ステーションワゴンとは
《画像提供:Response》〈APOLLO NEWS SERVICE〉VW パサート 次期型プロトタイプ(スクープ写真)
ステーションワゴンとは、前部にエンジンが納まっているボンネット部分、後部に乗員の座席とひとつづきの荷室を備えているタイプの車で、いわゆる2ボックスタイプの車両です。以前はセダンやコンパクトハッチバック、商用バンをベースにボディ形状の変更や延長などを行って作られた車種が多かったのですが、近年でははじめから2ボックス式となる車両設計の車両が中心です。
車検証上ではミニバンやSUVも含む2ボックスタイプ形式全般がステーションワゴンとなりますが、ここでは全高や車高が高いミニバンやSUVとは区別して紹介します。
ステーションワゴンをおすすめできる方
ステーションワゴンの強みはなんといってもその積載能力の高さ。ワンボックスバンには敵わないものの、セダンやコンパクトハッチバックと比較すると使い勝手の高い荷室が特徴です。
車高が低くホイールベースも長い車両が多いため、走行性能が高く、直進安定性やコーナリング性能にも優れています。そのため、長距離移動が多い方や山や峠などのワインディングコースの先に目的地があるキャンプや釣り、ゴルフなどの趣味にはうってつけの車両といえます。
高さのない荷物であれば、長いものでも積載可能で、シート形状がフラットできる車両が多いので、車中泊にも活用できます。
また、全高が低いので市街地やマンションなどの機械式駐車場にも対応できるモデルが多いのもポイントです。
ステーションワゴンの選び方
一口にステーションワゴンといっても様々なモデルがあるので、選ぶ際の重点をどこに置くかによっても選択肢が変わってきます。
例えば、ゴルフが趣味の方が3名以上で車を使う場合、車両全長が大きくリアシートを倒さずにゴルフバックが積める車両と、リアシートを倒さないとゴルフバックが積めない車両では、使いやすさや満足度に影響が出てきます。
また、自宅駐車場が機械式で高さ制限がある場合は、その駐車場にあった全高の車両を選択しなければなりません。用途や条件をよく比較した上で、それに合う一台を選んでください。
■価格
ベース車両が商用バンやコンパクトハッチバックをベースに作られたステーションワゴンは、比較的安価なモデルが多く、セダンベースや専用設計のステーションワゴンは高価なモデルが多いのが特徴です。
さらに、プレミアムブランドといわれるメーカーの車両には、スポーツカーを凌駕するほどの性能を持ちあわせた、ハイパフォーマンスモデルも存在します。
予算にあった車選びができるよう、この記事ではスペックや特徴とともに、参考価格も記載しますので、チェックしてみてください。
■燃費
ステーションワゴンは、ミニバンやSUVと比べると空力性能に優れているため、ミニバンやSUVより燃費のいいモデルが多いようです。
ハイブリッド専売モデルをステーションワゴンにした車種や、トルクフルな走りが特徴で燃費の良いディーゼルエンジンの車種など、メーカーやモデルによって、さらに選択肢が広がります。
■走行性能
ステーションワゴンは低い全高にホイールベースが長い車両が多いため、直進安定性やコーナリング性能にも優れており、長距離の移動や山坂道での走行での疲れにくさも特徴のひとつ。
空力性能に優れたモデルが多いので、横風の強い海沿いを走る場面が多い方にもおすすめです。
近年のSUVブームもあってか、ステーションワゴンとSUVのいいところをバランスよく取り入れた、車高の高い4WDクロスオーバーモデルも存在。このタイプは、キャンプなどの不整地を走ることが多い方に人気のモデルです。
■安全性能
長距離移動が多い方や運転に自信のない方は、先進運転支援機能がついたタイプがおすすめです。先進運転支援機能とは、安全を第一に考えられた歩行者検知やレーンキープなどのアシスト機能がついたものを指します。高速道路では前走車と一定の距離を保ちつつ、アクセルとブレーキのアシストをしてくれるなど、メーカーや車種によってもその機能は変わります。
先進運転支援機能がついてる車種は、比較的高価な傾向にありますが、その有無によって運転の疲労感が違うので、コストとのバランスをみつつ、検討してみましょう。
■積載量
ステーションワゴンの一番の魅力といっても過言ではないのが積載量です。
開口部の広さや高さなども車種によって様々ですし、タイヤハウスの張り出しやフック、レールの有無、室内の凹凸など、実際に見てみるとイメージも湧きやすいので、可能であれば実車の確認をおすすめします。ゴルフバックや釣り道具など、普段から積む機会が多いものが積載可能かどうか、実車で試してみましょう。
また、トランクの床下スペースに収納がある車も多いので、床下スペースの使い勝手も忘れずにチェックしましよう。
■ライフスタイル
1~2人乗車での移動が多い方はリアシートが少し狭くても荷室が広く取れている車がおすすめです。一方、普段から3~5人乗車が多い方やお子さんがまだ小さい方は、リアシートの広さや開口部の確認にも重点を置きましょう。
ステーションワゴンは、趣味でたくさんの荷物を積んで長距離を走る方や、ファミリー層でも子供1~2人までの方にぴったりの車です。
車種によっては6~7人乗りの3列シートを備えた車種もあり、ミニバンやSUVに比べて走行性能の高さも特徴で、ドライブの道中も快適に過ごせます。
国産ステーションワゴンおすすめ車種10選!
