レクサスGS 概要
レクサスGSはトヨタの「アリスト」のレクサスブランド版として1993年から生産が開始されたセダンです。
GSはグランドツーリングセダンの略で、BMW5シリーズやメルセデスベンツEクラスなどに対抗すべく登場しましたが当初はなかなか差が埋まらず評価も今一つという印象でした。
レクサス GS F
しかし、フルモデルチェンジを施し、名前の由来であるグランドツーリングセダンとしての性能やパッケージングを徹底的に追求していきます。
ボディサイズはミリ単位で切り詰め、逆に室内スペースはミリ単位で拡大され、フロントフェイスは次世代レクサスの先駆となるスピンドルグリルを採用しました。
このエッセンスはレクサスのアイデンティティとして、今後各モデルに展開していくことになりました。
このようにGSの個性を前面に打ち出すことで人気を得ることに成功しました。
レクサスGS 基本スペック
レクサス GS F
レクサスGSの基本スペックについてご紹介します。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,880×1,840×1,455mm | |
---|---|---|
室内サイズ(全長×全幅×全高) | 2,025×1,535×1,180mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,820〜1,860kg | |
燃費 | 18.2km/L | |
エンジン種類 | V型6気筒DOHC | |
総排気量 | 3,456L | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 217 (295) / 6,000kW〈PS〉/rpm | |
最大トルク(N・m/rpm) | 356 (36.3) / 4,500N・m〈kgf・m〉/rpm | |
タンク容量 | 66L | |
駆動方式 | 2WD |
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,880×1,840×1,455mm | |
---|---|---|
室内サイズ(全長×全幅×全高) | 2,025×1,535×1,180mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,730~1,770kg | |
燃費 | 21.4~23.2km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHC | |
総排気量 | 2,493L | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 131 (178) / 6,000kW〈PS〉/rpm | |
最大トルク(N・m/rpm) | 221 (22.5) / 4,200〜4,800N・m〈kgf・m〉/rpm | |
タンク容量 | 66L | |
駆動方式 | 2WD |
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,880×1,840×1,455~1,470mm | |
---|---|---|
室内サイズ(全長×全幅×全高) | 2,025×1,535×1,180mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,650~1,770kg | |
燃費 | 10.0~10.8km/L | |
エンジン種類 | V型6気筒DOHC | |
総排気量 | 3,456L | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 234 (318) / 6,600kW〈PS〉/rpm | |
最大トルク(N・m/rpm) | 380 (38.7) / 4,800N・m〈kgf・m〉/rpm | |
タンク容量 | 66L | |
駆動方式 | 2WD/AWD |
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,880×1,840×1,455mm | |
---|---|---|
室内サイズ(全長×全幅×全高) | 2,025×1,535×1,180mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,650~1,690kg | |
燃費 | 13.0~13.2km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ | |
総排気量 | 1,998L | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 180 (245) / 5,800kW〈PS〉/rpm | |
最大トルク(N・m/rpm) | 350 (35.7) / 1,650〜4,400N・m〈kgf・m〉/rpm | |
タンク容量 | 66L | |
駆動方式 | 2WD |
上記がレクサスGSのグレード別基本スペックとなっています。
レクサスGS 燃費
続いてはレクサスGSの燃費性能をカタログ燃費と実燃費で詳しくみてみましょう。
version L | JC08モード:18.2km/L
実燃費:12.62km/L |
---|---|
F SPORT | JC08モード:18.2km/L |
l package | JC08モード:18.2km/L |
version L | JC08モード:21.4km/L
実燃費:15.09km/L |
---|---|
F SPORT | JC08モード:23.2km/L/L |
l package | JC08モード:23.2km/L |
version L | JC08モード:<2WD>21.4km/L
<AWD>9.9km/L
実燃費:10.54km/L |
---|---|
F SPORT | JC08モード:<2WD>10.8km/L
<AWD>10.0km/L
実燃費:8.61km/L |
l package | JC08モード:<2WD>10.8km/L
<AWD>10.0km/L
実燃費:8.61km/L |
version L | JC08モード:13.0km/L |
---|---|
F SPORT | JC08モード:13.0km/L |
l package | JC08モード:13.2km/L |
上記のような燃費性能となっております。
レクサスGS エクステリア/カラー
続いては、レクサスGSのエクステリア・カラーについてです。
先代GSの個性でもあったスクエア型4灯ヘッドライトを
フルモデルチェンジ後の現行モデルでは廃止し、レクサスの新しいテーマでもあるスピンドルグリルに合わせて切れ長のヘッドライトを採用しました。
これらは一目でレクサスと分かるようにデザインされ、これにより今までライバルにあった「個性」をレクサスも得ることになりました。
そして、レクサスが掲げるデザインフィロソフィー、L-finesse(エル・フィネス)。
Lが意味するのはLeading-Edge、先鋭。
finesseが意味するのは日本の文化が生んだ感性や巧みさを意味する、精妙。
最先端の研ぎ澄まされた思想・技術・表現と洗練された深みを合わせもつ「先鋭-精妙の美」で、
大胆かつ飛躍的にデザインをアートの領域にまで高めていきたいという意思を表しています。
また、ボディカラーは全12色とライバル車以上のラインナップでお出迎えしてくれており、
さらにレクサスの塗装技術は世界でとても高い評価を得ているので、高級ブランドの名に恥じない
見事なボディに誰もが魅了されることでしょう。
レクサスGS インテリア
続いてはレクサスGSのインテリアについてです。
レクサスGSの現行モデルのシートは、可動域を増やし、肩部分の前後や背もたれ、さらに座面のシート幅を調整できるなどドライバーに合わせて細かく設定することができるようになったことが特徴の一つです。
そして、新型GSには広い後部座席が与えられ、頭上のスペースも拡大されたため車内での居住性がかなり向上しました。
一部のグレードでは後席にエアコンやエンターテイメントのスイッチが設置されているなど、運転手だけでなくレクサスGSに乗る全ての人に配慮がされています。
また、新型GSを皮切りにインテリアには竹が採用されており、特筆すべき点である竹のステアリングは、細かく切った11本の竹を合わせて作られており、職人によって一つずつ手で磨かれ手で塗装されています。
レクサスGS 安全装備
続いてはレクサスGSに装備されている安全装備についてご紹介します。
レクサスGSでは4つの予防安全システムをパッケージ化していますのでそれぞれ簡単にご説明します。
【プリクラッシュセーフティシステム】
進路上の車両や歩行者をミリ波レーダーと単眼カメラで検出し、衝突する可能性が高いと判断した場合に警報やブレーキの制御により衝突回避、あるいは衝突被害の軽減を支援します。
万が一、車両や歩行者と衝突しそうな場面に遭遇した場合には、警報の後、ドライバーがブレーキを踏むと、プリクラッシュブレーキアシストがブレーキ力を強力にアシストし、ドライバーの回避行動をサポートします。
【レーンキーピングアシスト】
高速道路や自動車専用道路を走行中に、車線から逸脱する可能性を警告したり、車線からの逸脱を避けるためのステアリング操作を支援します。
