミニバン並みに快適に過ごせるという特徴があります。機能性・快適性重視で軽自動車をお探しの方は、ダイハツ ウェイクを検討してみてはいかがでしょう。