国産ステーションワゴンは、新車でのラインアップは現在下火ではあるものの、中古車も含めると選択肢も増え、それぞれ違う特徴や強みがあります。
■トヨタ カローラ ツーリング:現行モデルは若返り!使い勝手抜群のベーシックカー
《画像提供:Response》〈撮影:雪岡直樹〉トヨタ カローラツーリング
トヨタのベーシックカーの代表格であるカローラ。そのカローラのステーションワゴンモデルが、このカローラ ツーリングです。
先代までのカローラのステーションワゴンは「フィールダー」がついてましたが、現行モデルからは「ツーリング」になり、カローラ ツーリングの名称が与えられました。
カローラ ツーリングとなって、デザインと走りが大きく生まれ変わり、車本来の楽しさを追求しています。
「ツーリング」の名称にも込められているように、長距離移動も得意とします。ベース車両のカローラ スポーツより全長が120mm延長されており、長尺物の積載にも優れていながら、日本の道路事情にもぴったりなサイズなのが強みです。
エクステリアは、トヨタ新開発のTNGAプラットフォームの採用により、低重心なシルエットを実現し、ワイド&ローでスタイリッシュなデザインを採用。力強くスポーティなフロントグリルは、かつてのカローラの概念を覆す程の斬新なスタイルです。
安全機能では最新の予防安全機能である、「Toyota Safety Sense(トヨタ セーフティセンス)」を標準装備しています。
ベーシックカーでありながらもステーションワゴンの基本機能は必要十分以上。燃費の良いハイブリッドモデルの選択も可能です。
6MTモデルの「W×B(ダブルバイビー)」もあるので、走り好きも満足できる一台です。
コスパ抜群、選択肢も広がるカローラ ツーリングは、ステーションワゴンを選択する際にはチェックしておきましょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,495mm×1,745mm×1,460mm |
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ホイールベース | 2,640mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,350kg |
燃費 | WLTCモード:29.5km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒 ガソリン 1,797cc |
エンジン最高出力 | 72kW(98ps)/5,200rpm |
エンジン最大トルク | 142N・m(14.5kgf・m)/3,600rpm |
モーター種類 | 交流同期電動機 |
モーター最高出力 | 70kW(95ps) |
モーター最大トルク | 185N・m(18.9kgf・m) |
駆動方式 | 前輪駆動方式 |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
新車価格 | 2,236,364円(消費税抜) |
■トヨタ カローラ フィールダー:コンパクトでも使いやすい、今や希少な5ナンバーボディ
《画像提供:Response》トヨタ・カローラフィールダー
フルモデルチェンジによりカローラ ツーリングが発売されるも、先代のフィールダーもいまだ健在です。
カローラ ツーリングが3ナンバーに大型化したのに対して、こちらのフィールダーはコンパクトな5ナンバー。駐車場事情や狭い道を通ることが多い方にはコンパクトなフィールダーをおすすめします。
フィールダーは「大人4人が、安心・安全、快適に長距離を移動できるミニマムサイズのクルマ」をテーマにした車です。
ガソリン車とハイブリッド車が選択できるのも高ポイント。
運転が好きでマニュアルミッションじゃないと嫌だ!という方でも問題なし!ガソリン車にはMTも用意されています。
さらに、最先端の予防安全技術「Toyota Safety Sense」も標準装備。
また、オプションではありますが、駐車場などでのアクセルとブレーキの踏み間違え時の衝突軽減をするパーキングサポートブレーキの選択も可能です。
基本を押さえたコンパクトワゴンとして、質実剛健なステーションワゴンが欲しい方には特におすすめの一台です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,400mm×1,695mm×1,475mm |
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ホイールベース | 2,600mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | CVT:1,120kg MT:1,100kg |
燃費 | WLTCモード:CVT:19.8km /L WLTCモード:MT:17.2km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒 ガソリン 1,496cc |
エンジン最高出力 | 80kW(109ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | CVT:136N・m(13.9kgf・m)/4,400rpm MT:138N・m(14.1kgf・m)/4,400rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | 前輪駆動方式 |
トランスミッション | CVT/MT |
新車価格 | CVT:1,707,545円(消費税抜) MT:1,598,545円(消費税抜) |
■トヨタ プリウスα:燃費も人数も安全装備も譲れないあなたにはこの一台
《画像提供:Response》《写真提供 トヨタ自動車》トヨタ・プリウスα
プリウスの特徴である低燃費や環境性能を継承しながらも、広い室内空間を備えたのがこのプリウスαです。
5名乗車の2列シートのタイプに加え、7名乗車の33列シートタイプの選択も可能とした2タイプを設定。
発売当時、3列シート車にはトヨタのハイブリッド量産車としては初めてのリチウムイオン電池を採用し、これまでの3列シートハイブリッド車の燃費性能を凌駕するものとなりました。
また、空力性能にもこだわっており、Cd値は0.29と997型ポルシェ 911と変わらぬ数値を叩き出しています。
ハイブリッドシステムとリチウムイオン電池、さらにはこの空力性能が相まって、3列シート7名乗車のステーションワゴンとしては、驚異の燃費性能が話題となりました。
安全機能にも抜かりは無く、2017年12月以降のモデルでは衝突回避支援パッケージの「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備しているので、普段から乗車人数が多い方で、ランニングコストや燃費性能にもこだわりたい方には、プリウスαをおすすめします。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,645mm×1,775mm×1,575mm |
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ホイールベース | 2,780mm |
最大乗車定員 | 5名/7名 |