【オートマチックハイビーム】
夜間走行時に、周囲の明かりの状況によりハイビームで走行可能と判断した場合、ロービームをハイビームに自動的に切り替え、前方視界確保をアシストしてくれます。
先行車や対向車などを検出するとハイビームからロービームへ切り替え、ドライバーの切り替え忘れを防ぐとともに手動操作の煩わしさを軽減します。
スイッチ操作でオフにすることもできます。
【アダプティブハイビームシステム】
歩行者との事故の多くが夜間に発生する現実に対し、ハイビームによって視界を確保することにより、夜間の視認性向上に寄与します。
ウインドシールドガラスに搭載した光検出用カメラで先行車のテールランプや対向車のヘッドランプ、周囲の明るさを判別。ハイビームの照射範囲内に車両を検知すると、
11個(片側)のLEDの点灯・消灯を制御することで、ヘッドランプの照射範囲を細やかに調整し、先行車や対向車に直接ハイビームを当てないように部分的に遮光します。
上記4つの予防安全システムをパッケージ化を「Lexus Safety Systemu +」と呼び、安全運転をサポートしてくれます。
レクサスGS 新車価格
続いては、レクサスGSの新車価格についてです。
【GS450h】
“version L”2WD(FR) 8,435,000円
“F SPORT” 2WD(FR) 8,463,000円
“I package”2WD(FR) 7,824,000円~7,428,000円
【GS350】
“version L”2WD(FR) 7,437,000円
“F SPORT” 2WD(FR) 7,465,000円
“I package”2WD(FR) 6,826,000円~6,430,000円
“version L”AWD 7,648,000円
“F SPORT” AWD 7,486,000円
“I package”AWD 7,053,000円~6,657,000円
【GS300h】
“version L”2WD(FR) 7,160,000円
“F SPORT” 2WD(FR) 6,982,000円
“I package”2WD(FR) 6,549,000円~6,153,000円
【GS300】
“version L”2WD(FR) 6,777,000円
“F SPORT” 2WD(FR) 6,599,000円
“I package”2WD(FR) 6,166,000円~5,770,000円
レクサスGS 中古車価格
続いてはレクサスGSの中古車価格についてです。中古車価格については300万円台が相場となっています。
フルモデルチェンジ前のモデルであれば、150万円以下のものもありさらに100万円前後の中古車もあります。
新車や年式にこだわらず、少し前のモデルでもOKであればお手頃な価格で高級セダンを手に入れることが出来るので、
中古車情報もチェックしてみるのも良いかもしれません。
レクサス GS 中古車車検索 | レスポンス(Response.jp)
http://response.jp/assistance/usedcar/search/LE/S001/レクサス GSの中古車を買うならレスポンス中古車。レスポンス中古車は、最大20万台以上の豊富な在庫から中古車を検索できます
レクサスGS 口コミ評価
続いては、レクサスGSの試乗記をご紹介します。
レクサスのセカンドグレードとなる『GS』が2015年11月にマイナーチェンジ。同時にスポーツモデルである「F」が追加された。
まず、ボディ剛性の高さが際立っていたこと。サーキットを走るとボディの優劣はすぐにわかる。ウエットではあったが、横Gがたまる100Rではタイヤが路面をグッとつかんで回っていくなか、ボディはまったく弱みを見せない。
それは1コーナーでのフルブレーキングでも同じ。1.8トンという重量級のボディをABSがフル作動するようなブレーキングをしてもガシッとまとまり感をもったままだ。
GS Fのミッションはコンベンショナルなトルコン付き8速AT。ドライブモードはエコ、ノーマル、スポーツS、スポーツS+の4つが用意されている。スポーツSまたはスポーツS+を選んだ場合は高応答のシフトアップ制御とブリッピングダウンシフト制御が行われる。
サーキットを走る際はやはりM(マニュアル)ポジションを選んだほうが楽しい。
今まで国産車にはなかったサーキットで思いっきり楽しめるスポーツセダンがついに登場したのは大きな出来事と言える。価格も1100万円と欧州のライバルと肩を並べる。
気軽に買えるクルマではないが、そうしたクルマをトヨタが作り世に出したという事実自体が大きな評価に値する。
まとめ
レクサスGSについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
