トップへ戻る

インフィニティってどんな車?QX55についても解説

インフィニティってどんな車?QX55についても解説

日産自動車が販売する高級ブランド車のインフィニティは、スポーティーなエクステリアやラグジュアリーな質感が魅力の車です。現在までにさまざまな車種が登場していますが、日本国内では取り扱いがないため、どのような車なのか詳しく知りたいという方もいるのではないでしょうか。最近では、今後海外市場で発売される予定の最新モデル「QX55」が世界で注目を浴びています。そこで今回は、インフィニティや現在発売されている車種、新たに発表されたQX55について徹底解説します。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


インフィニティとは

インフィニティ Q50 オールージュ

インフィニティ Q50 オールージュ

インフィニティとは1989年に日産自動車が発表してから現在まで続くブランドのひとつで、同社の中では高級車に位置づけられています。

最初に発表されたのはセダンの「Q45」とクーペの「M30」で、徐々に拡大を続けてアジアや中南米、アフリカや中東など幅広い地域で展開されており、その数は約40ヶ国にものぼります。一時期は欧州でも展開していましたが、2020年春を最後に同エリアからは撤退しているのが現状です。

欧州エリアからの撤退と同時期に本社を香港から横浜へと移転しています。しかし日本国内で開発は行われているもののインフィニティの販売自体はされておらず、アジア地域は中国をメインターゲットとして拡販施策が進められています。

また、中国のほかにも北米が主要なターゲットに設定されており、これまでのガソリン車だけでなくEVモデルの開発を進めています。

インフィニティの特徴

インフィニティ QX55

インフィニティ QX55

ここでは、インフィニティの特徴について解説します。

セダン・クーペ・SUVの3種類がメイン

これまでのインフィニティはセダン・クーペ・SUVの3種類が発売されており、中でもSUVがラインナップの主流となっています。

セダンは「Q50」、クーペは「Q60」があるものの、その他のモデルは基本的にSUVであり、サイズはミドルサイズSUVやクロスオーバーSUV、大型SUVなどさまざまです。

スポーティーなエクステリア

インフィニティの最大の特徴は、そのダイナミックでスポーティーなエクステリアにあります。

大胆にデザインされたフロントが迫力ある印象を与えつつ、流れるようなルーフラインを両立することで美しさも表現している見事なデザインが魅力といえるでしょう。

ラグジュアリーな質感

外見はダイナミックな印象のインフィニティですが、内装はラグジュアリーな質感を意識して作られており、快適な時間を過ごせる空間に仕上げられています。

座り心地の良いシートや使い勝手の良さを考慮したインパネ周りなど、一つひとつの要素に快適性を追求した工夫があしらわれているのが特徴です。

現在購入できるインフィニティの車種は?

インフィニティQX50

インフィニティQX50

現在販売中のインフィニティは全部で5種類あり、それぞれ特徴も異なります。ここでは、その中でもSUVの3台の特徴を詳しく解説します。

QX50

QX50は2003年に登場したモデルで、当初は「インフィニティEX」という名称で販売されていました。現行型は2018年に発表された2代目となっており、クーペを意識したクロスオーバーSUVで、流れるようなラインの美しさが目を引くモデルです。

インフィニティらしいパワフルさはそのままに、コンパクトなボディであることから街乗りでも制御しやすいのが特徴のひとつといえるでしょう。日本では初代モデルが、「QX50」という名称ではなく「スカイラインクロスオーバー」として販売されていましたが、2016年に販売を終了しています。

QX60

QX60は2012年に初登場したモデルで、インフィニティでは初めて3列シートを採用した7人乗りのクロスオーバーSUVです。QX50とQX70の間に位置するモデルではあるものの、QX70に比べるとボディサイズが少し大きめに作られているのが特徴です。7人乗りのため大人数のレジャーなどに活躍するモデルといえるでしょう。

当初は「JX」という名称で販売されていましたが、後に「QX60」に改称されています。2020年9月には「QX60モノグラフ」というコンセプトカーが発表されており、新型の登場も予測されているモデルです。

QX80

QX80はQX56という車名で初代の販売が開始されたモデルで、パワフルな性能が魅力の大型SUVです。7人乗りと8人乗りがラインナップされており、ボディサイズは全長5メートルを超える大迫力となっています。

パワートレインも400馬力を記録する5.6リッターV型8気筒ガソリンエンジンと、7速オートマチックトランスミッションを備えており、重厚感あふれる走りを実現できます。