車両重量 | 1,460kg/1470kg |
燃費 | JC08モード:26.2km/L |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒DOHC ガソリン 1,797cc |
エンジン最高出力 | 73kW(99ps)/5,200rpm |
エンジン最大トルク | 142N・m(14.5kgf・m)/4,000rpm |
モーター種類 | 交流同期電動機(永久磁石式同期型モーター) |
モーター最高出力 | 60kW(82ps) |
モーター最大トルク | 207N・m(21.1kgf・m) |
駆動方式 | 前輪駆動方式 |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
新車価格(販売当時) | 2,984,000円(消費税抜) |
中古車価格 | 37.9~349.0万円 |
■スバル レヴォーグ:先進の安全装備とかっ飛びハイパワー快速ワゴンの選択も可能
《画像提供:Response》〈写真撮影:関口敬文〉レヴォーグSTI スポーツ#のプロトタイプを展示。
スバルの稼ぎ頭であったレガシィツーリングワゴンがラインアップから外れた2014年のタイミングで導入されたのが、このレヴォーグ。
そんなレヴォーグも、2020年に2代目へフルモデルチェンジ。スバルが長年培ってきた車造りのノウハウと、最新技術を注ぎ込んで開発されました。
ラインアップは1.8Lと2.4LのDITターボエンジン。1.8L DITターボでも長距離や高速移動でも必要十分なパワーが備えられていますが、それでも満足できない走行性能を求める方には、ぜひ2.4L DITターボのかっ飛び快速モデルを選択してみてください。
スバルグローバルプラットフォームとフルインナーフレーム構造により、走りの質感も飛躍的に向上しています。
スバルは安心と安全にも力を入れており、カメラとレーダーの組み合わせにより安全性を進化させた「新世代アイサイト」を全車に標準装備。この機能により、渋滞中のアクセルやブレーキアシスト、高速道路などで前車についていく機能(全車速追従クルーズコントロール)が備わっているので、移動先でアクティブに活動しすぎて疲れた場合でも、運転の疲労感を軽減してくれます。
全高も1,500mmと低重心なので、ほとんどの立体駐車場や機械式駐車場にも駐車可能です。
走りの良さと安全性に重点を置く方には、レヴォーグを検討してみてはいかがでしょうか。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,755mm×1,795mm×1,500mm |
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ホイールベース | 2,670mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,630kg |
燃費 | WLTCモード:11.0km/L |
エンジン種類 | 水平対向4気筒DOHC16バルブターボ ガソリン 2,387cc |
エンジン最高出力 | 202kW(275ps)/5,600rpm |
エンジン最大トルク | 375N・m(38.2kgf・m)/2,000-4,800rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | AWD(常時全輪駆動) |
トランスミッション | スバルパフォーマンストランスミッション (マニュアルモード付)前進無段後退1速 |
新車価格 | 4,040,000円(消費税抜) |
■スバル インプレッサ スポーツ:4WDが得意のスバルのコンパクトワゴン
《画像提供:Response》〈写真提供:SUBARU〉スバル インプレッサ スポーツ 1.6i-S アイサイト アクセントブラック
5ドアハッチバックワゴンであるスバル インプレッサ スポーツ。コンパクトなサイズながら、十分な居住性を確保しています。
エンジン種別は水平対向エンジンの1.6Lと2.0LのNAエンジンから選択可能です。
パワフルで気持ちいNAエンジンと、スバルが長年培ってきた4WD技術、さらにはオプションでアイサイトも選択でき、候補の幅も広がります。
4WDが強みでもあるため、ウィンタースポーツへ出かける人にもおすすめの一台です。
スバルグローバルプラットフォームの採用により、乗り心地の良さとハンドリング性能を高い次元で両立しています。
車自体がコンパクトなため、2列目シートを起こしたままの荷室は、購入前にしっかりと確認されることをおすすめします。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,475mm×1,775mm×1,480mm |
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ホイールベース | 2,670mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 2WD:1,300kg AWD:1,360kg |
燃費 | WLTCモード:2WD:14.1km/L AWD:13.5km/L |
エンジン種類 | 水平対向4気筒DOHC16バルブ ガソリン 1,599cc |
エンジン最高出力 | 85kW(115ps)/6,200rpm |
エンジン最大トルク | 148N・m(15.1kgf・m)/3,600rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | 2WD/AWD(常時全輪駆動) |
トランスミッション | リニアトロニック(マニュアルモード付)前進無段後退1速 |
新車価格 | 2WD:1,820,000円(消費税抜) AWD:2,020,000円(消費税抜) |
■スバル レガシィ アウトバック:雪道もお任せ!アメリカ市場で大人気のクロスオーバーワゴン
《画像提供:Response》〈写真提供:SUBARU〉スバル レガシィアウトバック リミテッドEX
レガシィとしては7代目となる、現行のレガシィ アウトバック。日本においては、ステーションワゴンブームがあった20~30年程前に大人気だったレガシィ ツーリングワゴンも今は無く、クロスオーバーワゴンのアウトバックのみ。
そんなレガシィ アウトバックは、2019年の北米の新車市場の1%を占める18万台も販売しました。人気の理由は、ステーションワゴンの使い勝手や運動性能の良さはそのままに、車高を少し上げて、不整地での走破性も確保しているところでしょう。室内空間の広さとスバルが長年培ってきた使い勝手の良いステーションワゴンの機能、それに加え先進安全機能「アイサイト」やAWDであることなど、安全性能と使い勝手、走りの良さのバランスが取れています。
荷室も2人が車中泊に使うには十分なスペースが確保されています。クロスオーバーということもあり、キャンプやウィンタースポーツでの雪道、ちょっとした不整地での走行性能は申し分なし。
国産のステーションワゴンの中では大きい部類に入るので、駐車事情や道路事情の問題がクリアできるのであれば、普段からアクティブに使いたいユーザーにレガシィ アウトバックは特におすすめの一台です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,870mm×1,875mm×1,675mm |