この記事を読んで興味をお持ちになったり、もともと興味があったけど具体的にどういった車か知りたかった方が知りたかった部分をお伝え出来たとしたらとても嬉しいです。
もっと詳しく知りたいという方はお近くのお店に足を運んでみてください。
関連する投稿
最大出力680馬力!メルセデス・ベンツ「Cクラス」最強の「AMG C 63 S E PERFORMANCE」発売
メルセデス・ベンツ日本は、2023年10月25日、セダンの「Cクラス」のスポーツモデル「AMG C 63 S E PERFORMANCE」を発売しました。同車は、ハイパフォーマンスなパワートレインを搭載したプラグインハイブリッドモデルです。
本命登場!全長5m超の大型セダン トヨタ新型「クラウンセダン」が正式発表
トヨタは、2023年11月2日、新型「クラウンセダン」を正式発表しました。同日より予約注文の受付を開始しており、発売は11月13日を予定しています。
レクサス最上級セダン「新型LS」発表! 乗り心地&走行性能強化! フラッグシップセダン「LS」の一部改良を実施
トヨタが展開する高級車ブランド「レクサス」は、2023年10月4日、フラッグシップセダン「LS」を一部改良し、10月16日より発売すると発表しました。
【2024年】メルセデス・ベンツのセダンの一覧と各車種の特徴を紹介
メルセデス・ベンツはドイツ有数の自動車メーカーで、ドイツ国内外問わず、日本でも人気を博しています。この記事では、メルセデス・ベンツの車種のなかからセダンの現行ラインアップをピックアップし、各車種の特徴を紹介します。
昨今のSUV、ミニバンブームに押され、下火傾向のセダン市場。その中でも、運転の楽しさを追求しつつも、快適に移動できる利便性を兼ね備え、常に一定数の人気があるのがスポーツセダンです。走りの楽しさを最大限に表現するタイプから速さを追求するモデルまで、各社から様々な特徴を持ったスポーツセダンがラインアップされており、安定感とハンドリング、エンジンパワーなど、SUVなどでは得られない優位性があります。今回はそんなスポーツセダンの魅力を皆さんに紹介します。
最新の投稿
2024-2025年末年始の新幹線 混雑予想・予測!帰省ラッシュ・Uターンラッシュはいつ?
2024年(令和6年)〜2025年(令和7年)の年末年始は最大9連休!大型連休となる今年の年末年始の新幹線の混雑状況はどのぐらいになるのでしょうか。また、帰省ラッシュ・Uターンラッシュはいつ発生するのでしょうか。昨年の年末年始のJR東日本・JR西日本における新幹線が混雑した日から、2024~2025年の新幹線の混雑日予測を紹介します。
【カー用品】Amazonブラックフライデー2024で買うべきおすすめカー用品をピックアップ
Amazonブラックフライデー(BLACK FRIDAY)は、年間を通して最大級のセールイベントの一つ。この期間中、多くの人気商品が大幅値引きされ、普段は手が届きにくいアイテムも手に入れるチャンスです。特にカー用品は、機能的なものからドライブを快適にするグッズまで幅広く揃っており、車好きには見逃せないセールです。この記事では、Amazonブラックフライデー(BLACK FRIDAY)で買うべきおすすめのカー用品を紹介します。
ダイハツは2024年11月5日に、コンパクトSUV「ロッキー」の一部改良モデルを発表しました。安全性を高めたほか、価格を改定したといいます。
車の雪対策に!準備しておきたいグッズや降雪時の運転前・運転中・駐車時に気を付けるべきポイントを徹底解説
突然の積雪に見舞われると、準備不足から大きなトラブルにつながることもあります。雪による交通事故や車の故障を防ぐためには、事前の準備と適切な対策が欠かせません。この記事では、車の雪対策として、事前に揃えておきたいグッズや雪道での運転時の注意点、駐車時の積雪への対策などを詳しく解説します。これから始まる寒い季節に備え、この記事を参考に雪対策の準備を整えておきましょう。
MOTA(モータ)が提供する新車見積は、これから新車を購入する人にオススメのサービスです。通常、新車を購入するには、ディーラーや販売店へ足を運んで見積りや商談を直接やり取りしたり、比較検討するために複数のディーラーや販売店へ出向かなければならなかったりと大変です。しかし、MOTA(モータ)の新車見積は自宅に居ながらWEBだけで、気になる新車を簡単に複数のディーラーや販売店から見積りをしてもらうことが可能です。そこで本記事では、MOTA(モータ)の新車見積サービスについて、特徴からメリット・デメリット、そして利用方法についても詳しく解説していきます。新車購入を検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。