現在判明しているインフィニティ「QX55」の特徴

インフィニティ QX55

インフィニティ QX55

ここからは、現在明らかになっているインフィニティの新型「QX55」の特徴についてご紹介します。

QX70の後継車

「QX55」は2003年に初代が登場し、2代目の2017年モデルを最後にモデルチェンジが行われないまま市場から姿を消したクーペSUVである「QX70(FX)」の後継車にあたる位置づけとされており、デザインの流れを引き継いでいます。

クーペのデザインをさらに磨き上げた伸びやかで流麗なフォルムや、日本の「折り紙」から着想を得たフロントグリルなどが特徴で、洗練された雰囲気を持ち合わせています。

機能的でダイナミックなエクステリア

フロントには「QX50」と共通のデザインが採用されていますが、力強さが増し、前面に大きくせり出したようなデザインが印象的です。過去に日本でも展開していた「スカイラインクロスオーバー」の流れを引き継いでいるため、中には馴染みのある方もいるでしょう。

グリルにも奥行きを持たせてよりダイナミックな印象を強めていますが、かといって美しさを損なわないのがQX55の特徴です。ピアノキーに似た印象のテールランプには45個のLEDが採用されており、ボンネットから続くルーフラインは全体の優美さを際立たせています。

インテリアの装備が充実

エクステリアの美しさも魅力的なQX55ですが、インテリアの装備も非常に充実しています。車内は定員5名が快適に乗車できる広々とした空間が確保されており、体格の大きな方でもリラックスして過ごせるように38.7センチメートルのレッグスペースを設けています。大人数や長距離の移動でも苦にならないさまざまな工夫が施されているのです。

また、リアシートは可動式となっているため、荷物が多いときにはスライドさせてラゲッジスペースを広く取ることも可能です。QX70ではエクステリアを重視したことで車内の機能が犠牲になっている部分がありましたが、QX55では快適性も十分に考慮された設計が意識されています。

インフィニティは今後日本で販売される?

インフィニティQ50

インフィニティQ50

これまで日本では展開されていないインフィニティですが、残念ながら現在のところは国内に導入する予定はないようです。

今後発売される予定のQX55や新型の発売が予測されている「QX60」が海外で好調であれば、日本で発売される可能性がないわけではない、といった程度に考えておくと良いでしょう。

まとめ

インフィニティQX55

インフィニティQX55

インフィニティや現在発売されている車種、現在明らかになっているQX55の情報などについてお伝えしてきました。スポーティーかつラグジュアリーな質感が魅力のインフィニティは、発売当初から高級車として世界で人気を博しています。

今後発売される予定の「QX55」は、残念ながら現在のところは日本国内での取り扱いは予定されていないようです。しかし海外での売れ行き次第ではドライバーの要望に応えて登場する可能性もないわけではないため、今後の展開に期待しましょう。

関連する投稿


新型フェアレディZ NISMO初公開!2024モデルやカスタマイズドエディション追加も今すぐは買えない?

新型フェアレディZ NISMO初公開!2024モデルやカスタマイズドエディション追加も今すぐは買えない?

日産は、2023年8月1日、一部仕様を向上した新たな「フェアレディZ 2024年モデル」を発表しました。合わせてパフォーマンスを向上させた「フェアレディZ NISMO」を新たに追加しました。さらに、「東京オートサロン2023」に出展された「フェアレディZ Customized Edition」を再現できる日産純正アクセサリーパッケージも同年10月下旬に発売するようです。


3列シート/7人乗りSUV 国産車&外車 25車種を一覧で比較!

3列シート/7人乗りSUV 国産車&外車 25車種を一覧で比較!

ファミリーカーとして人気を博しているミニバンに待ったをかけるのが、多人数も乗れるSUV。最近では3列シート・7人乗りSUVが続々市場に導入されています。本記事では、現在日本で購入可能な、現役の国産車から外車まで、ありとあらゆるメーカーの「3列シート/7人乗り SUV」についてまとめてご紹介します。


【2023年】日産の現行スライドドア車まとめ!伝統のミニバンから軽まで種類が豊富

【2023年】日産の現行スライドドア車まとめ!伝統のミニバンから軽まで種類が豊富

ご家族で利用される車についていて欲しい機能といえばスライドドア。お出かけやお買い物、とっさの雨でのお出迎えまで、スライドドアが付いていれば日々のカーライフがより充実すること間違いなしですよね。先進の運転支援技術で人気の日産のラインアップでも、スライドドアを装備した車が多数用意されています。一覧でご紹介していきますので、一体どの車種があなたにぴったりなのか、検討してみては。


【2022年上半期】ミニバン販売台数ランキング!今売れてるミニバンはこれだ!