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ホイールベース | 2,745mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,690kg |
燃費 | WLTCモード:13.0km/L |
エンジン種類 | 水平対向4気筒16バルブターボ ガソリン 1,795cc |
エンジン最高出力 | 130㎾(177ps)177ps/5,200-5,600rpm |
エンジン最大トルク | 300N・m(30.6kgf・m)/1,600-3,600rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | AWD(常時全輪駆動) |
トランスミッション | リニアトロニック(マニュアルモード付)前進無段後退1速 |
新車価格 | 3,900,000円(消費税抜) |
■ホンダ シャトル:フィット譲りの運転のしやすさにワゴンの使い勝手をプラスしたコンパクトワゴン
《画像提供:Response》ホンダ・シャトル改良新型プレビュー
フィット譲りの運転のしやすさに、上質な走りとワゴンの使い勝手が融合したコンパクトステーションワゴンであるシャトル。
フィットをベースにひとまわり大きなボディを手に入れており、2列目を使用した場合でも570Lと、5ナンバーステーションワゴンとしてはゆとりのある荷室容量を確保しています。
リアシートを倒せば床面の奥行き約1,840mmとなり、車中泊や長尺物を積むのにも十分な広さです。それでいて、エンジンもガソリンとハイブリッドが選択可能で、5ナンバーハイブリッドワゴンとしては珍しく、4WDの設定もあるところもGOOD!
内装も、フィットよりワンランク上の上質さをまとったモデルもあり、コンパクトカーじゃ物足りない・小さいと感じる方にはおすすめの一台です。
2列目使用も多く、荷物も多くなりがちな子育て世代にはちょうどいいステーションワゴンでしょう。
車幅もコンパクトで取り回しやすい5ナンバーサイズで、先進の安全機能「Honda SENSING」も選択可能なので、運転に自信のない方でも気軽に乗れる車です。
新車で手に入らなくなってしまったのが残念ですが、中古車市場からぜひお気に入りの一台を見つけてみましょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | FF:4,440mm×1,695mm×1,545mm 4WD:4,440mm×1,695mm×1,570mm |
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ホイールベース | 2,530mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | FF:1,200kg 4WD:1,270kg |
燃費 | WLTCモード:FF:25.2km/L WLTCモード:4WD:22.0km/L |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒横置DOHC ガソリン1,496cc |
エンジン最高出力 | 81kW(110ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 134N・m(13.7kgf・m)/5,000rpm |
モーター種類 | 交流同期電動機 |
モーター最高出力 | 22kW(29.5ps)/1,313-2,000rpm |
モーター最大トルク | 160N・m(16.3kgf・m)/0-1,313rpm |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 7速オートマチック |
新車価格(販売当時) | FF:1,962,000円(消費税抜) 4WD:2,142,000円(消費税抜) |
中古車価格 | 55.7~265.8万円 |
■ホンダ ジェイド:運転の愉しさを譲れないパパへ、走りのホンダが生み出したファミリーシビック
《画像提供:Response》ホンダ・ジェイド改良新型
低いフォルムに流れるようなスタイリッシュなデザインと上質な走りと運転の愉しさが揃ったホンダジェイド。ステーションワゴンの使い勝手の良さと、6人乗り3列シートを選択できるのもポイントです。
セダン並みの低全高ですが、ホンダが力を入れる低床低重心のおかげで、室内空間は見た目からは想像できない程十分な広さ。
足回りや床下部品の小型化を徹底し、効率良くレイアウトした超高密度低床プラットフォームを採用し、多くの立体駐車場や機械式駐車場にも駐車可能です。
また、ホンダがRSと名付けただけあって、直噴VTECターボと剛性強化された足回りで軽快な走りとコーナリング性能を手に入れながら、乗り心地は損なわないバランスの取れた仕様で、走り好きも満足できる仕上がりになっています。
先進の安全機能「Honda SENSING」も選択可能なので、運転頻度が多くない方でも安心して乗ることができます。
家族がいるけど走りは譲れない!そんな走り好きなパパにおすすめの一台です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,660mm×1,775mm×1,540mm |
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ホイールベース | 2,760mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,450kg |
燃費 | JC08モード:17.6km/L |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒横置DOHC ガソリン 1,496cc |
エンジン最高出力 | 110kW(150ps)/5,500rpm |
エンジン最大トルク | 203N・m(20.7kgf・m)/1,600-5,000rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 無段変速オートマチック(トルクコンバーター付) |
新車価格(販売当時) | 2,369,000円(消費税抜) |
中古車価格 | 79.8~270万円 |
■マツダ MAZDA6 ワゴン:今や国産を代表するプレミアムステーションワゴン
《画像提供:Response》〈写真撮影:中野英幸〉マツダ6 スポーツアピアランス
マツダのフラッグシップモデルであるMAZDA6は、ベースとするセダンの上質さをそのままワゴンに反映させているモデルです。
マツダの追い求める「走る歓び」を最大限に表現すべく、低重心ならではのスタンスのよさが、車を操る楽しさに直結しています。
国産のステーションワゴンでは珍しくディーゼルエンジンを搭載しているので、走りの力強さと燃費の良さのバランスも取れています。ランニングコストを重視される方にはハイブリッドだけでなく、ディーゼルエンジンを搭載したMAZDA6も視野に入れてみると良いでしょう。
車の造りや考え方が欧州車ライクなところもあり、今までの国産ステーションワゴンとはまた一味違う雰囲気と上質さを纏っています。
堂々たるサイズと大容量の荷室、プレミアムワゴンとしての素質は十分であり、トルクフルなディーゼルエンジンを6MTで操れるという、運転好きも満足できるパッケージもあります。
欧州ワゴンを検討中の方も、ぜひMAZDA6にも目をむけてみてはいかがでしょうか。
ただし、Dセグメントサイズなので全幅は1,840mmと大きめなので、駐車場や普段利用する道路事情には注意が必要です。
どこで乗ってもピシッと決まる、伸びやかなデザインとプレミアム感を求める方におすすめです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,805mm×1,840mm×1,480mm |
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ホイールベース | 2,750mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 2WD(FF):1,630kg 4WD:1,690kg |
燃費 | WLTCモード:2WD(FF):17.8km/L WLTCモード:4WD:17.0km/L |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒DOHC16バルブターボ ディーゼル 2,188cc |
エンジン最高出力 | 147kW(200ps)/4,000rpm |
エンジン最大トルク | 450N・m(45.9kgf・m)/2,000rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD |
トランスミッション | 6EC-AT |
新車価格 | 2WD(FF):3,889,000円(消費税抜) 4WD:4,108,000円(消費税抜) |
■マツダ アテンザワゴン:スカイアクティブ×鼓動デザインによりマツダの価値に革命を起こした車
《画像提供:Response》〈撮影:中村孝仁〉マツダ アテンザワゴン 改良新型(XD Lパッケージ)
マツダの新世代技術「スカイアクティブ」と、デザインテーマ「鼓動」を採用したマツダのフラッグシップモデルとしてモデルチェンジ。
今までのマツダのイメージをガラリと変え、欧州ブランドを選択していた顧客層を獲得したきっかけとなった車種です。
クリーンディーゼルにも力を入れており、今までのディーゼルのイメージであったうるさい・汚いイメージを覆した画期的なモデルです。
走りの力強さと剛性の高いボディ、そしてシートおよびサスペンションシステムの構造を一新するなど、徹底的に突き詰めて開発され、欧州プレミアムブランドのワゴンに殴り込みをかけました。
ステーションワゴンとしては珍しく、6MTのラインアップもあることや、現行モデルであるMAZDA6とは大きく見た目が変わらないので、中古車に見えない点もおすすめポイントです。
イニシャルコスト、ランニングコストのコスパと、走りの楽しさも譲れない方にはうってつけの一台です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,805mm×1,840mm×1,480mm |
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ホイールベース | 2,750mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 6EC-AT:1,630kg 6MT:1,610kg |
燃費 | WLTCモード:6EC-AT:17.8km/L WLTCモード:6MT:19.6km/L |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒DOHC16バルブターボ ディーゼル 2,188cc |
エンジン最高出力 | 140kW(190ps)()/4,500rpm |
エンジン最大トルク | 450N・m(45.9kg・m)/2,000rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | 2WD(FF) |
トランスミッション | 6EC-AT/6MT |
新車価格(販売当時) | 6EC-AT:3,000,000円(消費税抜) 6MT:3,050,000円(消費税抜) |
中古車価格 | 38.8〜338万円 |
外車ステーションワゴンおすすめ車種10選!
輸入車ではステーションワゴンはまだまだ主力車種。ゆえにラインアップもより充実しています。
サイズやエンジン、それぞれの特徴や強みが違っており、比較してみるときっとあなたにぴったりのおすすめステーションワゴンが見つかるはず!
■メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴン:伝統と進化のプレミアムワゴン
《画像提供:Response》〈写真提供:メルセデス・ベンツ日本〉メルセデス・ベンツ C220d 4マチック オールテレイン
世界を代表するプレミアムブランド、メルセデス・ベンツのベーシックモデルであるCクラス。そのCクラスから、アクティブで多様なライフスタイルに応えるのがCクラス ステーションワゴンです。
世界のお手本とされるCクラスですが、現行モデルではISGとマイルドハイブリッドシステムにより、全モデルで電動化されました。
エンジンは1.5LターボプラスモーターのC 180とC 200、2LディーゼルターボプラスモーターのC 220 dの3タイプをラインアップ。
ミッションも乗り心地と環境性能を実現すべく、9速オートマチックを採用するなど、最新の技術が惜しみなく採用されています。
伸びやかなデザインとプレミアムな質感にアクティブさをプラスし、都会でも郊外でも使いこなせる車を探している方におすすめの一台です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,755mm×1,820mm×1,455mm |
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ホイールベース | 2,865mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,700kg |
燃費 | WLTCモード:14.2km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒 ガソリン 1,494cc |
エンジン最高出力 | 150kW(204ps)/5,800-6,100rpm |
エンジン最大トルク | 300N・m(30.6kgf・m)1,800-4,000rpm |
モーター種類 | 交流同期電動機 |
モーター最高出力 | 15kW |
モーター最大トルク | 208N・m(21.2kgf・m) |
駆動方式 | 後輪駆動(FR) |
トランスミッション | 電子制御9速AT |
新車価格 | 6,309,091円(消費税抜) |
■メルセデス・ベンツ CLA シューティングブレーク:伸びやかなフォルムでありながらコンパクトで使いやすいプレミアムワゴン
《画像提供:Response》〈photo by Mercedes-Ben〉メルセデスベンツ CLA シューティングブレーク 改良新型