【2022年上半期】ミニバン販売台数ランキング!今売れてるミニバンはこれだ!

クルマのボディタイプでも1、2を争う人気のミニバン。ファミリーに人気のタイプから高級志向のミニバンまで幅広いタイプのミニバンが存在します。この記事ではどんなミニバンが人気なのか、自販連が発表している月別統計データをもとに、ミニバン販売台数上位車種をご案内します。どのミニバンが人気で売れたのか?ランキング形式で見ていきましょう!


日産 サクラ(SAKURA)の価格、内装、発売日、納期まで徹底解説!

日産 サクラ(SAKURA)の価格、内装、発売日、納期まで徹底解説!

新型軽自動車EV 日産 サクラは2022年5月20日に初披露され、注目されている電気自動車です。日本の電気自動車の時代を彩り、代表する車になってほしいという思いもあるので期待も高まっています。この記事では、日産 サクラのグレードや人気のカラーなどの情報をまとめていますので、購入を検討中の方は参考にしてください。


最新の投稿


トヨタ新型「スープラ」発表!高性能な最終モデル”A90 Final Edition”も登場へ

トヨタ新型「スープラ」発表!高性能な最終モデル”A90 Final Edition”も登場へ

2024年11月28日、TOYOTA GAZOO Racingは、トヨタ「スープラ(3.0Lモデル)」の一部改良モデルを発表し、合わせて特別仕様車「スープラ“A90 Final Edition”」を公開しました。一部改良モデルは2025年春以降順次発売予定、特別仕様車は検討中とのことです。


冬用タイヤ規制とは?発令条件や規制クリアできるタイヤ、高速道路走行中発令時の対応方法まで徹底解説

冬用タイヤ規制とは?発令条件や規制クリアできるタイヤ、高速道路走行中発令時の対応方法まで徹底解説

冬季になると日本の多くの地域で、道路が雪や氷で覆われるため、タイヤの滑り止め対策が必要になります。特に高速道路では、冬用タイヤ規制が導入されることがあり、安全な運転のために適切な対応が求められます。この規制は、タイヤが適切でない場合に道路を走行することを制限するもので、ドライバーにとって重要なルールとなっています。この記事では、冬季やスキーなどで山岳部への移動で高速道路をご利用される方に向けて、冬用タイヤ規制について詳しく解説します。


スポーツカーの高額成約事例多数!セルカが希少車に強い理由を徹底解説します

スポーツカーの高額成約事例多数!セルカが希少車に強い理由を徹底解説します

他を圧倒する高額成約で人気急上昇中の車売却サービス、セルカ。セルカの魅力とスポーツ系車種の実際の成約実績を紹介します。


オールシーズンタイヤはやめたほうがいい?特徴やメリット・デメリットを徹底解説

オールシーズンタイヤはやめたほうがいい?特徴やメリット・デメリットを徹底解説

オールシーズンタイヤは、その名の通り、1年を通して使用できるタイヤとして注目されています。特に近年、雪が少ない地域や都市部で利用する方が増えており、「タイヤ交換の手間が省ける」といった利便性が評価されています。しかし、降雪シーズンを迎えるにあたり、オールシーズンタイヤへの履き替えで後悔しないのか不安を抱く人も多いのではないでしょうか。この記事では、オールシーズンタイヤの購入を検討されている方に向けて、基本的な特徴から、スタッドレスタイヤとの違い、メリット・デメリットまで徹底解説します。


2024-2025年 年末年始の渋滞、帰省ラッシュは12月29日と1月2日、Uターンラッシュは1月3日に!NEXCOが渋滞予測を発表

2024-2025年 年末年始の渋滞、帰省ラッシュは12月29日と1月2日、Uターンラッシュは1月3日に!NEXCOが渋滞予測を発表

NEXCO東日本/NEXCO中日本/NEXCO西日本/JB本四高速/(公財)日本道路交通情報センターは、2024-2025年の年末年始期間(2024年12月27日(金)~2025年1月5日(日)の10日間)における高速道路での交通集中による渋滞予測を発表しました。