起源は古いものの、ここ数年で人気のジャンルとなったシューティングブレーク。ワゴンの使い勝手とクーペのような美しいフォルムで、見た人の目を引くデザインです。
ボディサイズこそCクラス ステーションワゴンと大きくは違わないものの、Cクラス ステーションワゴンは、FRセダンのCクラスのプラットフォーム。それに対してCLA シューティングブレークは、AクラスのFFプラットフォームをベースとしています。駆動方式にこだわりがなく、Cクラスは大きすぎるという方にとって、メルセデスのプレミアム感を味わうのにぴったりのワゴンです。
先進技術もふんだん備わっていて、自動運転とまではいかないものの、システム起動中に高速道路上で渋滞などで停止した際、30秒以内であれば自動の再発進が可能です。さらに、ウィンカーを点滅させた際には行きたい車線に車両がいないことを確認して、自動で車線変更をするアクティブレーンチェンジアシストを備えているなど、長距離移動が多い方には運転の疲労軽減につながる装備を採用しています。
メルセデスのプレミアム感、コンパクトなワゴン、高速道路などの長距離移動が多い方には特におすすめの一台です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,690mm×1,830mm×1,435mm |
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ホイールベース | 2,730mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,580kg |
燃費 | WLTCモード:18.7km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒 ディーゼル 1,949cc |
エンジン最高出力 | 110kW(150ps)/3,400-4,400rpm |
エンジン最大トルク | 320N・m(32.6kgf・m)/1,400-3,200rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) |
トランスミッション | 電子制御8速AT |
新車価格 | 5,245,455円(消費税抜) |
■メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン:世界の指標となるプレミアムラグジュアリーワゴン
《画像提供:Response》〈photo by Mercedes-Benz〉メルセデスベンツ Eクラス・オールテレーン 改良新型
ステーションワゴンの最高峰といっても過言ではないEクラス ステーションワゴンは、全長4,950mmの堂々たるサイズがもたらす荷室の広さも格別です。
エンジンラインアップも1.5Lターボから4Lツインターボまで用意されており、同じボディであっても求めるスペックによってちょうどいい一台が選択でます。
ボディサイズが大きい分、ホイールベースも2,940mmとロングなので、直進安定性には大変優れています。
最良で、最速なステーションワゴンを探している方にも満足いただける4リッターターボのE63もラインアップに掲げられている。
アウトドアや野外アクティビティにガンガン使うというより、大型犬を荷室に乗せて、離れた郊外のドッグランに連れて行く、というようなライフスタイルの方におすすめの一台です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,950mm×1,850mm×1,465mm |
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ホイールベース | 2,940mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,960kg |
燃費 | WLTCモード:10.8km/L |
エンジン種類 | 直列6気筒 ガソリン 2,996cc |
エンジン最高出力 | 270kW(367ps)/5,500-6,100rpm |
エンジン最大トルク | 500N・m(51.0kg・m)/1,600-4,500rpm |
モーター種類 | 交流動機電動機 |
モーター最高出力 | 16kW |
モーター最大トルク | 250N・m(25.5kgf・m) |
駆動方式 | 四輪駆動(4WD) |
トランスミッション | 電子制御9速AT |
新車価格 | 11,572,728円(消費税抜) |
■BMW 3シリーズ ツーリング:駆け抜けるよろこびをワゴンにもしっかりと反映
《画像提供:Response》〈写真提供:ビー・エム・ダブリュー〉BMW M3コンペティションM xDrive ツーリング
ドイツの代表的メーカー、BMWの標準モデルとなる3シリーズ。ステーションワゴンにはツーリングの名称がつくように、旅行や長距離の走行に適した車です。
BMWが長年提唱する「Sheer Driving Pleasure(駆けぬける歓び)」はワゴンの中ではこの3シリーズ ツーリングが一番感じられるでしょう。
ライバルであるメルセデス・ベンツのCクラスと比較すると、ベーシックモデルでも排気量が2Lあり、+500ccの排気量の余裕が長距離移動や高速道路などの走行下では安心安全につながる部分でもあります。
また、先代モデルに比べて、シャシーも一新しており、ねじり合成が25~50%向上。そのおかげで山間部の走行などでも、車がしっかりと道路をつかんで曲がれるので、車内にいる人は強固な箱の中にいるような感覚になるので疲れにくく安心感があります。
さらに、車体剛性が上がったことにより、車が実際の大きさ以上にコンパクトに感じて運転もしやすいのが特徴です。
荷室拡大のために2列目シートを倒す際、一般的なステーションワゴンは6:4分割が多いところ、3シリーズ ツーリングは4:2:4分割で倒れるので、4人乗車で真ん中を倒して長尺物を積むなどの使い勝手にも優れています。
運転好きで、長距離移動が多い方にはおすすめのワゴンです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,720mm×1,825mm×1,450mm |
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ホイールベース | 2,850mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,610kg |
燃費 | WLTCモード:13.0km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHC ガソリン 1,998cc |
エンジン最高出力 | 115kW(156ps)/4,500rpm |
エンジン最大トルク | 250N・m(25.5kg・m)/1,300-4,300rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | 後輪駆動 |
トランスミッション | 8速AT |
新車価格 | 5,700,000円(消費税抜) |
■BMW 5シリーズ ツーリング:ラグジュアリーとスポーツのバランスが取れた一台
《画像提供:Response》BMW 523i
BMWのアッパーミドルクラスにあたる5シリーズ。モデルチェンジの度に機能や性能は進化しているので、歴史が物語る安心感があります。
5シリーズには先進の自動運転技術が採用されており、高速移動の多い方は運転の疲労感の軽減が見込めるのもポイント。
3シリーズ ツーリングに比べてさらに一回り大きいボディは、タイヤハウスの張り出しが少ないこともあって、荷室の使いやすさは圧巻です。例えば、後席を倒すことなくゴルフバッグを4つ積めるので、4人でも快適にゴルフに向かうことができます。
ラグジュアリーなスポーティさで、スーツでもスポーツウェアでも、さらっと乗りこなせる雰囲気です。
長距離高校のあとに、ゴルフや自転車など趣味のアクティビティを行う頻度が多い方には特におすすめの一台です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,975mm×1,870mm×1,500mm |
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ホイールベース | 2,975mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,900kg |
燃費 | WLTCモード:10.5km/L |
エンジン種類 | 直列6気筒DOHCターボ ガソリン 2,997cc |
エンジン最高出力 | 250kW(340ps)/5,500rpm |
エンジン最大トルク | 450N・m(45.9kg・m)/1,500-5,200rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | 4輪駆動4WD |
トランスミッション | 電子油圧制御式8速AT |
新車価格 | 10,736,364円(消費税抜) |
■アウディ A4 アバント:伝統のクワトロ×ディーゼルハイブリッドで合理的な一台
《画像提供:Response》〈photo by Audi〉アウディ A4 アバント の「コンペティション・エディション・プラス」
アウディのベーシックモデルのセダン「A4」をベースにもつ「A4 アバント」。
ガソリンエンジンのモデルやエントリーモデルのFFの駆動方式を持つものもありますが、せっかくアウディに乗るならクワトロと呼ばれるフルタイム4WDをおすすめします。ステーションワゴンをアクティブに使うユーザーにとっては、積雪のある場所や未舗装路の走行、長距離の移動も多いでしょう。伝統のフルタイム4WD「クワトロ」を体験すると、その安心感は他には代え難いものがあります。
エンジンも、燃費と燃料代の安いディーゼルにマイルドハイブリッドの組み合わせで、ランニングコストもお得です。実際にアウディのハイブリッドに乗ってみると、本当にモーターの介入があるのか?と思うほどスムーズで、ガソリンエンジンからの乗り換えでも違和感がまったくと言っていいほどないのもポイント。
ルーフにキャリアを載せて、スキーやスノーボードなどを積むにもデザイン的に良いですよね。
雪道走行の機会が多い、ウィンタースポーツ好きな方に特におすすめの一台です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,760mm×1,845mm×1,435mm |
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ホイールベース | 2,825mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,700kg |
燃費 | WLTCモード:16.1km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHC 16バルブインタークーラー付ターボ ディーゼル 1,968cc |
エンジン最高出力 | 150kW(204ps)/3,800-4,200rpm |
エンジン最大トルク | 400N・m(40.8kg・m)/1,750-3,250rpm |
モーター種類 | MHEV |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | クワトロ4WD |
トランスミッション | 7速Sトロニック トランスミッション |
新車価格 | 5,645,455円(消費税抜) |
■ボルボ V60:ステーションワゴンの代名詞的な存在
《画像提供:Response》〈写真提供:ボルボ・カー・ジャパン〉ボルボV60(2019年)
昔からステーションワゴンを作り続けてきたメーカー、ボルボから発売されているミドルクラスのワゴンが、このV60。
ワゴンでありながらクーペのような美しいスタイルが特徴で、傾姿勢のフォルム、クーペのように後方へ下がっていくルーフラインや「ダブルウェーブ」と呼ばれる抑揚のあるウェストラインを備えています。
美しいデザインを持ちながらも、同クラスのBMW 3シリーズやメルセデス・ベンツ Cクラスより荷室容量も広いのは、さすがステーションワゴンの老舗といったところ。
安全装備としては衝突回避と被害軽減ブレーキシステムの「City Safety」、アダプティブクルーズコントロール(ACC)を全車に標準装備しています。
シートもシートヒーターとベンチレーションを備えているなど、長距離をいかに疲労感なく走ることができるか、という点に特化した設計です。
ステーションワゴンの使い勝手と北欧のデザインセンスを兼ね備えた、上品なワゴンを求めている方におすすめの一台です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,780mm×1,850mm×1,435mm |
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ホイールベース | 2,870mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,710kg |
燃費 | WLTCモード:15.4km/L |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒DOHC 16バルブ(インタークーラー付ターボチャージャー) ガソリン 1,968cc |
エンジン最高出力 | 145kW(197ps)/4,750-5250rpm |
エンジン最大トルク | 300N・m(30.6kg・m)/1,500-4,500rpm |
モーター種類 | 交流同期電動機 |
モーター最高出力 | 10kW/3,000rpm |
モーター最大トルク | 40N・m/2,250rpm |
駆動方式 | 前2輪駆動式 |
トランスミッション | 電子制御前進7速A/T (7G-DCT)ギアトロニック |
新車価格 | 5,990,909円(消費税抜) |
■プジョー 508 SW:王道ではないからこそ、選ぶ人のセンスが光るオトナのフレンチワゴン
《画像提供:Response》〈photo by Peugeot〉プジョー 508 SW ハイブリッド と プジョー 508 ハイブリッド
フランスのメーカー、プジョーのフラッグシップモデルである508。そのステーションワゴンモデルが508SWです。
外装のデザインも他車との差別化が図られ、好みの分かれるデザイン。ユニークなデザインは外装だけではなく、内装やメーターデザインなど、ちょっと変わった車が欲しい方にはおすすめの一台です。
特にメーターの液晶は、他の車では見かけることのないボビンタコメーターで、スペシャリティカーとして快適性と居住性の揃ったドライバーズステーションワゴンとなっています。
ステーションワゴンとしての使い勝手も良く、ラゲッジフックレールやセパレートネット、トノカバーやルーフレールとアクティブに使う方でもしっかりと使える仕様です。
オトナの余裕とセンスの良さを上品に表現したステーションワゴンです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,790mm×1,860mm×1,420mm |
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ホイールベース | 2,800mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,550kg |
燃費 | WLTCモード:15.6km/L |
エンジン種類 | ターボチャージャー付直列4気筒DOHC ガソリン 1,598cc |
エンジン最高出力 | 133kw(180ps)/5,500rpm |
エンジン最大トルク | 250N・m/1,650rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | 前輪駆動 |
トランスミッション | 8速オートマチック |
新車価格 | 5,679,091円(消費税抜) |
■フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント:基礎基本がしっかりしている質実剛健なベーシックワゴン
《画像提供:Response》〈写真提供:フォルクスワーゲンジャパン〉VW ゴルフヴァリアント TDI R-ライン
世界のお手本とされるベーシックカーといわれる「ゴルフ」のステーションワゴンモデルが、このゴルフ ヴァリアント。
エクステリアはゴルフと同じデザインですが、Bピラーからリアにかけて延長されたボディがヴァリアントの特徴です。
世界を代表するベーシックカーだからこそ、基本的な性能部分は直感的で使い勝手も良く、必要十分以上といえるほどの走行性能を持っています。
ベーシックなハッチバックベースのステーションワゴンなので、今回紹介したワゴンの中ではコンパクトな部類ですが、リアシートを倒した際の荷室は1,642Lにも達します。
ステーションワゴンとしてガツガツアクティブに使うのもアリですが、例えば、ゴルフでは積載量が足りないという方にとってはこの上ない選択となるでしょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,640mm×1,790mm×1,485mm |
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ホイールベース | 2,670mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,500kg |
燃費 | WLTCモード:19.0km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ ディーゼル 1,968cc |
エンジン最高出力 | 110kW(150ps)/3,000-4,200rpm |
エンジン最大トルク | 360N・m(36.7kg・m)/1,600-2,750rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 7AT |
新車価格 | 3,938,182円(消費税抜) |
■MINI クラブマン:唯一無二の存在、使い勝手も考えられたコンパクトワゴン
《画像提供:Response》〈写真提供:ビー・エム・ダブリュー〉MINI クラブマン アントールドエディション
可愛い車の代名詞的な存在のMINI。MINIは可愛いけど狭いイメージを持っている方も多いのはないでしょうか。
実用的な5ドアで観音開きのクラブマンはステーションワゴンとしての使い勝手を兼ね備えています。
他のステーションワゴンと比べると使い勝手の部分で劣る部分は確かにありますが、他のMINIのモデルに比べると圧倒的な利便性を誇るのがこのクラブマンのおすすめポイントです。
前モデルでは、2列目シートへのアクセスも観音開きでスタイリッシュではあったものの、ファミリーユースには厳しいものでした。
現行のMINI クラブマンであれば、2列目シートへの乗り降りも、楽に行えます。
さらに、荷室へアクセスするテールゲートも観音開きとお洒落で可愛さに抜かりがありません。それでいて運転フィールは、MINI特有のゴーカートフィーリングを味わえるワゴンというのは、貴重な存在ですね。
利便性の高いMINIをお探しの方にはおすすめの一台です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,275mm×1,800mm×1,470mm |
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ホイールベース | 2,670mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,430kg |
燃費 | WLTCモード:14.9km /L |
エンジン種類 | 3気筒DOHCターボ 1,498cc |
エンジン最高出力 | 75kW(102ps)/3,900rpm |
エンジン最大トルク | 190N・m(19.4kg・m) /1,380-3,600rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 7AT |
新車価格 | 3,227,273円(消費税抜) |
まとめ
《画像提供:Response》〈写真提供:SUBARU〉スバル レヴォーグ
ここでは国産と輸入車のおすすめのステーションワゴンを20台紹介しました。
様々な特徴やデザイン、使い勝手や装備やエンジンの違いがある中でどこに重点を置いて選択するかによっても選択肢が変わってきます。
また、国産では下火になりつつあるものの、世界的に見ればまだまだステーションワゴンは主力ジャンルです。
この記事を参考に、お気に入りの一台を見つけていただけると嬉しいです。
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よくある質問
■ステーションワゴンの用途は?
趣味を重視する方、仕事にも使う方、家族と使う方、ペットを連れてお出かけする方など、ユーザーさんごとに使用シチュエーションがありますよね。
「普段の暮らしをさらに充実させるため」「自分の殻を破るため」「なにかに挑戦するため」「人生をちょっと楽しくするため」、ステーションワゴンに乗ってみるなんてのも良いでしょう。
■ステーションワゴンは何人乗り?
本記事で紹介したとおり、一口にステーションワゴンといっても様々なタイプあります。
基本的には5人乗りが多い中、ジェイドには6人乗りの設定があったり、プリウスαに7人乗りがあったりと、ライフスタイルにあった車の選択ができるのもステーションワゴンの強みのひとつでしょう。